Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

これからはじめるクラウド動画配信セミナー ~[技術編]ライブ配信の設定や、動画ファイルのエンコード方法・TIPSをご紹介~

2,365 views

Published on

ロジックデザイン株式会社 法人事業部長(兼テクニカルエンジニア)平田氏による多くのデバイスでVOD再生できる為のエンコード方法や
多くの視聴者に見られるためのビットレートやお勧めライブ配信ソフトウェアなど動画配信の技術TIPSをご紹介します。

また、「競艇 G1レース」ライブ配信にて Cloudnを活用して12,200ユーザー同時接続、4Gbps配信した舞台裏の事例を紹介します。

本資料は、9月8日に開催されたロジックデザイン社とNTTコミュニケーションズによる共同セミナー「これからはじめるクラウド動画配信セミナー(ビデオグ×クラウド・エヌ)」のセミナー資料です。

Published in: Technology
  • Be the first to comment

これからはじめるクラウド動画配信セミナー ~[技術編]ライブ配信の設定や、動画ファイルのエンコード方法・TIPSをご紹介~

  1. 1. P1 東日本ゾーンA (エッジ×6台+オリジン2台) 東日本ゾーンB (エッジ× 8台) 西日本リージョン (エッジ × 8台) 中継現場 会場中継 PC接続 メディア系 ウェブ系 オリジンサーバーへ 映像送信 配信構成図 ソフトウェアエンコーダー DNSサーバー インターネット 全エッジサーバーへ配信 ← ライブオリジン オリジン予備 クラウド・エヌ www.videog.jp edge1.live-videog.jp ~ edge22.live-vidoeg.jp オンプレミス環境 クラウドエヌ環境 DNSサービス エッジサーバー22台に DNSラウンドロビンで分散配信 NginXによるロードバランス 既存サーバー3台で 分散配信
  2. 2. P2 後半の内容 ・動画ファイルのエンコード(初心者) 動画ファイルの変換方法と注意点 ファイル形式とコーデックに関する基礎知識 エンコーダーの選び方 ・ライブ配信の設定(中級者) ライブ配信ソフトのマルチデバイス配信設定のコツ ライブ配信ソフトの選び方 ライブ配信ソフトに備わっている各種機能 ・デモ Telestream Wirecast(PC) / Wowza GoCoder(iOS / Android) ・ライブ配信の今後
  3. 3. P3 平田について • 経歴  組み込み系(デバイスドライバや携帯電話ファームウェア)  デジタル映像・音声(グラフィックカードや音楽再生コア)  オープンソース・ソフトウェア開発や解説サイト執筆(趣味) • ロジックデザイン株式会社において  配信コア(サーバーアプリケーション・プレーヤー・動画変換)  インフラ(分散化・冗長化・ネットワーク・負荷低減・監視システム)  スマートフォンアプリ開発  Webシステム構築・プログラミング各種  海外担当
  4. 4. P4 動画を公開する前に DVD or その他メディア 動画・音声ファイル 変換(エンコード) メリット デメリット ソフトウェアエンコーダー 高画質なものが多く詳細設定可能 導入費用が抑えられる 元動画の対応形式が多い 基本的には変換が遅い 性能の見積が難しい 自動化に開発が必要な場合あり ハードウェアエンコーダー 高速にエンコード可能 一定の性能が見積もれる 基本的に自動化に対応している 画質の低いものもあり自由度が低い 一般に高価である 元動画の対応形式は少ない 中継 H.264+AAC
  5. 5. P5 ソフトウェアエンコーダー ADOBE社 PEGASYS社 COREL社 カリーナシステム社
  6. 6. P6 ハードウェアエンコーダー 1台で8本までのFull-HDライブエンコーディングを実現 ELEMENTAL LIVE社 NTTエレクトロニクス社
  7. 7. ・ISOによる国際標準規格で映像・音声の「入れ物(コンテナ)」の形式 ・PC, iOS, Androidの主要な環境で読み込み可能 ・Apple社のMOVファイルがプロトタイプになっている →MP4と9割方同じだが一部互換性がない ・フィーチャーフォンの3gp/3g2ファイルはMP4から派生 ・画質・音質には直接関係ありません! P7 MP4とは ・拡張子:MP4, MOV, 3gp, 3g2, MPG, FLV, AVI, WMV, ASF, TS, M2TS… ・同じMP4、同じAVIの拡張子なのに再生できる?できない? ・MOVだから、MP4だから高画質?FLVやAVIはダメ? ファイルの形式
