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IIJmio meeting 22 eSIMの動向と未来

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IIJmio meeting 22の発表資料です
https://techlog.iij.ad.jp/archives/2539

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IIJmio meeting 22 eSIMの動向と未来

  1. 1. 1© Internet Initiative Japan Inc. IIJmio meeting 22 eSIMの動向と未来 株式会社インターネットイニシアティブ 小路 麗生
  2. 2. 2 このセッションでは、 これまで何度か、話出てきました “eSIM”についてまとめます eSIMのスマホで、どう使えるのか、 eSIMの世の中になったらどうなる かという認識を共有する、ことを ゴールとしています
  3. 3. 3 今日の流れ ・バズワード「eSIM」の整理 ・IIJ構築中の コンシューマモデルeSIMとは ・eSIM現状とこれからの世界 なお、IIJmioでのeSIMサービスの発表等は最後まで行ってもありません のでご了承ください
  4. 4. 4 eSIMとは
  5. 5. 5 そもそもSIMとは SIM(またはSIMカード)は、 スマートフォン(スマホ)の中に取り付けら れている小さなカード SIM (Subscriber Identity Module) ≒ UICC(Universal Integrated Circuit Card) 内部に、固有の番号(加入者識 別子)が付与されており、 これがあるから通信が可能
  6. 6. 6 eSIMというのは “e” は、embedded(組み込み)という意味 チップ型になり にして基盤に組み込み SIMスロットに差込み (プラグインSIM) 機械に組み込むという広義のeSIM 埋め込みチップ型のSIM(M2M UICC) 基盤に半田付けできる電子部品としてのSIM(MFF2と呼ばれる物理規 格)通常のSIMカードと比べ、広範囲な温度環境への対応、耐振動性、 腐食性などが強化 形状としての”チップSIM” 物理的な変化 IoT機器
  7. 7. 7 チップSIMは着脱できなくなることから SIMの中身を書き換え 手元にSIMがなくても、または端末のSIMを抜き挿ししなくても 通信情報 の書き換えを可能にする機能を有するように 加入者識別子等の情報を 書き込み SIMが 組み込こまれた機器 遠隔でSIMの情報を 書き込み 内蔵 こちらは機能の追加
  8. 8. 8 書き換え方法を標準化 GSMA*が規定した2つのモデル M2Mモデル コンシューマモデル * GSMA 携帯通信事業者の業界団体「GSM Association」 2Gの通信方式「GSM」の普及を目的として設立 された業界団体で標準化や技術開発、宣伝活動の 支援をしている このモデルに沿ったもの:eSIM 狭義のeSIM
  9. 9. 9 eSIMになると 中身と入れ物が別々に プロファイルが書き込まれる ハード eUICC 器 プロファイル 加入者識別子等の 通信に必要なデータ 中身 プラットフォーム 中身を器に入れる仕組み
  10. 10. 10 2つの書き換え方法 2つのモデルについて M2Mモデル コンシューマモデル エンドユーザが事業者と契約 A国 B国 通信事業者が、 プロファイルを切り替える(与 える) 利用者(ユーザ)が、 自分の欲しい、プロファイルを 持ってくる事業者 ※M2Mモデルが法人利用、コンシューマモデルは個人利用というもので はない
  11. 11. 11 モデルの違い M2Mモデル コンシューマモデル コンシューマモデルeSIMに 対応していれば、キャリア に依存しない 開かれた エコシステム 1事業者による フルマネージド Pull型 事業者によるコントロール 端末、eUICC、プロファイ ルを含めて運用 Push型
  12. 12. 12 ところで IIJ準備中なのは、コンシューマモデル ・2018年7月にプレスリリース ・eSIMプラットフォーム検証環境を 構築、 第一弾としてマイクロソフト製 「Surface Pro LTE Advanced」で 動作検証を完了 ここからはコンシューマモデルの話 2019年春にむけて、商用eSIMプラットフォームを構築中
  13. 13. 13 コンシューマeSIM
  14. 14. 14 これが最新iPhoneの中身だ! SIMスロット (nanoSIM) iOS 12.1 以降の iPhone XS、 iPhone XR など nanoSIMとeSIMを使ったデュアル SIM に対応 LPA eUICC 「設定」>「モバイル通信」 「モバイル通信プランを追加」
