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Java EE から Jakarta EE へ - Eclipse Foundation への移行で気になってたこと Ian Robinsonたちに全部聞いてみた -

  1. 2018/4/27 GlassFish Users Group Japan セッション資料 から へ - Eclipse Foundation への移行で気になってたこと Ian Robinsonたちに全部聞いてみた - SOMPOシステムズ株式会社 西野大介 @nishino_chekhov
  2. SOMPOシステムズ株式会社 西野大介 @nishino_chekhov • SOMPOシステムズは 損保ジャパン日本興亜のシステム会社 スピーカー紹介 • 超大規模 Java EE 7 開発案件進行中
  3. Agenda • One-on-One Session • IBM Think 2018
  4. • 資料公開あり はじめに • 口頭補足多め ※時間の都合上で一部説明割愛 • ハッシュタグ #glassfish_jp
  5. IBM Think 2018
  6. 開催日: 2018年3月19日~22日(米国現地時間) 開催場所: Mandalay Bay Hotel(ネバダ州 ラスベガス) ✔1000人以上の専門家 ✔1000を超えるテクノロジーセッション ✔4万人以上の参加者
  7. 大盛況
  8. 当社登壇時の様子
  9. おかげさまで大好評
  10. THINK Japanも開催
  11. One-on-One Session
  12. One-on-One Session? 個別の問い合わせ事項について 関係するスペシャリストに 直接対面による説明・対話の時間をいただくセッション。
  13. こんな場所で開催
  14. 今回参加いただいたメンバー (左から) Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect) Steve Wallin (IBM Runtime Technology architect) Kevin Sutter (MicroProfile and Jakarta EE architect ) Mike Thompson (WebSphere Architect) Kyle Brown(DE, Cloud Architecture and Solition Engineering) (右) Jason McGee (IBM Fellow, VP and CTO, Cloud Platform) (左から) Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) Walt Noffsinger (WebSphere Director)
  15. 上段2枚: JavaOne2017 Keynote 下段: JavaOne2017 Community Keynote Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  16. せっかくですので、ぜひ皆さんも インタビューに立ち会ったつもりで きいてください。
  17. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 本編
  18. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp EE4Jの最新状況は? EE4Jの最新状況
  19. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp EE4Jの最新状況 • 37 Java EEコンポーネントのうち約半分 Eclipse管理下のリポジトリ*へ移行済 • Mike Milinkovich( Eclipse Foundation エグゼクティブディレクター)は次のバ ージョンのJava EEをJakarta EEという新 名称でさらに発展させてリリースする基 礎が整ったと、4月 or 5月くらいに発表 したいと考えている (全コードやTCKの移行完了) Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) Oracle管理下 https://github.com/javaee EE4J管理下 https://github.com/eclipse-ee4j *
  20. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • コミュニティはここ数年のEnterprise Javaの進化(の遅さ)にものすごくフラ ストしていたので、Eclipseで進化が加速 するはず • 例えばMicroProfileをみると、非常に早 いスピードで進化 • Jakarta EEも同様のスピード感となるは ず EE4Jの最新状況 Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  21. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 比較 - コミュニティ活動の活発度 https://www.infoq.com/jp/news/2016/08/JavaEEGuardians “解決した課題とリビジョン管理のコミット数が一貫して 下落傾向にあることを描いたチャート” https://groups.google.com/forum/#!forum/microprofile
  22. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java SEは今後もOracle管理下? Java SEとJakarta EEの関係
  23. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java SEとJakarta EEの関係 • Java SEの機能拡張はJEP、仕様策定は JCPのJSRという仕組みは継続 • Jakarta EEはEclipse管理下になるものの 現状ではOracleはJavaテクノロジーの全 てをオープンソース化できていないこと になる Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  24. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java SEとJakarta EEの関係 • 一方でIBMはJVM実装を昨年9月にOpen J9としてオープンソース化 • OpenJ9はIBM SDK 8 SR5 以上および今 年9月にでてくるIBM SDK 11のベースに • IBMは商用のJavaからオープンな形でビ ルドされ開発されるJavaに移行していく Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  25. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 確認的なQA • Java SEに対し、Eclipse Foundationおよび MicroProfileからのアプローチは(少なくとも 言及できるレベルでは)されていない • IBM社はOpenJ9によってよりオープンな方向へ Java SEとJakarta EEの関係
