Npo法人アスイク2011年度事業報告書

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Npo法人アスイク2011年度事業報告書

  1. 1. NPO法人アスイク第1期事業報告書(2011.04~2012.03) ※ 9月28日までは任意団体としての活動になります。
  2. 2. 活動の全体像(2011年度) スケジュール 主な活動 概要 震災後、いち早く団体を立ち上げ、避難所での学習サポートを開始 避難所での 学校再開が遅れるリスク、学校再開後に懸念される子どもの学習遅れ、長引く避難所生活による4月~6月 子どものストレスなどに対処 学習サポート 4月~6月の実績:実施場所/4市町9ヶ所の避難所、活動回数/59回、参加したサポーター /308人(のべ)、参加した子ども/444人(のべ) 仙台市内、多賀城市の仮設住宅団地の集会所で、主に仮設住宅に入居する小学生~高校生を対象 として、学習サポートを継続 仮設住宅での 避難所と異なり、保護者からの申込み制とし、子どもとサポーターの人間関係づくりや履歴管理 7月~ 学習サポート を重視した活動を展開 仙台市内に8,000戸近くある借り上げ住宅(民間の賃貸住宅)に居住する家庭の受け皿として、 みやぎNPOプラザ(宮城野区)内に学習スペースを設置 奨学金・個別指導つき 9月~ 一般の家庭も受け入れ可能としているが、被災した家庭や経済的に困窮する家庭に対しては、奨 学習スペースの開設 学金として利用料金を大幅に下げている 被災した子どもや保護者に対するインタビュー調査に基づき、白書を出版 被災地子ども白書出版 出版後は東京でシンポジウムを開催し、より多くの人へ調査結果をPRする 7月~1月 シンポジウム開催 これにより、必要な支援の構築、被災地への関心の継続などを実現する 上記学習スペースを発展させる形で、被災した子どもと震災に関係なく存在していた相対的貧困 の子どもたちを支援するセンターを立ち上げる コミュニティ型 11月~ 学習支援センターの開設 市民が自分たちの住む地域の問題に当事者意識をもつ継続的なコミュニティ型の学習支援セン ターを立ち上げ、被災地から相対的貧困の子どもをサポートするモデル発信を目指す 1 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  3. 3. 事業展開のシナリオ(ロードマップ)震災復興の追い風を活用して、被災した子どもの支援を行ないつつ、徐々に支援対象の切り口を「被災」から「低所得」にシフトする。仮設住宅支援者を中心としてインタビューした結果を白書として出版し、事業の柱となるコミュニティ学習支援センターのパートナー企業を獲得するきっかけにする。 FY2011 FY2012 FY2013 目 指 す 震災復興関連の助成金を活用しつつ、 助成金に依存せず、継続的、発展的 震災復興の追い風に乗り、自主事業 状 自主事業からの収入が発生している に事業が回っている 態 のトライアルがはじまっている (助成金依存率70%以下) (助成金依存率30%以下) 対 被災した子ども 象 低所得家庭の子ども 避難所 プログラム発展 各 仮設住宅 事 業 の 関 (トライアル) コミュニティ型学習支援センター 連 性 パートナー企業の獲得 支援対象を調査対象に 他地域でのセンターの展開 行政との協働事業化 被災地子ども白書 出版 2 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  4. 4. 活動スケジュール(2011年度) FY2011 大項目 中項目 タスク 3月 4 月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 任意団体設立 任意団体設立 3/28 体制構築 法人設立 登記作業 登記完了 ▲ 運営基盤構築 各種助成金申請 資金調達 企業との提携 we b構築 webサイト構築 人材確保 職員採用 プレ調査( 避難所訪問) 学習サポーター募集 避難所開拓 避難所支援 教材・文房具調達 トライアル 4/3 プレスリリース 4/3 サービスイン 事前調査 提案活動 仮設住宅支援 トライアル プレスリリース ▲ サービスイン 事業開発 トライアル先確保 コミュニティ型学習視線センター 告知活動 (借り上げ住宅入居者支援) トライアル サービスイン 体制構築 出版社への企画提案 事前ヒアリング 調査設計 白書出版 調査実施 執筆 出版 ▲ プレスリリース ▲ フォーラム等開催 ▲ 3 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  5. 5. 活動報告:避難所での学習サポート 奨学金・個別指導 被災地子ども白書 コミュニティ型 避難所での 仮設住宅での つき学習スペース 出版・シンポジウム 学習支援センターの学習サポート 学習サポート の開設 開催 開設2011年4月~
  6. 6. 避難所における支援活動の目的避難所では、教員志望の学生などを中心とした学習サポーターを派遣する活動を、いち早く展開。学校再開までの期間、学校再開後~避難所閉鎖までの期間、それぞれの状況に適した目的・活動方針を掲げて活動した。 時期 想定された問題 目的(活動方針) 避難所生活を送る小学生~高校生に対して、避 学校再開までの期間 3月中下旬の追い込み時期が欠落し、学校再開 難所でも勉強できるという意識付けや、教材な (4月) が遅くなることによって、学校再開後にス どを提供することで勉強できる環境をつくる ムーズに日常生活に戻れなくなるリスク (たとえ単発となっても、できるだけ多くの避 難所を回り、多くの子どもと接する) 避難所の統廃合にあわせて活動する避難所を絞 長引く避難所生活による、子ども、保護者の り込み、担当するサポーターを固定化。できる ストレス蓄積 だけ同じサポーターが子どもに接することで、学校再開後~避難所閉鎖 子どもに安心感を与える 詰め込み授業によって学校の授業についてい (5月・6月) けない子どもの発生 継続的な学習サポートによる、子どもの学習遅 たとえ学校が始まっても、避難所の中に学習 れの防止 環境がないことによる学習遅れ 子どもに関する不安を軽減することによる、間 接的な保護者の心理ケア 5 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  7. 7. 定量的成果2011年4月から6月にかけての避難所での学習サポートは、実施場所/4市町9ヶ所の避難所、活動回数/59回、参加したサポーター/308人(のべ)、参加した子ども/444人(のべ)という定量的な成果を収めた。 実施場所 詳細 実施 参加した子 参加サポーター 実施場所 住所 回数 ども(延) (延) 青葉中学校 宮城県石巻市 8 70 44 多賀城市総合体育館 宮城県多賀城市 4 13 16 多賀城市文化セン 宮城県多賀城市 17 107 87 ター 宮城野体育館 宮城県仙台市宮城野区 8 60 41 若林体育館 宮城県仙台市若林区 3 11 12 ウェウサンピア仙台 宮城県仙台市若林区 9 114 61 仙台市立蒲町中学校 宮城県仙台市若林区 1 13 4 仙台市立六郷中学校 宮城県仙台市若林区 7 32 28 吉田小学校 宮城県亘理郡亘理町 2 24 15 合計 59 444 308 6 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  8. 