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20100224新潟市の救急医療体制の変更に関するGIS分析

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  • 1. 新潟市の救急医療体制の 変更に関するGIS分析 鈴木 翼1、田邊 直仁2、佐々木 諭1、鈴木 宏1 1 新潟大学大学院医歯学総合研究科 国際感染医学講座 公衆衛生学分野2 新潟大学大学院医歯学総合研究科 地域予防医学講座 健康増進医学分野 2010.2.24 5th GIS International Symposium at Niigata Univ.
  • 2. 背景 平成19年11月、新潟 市民病院の移転 旧・新潟市民病院 病院の敷地内に新潟 市救急ステーションを 新設、同ステーションを 新・新潟市民病院 新潟市救急ステーション 拠点とする高度救急隊 (H19.11開設) 3.8km が発足 1.1km 平成19年10月、曽野 木救急隊の廃止 曽野木救急隊 (H19.10廃止)
  • 3.  新潟市民病院の特徴 移転  救命救急センターを併設  市内の救急搬送の2割を受け入れ(市内最多) 曽野木救急隊の特徴 廃止  曽野木地区への出動の8割を担当 高度救急隊の特徴 新設  ドクターカー(医師と救急隊員が同乗)の配備これらの体制の変更が、救急出動に何らかの影響を与えるのではないか?
  • 4. 目的平成19年の新潟市の救急医療体制の変更が現場到着や医療機関への搬送に要する時間に与えた影響を、GISを用いて検討する。 ① 市民病院移転の影響 ② 救急隊配置変更の影響 (曽野木救急隊の廃止と高度救急隊の新設)
  • 5. 方法 対象 新潟市内に出動し医療機関に搬送した救急 事案のうち、現場の位置特定ができたもの 各例における所要時間の算出指令現着時間 :出動指令~現場到着(分)搬送時間 :現場出発~医療機関到着(分)
  • 6.  各例に新潟市の保健活動単位地区(全106 地区)を空間結合にて割り付け 各地区での搬送例について平均所要時間を 算出し、救急医療体制変更前後で比較 変更前:平成19年4月~9月 12,786件 変更後:平成20年4月~9月 12,401件
  • 7. ①市民病院移転の影響 現場から医療機関への搬送時間にどのような影響を与えたか?  市民病院搬送例のみ  市民病院以外への搬送を含む全搬送例
  • 8. 現場から市民病院への搬送時間 (市民病院搬送例のみ) 平成19年度(移転前) 2,222件 平成20年度(移転後) 2,568件 平成19年度と平成20年度の差
  • 9. 市民病院への搬送時間:平成19年度(移転前) 旧・市民病院 n=2,222
  • 10. 市民病院への搬送時間:平成20年度(移転後) 新・市民病院 n=2,568
  • 11. 市民病院への搬送時間:19年度と20年度の差 旧・市民病院 新・市民病院
  • 12. 新潟市の救急事例に対する総体的な影響は?現場から医療機関への搬送時間(市民病院以外への搬送を含む全搬送例)  平成19年度(移転前) 12,786件  平成20年度(移転後) 12,401件  平成19年度と平成20年度の差
  • 13. 医療機関への搬送時間:平成19年度(移転前) 旧・市民病院 n=12,786
  • 14. 医療機関への搬送時間:平成20年度(移転後) 新・市民病院 n=12,401
  • 15. 医療機関への搬送時間:19年度と20年度の差 旧・市民病院 新・市民病院
  • 16. 医療機関への搬送時間: 市民病院搬送例と全搬送例の比較 市民病院搬送例 全搬送例 市民病院移転による搬送時間への悪影響は 小さい
  • 17. ②救急隊配置変更の影響 曽野木救急隊廃止と高度救急隊新設が指令現着時間にどのような影響を与えたか?
  • 18. 指令から現場到着までの所要時間 (新潟市内における全搬送例)  平成19年度(変更前) 12,786件  平成20年度(変更後) 12,401件  平成19年度と平成20年度の差
  • 19. 指令現着時間:平成19年度(変更前) 曽野木出張所 n=12,786
  • 20. 指令現着時間:平成20年度(変更後) 救急ステーション n=12,401
  • 21. 指令現着時間:19年度と20年度の差 曽野木出張所(H19) 救急ステーション(H20)
  • 22. なぜ曽野木地区で指令現着時間延長がみられたのか? 曽野木救急隊と高度救急隊の 地区別出動数  2つの救急隊の出動状況の違いと 曽野木地区との関係は?  平成19年度・曽野木救急隊  平成20年度・高度救急隊
  • 23. 平成19年度・曽野木救急隊からの出動 曽野木出張所全出動数 419件うち曽野木地区への 124件出動
  • 24. 平成20年度・高度救急隊からの出動全出動数 247件 救急ステーションうち曽野木地区への 99件出動 19年度より25件減少
  • 25. では曽野木地区にはどこから救急隊が来るようになったか? 曽野木地区への救急隊別出動数  救急隊配置変更の前後で曽野木地区へ 出動する救急隊がどう変化したか?
  • 26. 曽野木地区への救急隊別出動数 平成19年度 平成20年度曽野木救急隊 124 (83.8%) ―高度救急隊 ― 99 (53.8%)黒埼救急隊 17 (11.5%) 36 (19.6%)駅南救急隊 3 (2.0%) 31 (16.8%)山潟救急隊 1 (0.7%) 7 (3.8%)江南救急隊 1 (0.7%) 4 (2.2%)小針救急隊 1 (0.7%) 2 (1.1%)潟東救急隊 1 (0.7%) 0 (0.0%)中央本署救急隊 0 (0.0%) 3 (1.6%)東本署救急隊 0 (0.0%) 1 (0.5%)小須戸救急隊 0 (0.0%) 1 (0.5%)合計 148 184
  • 27. 曽野木地区への救急隊別出動数 駅南救急隊 高度救急隊 黒埼救急隊 曽野木救急隊
  • 28. 周辺の救急隊からの出動が増加 現場到着が遅れている? しかし・・・
  • 29. 指令現着時間:平成20年度(変更後)[再掲] 曽野木出張所(H19) 救急ステーション(H20) 周辺の地区と平均化特に遅くなったわけでは ない。
  • 30. まとめ①市民病院移転の影響  市民病院への搬送時間が短い地区は新市民 病院周辺へ移動した  新潟市全体の搬送時間への影響は小さかった②救急隊配置変更の影響  曽野木救急隊が廃止された曽野木地区での 指令現着時間は延長し、周辺地区と同程度に なった新潟市の救急搬送に与える悪影響は限定的であった
  • 31. 今後の課題 高度救急隊の広域出動救急搬送(特に重症例の搬送)に与えた効果についても検討したい。

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