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第7回日本在宅薬学会 「スマホとITでつながる在宅地域連携」

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第7回日本在宅薬学会 「スマホとITでつながる在宅地域連携」

第7回日本在宅薬学会 モーニングセミナー
「スマホとITでつながる在宅地域連携
 - 現場で即効使えるアプリたち -」
の講演資料です。
2014年7月21日 大阪

第7回日本在宅薬学会 モーニングセミナー
「スマホとITでつながる在宅地域連携
 - 現場で即効使えるアプリたち -」
の講演資料です。
2014年7月21日 大阪

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第7回日本在宅薬学会 「スマホとITでつながる在宅地域連携」

  1. 1. スマホとITでつながる在宅地域連携 - 現場で即効使えるアプリたち - 医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長 遠矢 純一郎 2014.07.21 第7回日本在宅薬学会 モーニングセミナー http://www.slideshare.net/JunichiroToya/20140721
  2. 2.  在宅医療、最新事情  シーン別アプリ&ネットサービス紹介  在宅診療にて  紙との連携  スマートフォンでの文書作成  患者指導・教育  在宅における医薬連携について  地域連携におけるICT活用 本日の内容: http://www.slideshare.net/JunichiroToya/20140721
  3. 3. 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 “2025年までに 地域包括ケアシステムを確立する” 高齢者、障がい者が地域で共に暮らし続けられる社会へ 高齢者人口(千人) 3500万人!
  4. 4. 死亡原因 全国(平成21年) 34万人
  5. 5. がん罹患数 がん死亡数 75万人 34万人 がんの統計’13 公益財団法人がん研究振興財団 がん在宅死 8.1%
  6. 6. がん 41% 脳血管疾 患 11% 老衰 13% 神経疾患 2% 認知症 10% 呼吸器 疾患 1% 心疾患 6% その他 16% 桜新町アーバンクリニック 2011.6 ~2012.3 (n=86) 在宅新患の疾患別割合
  7. 7. 在宅医療が担う領域が広がっている 独居老人 認知症ケア 緩和ケア 在宅看取り
  8. 8. 在宅緩和ケアにおける医療介護連携 頻繁に変更される薬剤 刻々と変化する病状 病状や予後説明と 本人・家族の理解 移りゆく本人や家族 の気持ち ADLと介護負担の変化 死の受容と看取りへの準備介護者 身体的、医療的、心情的に著しく変化するため 日々の十分な情報共有が欠かせない 訪問薬剤師 在宅医 訪問看護師
  9. 9. 1.効率性 地域包括ケアが成立する条件 2.より高度な連携
  10. 10. 診療業務に役立つアプリ
  11. 11.  薬の添付文書を検索、表示  医薬品医療機器総合機構の データベースを参照しているため 常に最新の情報が得られる 添付文書 用法用量をいつでも確認出来る
  12. 12.  薬剤師の業務を支援するWebサイト  DI情報を検索、表示  製薬メーカー提供説明資材への リンクが豊富  薬剤師Q&Aやアンケートで、 ユーザー間のディスカッションの場に ココヤク DI-pedia DI最新情報や薬剤師同士の情報収集に http://di-pedia.cocoyaku.jp/
  13. 13.  オピオイドローテーション、 レスキュー投与量の簡易計算器  ローテーション時の切り替えタイミン グが表示される 例:「切り替え前薬剤の最終服用と 同時に貼付」 オピカル オピオイドの投与量ミスを少なくする
  14. 14.  点滴筒内で滴下するしずくの 速さを調節するためのアプリ 点滴ぽたぽた 自然滴下時のトラブルを少なくする
  15. 15.  年号・西暦・年齢を換算する 年号電卓 年齢計算をカンタンに。
  16. 16.  患部写真や歩き方の動画 を経時的な評価に利用 カメラ 百聞は一見にしかず
  17. 17. 緊急コール!
