Javaプログラミング入門【第3
回】
前回の復習







変数と型
if文
swich文
for文
while文
String型
変数とは



何かを入れておく箱のようなもの
変数という箱に対してできること






変数を作る(変数宣言)
値を入れる(代入)
値を見る(参照)

変数名は数字で始めることは出来ない
変数の初期化
• 初期化
▫ 変数宣言と同時に値を定める
 int x = 3;
 3という値で初期化されたint型変数x

 int x;
 未定義の変数
代入演算子
• 代入演算子
▫ x = 3;
 x←3; という意味

• 値が等しいかどうかを調べる(等価)
▫ x == y
Java言語の型
• 基本型(primitive type/プリミティブタイプ)
▫ 論理値及び数値を表す型

• 参照型(reference type/リファレンスタイプ)
▫ クラス、インターフェース、配列やenum型を表
す型
if文
• 日本語の『もしも…ならば』
if (条件式) {
条件が成り立つ時の処理

}

• 条件式は必ずboolean値(true/false)の値になる
比較演算子
Java

数学

意味

p == 50

p = 50

pが50に等しいならtrue、それ以外はfalse

p != 50

p ≠ 50

pが50に等しくないならtrue、それ以外はfalse

p >= 50

p ≧...
if ~else文
• 日本語の『もしも…ならば、それ以外は』
If (条件式) {
条件式に当てはまった時の処理
} else {
条件式に当てはまらなかった時の処理
}
if文の連鎖
• if文は連鎖で書ける
if (条件式1) {
条件式1を満たす時の処理

} else if (条件式2) {
条件式2を満たす時の処理

} else {
条件式1、2共に当てはまらない時の処理

}
論理演算子『||(または)』
• 2つの条件を結びつけ、その2つのうちどちらか
一方でも(両方でも可)成り立っていればよい
• 論理和、OR条件という
論理演算子『&&(かつ)』
• 2つの条件式を結びつけ、その2つのどちらも成
り立つ
• 論理積、And条件と言う
switch文
• 多くの選択肢から1つを選んで実行する場合、
switch文を使用するとプログラムが見やすくなる
switch (式) {

case 定数式1:

case1の時の処理
break;

case 定数式2:

case2の時...
switch文
• Switch文を実行する時、()でくくられた式が計
算される。
▫ これを『式の評価』という

• break
▫ 処理の中断を表す

• 文字(char)による式の評価も出来る
定数式
• 『コンパイルした時点で値が決まる』のが定数
式
▫ 定数式:1+2+3

• x+2+3は定数式ではない
▫ xの値が評価する時点で式の値が変化するため
for文
• 条件を満たす間繰り返す
for (初期化; 条件式; 次の一歩) {
繰り返す処理

}
for文で0から3までを表示する
public class Count3 {
public static void main(String[] args) {
for (int i = 0; i < 4; i++) {
System.out.p...
while文
• 条件文が条件を満たす限り、ある処理を繰り返
して行う
while(条件式) {
繰り返す処理

}

• 条件式はboolean型の式(true/false)
0から3までを表示する
Public class While1 {
public static void main(String[] args) {
int i = 0;
while (i < 4) {
System.out.println(i...
Stringクラスにあるメソッドの一部
メソッド

動作

String replace(char oldChar, char
newChar)

文字列のoldCharをすべてnewCharに置換
した新しい文字列を返却する

String ...
オブジェクトを『参照』する
• String型などのオブジェクトの型は参照型と言
われる
• 参照型の変数にはオブジェクトが直接代入され
ているわけではなく、メモリのどこかに存在す
るオブジェクトを指し示す値(メモリのアドレス、
ポインタ、イン...
オブジェクトを『参照』する
• String word = “Hello!”;
変数word

