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やっぱりブロックチェインより仮想通貨

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やっぱりブロックチェインより仮想通貨

  1. 1. やっぱりブロックチェーンより 仮想通貨 近畿大学 山崎重一郎 1 e-Zuka Tech Night 博多2 2016年8月10日
  2. 2. 自己紹介 近畿大学 産業理工学部 情報学科 教授 FinTech革命 (日経BPムック) ブロックチェーンの解説 仮想通貨 (東洋経済新報社) 岡田仁志 高橋郁夫 山崎重一郎 インターネット白書2016 (インプレス) ブロックチェーン技術の 仕組みと可能性 日経FinTech 2016-2017 (日経BP) ブロックチェーン技術
  3. 3. 日本経済新聞 8月3日 「経済教室」 仮想通貨の可能性
  4. 4. e-Zuka Tech Night No.28 2015年3月31日(ストリーミング停止中のLT)
  5. 5. 2015年11月7日、8日 第二回 北九州カレーマルシェ in門司港レトロ ブロックチェーンを使った電子投票実験
  6. 6. 仮想通貨技術による電子投票
  7. 7. Fukuoka Ruby大賞優秀賞(2016年2月9日) 仮想通貨のブロックチェイン技術によるP2P型電子投票システム 近畿大学、ハウ・インターナショナル
  8. 8. FinTech ? 銀行 業務 巨大 IT 企業 ITベンチャー 銀行は 高度ITサービス企業に 生まれ変わらなければ 生き残れない? 侵食
  9. 9. 銀行の本業への侵食 決済 ATM不要のモバイルペイメント? 融資 EC企業による即時融資? 台帳管理 ブロックチェインの分散台帳?
  10. 10. FinTech企業への各国の投資 96億1800万ドル 6億1000万ドル 2億2600万ドル 5400万ドル
  11. 11. EC企業による融資サービス Amazon レンディング ECのビッグデータ 人工知能 融資与信 10万円〜 出店者
  12. 12. 日本のFinTechブーム 2015年の後半から日本も急激なブーム 日本のメガバンクも本気になっている 三菱東京UFJ 三井住友 みずほ
  13. 13. 共同研究プロジェクト
  14. 14. 銀行の台帳システム 経済活動の信頼できる基盤(法的にも)  数秒の停止も許されない  何十年も安定して稼働し続けなければならない  従事者のモラルの維持(人件費)  大規模災害への備え(立地、建築物)  組織犯罪、テロ攻撃への対策 莫大なコスト
  15. 15. 分散台帳としての ビットコインのブロックチェイン 世界各地に夥しい数のコンピュータで 全ての取引を常時保管
  16. 16. P2P型システム 転送 新し く 接続し た コ ンピュ ータ 台帳 台帳 台帳 台帳 台帳 台帳 台帳 検証 検証 検証 検証 検証 検証 全員が情報提供者/情報利用者
  17. 17. 最終承認権限者の不正の問題 確認確認 確認確認 確認確認
  18. 18. すべての記録の正当性を全員で確認し保存 どこにも「信頼できる第三者」が存在しない 分散台帳のガバナンス 確認 コードコード コード コード コード コード コード コード コード コード コード 確認 確認 確認確認 確認 確認 確認 確認 確認 確認
  19. 19. 記録に矛盾は発生しないの? 記録の書き換えはできないの? 通貨発行は? どこにも特別なノードはない コードコード コード コード コード コード コード コード コード コード コード
  20. 20. マイニング 莫大な計算競争 電力消費が問題になる
  21. 21. 記録に矛盾は発生しないの? 事象の時系列的記録を一つに確定するには 代表を一つに決める必要がある 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 事象 代表1 代表2 事象 事象 事象 事象 事象 時間軸
  22. 22. 計算競争で台帳の記録者を決定  プルーフ・オブ・ワーク(計算の結果)  計算結果は誰でも簡単にチェックできる  計算難易度が自律的に変化 → 平均10分に調整 報酬 事象 事象 莫大な 計算の結果
