Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

ITx災害会議発表資料(情報支援プロボノプラットフォーム(iSPP)岸原孝昌氏)2013年10月6日

999 views

Published on

2013年10月6日に行われたITx災害会議における情報支援プロボノプラットフォーム(iSPP)岸原孝昌氏の発表資料。

Published in: Technology
  • Be the first to comment

  • Be the first to like this

ITx災害会議発表資料(情報支援プロボノプラットフォーム(iSPP)岸原孝昌氏)2013年10月6日

  1. 1. 大規模災害時の ICT の役割  ~情報支援レスキュー隊構想について 2013 年 10 月 6 日 情報支援プロボノ・プラットフォーム
  2. 2. 222 気仙沼市鹿折 2011.4.3 現地に立つと、言葉が出ない 探 す・・・ ぜひ現地に イマカラデモオソク ハナイ
  3. 3. 333 気仙沼市 泊まった家からの夕景
  4. 4. 4 4月4日朝 ようやく遺体捜索に
  5. 5. 5 南海トラフ地震被害想定(第 2 次・ H25 年 3 月) 内閣府・中央防災会議 南海トラフ巨大地震対策検討 WG 全 体:死者 15 万 8 千~ 30.5 万人を想定  地 震: 全壊:約 62.7 万~ 134.6 万棟 死者:約 3.8 万~ 5.9 万人 建物倒壊に伴い救助を要する人:約 14.1 万~ 24.3 万 人  津 波: 全壊:約 13.2 万~約 16.9 万棟 死者:約 11.7 万~ 22.4 万人 津波浸水に伴い救助を要する人:約 2.6 万~ 3.5 万人  火 災: 約 4.7 万~ 75 万棟焼失 死者:約 2.6 千~ 2.2 万人 建物:液状化被害:約 11.5 万~ 13.4 万棟
  6. 6. 6 被害想定 (通信・電力インフラ) 通 信 • 被災直後、固定電話:最大約 930 万回線通話不能 東海3県、近畿3府県:各9割、山陽3県:3~6割、四国 :9割、九州2県:9割の通話支障想定 • 携帯電話:基地局の非常用電源電力供給が停止する 1日後に停波基地局率最大。被災直後は輻輳により 大部分の通話が困難 • インターネット接続 固定電話回線の被災、基地局 の停波の影響により利用できないエリアが発生 電 力 • 被災直後、最大 2,710 万軒停電、東海 3 県、近畿 3 府県:各約9割、山陽 3 県:3~7割、四国:約9 割、九州 2 県:9割で停電想定
  7. 7. 7 被災地で何が起こっていたか? 何が必要とされていた? 情報行動調査が必要 地域☓時系列 情報ツール☓必要とされた情報
  8. 8. 88 情報行動調査 調査概要 • 調査対象:東北三県(岩手県、宮城県、福島県)に居住する 住民 • 調査方法: 1) 調査員による個別面談   2) インターネットによるア ンケート • 有効回答:  1) 186 名 + 2) 2,815 名 =合計 3,001 名 • 調査内容: – 発生直後から3カ月後まで – 必要とした情報/利用した情報機器・ツール/役に立っ た情報源/安否情報/避難所のネット環境/原発事故関 連情報(福島のみ)など • 調査期間: 2011 年 7 月 • 詳細報告: 2011 年 9 月下旬 – 概要:無償公表 –  詳細報告書/ローデータ:有償提供(企業など)
  9. 9. 9 「 3.11 被災地の証言 まえがき」 より  しい のなかで 々がもっとも めたのは、 の からの であり、 な厳 状況 人 求 自分 側 発信手段 的確 ができるために な、 できる だった。しかし、それらは が いところほ行動 必要 信頼 情報 被害 酷 ど られなかった。 の のなかで、 びとはありとあらゆる な得 「情報 空白地帯」 人 可能 情報手段 を め、 を めた。アナログもデジタルもなかった。求 情報 求   け の で けを つのではなく、 に した びとが いた。つながらな受 身 状態 助 待 主体的 行動 人 多数 い をつながるまで もかけ した。 を するために に り を り、携帯電話 何回 直 安否 確認 役所 貼 紙 張 を した。ガソリンを しながら のラジオを で いた。ツイッターで いた。家族 捜 心配 車 必死 聞 呟 で されたサーバーを し、 で したシステムの のために や津波 破壊 復旧 停電 停止 復旧 電源 通信回 の に した。