More Related Content
Similar to 「在宅緩和ケアにおける薬剤師往診同行の役割と実際」 大須賀悠子
Similar to 「在宅緩和ケアにおける薬剤師往診同行の役割と実際」 大須賀悠子 (6)
「在宅緩和ケアにおける薬剤師往診同行の役割と実際」 大須賀悠子
- 3. 月 火 水 木 金
1ライン
2ライン
3ライン
精神科
4ライン
緩和
バックアッ
プ
桜新町アーバンクリニック在宅医療部
看護師・ドライバー同行
3
永田
看護師
井手
看護師
- 4. 症例1
4
87歳男性、独居
小細胞肺がん 転移性肝がん COPD
服薬状況: ご家族管理 院外薬局利用
オピオイドの初回服薬時に嘔気。以後の服薬を拒否された経緯
あり。その後服薬再開→貼付剤→持続皮下注へ
診療体制:
週3-4回訪問診療 複数の医師が関わる
看護、介護体制:
ご家族が介護のために患者宅に泊まり込み。ヘルパー、訪問看
護導入
- 6. 症例2
6
90歳男性
すい臓がん 転移性肝がん 腹水貯留
服薬状況: ご家族、ナース管理 訪問服薬指導導入
診療体制
週2回訪問診療: 2名の医師が関わる
看護、介護体制
ご家族が介護のために帰国
24時間常駐型のナース及びヘルパー導入、訪問入浴等
- 8. 服薬状況レポート:定期往診
○山○男 男性 90歳
膵臓癌、転移性肝癌、前立腺癌、硬膜外血腫
<2013年6月6日現在の投薬状況>
現在使用中の薬
フェントステープ(1) 1日1枚
オキノーム散(5) レスキュー
レンドルミンD 1錠1× 眠前
タケプロンOD(30) 1錠1× 朝
ラキソベロン液 便秘時頓用
アセトアミノフェン末 0.8g 2×
プレドニゾロン散 10mg 1× 朝
ムコダインDS50% 1g 2×
ソラナックス(0.4) 不安時 1回1錠 粉砕指示
新規処方
ナウゼリン坐剤(60) 吐き気時1回1個 6回分
アンペック坐剤(10) 痛むとき 1回1個 10回分
<2013年6月6日現在までの疼痛管理、処方歴>
5/29 往診開始 ○○大学病院 退院処方
オキシコンチン5mg 2T2× 9時21時
オキノーム5mg 頓服
レンドルミンD錠0.25mg 1T1×就寝前
アセトアミノフェン末 0.8g2×
ネキシウム10mg 1T1×朝食後 脱カプセル
ムコソルバンシロップ 4mL 2× 朝夕食後 (冷所)
アローゼン 便秘時 ミヤBM 下痢時
エンシュアリキッド 食欲不振時
ベネトリン・ビソルボン・生食(ネブライザー用:冷
所保存)
※院内で服薬していた薬と退院処方に違いがあり、
薬の説明も退院時指導はなかったようでご家族不安あ
り。
当院からの新規追加薬
プレドニン10mg 1× 朝
5/30 ムコソルバンシロップが苦くて飲めないということで、処方変
更
ムコダインDS50% 1g 2×
5/31 不安 日中にも落ち着かないとレンドルミンDを服用していた
ため抗不安薬を処方 ソラナックス(0.4) 不安時 頓服
※就寝前はレンドルミンD、不安時・中途覚醒時はソラナックスと指
導
6/3 錠剤がのみにくいとのことで薬をOD錠、散剤、シロップ剤に変
更
オキシコンチン→フェントス1mg
ネキシウム→タケプロンOD(30)
アローゼン→ラキソベロン液
アセトアミノフェン末→カロナールシロップ
☆プレドニン、ムコダインDSは(飲めないようなら)一旦中止指示。
6/4 カロナールシロップ苦味あり、→アセトアミノフェン末に戻っ
ている。
6/6 週末の対応のため、追加で、吐き気時ナウゼリン坐薬と疼痛時
アンペック坐薬を処方。スーパーナースが入られるということで、症
状があった際には坐薬はナースに入れていただくこともできると説明。
服薬状況:娘さん管理。経口可だが、満足に食事はとれていない状況。
病院で一度むせてしまった経験から、薬はご自分で粉砕して飲んでい
た。
むせ込みを避けるため出来る限り、溶けやすい散剤やパッチ剤に変更
を。
他院からの処方:なし
併用禁忌薬等:特に問題なし
副作用歴:特になし
薬局:○○薬局。訪問服薬指導。
現在の服薬内容
これまでの薬歴
変更の経緯
服薬状況
併用禁忌、副作用
薬剤管理方法、注意点
8