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トヨタの5S~5Sとは?

crane techno consultant
Oct. 7, 2014
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トヨタの5S~5Sとは?

  1. トヨタの5S ~5Sとは~ 2016年9月12日 ク コンサルティング ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング Crane techno Consulting. サイト URL:http://crane-techno.com/ 関連サイト:匠の知恵 サイト URL: http://www.takuminotie.com/ トヨタの5S
  2. 5S 基礎編 目次 Ⅰ:5Sとは Ⅱ:5S推進手順 Ⅲ:5S推進のTOOL
  3. Ⅰ:5Sとは 「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾け」の頭文字をとって5Sという。 もともとは製造部門を中心に、安全や品質向上を目的として取り組まれてきた 活動。 仕事を進める上での基本的な行動として、製造部門以外でも取り組まれている。 1.Seiri ・・・整理 2.Seiton・・・整頓 3.Seisou・・・清掃 4.Seiketu・・・清潔 5.Situke ・・・躾け
  4. 1)整理とは 乱れた状態を片付けて秩序ある状態へ揃えることをいう。 ①まず第一に必要なものと不必要なものを区分する。 ②次に不必要なものを捨てる。 ③必要なものだけを秩序ある状態へそろえる。
  5. 2)整頓とは 散らかし乱れているものを整った状態にすることをいう。 必要な時に必要なものをすぐに取り出して活用できる状態を目指す。 ①すぐに取り出せる ②すぐに使用できる ③すぐにしまえる状態にする
  6. 3)清掃とは ゴミ、汚れ、異物をなくしきれいに掃除することをいう
  7. Ⅱ:5S推進手順 5Sの具体的推進はP(計画)D(実施)C(確認)A(定着、歯止め)にもとずいて行う ①事例調査・・他工場、他会社に学び自社流にアレンジする(ベンチ マーキング) ②メソッドの確立と現状の測定 ③目的、目標、期間を明確にする ④全員参加を基本に推進組織体制を確立する ⑤5S基準を更に明確にする ⑥5Sの目的、5Sの意味、推進方法を全員に説明し情報の共有化を図る ⑦大掃除→いっせい整理→改善 ⑧改善したものを評価する ⑨改善事例の標準化を行う 情報収集 方針の明確化 推進組織作り 5S基準の作成 教育宣伝 実施 評価・表彰 標準化 CHECK DO PLAN ACTION
  8. 1)5S活動の展開 教育→ 仕組みつくり→ 実行→
  9. Ⅲ:5S推進のTOOL 1)赤札作戦: 赤札作戦とは赤い札を使用して工場内の5Sが守れていない設備、箇所等に赤い札 を張り 整理するやり方である ・対象品:在庫品・・・・仕掛在庫、部品在庫、原材料在庫 ・機械設備・・・台車「、パレット、冶具、工具、椅子、備品 ・スペース・・・床、通路、棚
  10. 2)定点撮影: 同じ位置から同じ高さで同じ方向で同じ対象物を定期的に撮影し てその改善状態を確認する方法である
  11. 3)目で見る管理:(定位置管理) 目で見ただけで正常化、異常かが分かるようにする管理方式を目 で見る管理という たとえば工具などの外形をボードに描いておきその位置に外形に 相当する工具を掛ける 【例:工具掛けボード】 方式の工具掛けボードは工具の紛失を防止することができる
  12. 4)設備の5S(自主保全) a)初期清掃: 機械設備を磨く、部品の間に溜まったカスを取る、操作板の汚れを 取って文字が鮮明に見えるようにするなどの清掃を行いながら機械、 設備の異常を早期に検出する b)発生源対策: ごみ、汚れの発生源を改善し飛散防止を図る c)清掃給油基準の作成: 設備保全の基本条件、すなわち劣化を防ぐ活動の清掃、給油を確実に できるように基準書を作成する
  13. 5)清掃区分と清掃担当者の割付 5H1Wに従って工場内を職場別に分割してクリーン化 の担当グループ、担当者を決める 改善前 担当者、不明 改善後
  14. 6)清掃道具の備え付け • まず始めに清掃道具の管理から始める