  15. 15. 15 eSIM対応デバイスについて Windows https://source.android.com/devices/tech/connect/esim-overview Android Gemini PDA (英Planet Computers社) Android ver9 以降では、標準APIが用意、自前でLPAや専用アプリを開 発することが可能 Always Connected PC Windows 10 Version 1703 以降 では 標準でLPAが搭載 Surface Pro LTE Advanced nanoSIMスロット、 eUICC搭載 ・HP ENVY 12 x2 SIMスロットのみ KDDIのeUICC(カード型)セット ・ASUS TransBook Mini T103HAF eUICC搭載、SIMスロットなし IIJmio セットも やってます
  16. 16. 16 プロファイルのダウンロード方法 SIMカードを挿す変わりに、 QRコードをかざす プロファイルのダウンロード方法 ・QRコード ・直接コード入力 ・通信事業者の専用アプリ いずれのやり方も、”インターネット”環境が 必要(Wi-Fi通信や別のモバイル通信が必要) ユーザから見た とき テクノロジー的には、 ・アクティベーションコード による指定 ・SM-DSによる検索 ・Default SM-DP+
  17. 17. 17 eSIMでのサービス契約イメージ Web契約 これまで スマホのSIMスロットに SIMを挿入 後日、SIMが届く APN設定などを 行い、利用開始 QRコードが発 行される 専用画面で 読み取り設定 eSIM ※スマホのカメラ でかざしてもダメ
  18. 18. 18 モバイル網 eSIMを使うには インターネット プロファイル 端末 eSIMプラットフォーム ① QRコードが発行される ② 端末のプロファイル専用メニュー上で、QRコードをかざす ③ 端末にプロファイルがダウンロード(ネットワーク環境が必要) ④ APN等の設定を行う ⑤ インターネット利用開始 事業者 ① ② ③ ④ ⑤ Wi-Fi等
  19. 19. 19 コンシューマeSIMに必要なもの SM-DP+:Subscription Manager Data Preparation+ SM-DS:Subscription manager Discovery Server SM-DP+ プロファイルを渡す/管理 する SM-DS 使えるプロファイルをLPA に教える eSIMプラットフォーム 端末 LPA eUICCにプロファイルを セットする eUICC プロファイルの器 プロファイル SIMの中身 LPA:Local Profile Assistant
  20. 20. 20 それぞれ誰が用意するの? ユーザに貸与=SIMは通信事業者のもの プロファイルは、通信事業者のもの eUICCは、端末の所有者=ユーザのもの 名称 用意する人 プラットフォーム SM-DP+ 事業者 SM-DS GSMA(ルートSM-DS) プロファイル 事業者 端末 LPA 端末メーカ* eUICC EUM EUM : eUICC Manufacturer 補足 *実際には、OSベンダ、EUMなどが端末メーカをサポート
  21. 21. 21 用意できる人たち 厳しい基準を満たさないと提供できない GSMAから認定を受けた企業でしか、 eUICCを作れない、SM-DP+を運用できない SAS:Security Accreditation Scheme という認定を受ける必要がある ・eUICC:SAS-UP ・SM-DP+:SAS-SM 認定事業者はGSMAのページで公開 https://www.gsma.com/aboutus/workinggroups/working-groups/fraud- security-group/security-accreditation-scheme/sas-accredited-sites-list 厳格な審査を行い、それを確認できる認証システムを設ける ことで、 規格のオープン化と高いセキュリティの確保を両立
  22. 22. 22 LPAについて プロファイルのダウンロードや切り替え L P A LUI ユーザに操作によるプロファイルの管理を実施 LPD SM-DP+からプロファイルをダウンロードして、 eUICCにデータを転送 LDS SM-DSに問い合わせて、デバイスのeUICCにイベン トがないかを確認 LPAは、 デバイス内で稼働するLPAdと eUICCに存在するLPAe という定義 d:device、e:eUICC LPAd LPAe 現在は端末内、将来はeUICCの中にLPAが入る
