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エクセルで学ぶビジネスシミュレーション③: 実践編その2

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エクセルで学ぶビジネスシミュレーション③: 実践編その2

  1. 1. エクセルで学ぶ ビジネス・シミュレーション③:実践編その2 元・外資系投資銀行マンが教える
  2. 2. 1 はじめに: エクセル資料の事前ダウンロードはこちらから! ■ 「ストリートアカデミー ディズニー」 で検索 ■ ストリートアカデミーの 「実践編その②」 ページの、以下リンクをクリック
  3. 3. 2 熊野 整 ■ 2004年~2009年 モルガン・スタンレー -大型M&A、資金調達プロジェクトをリード ■ 2010年~2015年 エムスリー -事業責任者として、事業計画の立案から 予算管理・戦略遂行まで行う ■ 2015年~現在 スマートニュース -財務企画担当として、収益計画策定・ 資金調達・上場準備に関わる
  4. 4. 3 「外資系投資銀行のエクセル仕事術」 ダイヤモンド社 ✔ Amazon本総合ランキング第1位 ✔ Amazonビジネス実用書ランキング第1位 ✔ 楽天ビジネス書ランキング第1位 ※ランキングは2015年
  5. 5. 4 個人向けセミナー ■ フェイスブックページ https://www.facebook.com/simulation2013 ■ ストリートアカデミー http://www.street-academy.com/users/7844
  6. 6. 5 日本全国・海外で開催 ■ これまで大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌、シンガポール、台北で開催 ‥ 福岡 ‥ シンガポール
  7. 7. 6 主な企業研修実績 (2014年~)
  8. 8. 7 リクナビとの大学生向けセミナー共同開催
  9. 9. 8 ミクシィとの起業家向けセミナー共同開催
  10. 10. 9 中国人ビジネスウーマン向けセミナー
  11. 11. 10 プレジデント 執筆・監修
  12. 12. 11 日経ヴェリタス インタビュー
  13. 13. 12 Anecan 女性向けスキルアップ特集
  14. 14. 13 参加者からの声 https://www.street-academy.com/myclass/1190
  15. 15. 14 この研修の特徴 大手商社や会計監査法人といったプロフェッショナルだけでなく、 女性、大学生、新卒社会人の方も多数ご参加いただいており、 参加者層が幅広いのが特徴です
  16. 16. 15 目次 1. ビジネス・シミュレーションとは 2. 講座概要 3. 公開データから、収益構造を理解しよう 4. 過去のP/Lを分解して、将来のP/Lを予測しよう 5. まとめ
  17. 17. 16 ビジネス・シミュレーションとは エクセルを活用して、 様々なシミュレーションを行えるモデルを作成して、 ビジネスの意思決定力を高める
  18. 18. 17 シミュレーションで、ビジネスの意思決定力を高める、とは? 「社長! このままだと我が社はいつか赤字 になります!しかし、 (1) 新商品の開発による販売数アップ (2) 人件費の削減 をはやく実現できれば、今期は かなり利益が出ると思います!」 × シミュレーションができない人 「社長! このままだと我が社は7ヶ月後に赤字 になります!しかし、 (1) 新商品の開発による販売数10%アップ (2) 人件費の15%削減 を3ヶ月間で実現できれば、今期は 10億円の黒字の見通しです!」 ○ シミュレーションができる人 モデルを作成すると、かんたんにシミュレーションできるようになります
  19. 19. 18 シミュレーションで、ビジネスの意思決定力を高める、とは? 営業マンの増員 既存顧客のアフターケア インターネット広告 営業店の統合 営業戦略(案) 新規顧客10%~30% ↑ リピート率20%↑ 新規顧客10%↑、広告費5%↑ 賃貸料を年1,200万円↓ 予想効果 300万円~1,000万円 700万円 500万円 1,200万円 利益インパクト ■ 利益インパクトをシミュレーションすることで、やるべきことの優先順位が決められる 優先! モデルを作成すると、かんたんにシミュレーションできるようになります
  20. 20. 19 エクセルの正しい使い方も、細かくレクチャーします × ダメなエクセル ○ よいエクセル 収益計画 普通ケース 今月 来月 再来月 売上 円 1,000,000 1,100,000 1,210,000 販売数 個 1,000 1,100 1,210 成長率 % 10% 10% 値段 円 1,000 1,000 1,000 費用 円 500,000 840,000 884,000 材料費 円 300,000 330,000 363,000 1個あたり材料費 円 300 300 300 賃貸料 円 100,000 200,000 200,000 店数 店 1 2 2 1店あたり賃貸料 円 100,000 100,000 100,000 人件費 円 0 200,000 200,000 従業員数 人 0 1 1 1従業員あたり人件費 円 200,000 200,000 200,000 その他費用 円 100,000 110,000 121,000 売上比 % 10% 10% 10% 営業利益 円 500,000 260,000 326,000
