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20200128四国運輸局GTFS-JPセミナー

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2020/1/28に高松で行われた四国運輸局主催のGTFS-JPセミナーの講演した資料となります。

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20200128四国運輸局GTFS-JPセミナー

  1. 1. (公共交通企画担当) (公共交通オープンデータ化アドバイザー) 諸星 賢治 2020.1.28 四国運輸局主催 GTFS-JPセミナー GTFS-JP整備の手引きと 経路検索サービスへの発展
  2. 2. 自己紹介 • 主な担当業務 – 事業者・自治体との交渉業務(バスデータ情報収集) • 200事業者以上との交渉実績 – 駅すぱあと向けバスデータ制作 • 10年以上の実務経験 • 100事業者以上のデータ加工実績 – 公共交通の利用促進に関するサービス企画 (MaaS含む) – 公共交通オープンデータ化の普及活動 (GTFS/標準的なバス情報フォーマット) • 全国各地での講演活動・データ作成コンサルタント • 県や地方運輸局主催勉強会での講師、有識者委員 全国バスマップサミット実行員委員会 理事 標準的なバス情報フォーマット広め隊 公共交通マーケティング研究会 幹事 一般社団法人最先端田舎中津川 理事 2 公共交通企画担当 公共交通オープンデータ化アドバイザー 諸星 賢治 [個人参加]
  3. 3. 実は2016年3月3日にこの場所で… 3 既にオープンデータの構想を説明していた
  4. 4. 会社紹介 4 設立:1976年7月26日 所在地:東京都杉並区高円寺北2-3-17 代表取締役:太田信夫 従業員数:156名(2019年11月1日現在) 業種:情報サービス業
  5. 5. 駅すぱあと 5 1988年に国内初の乗換案内ソフトとして誕生しました。 現在では乗換案内サービスだけでなく、個人・企業向けの様々なニーズにお応え するソリューションをご用意しています。 • 個人向けサービス 駅すぱあと for Windows、駅すぱあと for iPhone/Android 他 • 法人向けサービス 連携製品:駅すぱあとWebサービス、駅すぱあとイントラネット 他 ソリューション:通勤費管理システム、通勤費申請Web、旅費交通費精算 Web 他 個人ユーザー向け サービスは、 ほぼ無料で提供!
  6. 6. 「MaaS Japan」 (小田急電鉄) 6 小田急電鉄が推進するオープンな共通データ基盤「MaaS Japan」の開発を担当
  7. 7. 「Emot」(小田急電鉄) 7 小田急電鉄が推進する オープンな共通データ基盤 「MaaS Japan」を 活用したMaaSアプリ
  8. 8. 8
  9. 9. 「MaaS Japan」×オープンデータ • 実は、 の中にGTFS-JPデータが入っています 9 北海道拓殖バス オープンデータ https://www.takubus.com/オープンデータ/
  10. 10. ヴァル研究所×オープンデータ 10
  11. 11. 公共交通オープンデータに関する主な活動 • 2016 – 第1回交通ジオメディアサミット登壇(東京大学) • 2017 – 山梨県内バス情報オープンデータ化にアドバイザーとして参画 – 国土交通省「標準的なバス情報フォーマット」策定への関与 – 群馬県「公共交通情報のオープンデータ化に関する入力研修会」講師 • 2018 – 九州産業大学(福岡県)主催 シンポジウム登壇 – 沖縄県「沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会」委員 – 青森県・富山県「オープンデータアイデアソン」登壇・コメンテーター – 九州運輸局主催「バス情報データ作成・活用シンポジウム2018」登壇 – 岐阜県中津川市にて、オープンデータを活用したサービスを開始 • 2019 – 愛知県「公共交通情報のオープンデータ化に関する勉強会」登壇 「標準的なバス情報フォーマット作成研修」講師 – 九州運輸局(宮崎/熊本)「標準的なバス情報フォーマット作成勉強会」講師 – 中国総合通信局主催「オープンデータ利活用セミナー」登壇 – 北海道ITS推進フォーラム「平成30年度 第2回 地域ITS研究会」登壇 – 和歌山県 「熊野外国人観光客交通対策推進協議会 勉強会」登壇 – 栃木県「標準的なバス情報フォーマット勉強会」講師 – 滋賀県「オープンデータ化に関する研修会」講師 11