Hello!
オブジェクトを『参照』する
• word = “こんにちは”;
変数word

文字列Helloは書き変わらない

Hello!
→ガーベッジ(ごみ)になった
変数wordの値は
変わる

こんにちは
オブジェクトを『参照』する
• String newWord = word;
変数word

変数wordとnewWordが
同じ文字列を指す
変数newWord

こんにちは
オブジェクトを『参照』する
• word = null;
変数word

変数wordは何も参照していない

こんにちは
変数newWord
多重定義(オーバーロード)
• 複数のメソッドが同じ名前を使うことをメソッ
ドの多重定義(オーバーロード)と呼ぶ
• メリット:プログラマが覚えなければならない
メソッドの名前の数を減らすことが出来る
• コンパイラは引数の型と個数によって、実...
前回の続き
• String型
• break文、continue文
• do-while文
文字列の一致はequalsを使う
• 変数xとyが等しいかどうかを調べる時
• 変数xとyが基本型の場合
▫ x == y

• 変数xとyが参照型の場合
▫ x.equals(y)
演習12
• 以下のプログラムをwhile文で書き換えなさい
public class DrawGraph {
public static void main(String[] args) {
for (int i =0; i < 10; i+...
do-while文
• 繰り返す処理を1回必ず実行する
→処理を行ってから、条件式を判定する
Do {
繰り返す処理

} while (条件式);
break文
• forやwhileの繰り返しを中断する仕組みにbreak
文がある
while (…) {
…
if (条件式) {
break;
}
…
}

←while文を抜ける
二重ループとbreak文
• forやwhileが二重になっている場合、breakで中断
するのは内側のループのみ
while (…) {
while (…) {
if (条件式) {
break;
}
…
}
…
}

内側のwhile文のみ...
continue文
• ループをスキップするのがcontinue文
while (…) {
…
if (条件式) {
continue;
}
…
}

whileの残りの処理をスキップし、
次のループに入る
演習13
• 次のスライドのプログラムContinueTest.javaは
何をするプログラムか?また、
ContinueTest.javaをcontinueを使わない形式に
書き換えなさい
ContinueTest.java
import java.io.BufferedReader;
import java.io.IOException;
import java.io.InputStreamReader;
public clas...
if文とwhile文
• if文
if(条件式){
処理

}

• while文
while(条件式) {
処理

}

• if文とwhile文は同じ形をしていて、条件式を満
たさない限り、処理は実行されない
if文とwhile文
• if文は繰り返さないwhile文であり、while文はif文の繰り
返しである
• 「処理」が実行され始める時は、必ず「条件」は満たさ
れた状態になっている
▫ 「もしも条件が満たされたら処理を行う」→「今、この
処理...
今回の内容
• メソッド(クラスメソッド)
• 配列
• オブジェクト指向に向けて
メソッドとは
• n = Integer.parseInt("100");
メソッド
引数
• メソッドから戻ってくる整数100を戻り値と言
う
• Integer.parseIntに仕事をしてもらうことをメ
ソッド呼び出しと言う
半額セールの金額計算
• 半額セールで元値が10,000円の商品を買った
ら、金額はいくら?
• 上記を数式で表してみると
▫ p(金額) ÷2
Java言語で書いてみる
• 半額の計算をするプログラムDiscount1.javaを作
成してください。
• pの値は10000とします。
まとまった仕事をメソッドで表現する
• 「半額計算をする」という仕事を、halveメソッ
ドで表現してみる
メソッドを分解する
•
•
•
•
•
•
•
•

public
static
int
halve
(
int n
)
return
public
• アクセス制御を表す
• ここでは、だれでも呼べるメソッド
• 詳細は後日
static
• クラスメソッド
• staticなメソッドからは、staticなメソッドしか
呼び出せない
• 詳細はクラスについて学んでから
int halve(int n)
• int メソッドの戻り値の型を宣言
• halve 「半分にする」という意味。メソッド名
▫ 変数の名前は名詞、メソッドの名前は動詞にする
ことが多い
▫ 名前は自由だが、名前の途中にアンダースコアつ
ける...
return
• メソッドの戻り値を記述する
• returnの後ろには式も記述出来る
• メソッドからの出力とも言う
戻り値がないメソッド例
public class Graph1 {
public static void main(String[] args) {
printGraph(10);

}
public static void printGrap...
戻り値のないメソッド
• 戻り値にvoidと記述があると、戻り値がないメ
ソッドを表す
• 「空の」「無効の」という意味
ローカル変数(局所変数)
• printGraphの中に登場する変数iは、このメソッ
ド内でのみ有効な変数
▫ このような変数をローカル変数(局所変数)と言う
引数の数を変える
public class Power1 {
public static void main(String[] args) {
System.out.println(getPower(8, 2));