8. 定性的成果子どもや保護者からも、当団体の活動に対して好意的なコメントが寄せられた。 観点 定性的成果 「先生の教え方が上手だった。忘れかけていた勉強を思い出すことができてよかった」 「久しぶりに算数と国語をやって、楽しかった。九九とか覚えてないと思ったけど、思い出せた」 子ども 「数学を忘れかけてたけど、少し思い出せた」 「最初はやりたくなかったけど、やってみたら楽しかった」 (以上、子どもからのコメント) 「震災前にせっかく身につけた習慣がなくなってしまった。少しでも取り戻せてありがたい」 「本当に助かっています。これからも継続してください」 保護者 「お金を払ってでもいいので、避難所から出た後もやってほしいです」 「もっと早く来て欲しかった」 (以上、保護者からのコメント) 六郷中学校では、若手行政職員の有志が学習支援活動を実施していたが、職員の異動により継続が 困難になったため、行政から引き継ぐ形でサポートを開始。草の根レベルで行政とも連携した。 その他 青葉中学校では、教頭が活動に共感してくださり、活動場所の確保や子ども・保護者への告知をサ ポートしていただくなど、草の根レベルでの学校との連携も生まれた。 7 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  9. 9. スナップショット 団体立ち上げから1週間 吉田小学校にて。写真の 後の4月3日、若林体育 ようにダンボールを裏返 館にて第1回目の活動を して机にしていた。 実施。 当時は学習サポーター自 沈んだ顔をしていた子ど 身も被災によって不自由 もが笑顔になった瞬間。 な生活を送っていたが、 それを感じさせない明る さで子どもたちに向き 合っていた。 蒲町中学校での活動風景。 毎回の活動後には必ず振 り返りを行ない、それぞ 学習するための机を確保 れの工夫や困ったことを できなかったため、床の 共有。 上に教材を広げて勉強を した。 活動を重ねるごとにクオ リティが高まっていくよ うにした。 亘理町の吉田小学校での 宮城県内でも特に被害が 活動風景。 大きかった石巻市にある 青葉中学校。 上と同じく机がない環境 だったため、支援物資用 学習サポーターが自力で のダンボールを裏返した 石巻の活動拠点を開拓し、 り、床にブルーシートを 活動の幅が広がった。 広げて教材を広げた。 8 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  10. 10. 活動報告:仮設住宅での学習サポート 継続中 奨学金・個別指導 被災地子ども白書 コミュニティ型避難所での 仮設住宅での つき学習スペース 出版・シンポジウム 学習支援センターの学習サポート 学習サポート の開設 開催 開設 2011年7月~
  11. 11. 仮設住宅における支援活動の目的仙台市内には約1,500戸の仮設住宅が建設された。避難所から仮設住宅に移住した子どもたちに降りかかる次の問題に対処するため、7月になって多くの避難所が閉鎖すると同時に、仮設住宅内に活動拠点を設置した。 想定された問題 目的(活動方針) 経済的な困窮によって、学校外での教育機会 が制限される子どもたちが発生する可能性が 継続的な学習サポートによって、学力の低下によ あった る、進路の限定や自尊感情の低下を防ぐ (プログラム化。毎回目標と振り返りを積み重ね 一方、仮設住宅内には十分な学習環境が整っ ることで、子どもが自信をつけることを狙う) ていないことも多い 子どもと保護者へ安心感を与えることにより、 先の見えない不安や慣れない生活によって、 精神的・身体的な問題の発生・悪化を防ぐ 保護者や子どもの精神状態が悪化することが (申込制・最低3ヶ月は同じサポーターが同じ 懸念された 子どもをサポートする体制へ「人間関係作りを ベースにした学習サポート」「見守り機能」) 子どもが自走することをサポートするという価 いつまでも与えられるだけの支援が継続する 値観を全員で共有し、やらせたり答えを教えた ことによって、子どもの自立を阻害すること りするのではなく、どうすれば自分でやる気に も懸念された なるか、自主的に学習できるかという姿勢で接 する 10 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  12. 12. 活動の流れ(基本パターン) 毎回子どもと一緒に目標を設定し、振り返りを実施。1ヶ月ごとに、その月の振り返りも行なう。 流れ 概要 補足 活動拠点に集合 移動手段は、車での乗り合い、直接集合など 集合 引継ぎの情報確認 引継ぎ用のファイル有り 事前準備 机やイスなどの準備 その日の学習内容と目標を子どもと一緒に設定する 目標設定シート有り 目標設定 マンツーマン、あるいは少人数制での学習サポート 教材システム有り 活動 活動記録用紙に基づいて、子どもと振り返りを実施 ※毎月最終日にその月の振り返りも実施 活動記録用紙有り 振り返り 次回までの宿題を提示する 雑談を通して、子どもの生活状況を確認する 記録用紙(心の絆ノート)有り 子どもの状態確認 ※子育てサポーター登録者のみ 活動の最初に実施することも可 机やイスなどの片付け 連絡・片付け・解散 乗り合い、現地解散の両パターン有り 連絡事項、次回の出欠確認※ 基本的には、学校での授業をベースにしたサポートをしますが、受験生などの場合は、受験に沿ったサポートを行なう場合もあります。 11 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  13. 13. 定量的成果仙台市内4ヶ所、多賀城市1ヶ所の仮設住宅団地で継続的に「人間関係づくりをベースとした学習サポート」を実施。 実施場所 詳細 申込者数 実施場所 住所 実施日時 小 中 高 毎週土日 城南仮設住宅 多賀城市 2 1 18:00~20:00 仙台港背後地6号 仙台市 毎週火曜日 2 2 1 公園 宮城野区 19:00~20:00 仙台市 毎週水曜日 鶴巻1丁目東公園 2 3 宮城野区 19:00~20:00 仙台市 毎週木曜日 荒井小学校用地 15 若林区 19:00~20:00 JR南小泉アパート 仙台市 毎週月曜日 8 3 1 (厳密には借り上げ住宅) 若林区 19:00~20:00 合計 40 ※ 2012年3月時点 12 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  14. 14. 定性的成果子どもや保護者からも、当団体の活動に対して好意的なコメントが寄せられた。 