  26. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Java 9、日本では(西野の観測範囲で は)ほとんど使われていない • そんな中、もうJava 10がリリース • このリリースサイクルの速さは、 Agilityは高いものの、日本ではあまり 受け入れられていない印象 • この傾向に、コミュニティを運営する 立場からの見解は? Java 9とリリースサイクル
  27. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java 9とリリースサイクル • Java 9があまり使われていないのは、日本だけで はない(把握している中で本番でJava 9を使って いるのは1,2件) • 多くはJava 8を継続利用 • 個人の見解ではJava 9,10はDev/Test 用途がメイ ン • 現時点ではJava 11が業界のフォーカス(その準 備用がJava9,10) Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  28. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Java 9, 10とJava 11の差は? (11のマイグレーションコストを 懸念) • 仕様策定側は前提としてこういう (11準備という)ユースケースを想 定している? Java 9とリリースサイクル
  29. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • リリース間での差異はかなり小さい • Java 10は直近6週間で1つFixが入った程度 • リリースサイクル間の6ヶ月の間に、初期の 頃のコードにいくつか変更が入り、そのあ と安定化され、最後の数週間のビルドは非 常に安定 • つまり、まず9から10へのマイグレーション はごくごく小さい Java 9とリリースサイクル Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  30. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • そして10から11も同じ傾向になる想定 • このように今後6ヶ月のサイクルで出てく るリリース間のマイグレーションは難しく ない • むしろもっともチャレンジングなのはJava 8から9のマイグレーション • Java 8から9へのマイグレーションが完了す れば、そのあとのマイグレーションは格段 に楽になるはず Java 9とリリースサイクル Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies)
  31. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java バージョンのサポートロードマップ Java 11(18.9)のロングタームサポートの活用 Java 8 Java 11 Java 9とリリースサイクル
  32. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Java10で追加されたフィーチャー http://openjdk.java.net/projects/jdk/10/ Features 286: Local-Variable Type Inference 296: Consolidate the JDK Forest into a Single Repository 304: Garbage-Collector Interface 307: Parallel Full GC for G1 310: Application Class-Data Sharing 312: Thread-Local Handshakes 313: Remove the Native-Header Generation Tool (javah) 314: Additional Unicode Language-Tag Extensions 316: Heap Allocation on Alternative Memory Devices 317: Experimental Java-Based JIT Compiler 319: Root Certificates 322: Time-Based Release Versioning コーディング上の唯一の変更点 286: Local-Variable Type Inference ローカル変数型推論(var) https://tryjshell.org/ フィーチャー一覧 Java 9とリリースサイクル
  33. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 個人的な見解 • 日本でも一時Twitterで話題になっていた観点 (9,10で準備し11に備える) • 仕様策定側の想定でもあると理解 • 「ロングタームサポート期間の最大活用」 「顧客への開発スケジュール説明材料」などのメリット Java 9とリリースサイクル
  34. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp IBMがWebSphereでどのような戦略をもっているか ⇒Javaユーザーとして押さえておくべき • WebSphere Libertyのストラテジー (+最新トピック)とは? * Libertyのストラテジー
  35. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • ①エンタープライズJavaへの対応 • ②プログラミングモデル Libertyのストラテジー Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  36. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • MicroProfile1.3への対応:完了 • Java EE 8 への対応:まもなく完了 • Jakarta EEというリブランド(移管)は、 WebSphereに非常によいニュース Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect) Libertyのストラテジー① エンタープライズJava 対応状況