  21. 21. 20 目次 1. ビジネス・シミュレーションとは 2. 講座概要 3. 公開データから、収益構造を理解しよう 4. 過去のP/Lを分解して、将来のP/Lを予測しよう 5. まとめ
  22. 22. 21 今回の講座の目標 ■ 相関分析を活用することで、 ✔ 各数値がどのように「連動」しているかを見極め、 ✔ その連動項目を元に、過去のP/L実績から、将来のP/Lを予測 をしていきます
  23. 23. 22 今回のテーマは、東京ディズニーリゾート (オリエンタルランド)
  24. 24. 23 ワタシも、たまに行きます
  25. 25. 24 これからやること オリエンタルランドの収益構造を読みとり、 その収益構造を元に、過去のP/Lを分解し、 さらに、将来のP/Lを予測します
  26. 26. 25 これからやること: 過去のP/Lの分解と、将来P/L予測 ■ 3ステップに分かれます ✔ P/Lの分解 ⇒ 数字の連動の確認(相関分析) ⇒ 将来の予測 数字の連動がある項目 ・ 設備投資額とゲスト単価 過去のP/L 将来のP/L 数字の連動がない項目 ・ その他売上 P/Lの分解 ・ 売上=ゲスト単価×ゲスト数 ・ 費用=人件費+その他費用 数字の連動がある項目 ・ 設備投資↑ ⇒ ゲスト単価↑ 数字の連動がない項目 ・ そのまま将来に引き延ばす
  27. 27. 26 相関分析で大事なこと ■ 相関分析は、あくまで 「仮説の検証の1つ」 ✔ 相関が高い = 絶対に連動している、 というわけではない ✔ 仮説に納得感があるか? は重要 ■ 相関の対象とする数値は、柔軟に考える (1) 年間の金額? それとも累積の金額? (2) 外れ値はないか? (3) 時間のズレは? (例) 景気回復 ⇒ 従業員の給料が上がるのは翌年
  28. 28. 27 目次 1. ビジネス・シミュレーションとは 2. 講座概要 3. 公開データから、収益構造を理解しよう 4. 過去のP/Lを分解して、将来のP/Lを予測しよう 5. まとめ
  29. 29. 28 上場企業の公開データを読み解く ■ 最初から決算資料を読まない ✔ 決算資料は、決められたフォーマットに合わせて財務データを掲載 ✔ そもそも情報が多すぎる ✔ したがって、決算資料から収益構造を読みとるのは簡単ではない ■ わかりやすい情報から、「ああ、経営者はこの数値を重視しているんだな」とざっくり理解 ✔ 会社ウェブサイト ✔ アニュアルレポート
  30. 30. 29 日経ビジネス記事
  31. 31. 30 オリエンタルランドのウェブサイト 「企業を知る」
  32. 32. 31 オリエンタルランドのウェブサイト 「企業を知る」
  33. 33. 32 オリエンタルランドのウェブサイト 「企業を知る」
  34. 34. 33 オリエンタルランドのウェブサイト 「企業を知る」
  35. 35. 34 オリエンタルランドのウェブサイト 「企業を知る」
  36. 36. 35 オリエンタルランドのアニュアルレポート
  37. 37. 36 オリエンタルランドの決算資料
  38. 38. 37 ここまでわかったこと (1) 積極的な追加投資で、ゲスト1人あたりの売上高を増加 (2) 売上が増加すれば、さらに追加投資 (3) 来園ゲスト数は、 (A) 周年記念がある年は、来園数が増える(季節要因) (B) パークバリュー向上(非季節要因)
  39. 39. 38 パークバリュー = 新規プロダクト = 設備投資
  40. 40. 39 こういうデータにもヒントがあります ■ 年間入園者数と、新規アトラクション導入の推移
  41. 41. 40 言い換えると・・・ (1) 積極的な追加投資で、ゲスト1人あたりの売上高を増加 (2) 売上が増加すれば、さらに追加投資 (3) 来園ゲスト数は、 (A) 周年記念がある年は来園数が増える(季節要因) (B) 設備投資(非季節要因)
  42. 42. 41 目次 1. ビジネス・シミュレーションとは 2. 講座概要 3. 公開データから、収益構造を理解しよう 4. 過去のP/Lを分解して、将来のP/Lを予測しよう 5. まとめ
  43. 43. 42 収益の構成 (いまのところ) 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率 × ×
  44. 44. 43 まずはこのエリアのモデルをつくります 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  45. 45. 44 まずはこのエリアのモデルをつくります ■ 事前ダウンロード資料を、細かく修正 ✔ 年度の表記修正、出所の非表示など
  46. 46. 45 まずはこのエリアのモデルをつくります 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  47. 47. 46 その前に、そもそも、ゲスト単価と設備投資額は関係あるのか? ■ 過去のP/Lを見ると、ゲスト単価と設備投資額は相関していないのでは・・・
  48. 48. 47 よく見ると・・・
  49. 49. 48 つまり、こういうこと?
  50. 50. 49 次はこのエリアのモデルをつくります 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  51. 51. 50 ゲスト数(季節要因のぞく)と設備投資額は、本当に連動しているのか? 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  52. 52. 51 ゲスト数(季節要因のぞく)と設備投資額は、関係ない?