  12. 12. 1 2 12 経路検索サービスとオープンデータ GTFS-JP作成 本日の話題
  13. 13. 公共交通データ 電車・バス・船・飛行機 アプリケーション 駅すぱあと各種サービス・Yahoo!路線情報など 経路検索エンジン 駅すぱあと検索エンジン 利用者 デ ー タ の 流 れ データ提供 サービス 利用 ・・・・ 交通事業者 経路検索サービスの仕組み 13
  14. 14. 移動における経路検索サービス利用場面 14 • スケジュール検討 • 移動手段の検討 など • 交通機関へ乗車 (レンタカーで移動) • 計画の変更 ※移動手段の再検討 ※現地での情報収集 • 定期的な移動 • ニュース • 旅行雑誌 • 口コミ など • 口コミでの共有 • 家族での話題 など ④成功or 失敗体験 の学習 ①目的・ 目的地 の決定 ②プラン の決定 ③移動の 実施 利用者にとって、公共交通=移動手段の1つ
  15. 15. 経路検索サービスの位置づけ 15 事業者からの 情報提供 経路検索サービス 上でマッチング マッチング • 公共交通機関の情報が揃っていると、 実勢に合った適切な移動経路を利用者に案内が可能 • 利用者にとって、条件の良い手段は検索されやすい ・停留所名 ・路線・系統名 ・運行経路 ・ダイヤ ・運賃 など 利用者の 様々な検索条件 ・目的地 ・出発地 ・時間 ・費用 ・交通手段 ・言語 など 経路検索 サービス • 事業者の情報と、利用者のニーズとのマッチングツール • 交通事業者から見るとTVなどにCMを打ったり、 HPに情報を拡充させたりするのと同じ位置づけ PR 検索
  16. 16. 増える経路検索・地図サービス 16 国内地域特化型 世界規模大手サービス その他の世界のサービス 経路検索・地図サービスの多様化 etc... 都道府県別のHP 事 業 者 個 別 ホ ー ム ペ ー ジ 国内経路検索・地図サービス
  17. 17. 次々登場する新しい移動手段検索サービス 17 https://gadgets.ndtv.com/apps/news/here-launches- somo-a-social-mobility-app-for-ride-sharing-public- transport-and-more-1974670 Here Technologies、乗車プランニングと シェアリングができるソーシャル交通アプリ「SoMo」 MaaSを意識したサービス
  18. 18. これまでの情報提供とサービスモデル (事業者視点) VAL ジョルダン 他のCP 他の提供先 バス事業者 自治体 18 Yahoo! Google Yahoo!乗換情報 駅すぱあと Google Maps 乗換案内 様々な サービス Apple Maps apple
  19. 19. これからの交通事業者に求められる事 • 様々な媒体での情報提供 • 時代の変化に対応したデータ提供 – 考慮すべき時代の変化 • 個人の利用シーンや嗜好性により異なるサービス • 次々登場する新サービス • 細分化する移動ニーズ • 外国人旅行者への対応 – 効率的なデータ提供方法 • 個別に提供するのは難しい 19 オープンデータを活用した データ提供を検討しても良い時期に
  20. 20. 山梨県(バス協会)の事例 ワンソース・マルチユースの事例 20 オープンデータ を利用した バスマップ
  21. 21. 21 オープンデータを活用した情報提供モデル 利用者 ジョルダン 国内外の サービス業者 Yahoo! Google Yahoo! 乗換情報 駅すぱあと Google Maps 乗換案内 バス事業者 など オープンデータ データ作成 ・提供 Apple Maps apple 国内外の サービス データ取得 サービス提供 サービスの利用 VAL 公共交通の利用