  37. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Jakarta EEというリブランドによる利点 • IBMにとって、すでにMicroProfileで取り 組んできた内容をJakarta EEの次のバー ジョンにとても取り入れやすくなった • IBMはJakarta EEの次のバージョンに最 も早く対応できるはず(すでに MicroProfileの機能をLibertyに取り入れ ているため) Libertyのストラテジー① エンタープライズJava Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  38. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Jakarta EE + MicroProfileにより、さらに実現したいこと • Jakarta EEとMicroProfileで標準アプリ ケーション・プログラミング・モデル を定義したい • 標準モデルにのっとったアプリケーシ ョンをLibertyにデプロイするだけで、 実装上に定義された拡張機能をコンテ ナに構築された環境とつなぐことがで きる、といったことを実現したい Libertyのストラテジー②プログラミングモデル Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  39. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 標準アプリケーション・プログラミング・モデルの例 • あるアプリに、マイクロサービスによるヘルス チェックのエンドポイントがあるとする • MicroProfileには、ヘルスチェックのエンドポ イントをAnnotationする標準の仕組みを定義し てある • Libertyの世界では、「MicroProfileで定義され たメソッド」を基盤のクラウド・インフラの機 能とつなぎ、ヘルスチェックエンドポイントを 使ってマイクロサービスの死活状態を確認する といったことができるようになる( Liberty側 にて、この仕組みに関連する実装+アプリをデ プロイする際にLibertyと一緒に利用されるツー ルを用いることで実現) Libertyのストラテジー②プログラミングモデル Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  40. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • アプリサーバとしての対応状況の速さ • Jakarta EEとLibertyの親和性 • アプリサーバと言語仕様、その両面でマイクロサービ ス対応に高いプライオリティを置いて継続している (MicroProfileを作り始めた流れ通り) ここまでに対する見解 (“エンタープライズJavaへの対応”について) Libertyのストラテジー
  41. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 多くのレイヤー(言語、VM、コンテナ、クラウド)が 絡む中、マイクロサービスというアーキテクチャに対 し、言語仕様そのものがシームレスにつながるという ことを強調 ここまでに対する見解 ( “標準アプリケーション・プログラミング・モデル”について) Libertyのストラテジー
  42. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • MicroProfileに対する力の入れよう • もちろん、LibertyやCloudに直結する性質であるという ことも関連 • MicroProfileは、ある種コミュニティ主導で仕様策定す るという意思の象徴(次ページ) ここまでに対する見解 (”MicroProfile”について) Libertyのストラテジー
  43. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 2016 • Java One開催のタイミングで MicroProfileについて発表 過去の出来事 おさらい 2017 • Oracle / IBM / Red Hatの鼎談 https://www.youtube.com/watch?v=6emPnRChsEE https://www.slideshare.net/DaisukeNishino1/oow2017-and-javaone2017-report-daisuke-nishinosompo-systems Libertyのストラテジー ~2015 • Java界隈の様々な課題
  44. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp MicroProfileと、Jakarta EEの今後の 関係性は? 言語仕様や製品間のConflict
  45. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp MicroProfileはJakarta EEに統合していく つもり 言語仕様や製品間のConflict Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  46. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp それらの機能やコンセプトにConflict (衝突)するところはない? 言語仕様や製品間のConflict
  47. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Java EEとMicroProfileにConflictする部分 はない • MicroProfileはCDIとJAX-RSをベースとし てJava EEテクノロジを拡張するもの • 例えば、MicroProfileで定義されるFault Tolerant Annotationを例にとると、Fault Tolerantの振る舞いはCDIコンテナ(CDI managed bean)を介してEnableされるよ うデザインされている • MicroProfileはJava EEを拡張するものであ り、進化を妨げるものではない 言語仕様や製品間のConflict Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  48. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Istioのようなマイクロサービス向けの 製品などとMicroProfileのConflictする 部分については? 言語仕様や製品間のConflict