  15. 7)清掃しやすいレイアウトに変更 床配管、床配線及び設備のレイアウトを検討して安全で清掃しや すいレイアウトに変更する
  16. トヨタの5S~実践的5推進方法 目次 Ⅰ:トヨタ生産方式導入の基礎となる5S Ⅱ:トヨタの5S導入時の注意点 Ⅲ:整理のポイント Ⅳ:整頓のポイント Ⅴ:清掃のポイント
  17. Ⅰ:トヨタ生産方式導入の基礎となる5S 5Sはそれを実施することで、なにを良くしようとしているのか、目的を明確 にする必要があります。ただやみくもに掃除をしても、たしかにそのときはキ レイになりますが、長続きしません。 継続させるには、工数(人×時間)を考慮する必要があります。顧客が来ると きだけ、工場内をキレイにする企業があります。目的は顧客に良い印象を与え るためで、毎日実施すればよいのですが、それだけの工数がないから実施しな いのです。 5Sを実施すると、今まで気がつかなかったか、または分かっていたが改善で きなかった以下の問題がなくなるのです。 ①微欠陥 ②慢性不良 ③非能率(探す時間など)
  18. Ⅱ:トヨタの5S導入時の注意点 3Sや5Sを実施した結果、トヨタの職場体質が強くなったわけで はあリません。「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」、各 工程が供給を受ける生産思想のなかで、目的を絞り、決めごとを徹 底していく過程で、結果として3Sがよくなっていったのです。 単にモノの調達といっても、秒単位のムダを生じさせない考え方に 立つと、細かい決めごとをして、実施の徹底が必要になってきます。 3Sを成功させるためには、この徹底が重要になってきます
  19. Ⅲ:整理のポイント 使用できるモノでも、目的を明確にするといらないモノになります。そ して、除去の段階まで持っていかないと、大きな成果にはつながりにく いものです。捨てることで、活用できるスペースが生まれます。 除去するわけですから、決めごとを文書化しておき、決定者、責任者が 決めごとにしたがい、除去を実行しなければなリません。 整理のできていない企業に行くと、ほとんど使いモノにならないと思え る設備が大事にとってあリます。整理とは捨てることです。不必要なモ ノを捨てる技術とは、使えるモノでも思い切って捨てることです。 ただ層別し、部品別にに整理する程度では大した効果は得られません。
  20. Ⅳ:整頓のポイント 整頓をするには、次のような技術が必要になってきます。 ①置き場を決定する ②置き場を表示する ③モノを識別する(金型 の場合、刻印などの工夫をする) ④台帳管理
  21. Ⅴ:清掃のポイント 清掃とは、必要なものや場所を綺麗に掃除し、ゴミ、ヨゴレのないようにする技術 です。 ホウキで掃いてチリトリに集め、ゴミ箱に入れれば、見た目はゴミ、ヨゴレがなく なります。床面の清掃は実施しやすく、最初に取リ組むべき課題です。 清掃をしてもすぐ汚くならないように、通路に区画線を設け、モノを置くことを禁 止し、ゴミ箱(分別が必要)を設置します。機械から漏れる油汚れは、発生箇所を 特定し、点検を強化するなど油漏れをしないように発生源の改善が必要になります。 どうしても漏れる油は、油に応した掃除が必要になります。 慢性的に生じている不良に対しては、細かい考え方で掃除を徹底する必要があるの です。当然、工数(人×時間)は増えます。目的を明確にし、的を絞り込まないと、 徹底することができず、継続的な実施は困難です。当然、成果にも結びつきません。
  22. 2014年9月14日 ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング Crane techno Consulting. サイト URL:http://crane-techno.com/ 関連サイト:匠の知恵 サイト URL: http://www.takuminotie.com/ 参考文献: 5S (実践現場の管理と改善講座 )名古屋QS研究会 (編集) トコトンやさしい5Sの本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)平野裕之、 古谷誠 (単行本 -2006/3) トヨタ生産方式の基本としくみ 著作者:佃 律志
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