  18. 18.  患者の病名や基本情報、顔写真、 自宅周辺の画像などを入れておく と、訪問やコール対応に便利  連携先の担当者も登録しておくと、 連絡が取りやすい  vCardで他者と共有出来る 連絡先 連絡先は最も身近なデータベースになる
  19. 19.  写真や文書ファイルなどのデー タをインターネット上に保存して おけるサービス(=クラウド)  パソコン、スマートフォン、タブ レットのどこからでも利用できる  ファイルやフォルダを共有設定 すれば、他の人もアクセス可能 Dropbox パソコンで作成した文書などを スマホで見たり共有したり出来る
  20. 20. この方の病歴や 薬歴は? スマートフォン+クラウドは緊急対応に欠かせないツール 緊急コール! いつでもどこでも 診療情報にアクセス
  21. 21. OneDrive GoogleDrive iCloud Sugarsync box ・・・ スマホはクラウドとの連携でよりパワフルに! クラウドサービスいろいろ
  22. 22.  超高機能ビューアーアプリ  PDFはもちろん、オフィス文書 や画像や音楽、動画にも対応  メールの添付ファイルや各種ク ラウドサービスと連携し、ファイ ルを取り込んで表示出来る GoodReader Documents 取り込んでおけばオフラインでも読める!
  23. 23.  文献管理アプリ(無料)  ネットで集めた文献PDFを投げ 込むと、自動的に書誌情報や 引用文献リストなどを取り込ん でくれる  iPhone,iPad,Mac版があり、 クラウド経由で連携する Mendeley 自分だけの書庫がスマホの中に。 http://www.mendeley.com/
  24. 24. 紙との連携に役立つアプリ
  25. 25.  写真に撮った文書を漂白、整形し て、文字を読み取りやすくする  スキャンしてPDFに変換、OCR機 能で文字検索出来る  interFAXで画像を送るのに最適 CamScanner スマホで紙情報をきれいに取り込むのに便利
  26. 26.  写真に撮った文書を読み取り、 OCR機能により文字に変換  文字情報はコピペして利用可能 Snap2PDF 紙情報から文字を取り込み、自由に利用できる
  27. 27.  バッテリー駆動の完全コードレス なポータブルスキャナー  ワイヤレスでスマホにデータ転送  処方箋や保険証をデジタル化し て、OCR機能により文字に変換 Scansnap iX100 紙情報を現場で簡単にデジタル化出来る
  28. 28.  メールの本文や添付ファイルを FAXとして送信するネットサービス interFAX いつでもどこでもスマホからFAX送信 http://www.interfax.jp/ 0312345678@fax.tc Fax番号 03-1234-5678 FAX回線E_mail スマートフォン 相手先Fax
  29. 29.  名刺管理アプリ  写真を撮るだけで名刺が正確に データ化され、整理検索可能に  オペレーターが手作業で変換  名刺情報に変更があると自動的 にアップデートされる  利用無料 Eight 名刺からアドレス帳に簡単登録 https://8card.net/
  30. 30. 文書作成に役立つアプリ
  31. 31. 訪問滞在 時間 移動時間 カルテ記録 ミーティング 申し送り 連携先に報告 書類作成 臨時往診 5.7時間 2.4時間 2.9時間 医師の業務内訳 (1日) 普段の訪問記録の電子化を徹底する 院外や移動中でも 記録できる仕組みが 必要  スマートフォンで 記録作成 デスクワーク
  32. 32. 普段の往診記録の電子化を徹底する 屋外や移動中でも、 どこでも記録できる仕組みが必要  スマートフォンによる記録作成 デスクワーク 帰院後に入力 モバイルワーク 情報が発生した出先で入力
  33. 33.  定型文を登録し、文書作成が スピーディに行える  日付や時刻などを自動入力 maildash いつでもどこでも文書作成!