  22. 22. 22 オープンデータを活用した情報提供モデル 利用者 ジョルダン 国内外の サービス業者 Yahoo! Google Yahoo! 乗換情報 駅すぱあと Google Maps 乗換案内 バス事業者 など オープンデータ データ作成 ・提供 Apple Maps apple 国内外の サービス データ取得 サービス提供 サービスの利用 VAL 公共交通の利用 効果測定 改善計画の立案 データ作成・公開 広告媒体を利用した 自社路線のPR 公共交通の利用 様々なデータの分析 効果測定 新たな計画の立案
  23. 23. 23 オープンデータのモデル図 利用者 ジョルダン 国内外の サービス業者 Yahoo! Google Yahoo! 乗換情報 駅すぱあと Google Maps 乗換案内 バス事業者 など オープンデータ データ作成 ・提供 Apple Maps apple 国内外の サービス データ取得 サービス提供 サービスの利用 VAL 公共交通の利用 印刷用時刻表バスマップ 申請用資料 分析用の 基礎データ バスロケの 基礎データ調査の専門家へ 県・または国へ提出 利用者へさらなる情報提供 サイネージ への活用
  24. 24. データは作成から活用の時代へ 24 データ利用のアプリ開発、他社作成データ活用などが進む • ライセンスがクリアになっていないと、 データを活かそうとしている人にも届かない • 費用を抑えてPR出来るチャンスを逃している 2018/10/20 岐阜新聞 富山県 アイデアソン・ハッカソン・ 電子ペーパー×GTFSリアルタイム
  25. 25. 25
  26. 26. 公共交通オープンデータの年間経済効果@ロンドン 26 対 乗客 待ち時間削減 £70-90m 100-130億円 経路最適化による時間削減 £20m 29億円 対 交通事業者 問い合わせ窓口のコスト削減 £1m 1.4億円 対 都市 企業活動による総付加価値 £12-15m 17-22億円 http://content.tfl.gov.uk/deloitte-report-tfl-open-data.pdf Assessing the value of TfL’s open data and digital partnerships Deloitte, 2017 データ整備や規制改革の実施にあたり 根拠となる効果を推計する必要がある
  27. 27. 1 2 27 経路検索サービスとオープンデータ GTFS-JP作成 本日の話題
  28. 28. GTFS-JPデータ作成に必要な主な情報 • 停留所一覧 (正式名称・緯度経度・のりば・読み・多言語) • 通過時刻情報 (時刻刻・運行日・系統名称) • 運賃情報 (対キロは全停留所間が必要) 28
  29. 29. 参考)GTFSデータを利用した おもてなし 29 利用言語が フランス語または英語モード 利用言語が日本語
  30. 30. 参考)現状のGoogleMapsついて • GoogleMapsに情報が 掲載されている事業者 (都市部・観光地が中心) – 事業者が制御不能 – 更新回数が少ない・遅い – アラート情報が表示できない – GTFSリアルタイムでの 運行情報配信や臨時便の案内など、 細かい情報提供ができない – 多言語での案内が出来ない(または変) – 乗り場の案内が出来ない 30
  31. 31. GTFS-JPデータ整備を行う際の注意点 1. データ整備の目的を忘れずに 2. 継続したデータ提供が大切 3. データ作成手法について 31
  32. 32. 32 1.データ整備、本来の目的は? 正しい公共交通情報の露出機会を増加させ、 利用者への公共交通の認知度向上に繋げ、 乗車機会増加に貢献すること 公共交通の 情報露出 利用者へ 伝達 利用者が 情報を認知 利用者の 行動変容 公共交通 の利用 最近では業務効率化などにも活かされ始める
  33. 33. 2.継続したデータ提供が大切 • GoogleMapsへの掲載だけが目的 • 国内CPへのデータ提供だけが目的 • オープンデータの実績(件数)が目的 • 継続を考えず 初回データ作成だけ事業者に丸投げ 33 継続に問題を必ず抱え、検索結果も不十分、 最終的には経路検索サービスから情報が削除、 利用者への情報提供が途絶えます 公共交通オープンデータ化事業の失敗事例
  34. 34. 3.データ作成方法について 34 九州運輸局 GTFS-JP 作成方法検討マニュアルより
