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Idpfボルドー会議報告

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2016年6月1日
IDPFボルドー会議とDigiCon@BEA報告
日本電子出版協会

Published in: Internet
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Idpfボルドー会議報告

  1. 1. IDPFボルドー会議報告 JEPA CTO 村田 真 • EDRLabとEPUB Summit • EPUB 3.1 WG会議
  2. 2. 今日の目次  EDRLabとEPUB Summit  EPUB 3.1 WG会議
  3. 3. EDRLAB (European Digital Reading LAB)  IDPFとReadium Foundationのヨーロッパ支部  2015年11月に発足し、現在5名のスタッフ。
  4. 4. フランス主導 企業 • Editis • Hachette • Madrigall • Media Participations 業界団体 • Syndicat National de l’édition (出版組合) • Cercle de la Librarie(書店組合) • Cap Digital
  5. 5. フランス文化・通信省のNicolas Georges (EPUB Summitでの講演) (ActuaLitté, CC BY SA 2.0) フランスのエリート官僚
  6. 6. EDRLabのCTO(Laurent Le Meur)
  7. 7. EDRLabの活動  ヨーロッパにける電子出版のエコシステムの技術基盤  EPUBフォーマットと関連技術の開発と支援  Readium LCP  Readiumオープンソース実装への参加
  8. 8. EPUB Summit(4/7, 8) 参加者(130名ほど) • 標準化関係者 • オープンソース開発者 • 出版社 • 電子書店 • 閲覧システム開発者 • アクセシビリティ関係者
  9. 9. LCP(軽いDRM)  Light-weight Content ProtectionまたはLicensed Content Protection  IDPFが2012年に着手し、Readiumの一部として実装されつつある  EDRLabのテコ入れによって普及するかも
  10. 10. 既存のDRM  Amazon, Apple, Adobe (ADEPT), CypherGuardなどの相互に互換性の ないDRM  海賊版防止?  ユーザの利便性?  流通チャネルによるユーザの囲い込 み Marco Cortese, CC by SA
  11. 11. LCPの目標  相互運用性のあるDRM  ユーザは囲い込まれない  実装コストが低い  ユーザの利便性を損なわない  電子書店が閉店しても読める  アクセシビリティの妨げにならない
  12. 12. 海賊版の抑止は?  “我々は、ライトウェイトDRM(実際にはあらゆるDRM)は破られるだろうと予 測している。” (提案者)  法律に期待する
  13. 13. ユーザから見たLCPの利用  購入の場合  図書館からの借り出しの場合
  14. 14. 購入したEPUBファイルの利用  ファイルF1をデバイスD1へダウンロードする。  ファイルF1用のパスワードP1を入力する  閲覧システムを使用してデバイスD1でファイルF1を閲覧する。 F1 P1 D1
  15. 15. 購入したEPUBファイルの転送  デバイスD2にファイルを転送する。  パスワードP1を使ってデバイスD2でファイルを開く。  閲覧システムを使用してデバイスD2でファイルを閲覧する。 F1 P1 D2
  16. 16. 購入したEPUBファイルの友達との共有  ユーザーU2へファイルを送る。  ユーザーU2がデバイスD3にファイルをロードする。  パスワードP1をユーザーU2へ送る。  ユーザーU2が、閲覧システムを使用して、D3でP1を使ってファイルF1を開く。 F1 P1 D3
  17. 17. 図書館から借りたEPUBファイルの利用  デバイスD1へファイルをダウンロードする。  ファイルF1用のパスワードP1は図書館によって指定される(貸し出しカード番 号など)。  閲覧システムを使用してデバイスD1でファイルを閲覧する。
  18. 18. 借りたEPUBファイルの転送  デバイスD2へファイルを転送する  デバイスD2のユーザーU1をパスワードP1を使って認証する。  閲覧システムを使用してデバイスD2でファイルを閲覧する。
  19. 19. 借りたEPUBファイルの友達との共有  ユーザーU2へファイルを送る。  ユーザーU2がデバイスD3にファイルをロードする。  パスワードP1をユーザーU2へ送る。  ユーザーU2が、閲覧システムを使用して、D3でP1を使ってファイルF1を開く。
  20. 20. 閲覧期間の終了  貸出期間を終了する。  その後ファイルは閲覧できない。
  21. 21. 仕様制定  関係者だけの密室審議(DRMは公開審議はなじまない)  標準化団体が、標準でないものに携わることへの批判も多い  仕様書などの詳細は五月に公開する予定だったが、まだ公開されていない
  22. 22. LCPを使うための必要なこと  EDR Labと契約して得られるもの  証明書  秘密鍵  契約するための条件  閲覧システム化侵入対策をすると合意すること  LCPの規定を順守しているというテストに通ること  会費  オープンなもの  クライアントプログラム  開発は、 Mantano(フランス), DRM Inside(韓国), The Ebook Alternative(フランス)など  サーバグログラム  開発は、De Marque(フランス)など
  23. 23. 懸念  特許問題?  EDRLab, IDPF, Readiumは、特許についてなんの保証も行わない。ユーザ企業がLCP を使ってビジネスを展開したあとで訴えられた場合は自己責任で対処しなければな らない。  ヨーロッパ市場でまず試みて特許問題が発生しないか様子を見る。