}
public stat...
引数の数を変える
• 注意点
▫ メソッドの引数はいくつあってもOK
▫ メソッドの引数は、型を一つ一つ記述しなければ
ならない
Systemクラスはどこにいる?
• System クラス名
• out フィールド(変数)名
• println outが持ってるメソッドの名前

• Systemのようによく使用されるものはクラスラ
イブラリとして提供されている
演習1
• printGraphを使用して、以下のような放物線を描くプログラムを記述してくだ
さい。
***************************************
***************************
***...
配列
• 変数に番号を付けて並べたものを配列という
• 配列はクラスと同じく「参照型」
変数の復習
• 国語・数学・英語の平均点を計算するプログラム
public class Heikin1{
public static void main(String[] args) {
int kokugo, suugaku, eigo;
d...
配列を使ったプログラム
public class Heikin2 {

public static void main(String[] args) {
int[] ten;
double heikin;

ten = new int[3];
...
配列用の変数を宣言する
• int[] ten;
▫ 「 intの配列」という型宣言
▫ tenは変数名
配列を確保する
• ten = new int[3];
▫ int型の変数3つ分の領域がメモリ上に確保される
▫ 3は、配列の要素の個数
▫ newは新しくメモリを確保するときに使うJavaの
予約語
▫ 配列の要素の個数のことを配列の長さ(l...
配列の要素に代入する
• Javaの配列要素は必ず0番目から始まる
ten[0] = 63; 1個目
ten[1] = 90; 2個目
ten[2] = 75; 3個目

▫ 要素の数は3つ!

• []の間にある数字を添字と言う
配列の要素と普通の変数の比較
int[]型の変数

int型の変数

宣言

int[] ten;

int kokugo, suugaku, eigo;

確保

ten = new int[3];

(不要)

代入

ten[0] = 6...
添字を変数にする
public class Heikin3 {
public static void main(String[] args) {
int[] ten;
int sum;
double heikin;
ten = new int[...
配列の長さを表すlength
public class Heikin4 {
public static void main(String[] args) {

int[] ten;
int sum;
double heikin;
ten = n...
lengthを使う利点
• ten.lengthと記述すれば、「配列の長さ」という
意味がより強くプログラムで表現できる
▫ 人間に読みやすいプログラム

• 将来プログラムを変更して、7科目になっても、
ten.lengthの部分は変更しなく...
キャスト演算子
• (double) sum / ten.length
▫ 型変換を強制的に行うための演算子
▫ =キャスト演算子
▫ ten.lengthはint型なので、キャストしないと小数
点以下が切り捨てになることに注意
配列の初期化
• 配列はまとめて初期化が出来る
▫ 配列の型[] 配列 = {要素, 要素, 要素, 要素,...};
▫ 配列 = new 配列の型[] {要素, 要素, 要素, 要素,...};
初期化の例
public class Heikin5 {
public static void main(String[] args) {
int[] ten = {63, 90, 75, 45, 81};
int sum;
double he...
2次元配列
• 配列の配列を作ることが出来る
▫ これを2次元配列と呼ぶ

• 宣言
int[] [] tens;
int[][] tens = {
{63, 90, 75, 45, 81},
{85, 100, 95, 80, 90},
{1...
表計算
public class Heikin5 {

public static void main(String[] args) {
int[][] tens = {
{63, 90, 75, 45, 81},
{85, 100, 95, ...
int[] tenとint ten[]
• 配列の型表記には2つの方法がある
• どちらもまったく同じ意味を持つ
配列の要素を巡る拡張for文
• Java5より使用出来る拡張for文を使用すると配
列の要素を簡単に回すことが出来る
• 拡張for文の形
for (int n: ten) {
System.out.print(ten);

}
for(要素...
演習2
• 最大値を求めるプログラムを完成させなさい(???の
部分を埋めなさい)
public class ShowMaxData {
public static void main(String[] args) {
int[] data =...
演習3
• 配列dataの要素を小さい順に並べ替えるプログ
ラム(ソートプログラム) SortDataを完成させな
さい