  49. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Google、IBM、Lyftが開発し、2017年5月にオープンソース化した ソフトウェア • 「サービスメッシュ」と呼ばれる機能を果たす • サービスメッシュでは、マイクロサービス間の通信を統一的な仕組 みで制御 • これにより、きめ細かなセキュリティの確保、流量制御、フェイル オーバー、ブルー/グリーンデプロイメント、カナリアデプロイメ ントなどを容易にする Istioとは(以下引用) 引用元 http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1802/09/news015.html 言語仕様や製品間のConflict
  50. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Istioやk8sが持つ機能とMicroProfileの仕様 がConflictしやすいのは確か • Libertyの実装ではPlatform側の機能と Conflictしないようデザインしている 言語仕様や製品間のConflict Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  51. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • MicroProfileにはヘルスチェック機能が定 義されている • このヘルスチェックのエンドポイントを k8sの管理Planeにexposeする • つまり、k8sがマイクロサービスのヘルス チェックやステータス確認をする際にはこ のエンドポイントを利用するようにする 例1:ヘルスチェック 言語仕様や製品間のConflict Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  52. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • あるサービスがもう1つのサービスの呼出をリ トライするケースにおいて、Istioが存在する場 合は、 Istio Proxyも、Fault Tolerantと同じよ うなハンドリングを行う機能があるので Conflictしてしまう • Istioが存在する環境において、Fault Tolerant 構成がされたアプリケーションがデプロイされ た場合、IstioがRetryロジックの支配権を握れる ようにする実装をLibertyに入れている(ただし、 アプリケーション側でFallbackは使えるように することで、矛盾がおきないようにする) 例2:フォールトトレラント 言語仕様や製品間のConflict Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  53. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 言語仕様や製品間のConflict • 言語や製品は栄枯盛衰がある(Conflictは避けられない) • アプリ実装に専念するために、周辺製品やサービス側で どこまで対応してくれるかは重要 • 標準モデルによる解決が見られるか • MicroProfileをJakarta EEに統合していく方向性を直接確 認できたことの価値 見解
  54. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 環境差異をなくすのがJavaにおける WORA – Write Once, Run Anywhere というコンセプト • IBM JavaとOracle主導のJavaの間の 差異については? Java間の差異SKIP
  55. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • OpenJDKとのAPIサービスの差異をなくす ための努力を継続 • その1つの取り組みが昨年秋に行った OpenJ9(IBM J9 JVMのEclipse配下でのオ ープンソース化) • 現在はIBM JavaはOpenJDKとEclipse OpenJ9ベースで作成 • したがって、APIサービスのレベルでは OpenJDKと全く同じに Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) Java間の差異SKIP
  56. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 以前は、IBM Javaは異なるXMLやJavaテク ノロジーの中で異なるコンポーネントを実 装 • OpenJ9でその差異を最小限にする • 一方で、IBM Javaでは最高のパフォーマン スを実現するJVM機能の提供を • Footprint、起動時のパフォーマンス、IOT テクノロジーなどの領域へ • これにより、OpenJDK with OpenJ9はベス トなCloud Javaテクノロジーを提供する Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) Java間の差異SKIP
  57. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 番外編QA(サーバレスについて) IBM Cloud Functions のコンセプトは オープンであること Oracle:オープン重視 AWS:オープンの意識は見えない IBM:中間くらい? 当初からもっともオープンを意識している のはIBM Jason McGee (IBM Fellow, VP and CTO, Cloud Platform) Java間の差異SKIP
  58. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 提供サービスについて総合的にオープンであることに高いプラ イオリティ設定 • WebSphere Libertyは、オンプレ、クラウド(パブリック/プラ イベート)など自由に持ち運べるというのがコンセプト • WORAの恩恵でベンダーロックインの心配も少ない • クラウド環境でJavaを選択されるケースは限られるが、Javaの 持つ優位性 • Java間の差異が少なくなることでさらに最適化 見解 Java間の差異SKIP
  59. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • クラウド、サーバレスでJavaは流行 っていない • それらの環境でJavaを使う意義は? クラウド、サーバレス環境におけるJavaSKIP