観点 定性的成果 「周りの友達はみんな塾に行ってるのに、自分だけいけないので取り残されている感じでした」 「○○先生は、面白くて楽しいです」 子ども 「分からなくてつまずいていたところが分かって、自分でできそうだと思いました」 (以上、子どもからのコメント) 「今まで家で勉強したことのない娘が、学習サポートに参加して家に帰ってきた後、何時間も集中 して勉強していて本当に驚きました」 保護者 「友達がいなくなってしまった息子は、毎回○○先生に会えるのを楽しみにしているんです」 「塾に行かせたいけど無理だと思ってたので、助かりました」(以上、保護者からのコメント) 行政職員からの相談を受け、JR南小泉アパートでの活動を開始。行政からの信頼も高まっている。 その他 ほとんど全員の子どもが毎週継続して参加している。また、親同士の口コミよりも、子ども同士の 口コミで参加者数が増えている。子どもが楽しんで参加している証拠だと考えられる。 13 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  15. 15. スナップショット 仙台港背後地6号公園で JR南小泉アパート。 の活動風景。 行政職員からの相談を受 仮設住宅団地内にある集 け、活動を開始。 会所を特定の曜日・時間 団地内にある空き物件を 帯だけお借りして、活動 活動場所としており、小 を実施している。 学生と中高生の部屋を分 割している。 仙台市内でも最大規模の 同上。 仮設住宅団地である荒井 中高生の部屋。 小学校用地。 隣は保護者同士のコミュ 全員が津波で壊滅した荒 ニケーションスペース 浜小学校出身の中学生た なっており、保護者の孤 ち。 立を防ぐ取り組みも合わ 友達の輪で参加者が増え せて実施されている。 続けている。 鶴巻1丁目東公園の活動 多賀城市にある城南仮設 風景。 住宅。 集会所と空いている仮設 この仮設は、教員志望の 住宅を借り、小学生と中 学生団体ALL東北教育 学生を別々に分けて、集 フェスタが実施し、当団 中できる環境を作ってい 体は活動資金や研修機会 る。 提供などのバックサポー トを行なっている。 14 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  16. 16. 参考:被災した子どもたちを取り巻く問題(一例)経済的な困窮が原因となって、様々な要因に派生し、結果として子どもの状態に好ましくない影響を及ぼすことが危惧される。一例として、すでに様々な問題が発生している。 相関図 被災した子どもを取り巻く問題(一例) 【子どもの学習を取り巻く四重苦】 家庭の経済状態 震災による学習遅れや震災後の進学に直面しながら、家庭 内の学習環境も不十分で、学校外での教育機会も制限され ている。一方、仙台市内は他地域からの移住者が増え、公 立高校の倍率が高まることも予想される。 学校の授業についていけずに、自信を失う子どもも出てき 経済的逼迫感 ている。 私立高校などに進学した場合、家計が支えきれなかったり、 不本意な進学をすることによって、将来の中退などの可能 性も危惧される。 人間関係 親のストレス状態 生活環境(※) 【社会的な孤立感の高まり】 震災から時間が経つにつれて、被災者は「タダで何でもも 子どもへの関わり方 らえるずるい人」と周りから見られることも増え、温度差 が高まっている。また、仮設住宅や借り上げ住宅に移住し、 孤独感を感じている保護者も増えている。 保護者の精神状態が子どもにも影響を及ぼす可能性が危惧 子どもの状態 される。 (学習意欲・精神状態etc.) 子ども自身も、転校などによって、周囲に溶け込めない場 合もあるし、今後保護者との関係性が悪化していくことも 予測される。(出所)『子どもの最貧国・日本』山野良一を元に作成※ 生活環境には、「居住環境」、「移動手段」、「学校外活動・余暇活動」などが含まれる。 15 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  17. 17. 参考:阪神淡路大震災のデータ震災によって身体的、精神的にケアが必要な状態になる子どもは、震災後に増加し、少なくとも5年程度は高止まり、増加傾向にある。今回の震災でも同様の状況が起きることは十分予測されるため、早期に対応の準備をしていく必要がある。 教育的配慮が必要となった子どもの推移 要因別の推移 2,000 小学校 中学校 合計 1,800 人 1,600 4,500 4,000 1,400 3,500 1,200 1,000 3,000 800 2,500 600 2,000 400 1,500 200 1,000 0 500 8 9 10 11 12 13 14 15 16 震災の恐怖 1,748 1,764 1,727 1,815 1,335 1,146 938 682 400 0 年度 1,710 1,680 1,289 1,235 1,274 1,200 1,019 784 582 8 9 10 11 12 13 14 15 16 住宅環境の変化 家族友人関係の変化 685 1,154 1,247 1,274 1,422 1,358 1,044 757 494 小学校 1,830 2,154 2,426 2,394 2,060 1,903 1,429 976 556 経済環境の変化 604 577 830 918 955 944 843 667 496 中学校 1,982 1,935 1,680 1,711 1,332 1,239 1,120 932 781 学校環境の変化 258 529 335 319 299 298 218 139 65 合計 3,812 4,089 4,106 4,105 3,392 3,142 2,549 1,908 1,337 通学状況の変化 663 575 256 250 202 227 139 103 57 その他 39 82 106 72 60 59 79 67 47 震災から3、4年後に教育的配慮が必要な子どもが増えて いる 経済環境の変化、家族友人関係の変化による影響は、2年後 から高まり、5年程度増加を続けている 特に小学校で増加している 16 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  18. 18. 活動報告:直営教室 継続中 発展 奨学金・個別指導 被災地子ども白書 コミュニティ型避難所での 仮設住宅での つき学習スペース 出版・シンポジウム 学習支援センターの学習サポート 学習サポート の開設 開催 開設 2011年9月~ 2011年11月~
