ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識

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パワーポイントのデザインで苦労していませんか?

良いデザインはセンスがないと、と諦めていませんか?

しかし、提案書のデザインはセンスで作るものではありません。基本的なルールさえつかめば、誰でも、最高のデザインではなくとも、最善のデザインに仕上げることができます。

その「基本的なルール」をまとめてみました。

ビジネスマンが主体業務ではないデザインで苦しむ時間は無駄以外の何物でもありません。

このスライドで、皆さんがデザインに割かれる時間を軽減し、本来必要とされる業務に集中できるようになれば幸いです。

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ビジネスマン必見!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識

  1. 1. ビジネスマン必見!!パワーポイントのデザインでもう悩まない!!キレイな提案書を作るためのデザインの基礎知識株式会社ベイジ baigie inc.
  2. 2. 1 提案書をデザインする前に 提案書をデザインする上での心構え 2
  3. 3. 1-1 提案書をデザインする理由 提案書などのドキュメントをデザインすることで、 以下のようなメリットが得られます。 1 提案内容の理解を促進させる 2 心理的障壁を排除する 3 イメージを向上させる 3
  4. 4. 1-2 提案書の目的とデザインの重要性 ただし、提案書の一番の目的は 提案内容をきちんと伝えること デザインはそのための手段であって目的ではない。つまり 提案書のデザインには 時間をかけない方が望ましい 4
  5. 5. 1-3 時間をかけず良いデザインにするための3つの「ない」 1 デザインを新たに考えない デザインはできるだけ決まったパターンを使いまわす。 わかりやすくまとまっていれば、いつも同じデザインでよい。 2 相手に合わせてデザインしない 提案書は提案する会社のブランディングツール。 クライアントのイメージや色、デザインに合わせる必要はない。 3 かっこいい提案書を目指さない 提案書で目指すべきは、内容をわかりやすく伝えること。 表面的なデザインのかっこよさで勝負するのはやめよう。 5
  6. 6. 2 提案書デザイン∼色 うまく色を使うための基礎とコツ 6
  7. 7. 2-1 色をきれいにまとめるための3原則 1 色数はできるだけ少なく 扱う色が増えるほどコントロールが難しくなる。 背景やイラストなどを除き、使う色は3色の基本色に抑える。 2 色の使い方を統一する ページによって使う色を変えたりしない。 提案書を通して同じルールで使い続ける。 3 色に頼らない 強調したい箇所を色での表現にこだらない。 文字サイズの変更や太字で伝わるのなら色に頼らない。 7
  8. 8. 2-2 基本色の決め方とルール化 ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決めて使いまわす。 この提案書の場合、以下の3色を基本カラーとしている。 また、使用比率を変えることで、メリハリがでてまとまりやすい。 (パーセント表示は感覚的な目安で、厳密なものではありません) ベースカラー 主に文字に使う基本的な色(全体の約%50∼70%) メインカラー 見出しや強調させたい箇所に使用(全体の約20%∼30%) アクセントカラー 特に注目を集めたい箇所に資料(全体の約5%以下) 8
  9. 9. 2-3 基本色以外の色の選び方①グラデーション配色を活用 基本色の3色以外にどうしても色が必要になった場合、 メインカラーと白のグラデーション上の色を使うと、 まとまった配色になりやすい。 例えばメインカラーのゴールドであれば、以下のような色。 9
  10. 10. 2-3 基本色以外の色の選び方②トーン配色を活用 トーンとは、色の調子。同じトーンの色同士を使うと調和する。 明度と彩度で変わるトーン。異なるトーンの色が計画 同じトーンの色相環。この中の色を使えば、比較的 なく配置されると、バランスを崩しやすい。 自然にまとまりやすい。 ※感覚的にトーンを理解するのは訓練が必要。てっとり早くトーンを活用するには、後述の「配色イメージワーク」など を参照して、色を調整するようにしよう。 10