線 確保 奮闘   した にとって に に つ とは か、この の から が べるの被災 側 本当 役 立 情報手段 何 災害 経験 何 学 か。あえて を せば、仮説 示 災害時に求められるのは、「主体的な情報手段」では ないだろうか。 の に かれた学校 校庭 描 「 SOS は、 な を った びとの」 主体的 伝達手段 失 人 を するものではなかったか。状況 象徴   たちのおかれた と なものについての を する の は、自分 状況 必要 情報 発信・受信 手段 必要性 が した でも でも わらない。 が んでも じだ。時間 経過 避難所 仮設住宅 変 復興 進 同 ごく たり当 に をもって きることを むのが であり、それを させるために となる前 主体性 生 阻 災害 回復 必要 のが、 とその ではないだろうか。情報 伝達手段 テレビ ラジオ、 などの のメディア・ 新聞 従来 に えて、加 やインターネット、ソーシャルメディアなどが されたのは、それら携帯電話 注目 が 々の な を する をもっていたからではないか。それらの人 主体的 情報交換・共有 実現 可能性 は、 ながら の では には されなかった。しかし、 の可能性 残念 今回 震災 十分 発揮 今後 方向性 を したことは いないだろう。示 間違
  10. 10. 1010 利用できた情報ツール・機器 時系列 • 直後:ラジオ 65 % 携帯 47 % テレビ 30 % スマホ 9.7% 利用可 • 1 週間:ラジオがトップ、テレビ、携帯が続く • 1 ヶ月:テレビがトップに、携帯、パソコンも復 • 3 ヶ月:固定電話が高率 (%) N=186 固定電話 ラジオ 携帯 テレビ スマホ パソコン
  11. 11. 1111 自由回答:役に立った情報源 数時間まで 一週間まで 一ヶ月まで 三ヶ月まで 全体 ラジオ ラジオ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ ラジオ ラジオ ラジオ 携帯 NHK 携帯 / 新聞 新聞 携帯 NHK 携帯 ― 携帯 NHK ワンセグ 新聞 NHK NHK 新聞 メール ツイッター インター ネット インターネッ ト インター ネット ツイッター インター ネット メール ツイッター ツイッター インターネッ ト ワンセグ ツイッター パソコン メール ミクシィ ミクシィ パソコン ― ワンセグ 上位キーワード: • 直後はラジオ、 NHK 、携帯、ワンセグ。時間とともにテレビ、新聞 、ネットが上昇 • ツイッター、ミクシィも、安否確認、生活物資などで健闘
  12. 12. 121212 自由回答:不満だった情報源 数時間まで 一週間まで 一ヶ月ま で 三ヶ月まで 全体 携帯 携帯 テレビ テレビ 携帯 ラジオ テレビ 携帯 ラジオ テレビ メール ラジオ メール 携帯 ラジオ テレビ メール ラジオ インターネッ ト メール ソフトバン ク インターネ ット 携帯 NHK インターネッ ト インターネ ット メール 新聞 ソフトバンク ワンセグ 上位キーワード: • 携帯に不満集中  • ラジオも、地域・生活密着情報が不足 • 原発ではテレビに不信
  13. 13. 131313 不満:携帯に集中 • 携帯電話はつながらず、メールがたまに送れるだけ だった。災害伝言板などの安否確認ツールを使って 家族( 20 代妹)から連絡が来たが、使い方がわかり づらくとても時間がかかった。 • 携帯電話が不通になり子供の安否確認が滞ったこと は何より不安を掻き立てました • 携帯電話が使えず、家族の状況がわからなく、いら いらした。 • 携帯電話がすぐにつながらなくなって家族と連絡が とれなかった。 • 携帯が全く使えなかった
  14. 14. 1414 必要とした情報  時系列