• 表示結果
並べ替える前
31 41 59 26 53 58 97 93 23 84
並べ替えた後
23 26 31 ...
SortData
public class SortData {
public static void main(String[] args) {
int[] data = {31, 41, 59, 26, 53, 58, 97, 93, 23...
演習4
• int型の2次元配列の内容を表示するメソッド
printArrayを完成させなさい
• 実行結果
{
{ 3, 1, 4, 1, },
{5, 9, 2, },
{6, 5, },
{3, }

}
PrintArray.java
public class PrintArray {
public static void main(String[] args) {
int[][] arr = {
{3, 1, 4, 1, },
{5, 9, ...
参考文献
• Java言語

プログラミングレッスン[第3版]上

▫ 結城浩[著]
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Javaプログラミング入門【第3回】

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String型
メソッド
配列

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Javaプログラミング入門【第3回】

  1. 1. Javaプログラミング入門【第3 回】
  2. 2. 前回の復習       変数と型 if文 swich文 for文 while文 String型
  3. 3. 変数とは   何かを入れておく箱のようなもの 変数という箱に対してできること     変数を作る(変数宣言) 値を入れる(代入) 値を見る(参照) 変数名は数字で始めることは出来ない
  4. 4. 変数の初期化 • 初期化 ▫ 変数宣言と同時に値を定める  int x = 3;  3という値で初期化されたint型変数x  int x;  未定義の変数
  5. 5. 代入演算子 • 代入演算子 ▫ x = 3;  x←3; という意味 • 値が等しいかどうかを調べる(等価) ▫ x == y
  6. 6. Java言語の型 • 基本型(primitive type/プリミティブタイプ) ▫ 論理値及び数値を表す型 • 参照型(reference type/リファレンスタイプ) ▫ クラス、インターフェース、配列やenum型を表 す型
  7. 7. if文 • 日本語の『もしも…ならば』 if (条件式) { 条件が成り立つ時の処理 } • 条件式は必ずboolean値(true/false)の値になる
  8. 8. 比較演算子 Java 数学 意味 p == 50 p = 50 pが50に等しいならtrue、それ以外はfalse p != 50 p ≠ 50 pが50に等しくないならtrue、それ以外はfalse p >= 50 p ≧ 50 pが50以上であればtrue、それ以外はfalse p <= 50 p ≦ 50 pが50以下であればtrue、それ以外はfalse p > 50 p > 50 pが50より大きいならtrue、それ以外はfalse p < 50 p < 50 pが50より小さいならtrue、それ以外false
  9. 9. if ~else文 • 日本語の『もしも…ならば、それ以外は』 If (条件式) { 条件式に当てはまった時の処理 } else { 条件式に当てはまらなかった時の処理 }
  10. 10. if文の連鎖 • if文は連鎖で書ける if (条件式1) { 条件式1を満たす時の処理 } else if (条件式2) { 条件式2を満たす時の処理 } else { 条件式1、2共に当てはまらない時の処理 }
  11. 11. 論理演算子『||(または)』 • 2つの条件を結びつけ、その2つのうちどちらか 一方でも(両方でも可)成り立っていればよい • 論理和、OR条件という
  12. 12. 論理演算子『&&(かつ)』 • 2つの条件式を結びつけ、その2つのどちらも成 り立つ • 論理積、And条件と言う
  13. 13. switch文 • 多くの選択肢から1つを選んで実行する場合、 switch文を使用するとプログラムが見やすくなる switch (式) { case 定数式1: case1の時の処理 break; case 定数式2: case2の時の処理 break; default: } case1、2共に当てはまらない時の処理 break;
  14. 14. switch文 • Switch文を実行する時、()でくくられた式が計 算される。 ▫ これを『式の評価』という • break ▫ 処理の中断を表す • 文字(char)による式の評価も出来る
  15. 15. 定数式 • 『コンパイルした時点で値が決まる』のが定数 式 ▫ 定数式:1+2+3 • x+2+3は定数式ではない ▫ xの値が評価する時点で式の値が変化するため
  16. 16. for文 • 条件を満たす間繰り返す for (初期化; 条件式; 次の一歩) { 繰り返す処理 }
  17. 17. for文で0から3までを表示する public class Count3 { public static void main(String[] args) { for (int i = 0; i < 4; i++) { System.out.println(i); } System.out.println(“end”); } }
  18. 18. while文 • 条件文が条件を満たす限り、ある処理を繰り返 して行う while(条件式) { 繰り返す処理 } • 条件式はboolean型の式(true/false)
  19. 19. 0から3までを表示する Public class While1 { public static void main(String[] args) { int i = 0; while (i < 4) { System.out.println(i); i++; } System.out.println(“end”); } }