  19. 19. 事業の概要仙台市内に約8,000戸ある借り上げ住宅へ対応するため、そして今後継続的に相対的貧困の子どもたちを支援する活動の拠点とするため、直営の施設を開設した。 概要 借り上げ住宅は仙台市内に8,000戸弱あるが、一般の賃貸住宅として街の中にまぎれている。また、1/4は 市外からの移住者であるといわれており、被災者が不可視化、孤立化している 背景・目的 このような家庭の受け皿として、仮設住宅の外に拠点を構える必要があった また、仮設住宅は一定期間で閉鎖するため、今後継続的に活動をしていくための拠点が必要であった ※当事者たちが直面している問題については、前掲参照 内容: 多様な市民による学習支援 子どもとサポーターの人間関係の構築 土日を活用した金銭教育、ライティング等の特別講座の開催(2011年度は未実施) 対象: 中心は被災した子ども、もしくは相対的貧困状態にある子どもだが、対象を限定しない (原則、小学4年~中学3年) 活動概要 日時: 毎週火曜~金曜 19:00~20:30(16:00~19:00は自習スペースとして開放) 場所: 仙台市宮城野区榴岡5-3-21コーポ小松101 (トライアルはみやぎNPOプラザ、Navisにて実施) 費用: 各家庭の経済状態に応じた支えあい会費制(ガイドライン上は5,000円~12,000円/月) ※基本的には全員受け入れる方針であり、ガイドラインの会費で厳しい場合は柔軟に変更する 18 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  20. 20. スナップショット 借り上げ住宅は分散して Navis内の一室での活動 いるため、どこに場所を 風景。 設置するかは一つの問題 市政だよりを見たり、口 であった。 コミで参加者が広がって トライアルとして、みや いった。 ぎNPOプラザの会議室 一度見学に来た家庭は、 を借り、さまざまな告知 100%申込みにつな を実施。 がっている。 彼は記念すべき第一号。 「仙台市政だより」に特 上記同様、Navisでの活 集記事が掲載されたこと 動風景。 によって、保護者からの 子どもが12人まで増え、 問い合わせが増加。 上記の会議スペースだけ 立ち上げ1ヶ月で6人ほ では溢れてしまったため、 どに増えた。 オフィススペースも貸し ていただいた。 大手IT企業のご好意で、 コミュニティ型学習支援 新しい物件に移るまでの センター「19 間、Navisというオフィ Tsutsujigaoka」の概 スビルの一室を貸してい 観。 ただくことになった。 榴岡駅すぐの物件(1F テナント)を教育委員長 でもある不動産会社副社 長の計らいで、破格の家 賃で借りられることに。 19 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  21. 21. スナップショット センターでの学習サポー センターの掃除機がけを トの風景。 する中学生。 個々に独立した机を置か これによって、子どもに ず、長テーブルにみんな お客さまではなく、コ で座るレイアウト。 ミュニティの一員である という意識を醸成するこ 子ども同士のコミュニ とを狙っている。 ケーション、サポーター 同士の助け合いが生まれ やすいように配慮。 同上。 センター内のシェアデス 当センターでは、50人 ク。 程度が一度に入れるス 日中は、フリーランサー ペースを確保している。 に格安で場所貸しをする。 その代わり、それぞれの 特技を生かした子ども向 けのワークショップなど を実施していただく。 当センターの一つの特徴、 「仮想通貨」(左下)。 子どもがセンターの清掃 などをした際に、仮想通 貨を支給している。 【年度末時点での状況】 年度末時点での状況】 での状況 写真右側がお手伝いのメ 借り上げ住宅で生活する中学生8名が利用会員として登録 ニュー表。 シェアデスクに2団体が入居 20 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  22. 22. その他イベント活動 ①子どもたちの社会活動体験、地域からの理解促進を目的として、地域のイベントへも積極的に参加した。 アートインクルージョンながまち2011 宮城野ウォークラリー 12月17日、仙台駅東口商工事業協同組合からの誘い 10月15日・16日、地域イベントのアートインクルー を受け、仮想通貨プロジェクトの一環として、宮城野 ジョンながまち2011に、2名の中学生が参加。イベ ウォークラリーに2名の中学生が参加。 ント運営補助として、チラシの配布、募金集めを実施 した。 来場した小さい子どもへ風船を渡したり、抽選の手伝 いなどを行なった。この活動を通して社会体験を積む 不登校の女子生徒が自発的にチラシ配りや募金集めを と同時に、地域住民からの理解を得ることにもつな するなど、かなり手ごたえを感じるイベントとなった。 がった。 21 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  23. 23. その他イベント活動 ②年末には、子どもたちを含めた関係者の交流促進を目的として、2つのクリスマスイベントを開催した。 アスイククリスマス会 JR南小泉アパートクリスマス会 12月23日、19 Tsutsujigaokaにて、クリスマス会 12月26日、活動先の一つであるJR南小泉アパートに を開催。当センターの利用者だけでなく、仮設住宅の て、クリスマス会を開催した。 活動に参加する子ども、保護者、正会員などを招いた。 食事会、レクリエーション、プレゼント交換を行ない、 学習サポーターが中心となって、企画から運営までを 最後はまるもりダンスを踊った。 取り仕切った。 22 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  24. 24. 活動報告:白書出版・シンポジウム開催 奨学金・個別指導 被災地子ども白書 コミュニティ型避難所での 仮設住宅での つき学習スペース 出版・シンポジウム 学習支援センターの学習サポート 学習サポート の開設 開催 開設 2011年7月~
  25. 25. 白書出版の目的現場を基点としてより大きな動きを生み出していくために、白書の出版を企画した。同時に、団体にとっても実施プロセスを通したネットワーク形成、外部からの信頼獲得など、いくつかの意義のある活動である。 観点 目的・意義 詳細 必要な支援の構築 被災した当事者たちにとって、本当に必要な支援が届けられるようになる 社会的意義 関心の維持 日本あるいは世界からの被災地に対する関心を持続させる 教訓資料の作成 次の震災に備えて、教訓・指針となるような資料をつくる プログラム構築 調査の結果を元に、社会にとって必要な事業・サービスを検討、構築する 上記の事業・サービスが必要な根拠を調査結果によって提示できるため、企業 賛同者の獲得 や個人などからの支援が得られやすくなる 団体への信頼獲得 設立間もない当団体に対する、社会的な信用、信頼を高める 団体にとっての意義 調査の実施プロセス、あるいは白書をリリースした後に実施するプロモーショ ネットワーク形成 ン施策により、さまざまな団体・個人とのネットワークを形成する 内部のボランティアスタッフに対して、活動の意義を明確に伝えられるように サポーターのコミット なることで、コミットメント醸成、リテンションを行ないやすくする 白書の売上を団体の運営資金にすることで、より持続的な活動を行なえるよう 運営資金の補填 にする 24 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  26. 26. 調査の概要現地で活動している団体の強みを生かし、インタビュー調査を主軸とした調査を行なった。また、多様な専門家・組織に協力を仰いで実施体制を構築した。 