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CLEAN HANDS,SAVE LIVES
Protect patients, protect yourself
第18回北六甲抗菌化学療法実践セミナー
Introduction
疫学(米国)
感染制御
診断
治療
CONTENTS
Introduction
Clostridium difficile Infection:CDI
(クロストリジウム・ディフィシル感染症)
抗菌薬関連下痢症
Antibiotic associated diarrhea:AAD
抗菌薬使用に伴い腸管内の正常細菌叢が乱れ
細菌による炭水化物の分解が阻害
腸内の浸透圧の上昇による
浸透圧性下痢症が最も多い
Clostridium difficile infection(CDI)
CD感染症
Clostridium difficile associated diarrhea(CDAD)
CD関連下痢症
Pseudomembraneouos colitis(PMS)
偽膜性腸炎
抗菌薬関連下痢症:AAD
CDI:AADの15-25%
偽膜性腸炎
CDIの10%
疫学(米国)
epidemiology
切迫した脅威
“Urgent threat”
CDC report
Antibiotic resistance threats in the United States, 2013
年間45万人が感染
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N Engl J Med 2015;372:825-34. PMID: 25714160
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JAMA Intern Med. 2013;173(22):2039-2046. PMID: 23999949
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対岸の火事?
J Infect Chemother. 2014 Jun;20(6):380-3.
Clostridium difficile
偏性嫌気性
芽胞形成
グラム陽性桿菌
(クロストリジウム・ディフィシル)
C.difficile Infection:CDI
院内の
common disease
症状
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C.difficile≠CDI
C.difficileの存在が
そのまま感染症ではない
健常人の5%は保菌している
乳幼児の2/3も保菌
入院患者では20%以上が保菌
C.difficileは2種類
毒素産生株‥CDIの原因
毒素非産生株‥病原性なし
toxinA
好中球遊走因子
toxinB
細胞毒素
結腸炎、水様性下痢を起こす
toxinの検出はCDIの診断につながる
毒素産生株のパターン
toxinA(+)/B(+)
toxinA(-)/B(+)
(toxinAのみを判定する旧型キットでは見逃す)
腸内細菌叢の多様性が
C.difficileの発育を抑制している
(主に偏性嫌気性菌)
抗菌薬により腸内細菌叢が
乱されるとCDIにつながる
多くは抗菌薬投与2週間以内で発症
腸内細菌叢の回復には3ヶ月かかり
その間はCDIの発症リスクが遷延
過去に抗菌薬の投与歴がないか
必ず問診する
すべての抗菌薬は
CDI発症のリスク
特にリスクが高いのは
セファロスポリン,キノロン,
クリンダマイシン
J Antimicrob Chemother 2014; 69: 881 –891 PMID: 24324224
抗菌薬の適正使用は
CDIのリスクを減少させる
Guidelines for Diagnosis, Treatment, and Prevention of
Clostridium difficile Infections
(Strong recommendation, high-quality evidence)
その他のリスクファクター
C.difficileの曝露
高齢者・長期入院
制酸剤(PPI,H2blocker)
消化管手術・経管栄養
免疫不全・免疫抑制薬投与患者etc.
CDIの原因になるのは毒素産生株
C.difficileを保菌=発症ではない
抗菌薬の投与はCDIの大きなリスク
Summary
感染制御Infection Control and Prevention
C.difficileの感染経路
糞口感染
便→芽胞→環境→手→口
医療従事者の手を介して
他の患者に伝播する
あなたの手
環境表面
汚染された手
接触予防策
“Contact precautions”
手指衛生
手袋・ガウンの着用
個室隔離(コホーティング)
器具の専用化
アルコール耐性
数ヶ月間環境中に生存
流水手洗い
“hand hygiene with soap and water”
環境消毒は
次亜塩素酸ナトリウムを用いる
(1,000ppm以上の濃度)
当院はルビスタ®を使用
疑った時点からすぐに
感染対策を実施する
確定診断は待たない
休日・時間外でも現場の判断で
接触予防策を開始できる
体制を確保する
解除時期に定説はない
当院は症状軽快後3日を目途に解除
以下の場合には感染対策の
継続を検討する(私見)
排泄が自立していない
他の治療に抗菌薬を投与する場合
CDIが多発している場合
無症状の患者に
検査・治療は必要か?
C.difficileの存在≠CDI
症状のない患者に検査/治療は必要ない
下痢/軟便の患者にのみ行う
イレウス症状を呈することもある
原因のはっきりしない発熱や白血球上昇では