  15. 15. 1515 必要とした情報 上位5位 時系列 発生後数時間まで • 家族、知人、同僚などの安否情報 ( 89.8 %) • 震度などの地震の情報( 69.9 %) • 水道・ガス・電気・電話などインフラ情 報( 51.6 %) • 津波の大きさや到達時期など津波情報( 50.0 %) • 道路、鉄道、バスなどの交通情報 ( 38.7 %) 一週間まで • 水道・ガス・電気・電話などインフラ情 報( 82.3 %) • 家族、知人、同僚などの安否情報 , ( 81.7 %) • ガソリン・灯油などの情報 , ( 80.1 %) • 食料・生活物資の情報( 75.8 %) • 道路、鉄道、バスなどの交通情報 , ( 59.7 %) 一ケ月まで •ガソリン・灯油などの情報( 76.9 %) •食料・生活物資の情報( 71.5 %) •道路、鉄道、バスなどの交通情報 ( 66.1 %) •水道・ガス・電気・電話などインフラ情 報( 65.6 %) •家族、知人、同僚などの安否情報 ( 52.7 %) 三ヶ月まで •放射能などの原発に関する情報 ( 50.5 %) •道路、鉄道、バスなどの交通情報 ( 48.9 %) •ガソリン・灯油などの情報( 39.8 %) •水道・ガス・電気・電話などインフラ情 報( 39.8 %) •食料・生活物資の情報( 38.7 %)
  16. 16. 1616 顕著な地域差 • 発生直後:岩手、宮城沿岸部は「情報鎖国」 状態 • 岩手県全体、パソコンと固定電話ゼロ – ラジオだけが頼り 停電、通信インフラの遮断 – 沿岸部:テレビ 2  携帯 2 ( N=28)  と壊滅的 (N=186)
  17. 17. 171717 大きな地域差:役に立った情報源 (%)   N=186 発生直後:岩手沿岸部、壊滅的:役立ったのはラジオ( 68 %)のみ 近 隣の人づて( 46 %)以外、 10 %に達するものなし 宮城沿岸部:ラジオ( 64 %)、ワンセグ( 23 %)、携帯電話の通話 ( 14 %)
  18. 18. 181818 役に立った インターネット・サービス 18 (%)   N=2815 直後:ヤフー( 10 %)、ツイッター ( 6 %)、グーグル( 6 %)、自治体 HP ( 6 %) 3 ヶ月:ヤフー、自治体、グーグル、電 気・水道など( 11 %)、新聞社( 11 %) 、ツイッター( 10 %)
  19. 19. 19 19 役に立ったインターネットサー ビス 全体( N=1717 532 1091 1491 1474→ → → → と変化) •ふだん: 61 % 当日: 19 %  1 週間: 39 %、 1 ヶ月: 53 %、 3 ヶ月: 52 % •発生直後:ヤフー( 10 %)、ツイッター( 6 %)、グー グル( 6 %)、自治体ホームページ( 6 %) ( N=2,815 として) 全体の利用が大きく減少したなか、ツイッターや自治体が 目立つ。 •1 週間まで:ヤフー、自治体、グーグル、ツイッター •1 ヶ月まで:ヤフー、自治体、グーグル、気象庁、ツイッ ター •3 ヶ月まで:ヤフー、自治体、グーグル、電気・水道・ガ スなどインフラ企業( 11 %)、新聞社( 11 %)、ツイッ ター( 10 %) ツイッターに加え、ミクシィも時間の経過とともに上位に
  20. 20. 2020 家族の安否確認 「携帯のメール・通話が役立った」= 51 % 身内に犠牲者がいる人は、パーソンファ インダーも口コミもラジオも新聞も使っ た
  21. 21. 2121 ソーシャルサービスについて • 仮定:ツイッターやミクシィなどの SNS の利 用は、首都圏と比べてかなり低かったのでは • 調査結果: – 利用度はたしかに低かった( 10-20 %) – ただし、他のメディアとは異なる特性を発揮 • 狭い地域内での情報交換に一定の有効性 • ガソリンや食料、インフラ情報など、特定地域をハッシ ュタグやコミュニティによって指定・検索できることで 、効率のよい情報検索・交換が可能 – 安否確認では、 171 より高いスコア • 自由回答でツイッターに言及、 300 件以上 – 評価が不満よりかなり数が多かった。
  22. 22. 2222 SNS が「役に立った」代表的コメン ト• ツイッターでスーパーの売り出し情報やガソリンスタンドの情報などを知ることが できた。 • ツイッターは、震災後、行方不明者を探すのに役立ちました。またガソリン不足が 深刻だったため、あいてる給油所の情報源として利用しました。 • 停電だったのでテレビ・ネットは話にならない。携帯メール・通話がもっと出来れ ばかなり楽だったと思う。ツイッターはかなり助かった • mixi のコミュニティで震災に関するものが役立った。ツイッターで災害の助け合い掲 示板や地元の放送局、新聞社をフォローして情報を得た。 • ガソリン不足なので供給出来る先が随時ツイッターで流れたのは便利だった。 • ツイッターで弟の安否が確認出来た • ラジオ福島のツイッターがとても便利だった。 • ツイッター・ミクシーはリアルタイムだから役に立った • ツイッターに精神的に支えられた。掲示板「まち BBS 」市内近郊の情報集めに役立 った。 • ツイッター、フェイスブックでの信頼できる方からの情報が役立った • ツイッターが細かい情報まで入ってきてよかった • ツイッターがテレビでは得られない生きた情報が得られた • ツイッターは、同じ市内のフォロワーが多いので、停電が解消された、ここで灯油 が買えた、など、具体的な地名を知ることができた。リアルタイムに。 • 2ちゃんねるの災害関係のスレッドとツイッターで流れてくる地元の情報が、どこ に行けば何が買えるかとか役に立った。