調査対象 実施体制 震災によって被災した保護者、子ども 【アドバイザー】 (特に、仙台市内の仮設住宅、借り上げ住宅に居住し、当 阿部彩氏 団体の活動に参加している家庭) 国立社会保障・人口問題研究所 研究部長 有本昌弘氏 調査方法 東北大学大学院教育学研究科 教授 インタビュー調査(主) 阿久津徹氏 一次情報の収集(従) 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 主任研究員 調査期間 岩下広武氏 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 2011年7月15日~9月15日(2ヶ月) コンサルタント 【調査実施】 調査内容 大橋雄介 家庭の経済状態 NPO法人アスイク 代表理事 子どもと親の関係性の変化 本間優子 宮城教育大学4年 人間関係の変化 生活環境(居住環境・移動手段・課外活動等)の状況 【調査協力】 子どもの状態 NPO法人ETIC.ソーシャルアジェンダラボ(SAL)※上記の観点から、子ども、保護者それぞれに答えられる内容 だけ抽出。 25 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  27. 27. 3.11被災地子ども白書の出版12月20日に、明石書店より「3・11被災地子ども白書」を刊行した。 3・11被災地子ども白書 実施成果 マスコミへの掲載 - 読売新聞朝刊、2011年10月18日、「NPO、被災児童 を調査」 - 河北新報夕刊、2011年12月26日、「NPO情報室」 - 河北新報朝刊、2012年1月1日、「3.11白書」仙台の NPO出版 仮設入居の家庭聞き取り - 読売新聞朝刊、2012年1月5日、教育欄で紹介 講演等の依頼 - チャンス・フォー・チルドレン「学校外教育フォーラ ム」基調講演の依頼 - FM NACK5「夕焼けシャトル」出演依頼 - 読売新聞「識者インタビュー」取材依頼 - 大阪府人権教育研究協議会 講演依頼 等 出版社: 明石書店 その他の成果 筆者名: NPO法人アスイク 代表理事 大橋雄介 - 明石書店新刊でベスト5に入る売上を記録 刊行日: 2011年12月20日 - 書籍をご購入いただいた方からの寄付金提供 定価: 1600円(税別) - 韓国の出版社より翻訳出版の申し出 頁数: 220頁 - 東洋大学社会学部で参考書に指定 26 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  28. 28. シンポジウムの開催出版による社会的インパクトをより広げるために、東京にてシンポジウムを開催した。 3・11被災地子ども白書出版記念シンポジウム 実施成果 参加者数 96名(学生、社会人、NPO関係者等) アンケート結果 被災地の問題への理解は深まったか? 何か行動したいという気持ちは高まったか? (N=48) (N=48) あまり深まらな 全く深まらなかっ あまり高まらな 全く高まらなかっ かった た かった た 4% 0% 4% 0% やや高まった やや深まった 34% 38% 大変深まった 58% 大変高まった 62%- 日時: 2012年1月11日 18:30~21:00 【フリーコメントの抜粋】- 場所: 河合塾麹町校 • 被災者が東京にもいるという事実を知りながら、何も関心が向かわなかったことを恥じました。 • 教育格差が浮き彫りになって、行政ではカバーしきれない問題を一つ一つ解決するのは一人ひと- 登壇者:阿部彩氏 りの地道な活動なのだと思いました。 • 自分は被災地に行くことができないため、罪悪感、無力感を感じていた。会員や後方支援くらい (国立社会保障人口問題研究所 部長) しかできないだろうと思っていたのだが、現場の人が意外とそのような支援を必要としているこ とを知れた。やっぱり自分は東京でできることを全力でやろうと思った。 江川和弥氏 • もともとあった問題が震災によって浮き彫りになったことで、いかに今まで問題に対して社会が 取り組んでこなかったかがよくわかった。 (NPO法人寺子屋方丈舎 代表) • 当事者意識を持つことがとても大切なことだと思いました。 松田悠介氏 (NPO法人Teach For Japan 代表) その他の成果 大橋雄介(NPO法人アスイク 代表) • 外資系の財団より、当シンポジウムのメッセージを英訳し、本国に伝えたいとの要望をいただく。 • 国内の企業より、社内のCSR関連会議で議題提供して欲しいとのご要望をいただく。- 内容: 第1部/3・11被災地子ども白書の報告 • 参加者の中から、当団体へご入会いただく(正会員1名、賛助会員1名)。 • 助成機関より、継続助成が決定した。 第2部/パネルディスカッション 27 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  29. 29. ミニフォーラムの開催仙台でもネットワークを広げるために、小規模なフォーラムを開催した。 ミニフォーラム@仙台 実施成果 参加者数 21名 (学習サポーター、パートナー企業、民間企業、行政、マスコミ) その他の成果 • フォーラムに参加された民間企業経営者から、福岡市で開催する業 界の集まりに白書を配布したいというご要望をいただいた(35 冊)。 • 上記の福岡での会合に参加された経営者から、収益の一部を寄付し たいとのお申し出をいただいた。 • また、会合に参加された経営者一同から寄付金をいただいた。- 日時: 2012年1月28日 16:00~18:00- 場所: 19 Tsutsujigaoka- 内容: 3・11被災地子ども白書の報告 学習サポーターからの報告・意見交換 28 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  30. 30. その他の情報発信活動 私たちの震災物語 ハート再生ワーカーズ 震災と子どもの貧困白書 当団体の正会員でもある仙台在住の漫画家、井上きみ どりさんが取材、執筆されたドキュメンタリー漫画 「私たちの震災物語 ハート再生ワーカーズ」。 なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク編の「震災 と子どもの貧困白書」に、寄稿。 当団体の立ち上げストーリーを詳細に記述していただ いた。 29 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  31. 31. 学習サポーターの育成
