1. 英語科教育法Ⅱ
第９回
June 24th, 2014
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亘理 陽一
eywatar@ipc.shizuoka.ac.jp

2. Opening small talk

3. 第9回 学習指導要領・教科書分析(2)
• Feedback & Review
• Studying the textbooks
• Material development
• Assignment

4. Feedback
• 他の人の話を聞いてみたら，同じような内容だったけ
ど，少し目線が違ったので理解しにくかった。今は，
指導要領＋αが認められているので，先生も少し内容を
取り上げるのが自由なのは良いことだと思う。逆に最
低をみたせば，後は上のレベルをおしえることもできる
ので，どこまでやるかを考慮する必要があると思う。
• 学習指導要領は最低基準と示されているので，自分が納
得できる内容は取り入れ，そうではないものに関しては
自分の意見を通すことが重要であると思う。

5. Debriefing session
• p.4の記載順に報告
• 持ち時間４分
• 自分の担当教科書との比較で、
共通点・異なる点や印象の
メモを取りながら聞く
• それぞれのメモをシェア
• 自分が教師として使うなら…
どれ？なぜ？

6. 教科書の基本的機能
• 生徒にとって価値のある真実の情報を選択し、
伝達する情報機能（真実性）
• 生徒が自分の知識を構造化し、体系化するの
を助ける構造化機能（系統性）
• 生徒に学び方を学ばせる学習法機能（探究
性）

7. 「言語活動主義」
• 読み・書き・話し・聞く言語活動をしていれば（そ
れだけで）英語が理解できたり、英語で表現する能
力が養えるという考え
• Cf. オーディオ・リンガル・メソッド
• ＋機械的・形式的な文法学習
• 生徒を英語の世界へ導く道筋を示してるか？

8. 外国語教育の目標
• 英語そのものがわかる: 英語のあるがままの姿
を体系としてとらえる
• 英語で描かれた世界をあるがままにとらえる:
英米のすぐれた文学作品を読む
• World Englishes

9. Task

10. 言語体系の教育
• 例.「現在進行相」
• 形式：
• 意味：
• 機能：

11. 言語体系の教育
• 例.「現在進行相」の教育内容（到達目標）
• 「BEの変化形＋動詞のing」の形であり，活動がす
でに始まっていて，終わりに向かって進行している
が，まだ終わってはいないということを意味する」
• 進行相は述部が表す事態によって異なる意味を表す
；具体的にどれをどういう順序や対比で導入するか

12. • 例.「現在進行相」の教育内容構成
• a) The bus is stopping.
• b) He is reading a paper now.
• c) He is tapping his pen on the table.
• d) He is living in Shizuoka.
• a) → b) → c) → d)
• 単純過去と過去進行形との対比

13. 「進行形」「時制」
• 過去＝過去のこと、現在＝いまのこと？
• The sun rises from the east.
• I knew she was beautiful.
• 時間(time)表現
• 時制(tense): 現在、過去
• 相(aspect): （瞬間、反復、）進行、完了
• 未来時: モダリティ×時制×相×時間表現

14. 外国語の教授＝学習における基本原則
• 言語の授業: 言語の体系に従って系統的に
• 言語活動の授業: 伝えあう内容の持っている論理に
従って
• 言語活動: 言語を手段とする思想の伝えあい
• 言語活動もどき: 言語として学習したものを具体
的場面に適用してみるためのもの

15. 「語学的志向の英語教育」
• 文法や語法の各項目についての
• 具体的で使える解説や説明
• その背景としての知識や情報
• 「英語そのもの」の基礎的な知識や理解（英語教
育の前提）を抜きにした英語教育

16. 教科書比較研究の視点と方向
• 文型、文法事項、語法などの扱い方
• 語彙、連語、単語、慣用表現などの扱い方
• 発音（記号）、リズム、イントネーション、フォニッ
クスなどの「音声指導」の扱い方
• 内容・題材などのテーマの取り上げ方

17. 教科書比較研究の視点と方向
• 文字指導の扱い方
• 4技能のバランスの取り方、スピーキング・リスニ
ングの取り上げ方
• 教材配列: 文法項目中心 vs. 言語活動中心
• ティーム・ティーチングの実践可能性の観点で見た
教材の配置

18. 教材研究の視点
• 言語材料の研究
• 日英語の表現・発想、認識の仕方、言語と文化の
かかわり、実用性とそこまでの道筋
• 題材内容の研究
• どのようなメッセージを学習者に伝える？
• 英語教育⊆⼈人間形成

19. Assignment
• Review: テキスト(1)第17章に目を通しておく。
• 次週、中間テスト（約30分）
• 第9回までの配布資料、スライド内容
• テキスト(1)第2, 3, 5, 7, 8, 17章

20. Closing small talk