  20. 20. Stringクラスにあるメソッドの一部 メソッド 動作 String replace(char oldChar, char newChar) 文字列のoldCharをすべてnewCharに置換 した新しい文字列を返却する String substring(int beginIndex) 文字列のbeginIndex番目の文字以降からな る新しい文字列を返却する String substring(int beginIndex, int endIndex) 文字列のbegineIndex番目~endIndex-1番 目の文字からなる新しい文字列を返却する String toLowerCase() 文字列中の大文字を全て小文字に変換した 新しい文字列を返却する String toString() 文字列自体を返却する String toUpperCase() 文字列中の小文字を全て大文字に変換した 新しい文字列を返却する String trim() 文字列の両端からホワイトスペースを取り 除いた新しい文字列を返却する
  21. 21. オブジェクトを『参照』する • String型などのオブジェクトの型は参照型と言 われる • 参照型の変数にはオブジェクトが直接代入され ているわけではなく、メモリのどこかに存在す るオブジェクトを指し示す値(メモリのアドレス、 ポインタ、インデックス、インジケータなどと も呼ばれれる)が代入されている
  22. 22. オブジェクトを『参照』する • String word = “Hello!”; 変数word Hello!
  23. 23. オブジェクトを『参照』する • word = “こんにちは”; 変数word 文字列Helloは書き変わらない Hello! →ガーベッジ(ごみ)になった 変数wordの値は 変わる こんにちは
  24. 24. オブジェクトを『参照』する • String newWord = word; 変数word 変数wordとnewWordが 同じ文字列を指す 変数newWord こんにちは
  25. 25. オブジェクトを『参照』する • word = null; 変数word 変数wordは何も参照していない こんにちは 変数newWord
  26. 26. 多重定義(オーバーロード) • 複数のメソッドが同じ名前を使うことをメソッ ドの多重定義(オーバーロード)と呼ぶ • メリット:プログラマが覚えなければならない メソッドの名前の数を減らすことが出来る • コンパイラは引数の型と個数によって、実際に 使われているメソッドを認識する • 引数の型と個数のことをメソッドのシグニチャ と呼ぶ
  27. 27. 前回の続き • String型 • break文、continue文 • do-while文
  28. 28. 文字列の一致はequalsを使う • 変数xとyが等しいかどうかを調べる時 • 変数xとyが基本型の場合 ▫ x == y • 変数xとyが参照型の場合 ▫ x.equals(y)
  29. 29. 演習12 • 以下のプログラムをwhile文で書き換えなさい public class DrawGraph { public static void main(String[] args) { for (int i =0; i < 10; i++) { System.out.println(i + “:”); for (int j = 0; j < i; j++) { System.out.print (“*”); } System.out.println(“”); } } }
  30. 30. do-while文 • 繰り返す処理を1回必ず実行する →処理を行ってから、条件式を判定する Do { 繰り返す処理 } while (条件式);
  31. 31. break文 • forやwhileの繰り返しを中断する仕組みにbreak 文がある while (…) { … if (条件式) { break; } … } ←while文を抜ける
  32. 32. 二重ループとbreak文 • forやwhileが二重になっている場合、breakで中断 するのは内側のループのみ while (…) { while (…) { if (条件式) { break; } … } … } 内側のwhile文のみ中断
  33. 33. continue文 • ループをスキップするのがcontinue文 while (…) { … if (条件式) { continue; } … } whileの残りの処理をスキップし、 次のループに入る
  34. 34. 演習13 • 次のスライドのプログラムContinueTest.javaは 何をするプログラムか?また、 ContinueTest.javaをcontinueを使わない形式に 書き換えなさい
  35. 35. ContinueTest.java import java.io.BufferedReader; import java.io.IOException; import java.io.InputStreamReader; public class ContinueTest { public static void main(String[] args) { BufferedReader reader = new BufferedReader(new InputStreamReader(System.in)); try { String line; while ((line = reader.readLine()) != null) { if (!line.endsWith("{") && !line.endsWith("}")) { continue; } System.out.println(line); } } catch (IOException e) { System.out.println(e); } } }