  34. 34.  定型文を登録し、キーワードで 呼び出せる  文書作成がスピーディに行える  日付や時刻なども自動入力  多くのアプリと連携 Text Expander スマホでの文書作成を迅速化
  35. 35.  シンプルかつ便利な テキストエディター  立ち上げると、すぐ書き始めら れる。ファイル名不要  様々なアプリと連動 TextWell 出先で記録書くのに便利
  36. 36.  シンプルなテキストエディター  EvernoteやiCloudを経由して パソコン、スマホ、タブレット間 で同期する ATOKPad メモ(Mac) 複数のデバイスを使っての文書作成が可能に
  37. 37. 患者教育に役立つアプリ
  38. 38. 患者教育ツールとしての“動画”  ご家族に行っていただく 処置や手技を動画で作成  点滴留置針の抜去  輸液ポンプのセット  褥創処置・包帯交換
  39. 39.  懐メロや昔の映像の宝庫  応急処置などの教育動画 YouTube 高齢者との話題のきっかけ作りに
  40. 40.  筆談したい相手との間にタブ レットを置いて、自分の領域に 書くと相手の領域には反転して 描かれる 筆談パット 声が出せない方などに有用
  41. 41.  予め登録した言葉を、指でタップする と音声で読み上げてくれる  声が出せなくても、電話応対も可能に  アラームと連動させて、薬の時間を 音声で伝えることも 指伝話(ゆびでんわ) コミュニケーションツールだけでなく、 服薬コンプライアンス向上にも有効
  42. 42. 服薬支援機器 認知症の方の服薬支援に実証実験中 国立障害者リハビリテーションセンター研究所
  43. 43. 地域連携に役立つアプリ
  44. 44. 介護施設 ホームヘルパー ケアマネージャー 在宅医 訪問看護師 訪問リハビリ 訪問薬剤師 地域包括ケアを支える人たち 病院
  45. 45. 地域連携で共有すべき情報とは 病院-診療所間に おける連携 基本情報 生活情報 介護状況 身体状況 治療情報 サービス提供者情報 バイタル 診療・ケア記録 入院退院時や在宅移行時 に必要な情報 診療サマリーが あれば良い 在宅での医療・介護中に 発生する情報 地域の医療看護介護の 担当者間における連携 日々の診療・ケア 記録の共有が必要 日々の診療・ケア 記録の共有が必要 日々の診療・ケア 記録の共有が必要
  46. 46. 在宅医療・介護間の情報共有の現状 患者宅にある連絡ノート FAXや郵便によるやりとり • 患者宅でしか見ることが出来ない • 記録の二度手間、情報の統一性が無い • 情報の二次活用が出来ない • 医師側からの情報提供が乏しい 紙情報
  47. 47. 介護施設 ホームヘルパー ケアマネージャー 在宅医 訪問看護師 訪問リハビリ 訪問薬剤師 切望される地域連携のICT化だが、、、 病院
  48. 48. ICT連携の難しさ  ITに不慣れ  高額なシステム投資・開発が難しい  セキュリティが不安  地域全体で取り組まねばならない  システムはあっても使う余裕がない  自院のシステムと連携システムが  連動しておらず、それぞれに入力が必要 情報共有とは手間のかかるもの
  49. 49. 忙しい在宅医、訪看、薬剤師、ケアマネ、、、 毎日あふれる情報を、どう整理して、伝えるか 当院の体制と診療状況  医師5名、看護師7名、薬剤師1名、MSW1名  患者数 278名(うち施設67名)*  連携する訪看ST 23件*  居宅介護事業所 62件*  薬局 9件* *)2014年4月現在 • 一日の往診数 30-40件/日 • 電話再診数 5.5件/日 • 臨時往診数 3.4件/日 • 退院前カンファ数 4件/月 • 新患数 27名/月 • 看取り数 13名/月
  50. 50. 連携における情報共有に必要なこと 診療録の電子化が欠かせない  手間をかけず、毎日続けられる  必要な情報を、必要なタイミングで  ナラティブな内容をしっかり伝えられる 毎日の記録をそのまま共有すればいい!
  51. 51. 訪問滞在 時間 移動時間 カルテ記録 ミーティング 申し送り 連携先に報告 書類作成 臨時往診 5.7時間 2.4時間 2.9時間 医師の業務内訳 (1日) 普段の往診記録の電子化を徹底する 院外や移動中でも 記録できる仕組み が必要  スマートフォンで 記録書き  ディクテーション (口述筆記)
  52. 52. ディクテーションで 診療記録を作成 専任スタッフが テキスト入力 潜在看護師による 在宅ワーク 診療記録の完成 移動中に録音、 スタッフに送信
  53. 53.  ボイスレコーダーアプリ  録音したファイルは、メールや dropbox経由で送信可能  音質がよく、会議録にも利用可能 Happy Talk Recorder 音声記録はすぐ出来るので、防備録としても有効
  54. 54. Dr、Ns の持つスマートフォンで閲覧可能 診療サマリーをクラウド経由でスマートフォンに共有 自動作成された 診療サマリー 院内電子カルテ 専用クラウドサーバー