  8. 8. P8 コーデックとは? 拡張子.MP4のファイルの中身の例 映像 H.264/AVC 音声 AAC ヘッダー 映像 MPEG-4 Video 音声 MP3 ヘッダー 映像 MPEG-2 Video 音声 AC-3 ヘッダー 映像 VP8 or VP9 音声 Vorbis ヘッダー .webm
  9. 9. P9 その他のコンテナ形式について • MOV  仕様が曖昧かつApple社の実装自体が様々で互換性が怪しい • WMV  サーバー・クライアント共に環境が限られる • AVI  コーデックに制限が多く配信に使用する実装がない • MPG  最新コーデックを使用する実装も配信の実装もない • TS  HLSやMPEG-DASHに使用されるがノウハウが必要で効率が悪い
  10. 10. P10 コーデックパラメータについて H.264 説明・設定のポイント ビットレート 1秒のデータ量。高いほうが画質も高いが再生が引っかかりやすくなる。 FullHD(1080p)で3Mbps、HalfHD(720p)で1.5Mbps程度が一つの基準。 フレームレート(FPS) 一秒間に何枚の絵を表示するか。滑らかさ。 PCや最新iOSでは60fpsも可能だが今のところ29.97fpsが一般的。 解像度 PCでは4k解像度も再生可能。映像の細かさ。 古いスマートフォンではVGA程度までしか再生できない。 Profile / Level H.264の中の細かな形式の違い。古いスマートフォンで再生するには Baseline Profile / Level 3.0(概ねVGA30fps)以下とする必要がある。 キーフレーム間隔 (GOPサイズ) 「何フレームごと」または「何秒ごと」という指定方法。 DVDやBlu-rayなどでは1~2秒ごと。 AAC 説明・設定のポイント ビットレート 160kbpsなども可能だがバランスとしては64~96kbps程度を推奨。 チャンネル数 2ch(ステレオ)以下。 周波数 44.1kHzまたは48kHzが無難。8kHz等は再生できないケースあり。 その他Profileなど AAC-LC(一般には単にAACと呼ぶ)。HE-AACは互換性上非推奨。
  11. 11. P11 帯域・流量以外のサーバースペック • オンデマンド・ライブ共通(同時接続200人以上を想定)  WebやDBとの混載は避ける。  メモリは8GB程度は載せる。10GB以上を推奨。  CPUは8コア程度は欲しい。 • オンデマンド(録画配信)  コンテンツが多い場合ディスクが大容量かつ高速な必要がある。  視聴者との間にCDNを挟める場合には容量>速度。  変換システムを構築する場合は計16コア以上のCPUを推奨。 • ライブ(生放送)  ディスクはほとんど不要。ログ程度。  エッジサーバーのCPU・メモリは少し低くてもOK。  トランスコード(後述)する場合は計16コア以上のCPUを推奨。
  12. 12. P12 ライブ配信の基礎知識 • 視聴者端末への配信プロトコルはRTMP、HLS、RTSPなど様々であるが、配信者 側端末からサーバーへの送信はRTMP(Adobe社AMS準拠)で行うのが標準的。 • RTMPプロトコルで「1つの配信」を示すにはサーバーを表すURLと、ストリーム名 の2つの組み合わせが必要となる。  サーバーURLの例: rtmp://live-server.videog.jp/live/_definst_  ストリーム名の例: coudn-live-sample  一括指定:rtmp://live-server.videog.jp/live/_definst_/coudn-live-sample 中継現場 会場中継 PC接続 エンコーダー サーバー RTMP
  13. 13. P13 ライブエンコーダーの基礎知識 • 商用配信には専用のエンコーダーを使うのが安定的かつ高画質。  ソフトウェアエンコーダーはPCが必要ですが高画質・高機能です  ハードウェアエンコーダーはPC不要で安定的ですが設定は固定的です • ActionScript言語でFlashPlayer上のアプリ(SWF)を組めばブラウザ上から配信する ことも可能ではあるが、コーデックの制限その他色々と厳しい。 • エンコーダーで作られた画質でそのまま視聴者まで届く  サーバー側で変換(トランスコード)も製品により可能だがかなりの負担 ソフトウェアエンコーダー (Flash Media Live Encoder) ハードウェアエンコーダー (Matrox Monarch)