  23. 23. 23 必要とされた情報 (情報行動調査) 提供された情報 (支援・発信側の調査) ギャッ プ ギャッ プ
  24. 24. 24 IPA 調査 • 災害対応・支援を目的としたウェブサイ ト等の構築・運営における技術課題に関 する調査 • 支援・発信側の調査 2012.6 ~ 8 月実施 仙台ソフトウェアセンター( NAViS )と協 働
  25. 25. 25 IPA 調査 震災後稼働した約 250 の支援サイトの調査 2012/6 〜 7 25 出典:岡田良太郎 「よりしなやかな IT 社会への変革 ~ 3.11 後の二つの調査よ り」 2012.9.8
  26. 26. 26 支援サイトの目的
  27. 27. 27 取り扱ったデータの種類
  28. 28. 28 情報支援レスキュー隊 創設提案 平時の備えの必要性 何を・どのように?
  29. 29. 29 1. 情報支援レスキュー隊の必要性 ⅰ の を う被災地支援 根幹 担 IT 支援 • 次の大規模災害は、いつ発生するか分からない。その時のた めに実行可能な用意はできているか? とくに、、、 • 現代社会は、情報ネットワークなくして生活が成り立たず、 災害時にはその負の影響は甚大となる • 東日本大震災では「情報の空白地帯」が広範に発生し、緊急 支援が滞り、被災者はきわめて不自由な生活を余儀なくされ た • 発災直後こそ確かな情報が必要で、被災地からの自発的・主 体的な情報発信がとくに重要となる • 各地で大地震・大津波が想定されている今、被災地での情報 発信体制の確保は喫緊の課題である • 東日本大震災の教訓を生かすためにも、自発的な志願者を事 前登録し、体制を整え、緊急時に被災地からの情報発信・収 集を最大限に可能とする「情報支援レスキュー隊」の備えは 必要不可欠と考える
  30. 30. ● 大規模災害が発生し、現地からの連絡が途絶し 、「だるま状態」になった場合に、 ● 安全な後背地に本部を設置し、被災地もしくは 近接地域に先遣隊あるはコーディネーターを派 遣し、情報収集活動を行う ● 状況に応じて要員と機材を派遣し、情報ネット ワーク環境を構築・運用支援する ● 被災地のニーズに応じて必要な情報の収集・伝 達・発信活動を展開・支援する 2. 情報支援レスキュー隊の使命
  31. 31. 隊員 DB 被災地 DB DB 提携団体・企業 機材 DB DB DB 提携団体・企業 人材ネットワーク 機材ネットワーク 先遣隊 ・コーディ ネーター 先遣隊 ・コーディ ネーター 2. 情報支援レスキュー隊の使命
  32. 32. 32 震災体験 自治体有志 国 (総務省な ど) NPO 団体 研究 機関 IT ベンダー 被災地 機器設置 総合的 支援 情報支援ネットワーク 技術支援 人的支援
  33. 33. 33 ネットワーク・ 電源 情報機器 ソフトウェア・ サービス 人材 自治体 ・電話 ・インターネット ・ PC ・自治体システム ・エンジニア ・自治体職員 ・コーディネー ター 避難所・ボ ランティア 団体 ・充電器、発電機 ・衛星システム ・印刷機 ・ PC ・安否情報システ ム ・避難所運営経験 者 ・コーディネー ター 被災者 ・充電器、発電機 ・ PC ・安否情報システ ム ・コーディネー ター ① 災害発生直後のフェーズ ネットワーク・ 電源 情報機器 ソフトウェア・ サービス 人材 自治体 ・電話 ・インターネッ ト ・ PC 、タブレッ ト ・自治体システ ム ・エンジニア ・自治体職員 ・コーディネー ター 避難所・ボ タンティア 団体 ・ WiFi 等ネット ワーク機器 ・災害 FM 局 ・ PC 、タブレッ ト ・管理システム ・エンジニア ・避難所運営経験 者 ・コーディネー ター 被災者 ・ WiFi 等ネット ・ PC 、タブレッ ・各種情報提供 ・エンジニア ② 復旧・復興フェーズ
  34. 34. 34 ご清聴ありがとう ございました     情報支援プロボノ・プラットフォー ム

×