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出版ネタ	
 
Akihiro Takizawa(@turky)
      pyfes 2012.11
お前誰よ?	
 

•  Akihiro Takizawa
   twitter: @turky
   株式会社オライリー・ジャパン

•  電子コンテンツに関するお仕事をしています。	
 

•  生き別れの兄がこの会場で何か話をしたらしいの
   ですが、僕は何も知らないので質問はしないでく
   ださい
Disclaimer	
 

•  このプレゼンテーションの内容は、個人の体験に
   基づくもので、業界の全体像を描き出すものでは
   ありません。

•  このプレゼンテーションの内容は、私の勤務先で
   の業務とは一切関係ありません。勤務先の実態を
   示すものでもありません
ワタクシの職歴
          (現職以前)	
 
•  国書刊行会(1994-1996)
 •  倉庫(1年)
 •  営業(1年弱)
 •  経理(半年くらい)	
 

•  翔泳社(1996-2008)
 •  月刊誌(VBマガジン編集部、編集部員〜副編集長)
 •  季刊誌の立ち上げ(XML Magazine副編集長〜編集長)
 •  書籍編集(書籍を作ったことがほぼないのに編集長)
 •  季刊誌(PM Magazine、副編集長兼進行管理)
 …などなど
書籍と雑誌	
 

•  書籍:
 「著者」による単一の文脈による著作物
 編集者の役割は著者さんの執筆をサポートすることが
 中心	
 

•  雑誌:
 多数の「執筆者」による記事を、編集部の作成した文
 脈によって編集する	
 

 今回は雑誌のお話
最初の編集部で

最初に配属された月刊誌編集部で、特集記事の最初
の記事が未入稿のまま締切当日	
 

(怖くて公開スライドには残せません)
新雑誌を立ち上げたとき	
 

新雑誌立ち上げに関わった時、当初2人で担当するは
ずだったのだけれど、もう一人が締切1月前くらい
から無断欠勤。連絡も取れず。
(怖くて公開スライドには残せません)
以前、聞いた話

その人が以前、所属していた某老舗IT出版社の雑誌
で、規定のスケジュールで納品できない事態が発生。

(怖くて公開スライドには残せません)
かつての上司に聞いた話

当時、某テレビ雑誌の編集部に在籍していた時、突
如開始されたGコード(懐かしい)。しかし、来週
発売する分の原稿は既に印刷所に納めた後

(怖くて公開スライドには残せません)
締切【しめ・きり】

•  雲の彼方から飛来するカタストロフ的事象。あら
   ゆる努力がこの1点において完遂することが期待
   されており、その為にはあらゆる犠牲が求められ
   るという。
   — 『日本大編集辞典』(民明書房刊)	
 

•  書籍の場合、発売日を遅らせることはあるけれど、
   雑誌ではあり得ない(広告主との契約がある)
雑誌を作る工程	
 




•  取材については割愛しています
•  ただし、執筆者が1つの雑誌で20名くらい、取材先は
   それ以上いることが普通なので、執筆の工程は複数
   走っています
書籍の編集部	
 

•  基本的に1冊の書籍は1人の編集者が
   担当	
 

•  予算、人事、品質(内容)の
   コントロールは個々の編集者	
 

•  編集長のお仕事は、各編集者の
   進捗管理	
 

•  編集部が大きな場合に副編集長を置いて編集長の
   サポートを行うことがある
雑誌の編集部	
 




•  1冊の雑誌全体でひとつのプロジェクト	
 

•  予算、人事、品質(内容)のコントロールは編集
   長以上が担う
「雑誌編集長」のお仕事	
 

•  雑誌で一番エラい人
 •  役員や社長がいる場合もあるらしい	
 

•  雑誌に関する全ての権限を持つ
 •  予算、人事、品質など	
 

•  雑誌に何かあった時には責任を取る	
 
 •  超ハードワーク	
 
 •  やりたい事を持っていないとできない
「副編集長」の役割	
 

•  編集長の補佐役	
 

•  特集記事を編集長が担当している場合、それ以外
   の負担をかけないように捌く	
 

•  編集長の代わりに特集を担当したり、あるいは広
   告主との窓口役になったりする

•  大きな編集部では複数の副編集長が実務を統括し
   ていることもあるらしい
「進行管理」	
 

•  いわゆる編集業務とは別に、雑誌制作の進捗管理
   を管理する職種	
 

•  営業部門(雑誌営業、広告営業)との連絡役	
 

•  編集部員から選任されたり、アシスタント的な立
   場の人が担当することも	
 

•  締め切り間際の編集部に遅れてる原稿の督促をし
   たり、バナナを配ったり
「進行管理」	
 

•  「締切」と戦う上で中心的な役割を担うのでとて
   も重要

•  「進行ができれば雑誌は作れる」
 •  と言われたことがある


•  「影の編集長」と呼ばれることも
締切を引き延ばすテクニック	
 

•  印刷所との交渉	
 
 •  	
  鯖の読み合い	
 

•  1冊の雑誌を、表紙や付録CD-ROM、カラーペー
   ジ、本文ページに分けて進行させる	
 
 •  	
  カラーやグラビアは印刷に手間がかかるのでそち
   らを優先させる
締切を引き延ばすテクニック	
 

•  本文ページを台割ごとに進行	
 
 •  	
  折単位で印刷工程に入れるように、
   校正を行う記事の優先度を変える	
 

•  腕の良い制作進行担当は交渉上手
アナログ重要	
 

•  デジタルな工程で制作工程の全てを進めていても
   最終的にモノにするところは無くならない

•  物理的な工程を知っていると、交渉の幅が広がる
 •  いろいろ便利
締切が守れないと…	
 

•  「…僕は高校時代に新聞を作っていてしょっちゅ
   う印刷所に出入りしていたからわかるのだけど、
   印刷所のおじさんというのは誰かの原稿が遅れた
   りすると徹夜をして活字を拾わなくてはならない。
   気の毒である。印刷屋の植字工の家では奥さんが
   テーブルに夕食を並べてお父さんの帰りを待って
   いるのかもしれないのである」

(『村上朝日堂の逆襲』朝日新聞社刊)
本日のポイント	
 

•  他の業界の組織や専門用語は面白い
 •  出版社がITのプロセスから学べる事は沢山ある(勉
    強させていただいてます)	
 
 •  出版業のプロセスやチーム作りにも面白い点も沢山
    ある(と思う)	
 
 •  他の業界(飲食業、軍隊、音楽業界など)も
本日のより重要なポイント	
 

   「締切」重要

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