  32. 32. 研修体系学習サポートにあたっての基本スタンスの共有、スキルの向上、及び活動を通して発生した問題や不安の解消のために、定期的に研修会を実施している。 研修体系 狙い 実施者 導入研修 活動の目的、概要、バリューの共有 事務局 (登録時のみ) 学習サポーターの不安払拭 教科指導(国数英等)に関する学習サポー 学習指導力向上研修 学校法人河合塾のプロ講師 ターの指導スキルの向上、問題の解消 定期研修 被災した子ども、家庭内に問題のある子ども NPO法人PARIF講師 子育てヘルパー研修(1ヶ月に1回程度) へ接する際のスタンス共有、スキルの向上 (臨床心理士・現役教師) 子どもの主体的な努力を促すためのコミュニ コーチング研修 コーチング専門家 ケーションスキルの向上 31 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  33. 33. 研修の実施結果 ①9月に学習指導に関する研修、10月には被災した子どもに対するコミュニケーションの研修を開催した。 概要 実施風景 - 実施協力: 学校法人河合塾 学 習 - 日時: 2011年9月3日 13:00~16:00 指 導 - 場所: 河合塾仙台校 力 向 - 参加者: 学習サポーター10名、河合塾プロ講師4名(+事務局1名) 上 - 内容: 指導者としてのスタンス、指導のポイント 研 修 実際の活動状況を踏まえたワークショップ ① 概要 実施風景 - 実施協力: NPO法人PARIF 子 - 日時: 2011年10月23日 9:30~12:00 育 て - 場所: 仙台市市民活動サポートセンター研修室 ヘ ル - 参加者: 学習サポーター9名、 パ ー NPO法人PARIFの現役教師・臨床心理士4名 研 修 - 内容: 医学的な理解を深める ① 被災した子どもへの接し方 32 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  34. 34. 研修の実施結果 ②11月にコーチングの技術を生かしたコミュニケーション研修、12月に河合塾のプロ講師による第2回目の研修会を実施した。 概要 実施風景 - 実施協力: 有限会社アライブワン(後藤美香氏) コ - 日時: 2011年11月27日 13:00~16:00 ー チ - 場所: 19 Tsutsujigaoka ン グ - 参加者: 学習サポーター14名(+事務局1名) 研 - 内容: 安心感を与える場づくり 修 ① 子どもの主体性を引き出す質問の仕方 概要 実施風景 - 実施協力: 学校法人河合塾 学 - 日時: 2011年12月23日 9:30~12:00 習 指 - 場所: 19 Tsutsujigaoka 導 力 - 参加者: 学習サポーター12名、河合塾プロ講師4名(+事務局1名) 向 上 - 内容: 宮城県の高校入試制度について 研 修 指導技術のロールプレイング ② 33 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  35. 35. 研修の実施結果 ③1月には第2回目となる被災した子どもに対するコミュニケーション研修に参加した。 概要 実施風景 - 実施協力: NPO法人PARIF 子 育 - 日時: 2012年1月27日 10:00~15:00 て ヘ - 場所: 盛岡 ル パ - 参加者: 学習サポーター7名 ー - 内容: 医学的な理解を深める 研 修 被災した子どもへの接し方 ② 34 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  36. 36. 参考:学習サポーターに対するアスイクのスタンス当団体は、現場の主役は学習サポーターであると定義している。事務局の役割は、学習サポーターがその思いや力を最大限に発揮するために現場の声を吸い上げ、それを形にすることである。 子ども 活動を通して浮かび上がる子 子どものためのサポート活動 どもの問題 現状の活動に対する問題点 学習サポーター 学習サポーター 学習サポーターの力を発揮す よりよい活動を実現するため るためのハード、ソフト面の の提案 サポート 事務局(アスイク) 外部のパートナー(民間企業、NPO、専門家等) 35 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  37. 37. 他組織との連携
  38. 38. 連携事例:学校法人河合塾 × 連携の内容 連携のイメージ プロの講師による定期的な指導力向上研修の開催 学習サポートで困ったことに関して随時プロ講師に相談で きるメーリングリストの運用 シンポジウムの会場を無償にて提供 連携による成果・効果 豊富な経験をもつプロの講師へ直接質問できることで、学 習サポーターが日々の活動で感じている悩みが解消された 指導方法だけでなく、場の運営方法に関するアドバイスを いただき、より質の高い活動へとつながった 37 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  39. 39. 連携事例:株式会社日本コスモトピア × 連携の内容 連携のイメージ 教材プリント出力システム「学習クラブ」を無償でご提供 いただく 仮設住宅団地での活動拠点、直営の教室にて活用 連携による成果・効果 子どもの学力・興味に合った教材をその場で入手可能に なった 教材を持ち運びする負荷がなくなった 教材の調達コストが削減された 学習意欲が高まった子どもが自習できる環境づくりに貢献 した 38 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  40. 40. 連携事例:山形大学 × 連携の内容 連携のイメージ 福島教授の一般教養を受講している学生を、当団体の活動 拠点へ派遣していただいている 連携開始時点(11月)で24名の学生が参加 連携による成果・効果 活動を拡大・維持する上でネックとなっていた学習サポー ターを安定的に確保することができるようになった 活動に参加する学生にとっても、一定の予算内で継続的に 活動するための計画を立てることで、経営感覚を身につけ ることにつながるなど、学びの機会提供となっている 39 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  41. 41. TEDIC Tohoku Law Net連携事例:学生団体 ALL東北教育フェスタ × 連携の内容 連携のイメージ 東北大学法科大学院の学生団体「Tohoku Law Net」のメ ンバーが、学習サポーターとして当団体の活動に参加。ま た仮設住宅のアセスメントなどにも協力 教員志望の学生による学生団体「ALL東北教育フェスタ」 のメンバーが当団体の活動に参加した後にスピンアウトし、 いくつかの避難所、仮設住宅で活動。その活動に対して、 交通費等の活動資金、研修機会を提供している 東京の学生団体「TEDIC」には、学習サポーターが不足状 態にあった2月・3月に東京から学生を派遣していただいた 連携による成果・効果 学習サポーターの裾野の拡大 活動拠点の拡大 活動の維持 40 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  42. 42. 連携事例:NPO法人ETIC. × 連携の内容 連携のイメージ 震災復興リーダー支援プロジェクトによる右腕人材の派遣 ソーシャルアジェンダラボによる被災地子ども白書の調査 支援 連携による成果・効果 右腕人材2名の派遣により、事務局機能が拡大。それに伴い、 活動拠点の増設、登録学習サポーターの増大、学習サポー ター用ツールのブラッシュアップなどが実現 ソーシャルアジェンダラボに参加したリサーチプロボノが、 被災地子ども白書の一次情報を収集。白書のクオリティが 向上 ソーシャルアジェンダラボ報告会 41 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  43. 43. 連携事例:NPO法人Teach For Japan × 連携の内容 連携のイメージ Teach For Japanが実施する「寺子屋くらぶ」を19 Tsutsujigaokaの特別講座枠で開催。 毎週土曜の14:00~16:00に19 Tsutsujigaokaの利用者 に加え、仮設住宅の子どもが参加している。 連携による成果・効果 特にサポートの時間が限られている仮設住宅の子どもたち に対して、より多くの教育機会を提供できている。 また、Teach For Japanのスタッフが当団体の学習サポー ターの募集にも積極的に協力してくれることにより、サ ポーターの裾野が広がっている。 42 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  44. 44. 補足資料
