石井雄隆・石井卓巳・川口勇作・阿部大輔・西村嘉人・草薙邦広（2015, August）「Writing MaetriXを用いた言語資源の構築と英語学習者のライティング・プロセスの解明」外国語教育メディア学会 第55回全国研究大会 公募シンポジウム. 千里ライフサイエンスセンター.

1. WritingMaetriXを用いた言語資源の構築と
英語学習者のライティング・プロセスの解明
石井 雄隆（早稲田大学）
石井 卓巳（筑波大学 大学院生）
川口 勇作（名古屋大学 大学院生）
阿部 大輔（名古屋大学 大学院生）
西村 嘉人（名古屋大学 大学院生）
草薙 邦広（名古屋大学 大学院生）
公募シンポジウム
外国語教育メディア学会第55回全国大会
2015/8/6 於：千里ライフサイエンスセンター

2. まとめ
• 本シンポジウムでは，ライティングの
キー入力記録システムWritingMaetriX
（WMX; 草薙・阿部・福田・川口,
2015）を用いたライティング・プロセス
可視化コーパス構築プロジェクト
（Writing MaetriX Corpus Project; 石
井・石井・草薙・阿部・福田・川口,
2014）の進展とそれに基づく英語学習者
のライティング・プロセス研究について
報告した。

3. プロジェクトの概略
• 既存の学習者コーパスは，主に学習者のライ
ティング・プロダクトを対象としたものであ
り，ライティング・プロセスに十分な焦点を
当ててきたとはいえない。WMXで記録した
学習者の産出過程のデータを大量に蓄積する
ことで，母語別・習熟度別の学習者のライ
ティング・プロセスを横断的・縦断的に分析
することが可能になる。
• 昨年度の提案を踏まえて，現在のデータ収集
状況及び概要（ライティング指導を受けた経
験・海外滞在歴など）などについて報告した。

4. 学習者のライティング・プロセス
についての分析事例
• 語数の時系列推移傾向のモデル化
• 時系列データ分析

5. ライティング・プロセス研究のために
開発されたRの関数や
ウェブアプリケーションの紹介
• 最後に，ライティング・プロセス研究の
ために開発されたRの関数を用いた語数の
時系列推移の計算や分析，及びライティ
ング・プロセス研究のためのウェブ版分
析ツールを紹介し，それらを用いること
で学習者のライティング・プロセスのど
ういった側面が明らかになるのかを述べ
た。

6. 本プロジェクトの意義
• 学習ログ・学習履歴を活用した新たな教
育方法の開発
• データマイニングを活用した外国語教育
研究の取り組み
• 教育評価 (e.g., Computerized Dynamic
Assessment, formative assessment)へ
の貢献

7. 本日の資料
下記ウェブサイトに近日中にアップロードします。
Googleで”writingmetrix”と検索していただけると
最上位に出てきます。
https://sites.google.com/site/
writingmetrix/