  36. 36. if文とwhile文 • if文 if(条件式){ 処理 } • while文 while(条件式) { 処理 } • if文とwhile文は同じ形をしていて、条件式を満 たさない限り、処理は実行されない
  37. 37. if文とwhile文 • if文は繰り返さないwhile文であり、while文はif文の繰り 返しである • 「処理」が実行され始める時は、必ず「条件」は満たさ れた状態になっている ▫ 「もしも条件が満たされたら処理を行う」→「今、この 処理を行うのなら、先ほどの条件は必ず満たされている ことが前提となっている」 (例) while ( i < 100) { if (i < 100) { 処理 } } この場合のif文は無駄
  38. 38. 今回の内容 • メソッド(クラスメソッド) • 配列 • オブジェクト指向に向けて
  39. 39. メソッドとは • n = Integer.parseInt("100"); メソッド 引数 • メソッドから戻ってくる整数100を戻り値と言 う • Integer.parseIntに仕事をしてもらうことをメ ソッド呼び出しと言う
  40. 40. 半額セールの金額計算 • 半額セールで元値が10,000円の商品を買った ら、金額はいくら? • 上記を数式で表してみると ▫ p(金額) ÷2
  41. 41. Java言語で書いてみる • 半額の計算をするプログラムDiscount1.javaを作 成してください。 • pの値は10000とします。
  42. 42. まとまった仕事をメソッドで表現する • 「半額計算をする」という仕事を、halveメソッ ドで表現してみる
  43. 43. メソッドを分解する • • • • • • • • public static int halve ( int n ) return
  44. 44. public • アクセス制御を表す • ここでは、だれでも呼べるメソッド • 詳細は後日
  45. 45. static • クラスメソッド • staticなメソッドからは、staticなメソッドしか 呼び出せない • 詳細はクラスについて学んでから
  46. 46. int halve(int n) • int メソッドの戻り値の型を宣言 • halve 「半分にする」という意味。メソッド名 ▫ 変数の名前は名詞、メソッドの名前は動詞にする ことが多い ▫ 名前は自由だが、名前の途中にアンダースコアつ けるのはJavaのお作法としてはNG • (int n) メソッドの引数(メソッドの入力) ▫ ここではint型のnという変数を意味する
  47. 47. return • メソッドの戻り値を記述する • returnの後ろには式も記述出来る • メソッドからの出力とも言う
  48. 48. 戻り値がないメソッド例 public class Graph1 { public static void main(String[] args) { printGraph(10); } public static void printGraph(int x) { for (int i = 0; i< x; i++) { System.out.print("*"); } System.out.println(""); } }
  49. 49. 戻り値のないメソッド • 戻り値にvoidと記述があると、戻り値がないメ ソッドを表す • 「空の」「無効の」という意味
  50. 50. ローカル変数(局所変数) • printGraphの中に登場する変数iは、このメソッ ド内でのみ有効な変数 ▫ このような変数をローカル変数(局所変数)と言う
  51. 51. 引数の数を変える public class Power1 { public static void main(String[] args) { System.out.println(getPower(8, 2)); } public static int getPower(int x, int n) { int y = 1; for (int i =0; i < n; i++) { y = x * x; } } }
  52. 52. 引数の数を変える • 注意点 ▫ メソッドの引数はいくつあってもOK ▫ メソッドの引数は、型を一つ一つ記述しなければ ならない
  53. 53. Systemクラスはどこにいる? • System クラス名 • out フィールド(変数)名 • println outが持ってるメソッドの名前 • Systemのようによく使用されるものはクラスラ イブラリとして提供されている
  54. 54. 演習1 • printGraphを使用して、以下のような放物線を描くプログラムを記述してくだ さい。 *************************************** *************************** *************** ******** **** * * **** ******** *************** *************************** ***************************************
  55. 55. 配列 • 変数に番号を付けて並べたものを配列という • 配列はクラスと同じく「参照型」
  56. 56. 変数の復習 • 国語・数学・英語の平均点を計算するプログラム public class Heikin1{ public static void main(String[] args) { int kokugo, suugaku, eigo; double heikin; kokugo = 63; suugaku = 90; eigo = 75; heikin = (kokugo + suugaku + eigo) / 3.0; } } System.out.println("国語は" + kokugo + "点"); System.out.println("数学は" + kokugo + "点"); System.out.println("英語は" + eigo + "点"); System.out.println("平均点は" + heikin + "点");