  45. 45. その他実績(講演・執筆等) 「なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク」学びサポート全国交流会でのプレゼンテーション 仙台メディアテーク「わすれんTV」 出演 『震災と子どもの貧困白書』(なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク編)への寄稿 仙台市主催「せんだい市民カフェ」 ゲストスピーカー、テーブルファシリテーター アメリカン・エキスプレス リーダーシップアカデミー 研修生として参加 NEC 「ソーシャルビジネスを通じた復興支援」ダイアログ 講師 JMTC ネットショップ起業人材育成事業 NPO論講師 チャンス・フォー・チルドレン「学校外教育フォーラム」 基調講演 内閣府地域社会雇用創造事業「ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケット」(NPO法人ETIC.) 第3期生 アメリカン・エキスプレス リーダーシップアカデミー ソーシャルベンチャースタートアップマーケット ギャザリング 44 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  46. 46. メディア掲載履歴■河北新報夕刊 2012年3月6日 「すべての子どもに学びを」■集英社『YOU』、2012年2月15日号 井上きみどり「その後の震災物語」■月刊『ソトコト』 2012年3月号 特集記事「ボランティア3.0」■環境専門ニュースサイト 『ジアスニュース』 2012年1月19日■『読売新聞』 2012年1月16日 「被災の影響長期化に対応を」■『FM NACK5』 2012年1月16日 「夕焼けシャトル」に出演■『読売新聞』 2012年1月5日 教育欄「3・11被災地子ども白書」の紹介記事■『月刊ゆるる』 2012年1月号 「特集 復興への道」■『河北新報』 2012年1月1日 「3.11白書」仙台のNPO出版 仮設入居の家庭聞き取り■『河北新報夕刊』 2011年12月26日 「NPO情報室」■『NHK ウィークエンド東北』 2011年12月10日 「学習支援で被災地の未来を守れ」■『仙台市発行 震災復興地域かわら版 みらいん 創刊準備号』 2011年11月10日■『日本経済新聞』(夕刊) 2011年11月4日 「”僕らが担う震災寄付”米国発教育プログラムに脚光」■『えん+じん』(多賀城市震災復興応援情報誌) 第2号■『みちのく仕事』 2011年10月21日 インタビュー記事■『読売新聞』 2011年10月18日 「NPO、被災児童を調査」■『うぇるかむ』 第4号 (復興支援プロジェクトやまがた)■『PHP研究所 月刊誌「Voice」』 11月号 「「ロスジェネ世代」の仕事観、3・11の衝撃」■『読売新聞』 2011年10月10日 「教育復興」遠い道のり■『日本教育新聞』 2011年10月3日「自ら地域の課題見つけ募金活動」■『仙台市政だより』 2011年10月号 「復興の足音」■『NHKラジオ第一』 土曜あさいちばん 2011年9月10日■『朝日新聞』 2011年9月8日(夕刊・全国版) 「無料塾 心も支える」■『毎日新聞 地域情報フリーペーパー スマイル』 2011年9月号■『河北新報』 2011年9月3日 「仮設での子育て 悩み語ろう」■『朝日新聞』 2011年8月31日(夕刊・全国版) 9月3日(朝刊・宮城県版) 「仮設住宅 ITお助け」■総合チャリティ情報サイト『チャリティジャパン』 インタビュー 2011年8月25日■仙台メディアテーク『わすれんTV』 2011年8月21日■集英社女性向けコミック誌『YOU』 2011年8月15日発売号(No.17)■『神戸新聞』 2011年8月12日 「たくましく夏 被災地の童たち」■『河北新報夕刊』 2011年8月9日 「学ぶ喜び 仮設でも」■NHK『首都圏ネットワーク』 2011年8月3日■『リビング仙台』 2011年6月25日号 子育てリビングスペシャル■『週刊 東洋経済』 2011年5月28日号 東北復興特集(教育)■『仙台市市民活動サポートセンター通信 ぱれっと』 2011年5月号■『日本財団ブログマガジン』■『毎日新聞 地域情報フリーペーパー スマイル』 2011年5月号■『日本経済新聞』 2011年5月3日 社会面「被災地の明日を支える」■『河北新報夕刊』 2011年4月9日 「避難所ボランティア活躍」 計39回 45 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  47. 47. 運営体制 体制図 スタッフプロフィール 代表理事:大橋 雄介 雄介(代表理事・事務局長) 大橋 雄介(代表理事・事務局長) 理事:伊勢 みゆき 1980年生まれ。福島市出身。 理事会 (NPO法人まなびのたねネットワーク代表理事) 筑波大学卒業後、ネットベンチャーのコピーライター、地域 活性化コンサルティング会社の創業期メンバーを経て、株式 理事:本間 優子 会社リクルートマネジメントソリューションズのコンサルタ (ALL東北教育フェスタ代表) ントとして、大手企業に対する組織開発・人材開発のコンサ ルティングに従事。 監事 監事:布田 剛 2010年3月に独立、NPO法人せんだい・みやぎNPOセン (NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター) ターにソーシャルビジネス支援事業のプロマネとして関わり、 震災直後にアスイクを創設する。 加藤 徹生 (一般社団法人WIA マネージングディレクター) 寿子(事務局・渉外担当) 和田 寿子(事務局・渉外担当) 仙台市出身。 福島 真司 広告会社の営業などを経て、アスイクへ事務局スタッフとし アドバイザー (山形大学エンロールマネジメント部 教授) て参加。震災によって自宅が半壊認定を受け、それまでの仕 事も自宅待機を強いられる経験をしながらも、家庭の事情や 阿久津 徹 経済的な状況によって教育機会が制限される子どもを生み出 (株式会社リクルートマネジメントソリューションズ さない社会をつくろうと志している。 主任研究員) 和田寿子、萩原拓哉、小松明子 拓哉(事務局・教育支援担当) 萩原 拓哉(事務局・教育支援担当) 事務局 仙台市出身。 