  14. 14. P14 ソフトウエアライブエンコーダ各種 名前 特徴 お勧め用途 Flash Media Live Encoder Adobe社によるリファレンス的な実装 無料だがAACコーデックは別売り 回線切断などに対し比較的安定している バラエティ配信機能はなく最低限度の機能 ライブ配信初心者の場合。 別に編集機器がある場合。 安定性重視の場合。 Xsplit 高画質コーデック(x264)を使用 $14.95/3ヶ月などの期間ライセンス 体験版ではAACを使用できない(透かしなし) 基本的なバラエティ配信機能がある 高画質の配信に。 短期間の使用の場合に。 各種機能が欲しい場合に。 Telestream Wirecast Ustream ProducerのOEM元 高画質コーデック(x264)を使用 $495の買い切りライセンス 体験版でもAACを使用可能(透かしあり) 様々な機能がある 高画質の配信に。 長期間の使用の場合に。 最高機能を求める場合に。 iOS/Android配信のお試しに。 Wowza GoCoder iOS/Andoidから配信が可能なアプリ 無料だが機能は最低限度 屋外など設備の整わない環 境から配信したい場合に。
  15. 15. P15 ハードウェアライブエンコーダー 1台で8本までのFull-HDライブエンコーディングを実現 ELEMENTAL LIVE社 CEREVO社 ※Android / iOS 向けの配信にはPro版を使用
  16. 16. P16 Wirecast配信デモ Wirecastでは、高画質なエンコード の他にも… ・デスクトップ配信 ・配信動画の録画 ・動画ファイルからの配信 ・複数のソースの取り扱い →切替時にフェード等 →複数カメラを1画面に ・クロマキー(透過色指定) ・ネットワークカメラの取込み ・レイヤーの使用 →飾り枠の表示・他 などなどの各種バラエティ配信機 能が扱える。
  17. 17. P17 デスクトップ配信デモ デスクトップキャプチャでは… ・セミナー資料の表示 →アニメーションも表示可能 ・PC操作の直接表示 →絵の書き方指導 →作業効率に関するデモ など、より効果的でインパクトの強 い配信が可能です。 必ずしもライブ配信にせずとも、オ ンデマンド用の動画ファイルを作 る際の、デスクトップ録画ソフトとし て扱うことも可能です。
  18. 18. P18 スマートフォンからのダイレクト配信デモ スマートフォン配信のメリット ・移動しながらの配信が可能(場所自由) ・タイムリーな配信が可能(時間自由) ・カメラやマイクの設定が不要(簡単) ・臨場感が強い スマートフォン配信のデメリット ・画質や滑らかさは機種の能力による ・無線を使うため不安定になりやすい ・ビットレートを挙げづらい →現実的には500kbps程度まで ・複雑な配信(スイッチ等)はできない
  19. 19. P19 動画配信技術の今後(プロトコル) • プロトコルの変化  RTMP, RTSP, MMSなどの専用プロトコルからHTTPベースへ。  HTTPベースのCDNでも配信が可能に!  通常のWeb環境で視聴が可能!(新たにポートを開ける必要ナシ)  MPEG-DASH(国際標準)の登場  ◎Chrome、◎IE8.1+IE11、△Firefox  IE10以下は不可。Windows7以下も不可(例えIE11でも×)。  実際の再生されるファイルはMP4やTS  暗号化(DRM等)やタイムライン(広告等)の手順も標準化  HLSが当面HTTP配信のデファクトスタンダード  基本的にはモバイル向け(iOS / Android4.1以上)  古めのPCブラウザでHLS対応は、技術的には可能だが実用性に不安。  Adobe HDS, Microsoft Smooth Streaming, Windows Media Video  今後が見込めない。
  20. 20. P20 動画配信技術の今後(コーデック) • コーデックの変化  当面はH.264/AVC+AACがメインストリーム。  映像コーデックはHEVC(H.265)に。  4k8k、120fps、色域・色解像度の拡張、etc…  同じ画質で数十%ビットレート削減・数倍では済まない(?)処理量。  消費者向けの製品も出てきている。  音声コーデックはOpusに。  実装はこれから。  当面はAACが使われる可能性もある。
  21. 21. P21 以上、ありがとうございました!

×