  24. 24. 日本語で解説した講演・記事  JEPA EPUBセミナー 第14回 IDPFのDRM対応とガイド解説  http://www.slideshare.net/TohruSampei/idpfepub-lcp  http://www.epubcafe.jp/egls/epubseminar14  OnDeck monthly 2012年7月号 特集 EPUB LCPのすべて  https://on-deck.jp/ondeck/toc201207.html  ただし、LCPプロジェクトが発表された時点(2012年)の情報に基づく
  25. 25. EPUB Summitでの発表資料  Bill Rosenblatt, presentation of Readium LCP, here  Laurent Le Meur, EDRLab roadmap, here  Laurent Le Meur, Readium LCP Workshop, here  TEA, presentation of CARE, LCP Workshop, here
  26. 26. EPUB 3.1とは?  大きな機能拡張はない  汚い部分を整理したもの  EPUB 3.0.1と非互換な大変更はすべて先送りされた。  W3CとIDPFの統合の影響  互換性の不足に対する懸念
  27. 27. 仕様書の再編成  EPUB 3.1  EPUB全体を表す仕様書として導入された。他の仕様書を参照する。  EPUB Packages 3.1  Publications 3.0.1の名称を変更し、ナビゲーション文書を追加した  OCF 3.1  OCF 3.0.1から大きな変更なし  MediaOverlays 3.1  MediaOverlays 3.0.1から大きな変更なし  ContentDocs 3.1  ContentDocs 3.0.1からナビゲーション文書を除去  EPUB Accessibility  アクセシビリティについての要件をまとめるために新たに導入された
  28. 28. EPUB Accessibility  EPUB出版物がアクセシブルである要件  読みやすくすること(WCAG 2.0)  探しやすくすること  アクセシブルであるという認定  EPUB閲覧システムがアクセシブルである要件  EPUB作成ツールがアクセシブルである要件
  29. 29. refines属性はsupersedeされた  opf:scheme、opf:role、opf:alt-script、opf:file-as、opf:authority、opf:termが 代わりに用意された
  30. 30. CSSについての変更  IDPFによるCSS プロファイル定義を削除し、W3C のCSS Snapshotを採用する。  position: fixed の使用の制約は削除された。  position: absolute の使用の制約は削除された。  CSS Speech から全ての -epub- プリフィックス付きプロパティは、実装の少な さから削除された。  -epub-ruby-position プロパティは削除された。  -epub-text-combine-horizontal プロパティは削除された。  -epub-fullsize-kana プロパティは削除された。  -epub-text-emphasis ショートハンド プロパティは削除された。  -epub-text-orientation の use-glyph-orientation と sideways-left 値は削除され た。
  31. 31. その他  OpenType と TrueType フォント用にapplication/font-sfntを、WOFF2用にfont/woff2 を導入  NCXは廃止ではないがepubcheckで警告する  パッケージ文書に直接書かれたメタデータより、link要素によって参照されるメタデータのほ うが優先  guide 要素の廃止  bindings 要素の廃止  製作者とユーザースタイルの優先順位付け  スクリプトサポートの明確化  switch要素の廃止  trigger要素の廃止  epubReadingSystem オブジェクトの明確化  暗号化と圧縮の順序が明確化された
  32. 32. 先送りになった課題  モジュールは?  モジュールのままにして普及を待ち、EPUB 3.1本体には取り込まない  HTML構文のHTMLは?  反対者はいないが既存のエコシステムを壊してしまう?  延期  Browser-Friendly Format? (ZIPを使わず、XMLではなくJSONに?)  互換性についての懸念による反対あり  延期。
  33. 33. Version=“3.0” or “3.1”?  どちらにするか? <package version="3.0" … <package version="3.1" …  https://github.com/IDPF/epub- revision/issues/695
  34. 34. EPUB3にあるIDPF独自拡張  W3CのHTML, CSSでは電子書籍には不十分  IDPFが独自に拡張  W3Cで制定途中のものを先取りして採用
  35. 35. 例(1)  CSSのoeb-page-headとoeb-page-footプロパティ  柱・ノンブル(普及は不十分)  epub:type属性  意味情報(アクセシビリティなど、普及は不十分)  epub:trigger要素  スクリプトなしのマルチメディアと制御ボタン(普及は不十分)  SSML (ssml:ph, ssml:alphabet)属性  テキスト読み上げ(普及は不十分)  epub:switch要素  表示できないものの代替表現(普及は不十分)
  36. 36. 例(2)  refines属性  読み情報など、RDFaを待たなかった  縦書き関連の先取り  CSS Speechの先取り(実装は不十分)  中扉 (EPUB 3.0.1)
  37. 37. (belgianchocolate, CC by NC 4.0)
  38. 38. W3C DSUB Interest Group  IDPFとW3Cで合同して進めているInterest Group
  39. 39. Portable Web Publications for the Open Web Platform
  40. 40. 英文資料  Editor's Draft of EPUB 3.1  EPUB 3.1 Changes from 3.0.1  Portable Web Publications for the Open Web Platform

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