  60. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect) • IBM Cloud FunctionsではNode.jsやPHPが多い • Javaの起動時間の課題は、Cloud Functionsの インスタンス間でJVMをキープすることで最適 化することも対策 • ただ、Javaにとって最適な領域は堅牢でハイ・ パフォーマンスが求められるアプリケーション で、コンスタントにアクセスがあるもの • 不定期に利用されるFunctionsなら他言語推奨 クラウド、サーバレス環境におけるJavaSKIP
  61. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • サーバレスとは課金モデルを指す • 一方Cloud Functionsはプログラミング・モデル • ビジネス・ロジックをシンプルなインとアウトの インターフェースで定義し、ビジネス機能として 実装するもの Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) クラウド、サーバレス環境におけるJavaSKIP
  62. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) クラウド、サーバレス環境におけるJava • 不定期に利用されるがI/Oバウンドが非常に大き いネットワークインタラクティブなファンクショ ンではあればNode.js • そうではなく、CPUを多く消費するファンクシ ョンであればJava SKIP
  63. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 起動時間のケア • あとは実態としてのビジネスロジックの性質+課金モデル • 技術特性以外には、Javaの人気 • 対するJavascriptやPythonの扱いやすさ • varのような間口を広げる進化の今後 見解 クラウド、サーバレス環境におけるJavaSKIP
  64. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp MVC 1.0の今後は? MVC 1.0(JSR 371)
  65. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 「Java EEは大丈夫か」 という火種のひとつに • JSFと対になるアクションベースのフレームワーク • 当初Java EE標準に策定される予定 • しかしマイクロサービス対応優先のためドロップ • その後、Eclipse Foundationに拾われ検討継続 MVC 1.0(JSR 371) MVCについて おさらい
  66. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp MVCはJakarta EEの一部となる予定 MVC 1.0(JSR 371) Kevin Sutter (MicroProfile and Jakarta EE architect )
  67. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 見解 MVC 1.0(JSR 371) • 標準化(位置づけ明確化)によるメリット • Strutsベースの資材をいまだに使っているユーザーの期待 • Old Javaからの移管
  68. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • JavaOneの日程の変更(一日減) • Javaコミュニティの今後は? JavaOneの今後
  69. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp JavaOne Oracle Code One 2018 “Make Java Great Again” 例年より一日減り、コミュニティキーノートがなくなる? IBM社にとっても重要な情報発信の場であったのでは OpenJ9、Open Liberty 2016 2017 JavaOneの今後 * JavaOneは先日Oracle Code Oneへの名称と内容変更が発表されましたが、 このインタビュー上は当時のままJavaOneとして掲載します
  70. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) • 私たちも今年のJavaOneがどうなるかの情 報待ち… • お客様の方が情報を持っているくらいかも JavaOneの今後
  71. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 詳細はともかくJavaOne自体は2018年も実 施される • さらに来年(2019年)もOracleはJavaOne を開催すると思われるが、それとは関係な く、Jakarta EEコミュニティが予定する新 たなイベントがある Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect) JavaOneの今後
  72. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp JakartaOne 2019(仮) JavaOneの今後
  73. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 2019年からはJavaOneとJakartaOneという 2つのカンファレンスが開催されるかも • これによってコミュニティは再編され、再 び活気付くはず Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect) JavaOneの今後
  74. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 見解 • JavaOneが、なぜOracle Code Oneに 名前とコンセプトを変えたか JavaOneの今後
  75. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Oracleが担ってきた役割は今後変わ っていくのでは • いろいろなベンダーがその代替を担 っていく想定 • それらに関する予定は? Javaコミュニティの今後
  76. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) • EE4JはJavaコミュニティでは非常にポジテ ィブに捉えられている • これによりJavaのエコシステムが広がり、 Javaの活性化、進化が促進される Javaコミュニティの今後
  77. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Steve Wallin (Program Director - IBM Runtime Technologies) • Java SEは従来通りOracle管理、進化の道も Oracle主導 • Java SEについてもJava EEと同じようなパ スを今後たどることで同じ効果が得られる ことを期待 • それが実現されるまでの間、IBMはOpenJ9 でJVMのイノベーションを推進 • Oracleとパートナーシップを組んでJavaの 進化を進める Javaコミュニティの今後