  35. 35. 3.データ作成方法について 35 バスロケ 無し 有り ダイヤ 編成 無し (紙/Excel) 有り その筋屋/見える化 フォーマット/西沢ツー ル 等で自作 ダイヤシステム から出力 バスロケから出力 (ダイヤシステム併用も) バスロケから出力 (その筋屋も入れると良い) 自社やシステム会社が できない・高価な部分は IT企業等へ外部委託 (運用外注は要注意)
  36. 36. その筋屋 (無料ダイヤ編成システム) 36 【主な特徴】 • 主に交通事業者が利用 • 市販の数千万円するダイヤ編成システムとほぼ同等機能が無料で利用できる • GTFS-JPデータを作成する為だけではなく、バス停に貼る時刻表や、運転手の交番 管理などの機能も実装(一部開発中) • ダイヤ入力は、バス停間の時間帯別所要時間を入力して始発時刻に足す形で算出 無料
  37. 37. 西沢ツール 37 【主な特徴】 • Excelベースで、特別なソフトウェアが必要ない • GTFS-JPに関して設定出来る項目をほぼ網羅 データ項目をある程度理解している人向け • 富山県内の自治体を中心に自治体担当者による作成実績が多数あり • Shapeデータ作成ツールも別途提供がされている 無料
  38. 38. 見える化共通入力フォーマット 【主な特徴】 • Excelベースで、特別なソフトウェアが必要ない • 西沢ツールと比べて運賃含めて直感的で入力が行いやすい • 三重県での運用実績が以前からあり、信頼度が高い • ※見える化フォーマットは、多くの路線がある事業者には向かない • 「その筋屋」との連系機能あり 38 無料
  39. 39. 都道府県主導の静的データ整備方法の例 都道府県名 バス種別 データ作成者 (初回) データ作成者 (更新) 富山県 一般事業者 運行事業者 (県が研修等サポート) 運行事業者 自治体バス 群馬県 一般事業者 外部委託 外部委託 (数年間のみ)自治体バス 佐賀県 一般事業者 運行事業者のデータを 変換して出力 運行事業者 沖縄県 一般事業者 外部委託 外部委託(2018/19のみ) その後は運行事業者自治体バス 40 データ作成は、初回だけ外部委託を行ったとしても、 最終的には事業者が更新作業を行う事になる 理想的な出力方法→通常常務をこなした場合の副産物として出力 西沢ツール その筋屋 独自ツール 独自ツール
  40. 40. 外部委託データを取り扱って困っています 41 • 委託先のスキル不足、発注者側の知識不足により品 質等の要件が無いく、低品質のデータ整備 ⇨もはや税金の無駄遣い • 予算の区切りが、データの切れ目 ⇨県内一部路線だけ対応されても使えない • 改正日が過ぎても、一向にデータ更新されない • 動的データ(バスロケや運行情報)との 連携まで考えられてなく、バスロケに活用できない 後から相談されてもどうしようもない
  41. 41. コミュニティバスのデータは? 42 北海道拓殖バスのデータには運行委託を受けているコミュニティバスのデータも入ってる 例)北海道拓殖バスのオープンデータ
  42. 42. 43 データ検証について 駅すぱあと GTFS-JPデータチェッカーFeed Validator GTFS Realtime Validator
  43. 43. データ作成には正しい知識が必要 44 東京大学 伊藤昌毅氏 Sujiya Systems 高野孝一氏 公共交通利用促進 ネットワーク 伊藤浩之氏 九州産業大学 稲永健太郎氏 トラフィック ブレイン 太田恒平氏 東京大学 西沢明氏 ヴァル研究所 諸星賢治 など全国に 多くの仲間が 標準的なバス情報フォーマット広め隊
  44. 44. さいごに 公共交通のデータ整備は、 Google Mapsへの情報提供にとどまらず、 様々なところに繋がっていきます。 ただし、正しいデータでないと誤った情報が拡散され、 かえって公共交通の信頼度が損なわれます。 データを提供する事ではなく、 提供し続ける事がとても大事です。 活用方法を考える為には、 ITに必ずしも精通している必要はありません。 皆で知恵を出し合い、柔軟なアイデアで 地域が抱える課題を一つずつ解決していきましょう。 45

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