IoT LT 新潟 Vol.5 で発表した資料です。

1. 製造設備情報
収集デバイス
実証試験
IoTLT NIIGATA Vol.5

2. １．自己紹介
名前 田崎 秀行
趣味 車 少しだけ速い車が好き・いじるのも
今はたまに YouTube で見る専門
料理 週末のお昼ご飯担当
製造業 某食品製造業の情報シス部門 在籍
社内 SE 兼 PG（生産購買業務担当）

3. ２．IoT といえば
データ収集 解析・分析 ＡＩ・機械学習
見える化 改善活動 自動化・制御
うちのニーズはここ

4. ３．何したん？
製造実績
実績数量
（投入・出来高・副産品）
設備情報 ( MC Web Controller / PLC )
電子化 ( スクラッチ開発 )
品質検査記録 電子化 ( i-Reporter )
設備稼働
稼働状況監視 設備情報 ( MC Web Controller / PLC )
環境情報 ( 各種センサ )
予防保全 設備情報 ( MC Web Controller / PLC )
動線解析 動画解析 ( カラーバーコード )
位置情報 ( BLE Beacon / RFID )
今回はこれ
前回はこれ

5. ちゃんとした理由は
次に
４．何でこれにしたん？
設備から
実績を自動収集
したかったから！

6. ５．どんな理由で？
 製造現場の人 せんべい作る人
 せんべい作る人 ラインにいる
 せんべい作りが優先で
 記録は後回し
 記録 現場で紙に
・紙を見ないと実績がわからない
・実績見えないと現場は多く作ってしまう
・生産管理システムに自動連携したい

7. ６．設備から情報取る方法は？
① CC-Link を使用する
② 設備の制御盤を加工する
③ MC WEB Controller 使用する
△ 古い設備は非対応・高い
× スモールスタート不可・要MES導入
〇 設備業者設置・設定可＝ユーザ運用負担少
× PLC・制御盤に要配線加工
× 設備を破損させる可能性有
▲ 非稼働時に設置する必要有
〇 古い設備にも対応・設備破損なし ・安い
〇 スモールスタート可・失敗したらすぐやめれる
▲ 設置・設定はユーザがやる
今回はこれで
やってみる

8. ７．MC WEB Controller とは？
 株式会社シムトップスの製品
 特徴 詳細に設備情報（稼働・実績）を取得可能
 BI （Motion Board）と連携可能
 設備の加工不要・制御盤の配線にセンサをクランプ
 どんなメーカーのどんなに古い設備でも設置可能
 設置で製造を止めることはない
 ユーザが設置可能
 設置数多いとユーザのみでは大変

9. ８．実証試験
 目的 設備から実績を自動収集するデバイスの検証
 期間 2017/04 より（結局約１年間かかってしまった）
 設備 パレタイザ（パレットに商品を積む設備）に設置
 内容 段ボール積付数取得
 パレット積付完了数取得
 検証 実際の製造実績とデバイスからのデータを比較検証

10. ８．システム構成
・MC WEB Server
・PostgreSQL
Wireless LAN
Client PC
MC WEB Controller
Device

11. ９．試験
 初期 2017/04 –
◦ 段ボール積付数に差異・20cs/日 > 実績速報値なら利用可
 改変１ 2017/06 –
◦ デバイス変更 ＞ 高速検出タイプに変更
 改変２ 2017/09 –
◦ デバイス変更 ＞ ８ポート → ４ポート に変更
 改変３ 2017/11 –
◦ デバイス変更 ＞ ４ポートのカウンタ計測タイプに変更
 最終 2018/03 –
◦ デバイス変更 ＞ 電流感度調整タイプに変更
◦ 製造実績値とほぼ一致するようになり試験終了

12. 10．総括
 試験結果
◦ 設備に設置したデバイスは終始安定して動作した
◦ デバイスはかなり改良されたがまだ発展途上のため今後に期待
◦ 製造実績の自動抽出が実際の値と一致することを確認した
◦ 配線の電流量を把握しないと誤検出してしまう
◦ 設置は早いが電流感度調整と実績の正確性の検証に時間がかかる
 今後の展望
◦ 耐熱・寒冷・防水・粉塵等の環境で試験
◦ 封緘機・重量検査機・金属検査機・X線検査機・包装機で試験
◦ CC Link を導入できない古い設備から情報収集用に利用したい
◦ 生産管理システムに連携するようシステム対応

13. 10．デモ
 MC-Web CONTROLLER 実機デモ
◦ 配線 0:00 – 0:40
◦ 動作 2:20 – 3:15