高校生のときから、高校生を主体としたイベント運営団体 NPO法人NLA(ニューライフアドベンチャー)に関わる。 学校法人河合塾 学生時代から教育事業に携わる中で、家庭の事情や経済的な 状況によって教育機会が限られる子どもたちを目の当たりに NPO法人Teach For Japan する。2012年3月より事務局スタッフとしてアスイクに参加。 株式会社日本コスモトピア パートナー 国立大学法人山形大学 明子(事務局) 小松 明子(事務局) 東京都出身。早稲田大学教育学部卒業。 Tohoku Law Net(東北大学法科大学院) 学生時代より教員を志し、過疎の進んでいる地域での学習ボ ランティアや外国人の子どもへの日本語学習支援活動などに ALL東北教育フェスタ 携わる。大学卒業後は、大手IT企業に就職。東日本大震災後に、 東京から仙台に転居し、NPO法人アスイクに参画する。 登録サポーター 124名 2012年 月時点) 124名(2012年3月時点) 46 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  48. 48. 会員・寄付者等 ① 正会員(12名) 助成 芳賀直 仙台の子どもと教育をともに考える市民の会 事務局長 日本財団「ROADプロジェクト」 新沼史智 株式会社アイエスエフネット 東北支社長 住友生命「未来を築く子育てプロジェクト」 原亮 みやぎモバイルビジネス研究会 会長 内閣府地域社会雇用創造事業「ソーシャルベンチャースタートアップ 井上きみどり 漫画家 マーケット」 後藤美香 有限会社アライブ・ワン 代表取締役 赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」 伊勢みゆき NPO法人まなびのたねネットワーク 代表理事 助成財団センター「東日本大震災支援基金」 田中聡子 NPO法人まなびのたねネットワーク 副代表兼事務局長 石橋財団「東日本大震災被災地復興支援寄付助成」 鈴木はるみ コネクト・ミックス 代表 三菱商事「 東日本大震災復興支援助成金」 河合豪雄 株式会社富士通東北システムズ イノベーション推進室 日本興亜「思いやりプログラム」 井上尚人 東北大学経済学部3年 セーブザチルドレン×さなぶりファンド「子どもはぐくみファンド」 本間優子 ALL東北教育フェスタ 代表 宮城県「新しい公共の場作りのためのモデル事業」 大橋雄介 NPOアスイク 代表理事 賛助会員(3名) 匿名希望様 土屋あまね様 船津隆子様 47 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  49. 49. 会員・寄付者等 ② 寄付者 ※物品含む (60名・社) エンドウ ヒデフミ様 リフォーム会社有志様(32社) フタバ カズエ様 アポロ海運様 カネコ カオル様 カワモアキコ様 河合塾 様 松浦建設株式会社様 Think the Earth基金 様 匿名希望様 株式会社 クロンテイップイノベーション 直営店舗 ラマニアマニ様 シマダマサヨ様 杉並区立和泉中学校 学生有志 阿久津 徹様 ナガタ ユウイチ様 牛嶋 孝輔様 プルデンシャル生命保険株式会社 立川支社様 一般社団法人ワカツク様 ハートエデュケーション様 共に歩み隊様 ムラカミユキコ様 三上純子様 夢工房様 養田 広様 (プロジェクター1台) 「東日本大震災」 復興と学び 応援プロジェクト 『今こそ、学問の話をしよう』 寄稿者12名(図書券) 株式会社光文書院様 (教材) 杉並区立和泉中学校での寄付授与式 アメリカ発のプログラム「ペニーハーベスト」にて、 京葉進学会様(教材・文房具) アスイクが寄付先として選定された。 NPO法人ハロードリーム実行委員会様(文房具) 災害ボランティア活動支援プロジェクト会議様(ノートPC3台・複合機) 48 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  50. 50. 今年度の振り返りと次年度(第2期)の重点テーマ 震災直後の混乱からゼロベースで立ち上がった団体だが、スピードと情報発信に注力し、避難所、仮設住 宅での活動など、緊急支援においては一定の成果をあげることができた。 また、現場での直接的活動だけでなく、3・11被災地子ども白書の刊行など、現場を基点とした社会的イン パクトを生み出すための活動にも注力した。 学習支援という領域だけでも8割以上の団体が撤退・活動停止したといわれる状況において、震災直後から第1期(2011年度) 現在に至るまで継続的、発展的に活動を続けている地場の団体として、外部からの信用、信頼も高まって の振り返り きている。 一方、この震災からの復興は、一時的な活動で実現できることではなく、また従来から存在し、今回の震 災によって拡大している相対的貧困の問題として捉えなおし、震災を契機としてそういった問題を解決に 導くことで成し遂げられると考える。 これまでの活動を通して培ったネットワーク、外部のリソースを存分に活用し、被災地、被災者だけにと らわれない、日本全体にインパクトをもたらす解決策を構築していくことが必要である。 直接支援の継続・運営モデルのブラッシュアップ 直接支援の継続・運営モデルのブラッシュアップ 仮設住宅への派遣モデル、学習支援センターの運営は継続実施する。 仮設住宅については、リーダー制を取り入れることで、各拠点間のノウハウ・情報共有の強化、現場 の自立的な活動、学生への成長機会の提供を実現する。 学習支援センターは現在のモデルを継続、進展させつつ、下記の新規事業のパイロットプログラムを第2期(2012年度) 実施する場として機能させる。 の重点テーマ 困窮家庭へアプローチするルートの構築 困窮家庭へアプローチするルートの構築 へアプローチするルートの 行政等との連携体制を強化し、ターゲットである経済的困窮家庭にアプローチするためのルートを構 築する。 草の根NPOからソーシャルビジネスへの転換の模索 からソーシャルビジネスへの転換 からソーシャルビジネスへの転換の 上記の活動と並行し、海外の事例を研究し、外部リソースを活用することで、被災地発のソーシャル ビジネスを立ち上げる下準備を行なう。 49 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved
  51. 51. 【ミッション】 ミッション】NPO法人アスイクは、低所得家庭の子どもたちの問題に当事者意識をもつ市民や組織を増やし、それらの力を結びつけることによって、被災地から「貧困の連鎖」と「社会的排除」を打ち壊すモデルを生み出し、東日本大震災からの真の復興を実現します。【活動方針】 活動方針】 震災を契機として、従来から存在・拡大していた「子どもの貧困問題」を 緩和する組織へと発展する。 かわいそうな子どもへ支援を与えるのではなく、「子どもたちの自走」と 「支えあう社会づくり」を志向する。 被災地から「子どもの貧困問題」を緩和するモデルを生み出し、他地域、 10年後の日本の道標となる。 50 ⒸNPO Asuiku All Rights Reserved

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