  23. 23. 時間を巻き戻すにはプルーフ・オブ・ワークの再 計算が必要 記録の書き換えはできないの? ブロック 入 金 出 金 入 金 出 金 10分 10分 10分 10分 10分 10分 10分 取引記録 取引記録 プルーフ・オブ・ワーク 直前のブロックのハッシュ値
  24. 24. マイニングの報酬(コインベース)  通貨価値を創造して自分宛てに送金できる 通貨発行は? 新ブロック 10分 10分 10分 10分 10分 10分 コインベース 取引記録 取引記録 取引記録 取引記録 取引記録 取引記録 取引記録 新ブロック作成者の報酬 通貨発行益
  25. 25. 10分ごとに一定量増加している  増加量は(4年周期で半減) ビットコイン経済圏全体の 「貨幣的量」は単調増加 10分 10分 10分 10分 12.5BTC 12.5BTC 12.5BTC 12.5BTC 無 無 無 無 UTXO
  26. 26. 信用に基づかない通貨システム 人間の欲望に基づいた通貨 企業、銀行や国家の破綻と運命をともにしない ブロックチェーンには仮想通貨の存在が必要
  27. 27. 電子マネー 電子マネーの二重使用問題 100 10 10 100 10 10 コピー 使用 使用 7
  28. 28. 従来の解決策 ●ICカード ●信頼できるネットワークサービス 8
  29. 29. 発生したすべての出来事を 全ノードで記録し、正当性を確認する ビットコインの二重使用問題の解決 確認 コードコード コード コード コード コード コード コード コード コード コード 確認 確認 確認確認 確認 確認 確認 確認 確認 確認
  30. 30. 理想の電子マネー ソフトだけで実現 転々流通が可能 価値の分割、統合が自由にできる プライバシーが守られる 決済コストがやすい
  31. 31. ゼロ・ダウンタイム・システム ビットコインのシステムは 2009年1月3日の稼働開始以来 一度も停止していない
  32. 32. ビットコインは野生のブロクチェーン 世界規模で莫大な数のノードが稼働してるから実現  大規模災害にも耐える破壊耐性  組織犯罪/テロ/内部不正への耐性 互恵的なコスト負担が成立  見かけの利用コストが小さい
  33. 33. 金融機関がブロックチェーンを 利用できれば 台帳管理のコストが劇的に削減できるかも 金融ネットワークの支配構造が変わるかも でも、現在のビットコインには課題も多い スケーラビリティ 性能 表現力 など
  34. 34. プライベートチェーン? 人工的にブロックチェーンを作ろうという試み  「ブロックチェーン」としての利点が生じるには どのくらいの規模とコストが必要?  既存の銀行の台帳システムよりも本当優れている? コンソーシアム型なら  理解は可能だが、分散DBなどの他の技術の方がよいかも  研究成果は、ビットコインの改良に吸収される? インターネットを「人工的に作る」試みに似ている
  35. 35. 仮想通貨の法整備 2015年6月 G7 (エルマウ・サミット)  仮想通貨によるテロリストへの資金供与、組織犯罪、野生 動植物の違法取引の防止  仮想通貨と法定通貨の交換所の登録・免許制  顧客の本人確認、怪しい取引履歴の届け出、保存義務(ノ ウ・ユア・カスタマー ルール) 2016年5月 「情報通信技術の進展等の環境変化 に対応するための銀行法等の一部を改正する法 律案」が成立
  36. 36. 仮想通貨を適正、自由に利用 2016年7月 三菱東京UFJ銀行 世界最大の仮想通貨取引所を運営する米コインベース に出資 おそらく他のメガバンクも同様の動き? G7国家間で仮想通貨の送金が自由にできるか? まだ時間は必要 法制度だけでなく、仮想通貨を適正利用するための社 会インフラの構築も必要
  37. 37. 現状と今後 ビジネスよりもまず技術者育成 現在のブロクチェーン技術は「玩具」レベル 特許戦略が重要 技術に精通した法務担当者の育成も ブロックチェインの周辺基盤(標準化戦略) オフチェーン技術(スケール、速度) 仮想通貨(ビットコイン)の応用は可能 (詐欺も多いから、よく理解してから!) 制約を斟酌したビジネス展開と将来への布石
  38. 38.

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