  57. 57. 配列を使ったプログラム public class Heikin2 { public static void main(String[] args) { int[] ten; double heikin; ten = new int[3]; ten[0] = 63; ten[1] = 90; ten[2] = 75; heikin = (ten[0] + ten[1] + ten[2]) / 3.0; } } System.out.println("国語は" + ten[0]+ "点"); System.out.println("数学は" + ten[1] + "点"); System.out.println("英語は" + ten[2] + "点"); System.out.println("平均点は" + heikin + "点");
  58. 58. 配列用の変数を宣言する • int[] ten; ▫ 「 intの配列」という型宣言 ▫ tenは変数名
  59. 59. 配列を確保する • ten = new int[3]; ▫ int型の変数3つ分の領域がメモリ上に確保される ▫ 3は、配列の要素の個数 ▫ newは新しくメモリを確保するときに使うJavaの 予約語 ▫ 配列の要素の個数のことを配列の長さ(length)と 言う
  60. 60. 配列の要素に代入する • Javaの配列要素は必ず0番目から始まる ten[0] = 63; 1個目 ten[1] = 90; 2個目 ten[2] = 75; 3個目 ▫ 要素の数は3つ! • []の間にある数字を添字と言う
  61. 61. 配列の要素と普通の変数の比較 int[]型の変数 int型の変数 宣言 int[] ten; int kokugo, suugaku, eigo; 確保 ten = new int[3]; (不要) 代入 ten[0] = 63; ten[1] = 90; ten[2] = 75; kokugo = 63; suugaku = 90; eigo = 75; 参照 System.out.println("国語は" + ten[0]+ "点"); System.out.println("数学は" + ten[1] + "点"); System.out.println("英語は" + ten[2] + "点"); System.out.println("国語は" + kokugo + "点"); System.out.println("数学は" + kokugo + "点"); System.out.println("英語は" + eigo + " 点");
  62. 62. 添字を変数にする public class Heikin3 { public static void main(String[] args) { int[] ten; int sum; double heikin; ten = new int[3]; ten[0] = 63; ten[1] = 90; ten[2] = 75; sum = 0; for (int i =0; i < 3; i++) { sum = sum + ten[i]; } heikin = sum / 3.0; System.out.println("国語は" + ten[0]+ "点"); System.out.println("数学は" + ten[1] + "点"); System.out.println("英語は" + ten[2] + "点"); System.out.println("平均点は" + heikin + "点"); } }
  63. 63. 配列の長さを表すlength public class Heikin4 { public static void main(String[] args) { int[] ten; int sum; double heikin; ten = new int[5]; ten[0] = 63; ten[1] = 90; ten[2] = 75; ten[3] = 45; ten[4] = 81; sum = 0; for (int i =0; i < ten.length; i++) { sum = sum + ten[i]; } heikin = (double) sum / ten.length; System.out.println("国語は" + ten[0]+ "点"); System.out.println("数学は" + ten[1] + "点"); System.out.println("英語は" + ten[2] + "点"); System.out.println("理科は" + ten[3] + "点"); System.out.println("社会は" + ten[4] + "点"); System.out.println("平均点は" + heikin + "点"); } }
  64. 64. lengthを使う利点 • ten.lengthと記述すれば、「配列の長さ」という 意味がより強くプログラムで表現できる ▫ 人間に読みやすいプログラム • 将来プログラムを変更して、7科目になっても、 ten.lengthの部分は変更しなくて良い
  65. 65. キャスト演算子 • (double) sum / ten.length ▫ 型変換を強制的に行うための演算子 ▫ =キャスト演算子 ▫ ten.lengthはint型なので、キャストしないと小数 点以下が切り捨てになることに注意
  66. 66. 配列の初期化 • 配列はまとめて初期化が出来る ▫ 配列の型[] 配列 = {要素, 要素, 要素, 要素,...}; ▫ 配列 = new 配列の型[] {要素, 要素, 要素, 要素,...};