下痢がなくても鑑別疾患に挙げる
C.difficileの診断
ToxinA/B
→毒素の有無を判定
感度 57.7-61.9%
特異度 99.2-100%
GDH抗原
→C.difficileの存在を判定
感度 93.3-96.7%
特異度 96.4-100%
感度
その疾患を持つ人が検査した場合に陽性となる頻度
特異度
その疾患を持たない人が検査をした場合に陰性となる頻度
各種検査の感度・特異度
尤度比などが解説されている
文光堂 ¥7,000(税別)
感染症診療のDecision Making
ToxinA/B
毒素の有無を判定 感度57.7-61.9%
毒素が存在しても40%は
陰性と出る
GDH抗原
C.difficileの存在を判定 感度93.3-96.7%
C.difficileの存在はほぼ見逃さないが
毒素を産生するか不明
ToxinA/B
(毒素を検出)
GDH抗原
(菌を検出)
結果の解釈
+ + CDIほぼ確定
- - 否定的
- +
①毒素非産生株
②毒素産生株だがtoxinが偽陰性
③GDH抗原偽陽性
感染症レジデントマニュアル 第2版より
toxin陰性 GDH抗原陽性の場合
抗菌薬の投与歴など他のリスクファクターを
勘案し必要に応じて治療する
*繰り返しの検査はルーチンでは推奨されない
毒素は非常に不安定
室温2時間で検知不能になる
冷蔵庫保存で感度低下
検体はすぐに提出を!!
便培養
入院後3日目以降の下痢の場合
Campylobacter,Salmonellaなどの可能性は低い
このためルーチンでの便培養は推奨しない
注:免疫抑制患者や集団発生などでは検討する
MRSA腸炎の存在は微妙…
BMC Infect Dis. 2014 May 9;14:247. PMID: 24884581
CDIの治療
Clinical Practice Guidelines for Clostridium difficile Infection in Adults: 2010 Update by the Society for
Healthcare Epidemiology of America (SHEA) and the Infectious Diseases Society of America (IDSA )
抗菌薬投与中で可能であれば
抗菌薬を中止する
中止のみで10-20%は改善する
(Strong recommendation, high-quality evidence)
軽症から中等度のCDIでは
メトロニダゾール 500mg 1日3回 10日間
(Strong recommendation, high-quality evidence)
重症のCDIでは
経口バンコマイシン 125mg 1日4回 10日間
(Conditional recommendation, moderate-quality evidence)
メトロニダゾールでの治療が5-7日で反応なければ
バンコマイシンへの変更を検討する
(Strong recommendation, moderate-quality evidence)
再発治療
初回治療の再発は20%
治療は初発と同様に行うが
重症であればバンコマイシンを使用
2回目再発した場合の治療
バンコマイシンの
漸減/パルスレジメンを使用する
バンコマイシン漸減療法
125mg 1日4回 10-14日間
125mg 1日2回 7日間
125mg 1日1回 7日間
125mg 隔日に4回
125mg 2日おきに5回
乳酸菌製剤の使用
臨床的有用性は確立していない
止痢薬の使用
使用するなら必ず治療を併用
私見は推奨しません
治療確認のための再検査は必要か?
治療の目的は症状の改善
除菌は困難であり
毒素や培養の陰性化を目的としない
患者の状態が安定してもしばしば陽性は持続する
今後の治療の展望
Fidaxomicin
治療効果はVCMと同等
他剤より再発率は低い
日本での発売は未定
J Antimicrob Chemother. 2014 Nov;69(11):2892-900 PMID: 25074856
トキソイドワクチン
国内Phase3が進行中
便移植
N Engl J Med. 2013 Jan 31;368(5):407-15. PMID: 23323867
毒素非産生株の移植
JAMA. 2015 May 5;313(17):1719-27 PMID: 25942722
JAMA. 2016;315(2):142-149. PMID: 26757463
新鮮便と凍結便で効果は非劣性
CDIリスクに抗菌薬とC.difficileの曝露がある
症状のある患者にのみ検査を行う
感染拡大予防に流水手洗いを!!
接触予防策の解除は症状軽快後3日を目途に
治療後の再検査は不要
Summary

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Clostridium difficile infection

Editor's Notes

  1. カルバペネム耐性腸内細菌、耐性淋菌とならんでもっとも脅威とされる
  2. Antibiotic-associated injury to the gut
  3. トキシンA(+)トキシンB(-)はなし。 Bのほうが10倍毒性が強い
  4. 主に抑制しているのはバクテロイデスなどの偏性嫌気性菌 便中の腸内細菌は1012/g 偏性嫌気性菌:通性=1000:1
  5. 過去に抗菌薬の使用歴がないかの問診が大切
  6. 環表面は物理的除去 消毒は次亜塩素酸1000-5000ppm
  7. MRSA腸炎は念頭に置いていない。触れるべき?
  8. 免疫抑制
  9. PMID: 24884581