  55. 55. 診療記録を共有 院内電子カルテ Dr・Ns のスマートフォン で閲覧可能 地域連携先への情報共有を自動化 院内スタッフ向け 専用クラウド EIRに 自動投稿 ケアマネ 訪問看護師 薬剤師 ヘルパーリハビリ 地域連携 システム EIR
  56. 56. 訪問滞在時間 移動時間 カルテ記録 ミーティング 申し送り 連携先に報告 書類作成 臨時往診 5.7時間 2.4時間 2.9時間 医師の業務時間の変化 (1日) 3.1時間 3.5時間 4.4時間 Before After 診療時間が 50%アップ ・ディクテーション ・書類作成+情報共有のIT化
  57. 57. (株)EIR Doctor:ではモルヒネを経口から 持続注射に切り替えましょう。投 与量の設定と必要な機材の調達を お願いします Pharmacist: 承知しました。 さっそくPCAポンプを手配しま す。塩酸モルヒネ投与量は 20mg/hrでよいでしょう。 Nurse:ここ数日、ガンによる痛み が悪化しています。現在のモルヒ ネ量ではまだ緩和されていないよ うです Home helper:いつから変更になり ますか?注意すべきことはなんで しょうか? クラウド型地域連携システム EIR
  58. 58. EIR クラウド型地域連携システム 地域連携における情報共有をスムーズに。  医療・介護の多職種が等しく記入  画像やファイルを添付可能  訪看指示書・報告書など書類作成  電子カルテや薬情システムなど、 他のシステムとの接続可能  安価な利用料  ・ 初期費用 15万円 ・ 月額500円/1患者毎 ・ 連携先は無料で利用出来る
  59. 59. 「EIR」 携帯電話やiPhone(アプリ版)でも利用可 クラウド型地域連携システム EIR www.eir-note.com 携帯電話やスマートフォンでも利用可能 iPhone版、Android版あり
  60. 60. 利用して いる 16% 今すぐ 利用した い 1% 条件が 揃えば 利用した い 54% 利用した くない 3% 分からな い 26% 情報システムを利用する意向は ありますか? 64 *) 厚生労働省 平成24年度老人保健健康増進等事業 在宅医療と介護の連携のための情報システムの共通基盤のあり方に関する調査研究事業 情報システムの利用状況、情報システムに対する利用の意向、参照 70%が利用したい と思っている 医療介護連携システムに 関するアンケート** “EIR”による情報共有を実践し、 在宅医、訪問看護師、薬剤師が感じた変化** **)EIR使用感インタビューより 在宅医 訪問看護師 在宅医と同じ言葉で説明 いつでもどこでもアクセス 文書化された指示 看護記録から転載 薬剤師 患者情報をいつでも閲覧 診療録から病状把握が可能 写真付きの報告 チームで支えている意識 在宅患者の紹介が増えた
  61. 61. 地域作り活動の重要性 ICTの前にまずヒューマンネットワークありき
  62. 62. LINEによる気軽なコミュニケーション
  63. 63. 地域連携のICT導入へのステップ 日常的な医療介護 の連携 地域内の ヒューマン ネットワーク 記録の電子化 院内・院外 の情報 一元化 ICTシステムを 利用した連携 院内のシステム構築 地域連携体制の構築
  64. 64. 様々な情報システムとの連携 GooCo 電子薬歴システム グッドサイクルシステムズ社 地域連携システム EIR Medical Care Station 医療介護専用SNS 日本エンブレース社 モバカルネット;電子カルテ NTTエレクトロニクステクノ社
  65. 65.  まず、一人の人間として関わろう  現場の問題を共有しよう(単一職種では限界)  自分の専門性が、地域の中でどのように機能すべきか  相手の専門性が活かされるために、どうあればいいか  「連携」は人間関係作り。組織や機関の話ではなく、 個人と個人が結びつき、質を高めていくこと  活動の基本理念は、「患者中心」の「まちづくり」  「患者や家族」はこの連携をどう受け止めているか 在宅医療における地域多職種連携とは
  66. 66. • スマホやクラウドで実現される新たな時間活用 • 圧倒的低コスト性により実現力のある情報インフラ • 情報共有の充実により高められるホスピタリティ • 患者中心の地域医療介護体制を支えるICT連携 ICT化がもたらす在宅医療イノベーション
  67. 67. スマホ、タブレットが変える 新IT医療革命 アスキー新書 ITが医療を変える 現場からの課題解決への提言 アスキーメディアワークス出版 Team 医療3.0 著 Contact junichirotoya@sakura-urban.jp jtoya Junichiro Toya http://www.slideshare.net/JunichiroToya/20140721

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