  53. 53. 52 もういちど決算資料を見てみると・・・
  54. 54. 53 次は従業員数、1人あたり人件費 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  55. 55. 54 売上高に応じたコストのコントロール ■ ゲスト売上に応じて、人件費が連動するモデル?
  56. 56. 55 最後は、毎年の設備投資 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率
  57. 57. 56 さきほどの資料
  58. 58. 57 毎年の設備投資額は、どうやって決めているのか? ■ 毎年のゲスト売上と設備投資額の相関性はあまりなさそう・・・
  59. 59. 58 直近の設備投資①
  60. 60. 59 直近の設備投資②
  61. 61. 60 さらに、新たな仮説 ■ ゲスト売上が設備投資額に反映されるまでに、時間差があるのでは? ✔ 「今年は儲かったなー!じゃ、来年はもっと設備投資するか!」 ✔ 2015年度の設備投資額に影響を与えるのは、2014年度のゲスト売上?
  62. 62. 61 将来のP/Lのモデルをつくりましょう ■ 3ステップに分かれます ✔ P/Lの分解 ⇒ 数字の連動の確認(相関分析) ⇒ 将来にわたって引き延ばす 数字の連動がある項目 ・ 設備投資額とゲスト単価 過去のP/L 将来のP/L 数字の連動がない項目 ・ その他売上 P/Lの分解 ・ 売上=ゲスト単価×ゲスト数 ・ 費用=人件費+その他費用 数字の連動がある項目 ・ 設備投資↑ ⇒ ゲスト単価↑ 数字の連動がない項目 ・ そのまま将来に引き延ばす
  63. 63. 62 将来のP/Lのモデルをつくりましょう 売上 ゲスト売上 その他売上 ゲスト単価 ゲスト数 費用 人件費 その他費用 利益 + × 従業員数 1人あたり人件費 × 設備投資額 投資額に対する比率 × + + 周年記念→ゲスト増加 ゲスト数(季節要因除く) 設備投資額 投資額に対する比率 設備投資 ゲスト売上 ゲスト売上に対する比率 震災→ゲスト減少 + ゲスト数 ゲスト数に対する比率 ×
  64. 64. 63 目次 1. ビジネス・シミュレーションとは 2. 講座概要 3. 公開データから、収益構造を理解しよう 4. 過去のP/Lを分解して、将来のP/Lを予測しよう 5. まとめ
  65. 65. 64 なぜ、東京ディズニーリゾートは、累積投資額を重視しているのか ■ 投資 ⇒ 売上アップ ⇒ 再投資 ⇒ さらに売上アップ・・・という好循環 ✔ 費用とは違って、設備投資は、形に残り続ける
  66. 66. 65 ゲスト単価も、利益インパクトは大きい ■ お弁当の持ち込みが禁止されている東京ディズニーリゾート ⇒ もし、お弁当の持ち込みを許可して、飲食収入が50%減少になった場合、 2030年度のオリエンタルランドの利益額は? ■ ゲスト数を増やすために、クーポンを発行 ⇒ 10%割引クーポンを配布したら、ゲスト数が10%増えるとしたら、 2030年度のオリエンタルランドの利益額は?
  67. 67. 66 まとめ: 過去のP/Lの分解と、将来P/L予測 ■ 3ステップに分かれます ✔ P/Lの分解 ⇒ 数字の連動の確認(相関分析) ⇒ 将来にわたって引き延ばす 数字の連動がある項目 ・ 設備投資額とゲスト単価 過去のP/L 将来のP/L 数字の連動がない項目 ・ その他売上 P/Lの分解 ・ 売上=ゲスト単価×ゲスト数 ・ 費用=人件費+その他費用 数字の連動がある項目 ・ 設備投資↑ ⇒ ゲスト単価↑ 数字の連動がない項目 ・ そのまま将来に引き延ばす
  68. 68. 67 まとめ: 相関分析 ■ 相関分析は、あくまで 「仮説の検証の1つ」 ✔ 相関が高い = 絶対に連動している、 というわけではない ✔ 仮説に納得感があるか? は重要 ■ 相関の対象とする数値は、柔軟に考える (1) 年間の金額? それとも累積の金額? (2) 外れ値はないか? (3) 時間のズレは? (例) 景気回復 ⇒ 従業員の給料が上がるのは翌年
  69. 69. 68 身近にある、「本当にそれって関係ある?」 ■ 関係ありそうで、意外と関係なかったりして ✔ 顧客満足度が上がる ⇒ 売上がアップする ✔ 企業の知名度(ブランド)が上がる ⇒ その企業の商品の売上がアップする ✔ 従業員の給料を上げる ⇒ 退職率が下がる
  70. 70. 69 ゲスト数の分解 (1) : 世代別に分解してみる?
  71. 71. 70 ゲスト数の分解 (1) : 世代別に分解してみる?
  72. 72. 71 ゲスト単価の分解 (2)
  73. 73. 72 ゲスト単価の分解 (2) : イレギュラー要因?

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