  67. 67. 初期化の例 public class Heikin5 { public static void main(String[] args) { int[] ten = {63, 90, 75, 45, 81}; int sum; double heikin; sum = 0; for (int i =0; i < ten.length; i++) { sum += ten[i]; } heikin = (double) sum / ten.length; System.out.println("国語は" + ten[0]+ "点"); System.out.println("数学は" + ten[1] + "点"); System.out.println("英語は" + ten[2] + "点"); System.out.println("理科は" + ten[3] + "点"); System.out.println("社会は" + ten[4] + "点"); System.out.println("平均点は" + heikin + "点"); } }
  68. 68. 2次元配列 • 配列の配列を作ることが出来る ▫ これを2次元配列と呼ぶ • 宣言 int[] [] tens; int[][] tens = { {63, 90, 75, 45, 81}, {85, 100, 95, 80, 90}, {100, 100, 100, 95, 100} }; • 2次元配列の要素数は一定でなくてもよい
  69. 69. 表計算 public class Heikin5 { public static void main(String[] args) { int[][] tens = { {63, 90, 75, 45, 81}, {85, 100, 95, 80, 90}, {100, 100, 100, 95, 100} }; } } for (int i = 0; i < tens.length; i++) { int sum = 0; for (int j = 0; j < tens[i].length; j++) { System.out.print("t" + tens[i][j]); sum += tens[i][j]; } System.out.println("t| " + (double)sum / tens[i].length); }
  70. 70. int[] tenとint ten[] • 配列の型表記には2つの方法がある • どちらもまったく同じ意味を持つ
  71. 71. 配列の要素を巡る拡張for文 • Java5より使用出来る拡張for文を使用すると配 列の要素を簡単に回すことが出来る • 拡張for文の形 for (int n: ten) { System.out.print(ten); } for(要素の型 変数名: 配列) { 変数を使った処理 }
  72. 72. 演習2 • 最大値を求めるプログラムを完成させなさい(???の 部分を埋めなさい) public class ShowMaxData { public static void main(String[] args) { int[] data = {31, 41, 59, 26, 53, 58, 97, 93, 23, 84}; int maxData = data[0]; for (int i = 0; i < ???; i++) { ??? } System.out.println("最大値は" + maxData + "です"); } }
  73. 73. 演習3 • 配列dataの要素を小さい順に並べ替えるプログ ラム(ソートプログラム) SortDataを完成させな さい • 表示結果 並べ替える前 31 41 59 26 53 58 97 93 23 84 並べ替えた後 23 26 31 41 53 58 59 84 93 97
  74. 74. SortData public class SortData { public static void main(String[] args) { int[] data = {31, 41, 59, 26, 53, 58, 97, 93, 23, 84}; System.out.println("並べ替える前"); for (int i =0; i < data.length; i++) { System.out.print(data[i] + " "); } System.out.println(""); for (int i = 0; i < ???; i++) { for (int j = i + 1; j < ???; j++) { if (data[i] > data[j]) { // 交換 ??? } } } System.out.println("並べ替えた後"); for (int i = 0; i < data.length; i++) { System.out.print(data[i] + " "); } System.out.println(""); } }
  75. 75. 演習4 • int型の2次元配列の内容を表示するメソッド printArrayを完成させなさい • 実行結果 { { 3, 1, 4, 1, }, {5, 9, 2, }, {6, 5, }, {3, } }
  76. 76. PrintArray.java public class PrintArray { public static void main(String[] args) { int[][] arr = { {3, 1, 4, 1, }, {5, 9, 2, }, {6, 5, }, {3, } }; printArray(arr); } public static void printArray(???) { System.out.println("{"); for (int i =0; ???; i++) { System.out.print(???); for (int j =0; ??? ; j++) { System.out.print(???); } System.out.println(???); } System.out.println("}"); } }
  77. 77. 参考文献 • Java言語 プログラミングレッスン[第3版]上 ▫ 結城浩[著]
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