  23. 23. 23 番外 ソフトSIM/バーチャルSIM/クラウドSIM・・ Apple SIM 旧Project Fi Apple SIMなどをはじめ各社がeSIMに近いことができるものを提供 運営基準や手段はバラバラだった(事業者や端末が固定) GSMAが規定したことにより、一定の基準で各社が運用できるように 独自だったのものも eSIM(GSMA基準)に移行の動き 特定の端末・サービスでしか利用できなかったものが、 標準化により、メーカや携帯電話事業者をまたいで利用が 可能に
  24. 24. 24 eSIMの現状とこれから
  25. 25. 25 端末・サービスの現状 まだまだこれから 端末 ・KDDI ・Transatel プリペイド通信として提供 ・最新iPhone、iPad Pro ・Microsoft Surface Pro LTE Advanced 等 サービス 一部のフラグシップモデルで搭載 ・GigSky ・3香港 等 端末/サービスが増えることで、 フラットなeSIMの世界がやってくる
  26. 26. 26 eSIM発展でやってくる世界 ? 本屋さんで書籍を買う 電子書籍にダウンロード CDショップでCDを買う ストリーミング配信 キャリアショップで契約する
  27. 27. 27 契約方法の変化 海外での利用 レンタルルータ ・国内で受取り/最後に返却 ・国内or現地で、プロファ イルを設定 ・不要になったらプロファ イル削除 国際ローミング契約 ・料金高め 現地SIM購入 ・店員との会話 ・現地キャリア料金 ・スマホだけで完結 (会話不要)
  28. 28. 28 契約方法の変化 ショップに行かなくてもいい ・長い待ち行列 ・ショップや配送の対応 (物理SIMの存在) ・まず通信契約ありき ・Web契約や遠隔でオペレー タ対応(街中のキヨスク端末 で契約等) ・物理的なやり取りなし ・先に端末を選んで通信契約
  29. 29. 29 1端末に複数契約 SIMを何枚を持ち歩かなくてよくなる 1つのSIMでは、通信障害時 は通信できない 1デバイス(1スロット)に 1つのSIMしかささらない 普段使わなくても、いざと いうときにSIMを持ってお く プロファイル切替え、別キャ リア契約で通信 データのみの移し変えで契約の 中身新端末に移し変え 複数のプロファイルを1枚目を音声 SIM、eSIM(2枚目)をデータ専用 などの使い方
  30. 30. 30 eSIMのもたらす世界 キャリアが頂点ではない世界に 特定の場所、特定の日時用に プロファイルを提供 遊園地に来た人だけに提供 1日だけ使える契約 Microsoft Mobile Plans キャリア以外のプラットフォー ムでモバイル契約を選ぶ スマホ内アプリ、ECサイトで 欲しいキャリアプランを選択 (法人)MDMが通信契約を管理 MDM
  31. 31. 31 その他問題点 電気通信事業法 第26条2(書面の交付義務)があるため、完全に データ上でのやり取りで完了しない 異なる 2 つの通信事業者を利用するには、 ロックが解除された iPhone が必要です。解除 されていない場合は、両プランとも同じ事業 者のものを使う必要があります。 キャリアロックがあると使えない Appleページの注意点 キャリアロックiPhoneに eSIMプロファイルを設定 しようとしたとき 物理の完全排除ができない
  32. 32. 32 まとめ eSIMの eはエボリューションの e IIJは、eSIMがもたらす未来を見据えて、 積極的に取り組んでいきます
  33. 33. 33 補記 テレコムサービス協会MVNO委員会作『しむ し』は、 クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継 承 2.1 日本 (CC BY-SA 2.1 JP) ライセンスの下 に提供されています。 https://www.telesa.or.jp/committee/mvno_ne w/mvno_char-html 本資料において、一部のスライドに「いらすとや」さんのフリー素 材を利用させていただいております。 https://www.irasutoya.com/ IIJmio meeting 18: eSIMとMVNOの話 http://techlog.iij.ad.jp/archives/2373 IIJmio meeting 21: SIMカードの調達プロセスと管理~そしてeSIMへ http://techlog.iij.ad.jp/archives/2503 IIJ Technical DAY 2018: eSIMとは何か https://www.iij.ad.jp/dev/tech/techday/2018/
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