  78. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp コミュニティの変化という観点では、こんな 認定制度の導入を検討中 Kevin Sutter (MicroProfile and Jakarta EE architect ) Javaコミュニティの今後
  79. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp Jakarta Champion(仮)
  80. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp 業界に対してより広い意味でJakarta Family の利用や開発をプロモーションする目的 Kevin Sutter (MicroProfile and Jakarta EE architect ) Javaコミュニティの今後
  81. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp コミュニティには、大きく分けて 3つの関わり方がある Ianによるまとめ Javaコミュニティの今後 Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  82. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Developer Communityの観点ではよりオー プンになり、動きがダイナミックに • TCKなどへのアクセスがしやすくなったこ とが後押しするはず 1) テクノロジーの提供に際するイノベーション Javaコミュニティの今後 Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  83. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 仕様策定の観点では従来のJCPよりもコミ ュニティに対して平等な機会が与えられる • それは多くの人にとってJakarta EEのワー キンググループに入るモチベーションにも なるはず • WGに入ることで、仕様に影響を持つだけ でなく仕様策定のプロセスにも影響を与え ることができる • 特にプロセスはまだ定義中のため、今のよ うに非常に早い段階で入ることはプロセス の確立に大きく関与できるはず 2) 仕様策定プロセスへの影響、その確立 Javaコミュニティの今後 Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  84. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • Javaのプロモーションという観点も変わる • これまではOracle主導 • これからは今後はOracle(Java SE)と Eclipse(Jakarta EE)と共同でのコミュニテ ィベースに移行していく 3) コミュニティ自体の観点 (コミュニティ活動やMeetupの企画など) Javaコミュニティの今後 Ian Robinson (DE, WebSphere Lead Architect)
  85. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • これまでのコミュニティの構造を参照しながらリビルドし ていく(JakartaOne(仮) やJakarta champion(仮) 、仕様策 定のプロセス改善など) • これまでの有識者はそちらに移行し、あらたなメンバーも 参加していくという流れになるのでは • 複数のベンダーがかなりやる気でNimbleなので、コミュニ ティ活動は活発化しそう • Java SEとの関係性のいびつさ、そして再言及 見解 Javaコミュニティの今後
  86. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp まとめ
  87. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp まとめ • 2016年のJavaOneにぶつけたMicroProfileの発表から、 2017年のEE4Jの立ち上げ • 少しずつJavaとそのコミュニティの進みたい方向が整備さ れ、また我々にも見えるようになってきた印象 • Jakarta EEはJakartaOne(仮)やJakarta champion(仮)など の新設により、言語周辺のエコシステムも含めリプレイス していく姿勢 • MicroProfileやMVCなど、バラバラになっていたフィーチ ャーはいずれもJakarta EEに集約 • 全てが集約されるとまた歩みが遅くなってしまわないか心 配になるが、参加者の権利がフラットになったことでコミ ュニティ活動は活発化しており、いまのところいい調子
  88. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp • 各社ベンダーがクラウド化を推進する中で、明確に得手不 得手が決まっているJavaがその存在感を保っていけるかど うかはまだまだ未知数 • CPUリソースを使用するものはJavaに優位性があるといえ ど、サーバレス環境での課金上のメリットなどは完全には 見えない • とはいえJavaは人気があり、ユーザーも多く、ミッション クリティカルな現場での導入実績も豊富で、多数のベンダ ーも精力的にサポート • まだまだ進化しているJava。今後も流行り続けるかどうか、 その軸となるJakarta EEの活動に注目 • ★もちろん注目するだけではなくて… まとめ
  89. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp EE4J / Jakarta EEコミュニティに 参加していきましょう! https://www.eclipse.org/org/workinggroups/jakarta_ee_charter.php メーリングリストは まるで“One-on-One Session” ★ぜひ登録を!
  90. * 発言は意訳したものであり、全ての見解は西野個人の見解です * いずれも未確定情報であり変更となる可能性があります #glassfish_jp SOMPOシステムズ株式会社 西野大介 @nishino_chekhov 公開資料は以下のTwitterアカウントで連絡します。 ★ フォロー、リプライお気軽に! ★ まだまだ登壇していきます! ★ 仲間募集中!
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