  11. 11. 2-3 基本色以外の色の選び方③迷ったら無彩色 無彩色は、黒、白、グレーなど、色味を持たない色。 色味を持たないので、どんな色にも合う。 黒 濃いグレー グレー 薄いグレー 白 POINT! 真っ黒と真っ白はコントラストが強くなりすぎるため、一緒に使わない方がいい。 例えば、背景が白の時の文字色は黒ではなく、濃いグレーにすることで、柔らか くスタイリッシュな印象になりやすい。 11
  12. 12. 2-4 配色の改善例同じレイアウトでも、配色を変えるだけで情報を伝えやすくできる。 改善前 1. 色を多用しすぎで、情報のプライオリティが分かりにくい。 2. 色にルールがなく、無意味にゴチャゴチャしている。 3. 色のトーンも統一されておらず、まとまりがない。改善後1. 色を3色(黒・青・オレンジ)と、その3色のグラデーショ ンカラーだけでまとめた。2. 一番伝えたいところにだけアクセントカラーを使った。3. 文字の太さや大きさで情報のプライオリティを表現した。サンプルの出典)厚生労働省「生活習慣病の発症・重症化予防」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/dl/taikou03.ppt) 12
  13. 13. 2-5 参考 配色のサンプルを紹介している書籍がいくつか出ている。 部署などで一冊置いておくと便利。 おすすめ 『配色イメージワーク』小林重順 著 13
  14. 14. 3 提案書デザイン∼レイアウト レイアウトのための基礎とコツ 14
  15. 15. 3-1 レイアウトの3原則 1 統一する 周囲の余白、タイトルの位置、本文の開始位置、行間など、レイアウト を構成する要素は必ず統一する。 2 揃える 位置を揃える、端を揃える、大きさを揃える。複数の要素は必ず揃えて 配置する。 3 流れを作る 目線が始まる左上を基準に、話の流れや言いたいことに合わせて情報を 順番に並べていく。 15
  16. 16. 3-2 整列① レイアウトは、要素をキレイに整列させることが基本。 人財の流動化加速 人財の流動化加速 人財の流動化加速 人財の流動化加速 広がる管理スパン 広がる管理スパン 社員の負荷増大 社員の負荷増大 × ボックスの大きさが揃ってない ○ ボックスの大きさを揃えた × ボックスの位置が揃ってない ○ ボックスの位置を揃えた × ボックス間の余白が揃ってない ○ ボックス間の余白を揃えた × ボックス内の文字が揃ってない ○ ボックス内の文字を左揃えに統一 16
  17. 17. 3-2 整列② POINT! パワーポイントの整列機能を活用しよう。 選択したグループを 選択したグループを 上下左右、中央に揃える 等間隔に並べる POINT! 中央揃えを使うと素人っぽく見える。多少スペースが空いても、文字は 左揃えに統一した方が美しくまとめやすい。 17
  18. 18. 3-3 近接 情報のグルーピングは、情報同士の距離で表現する。 見出し 見出し 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 注意事項注意事項 注意事項注意事項 見出し 見出し 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 注意事項注意事項 注意事項注意事項 見出し 見出し 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 注意事項注意事項 注意事項注意事項 見出し、本文、注意事項が、全て同じ間隔で並ん 同じグループの情報は近くに接近させ、異なるグ でいる。 ループの情報は遠くに離す。 18
  19. 19. 3-4 余白 余白を広めに使うことで、レイアウトに圧迫感がなくなり、情報が目 に入ってきやすくなる。 見出し 見出し 本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文 見出し 見出し 本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文 文字が大きく力強いが、余白が少なく、仕切り 多少文字を小さくしても、余白が大きい方が見 線も文章の圧迫感を増幅させている。 やすく、文章が頭に入りやすい。 19
  20. 20. 3-5 目線の流れ 目線は左斜め上から右斜め下に向かって流れる。そのため、 1 まずは左斜め上にページタイトルを置き、 2 次に導入文や一番言いたいことを配置し、 3 それに導かれるデータや結論を配置する というのがレイアウトの王道パターン。 20
  21. 21. 3-6 レイアウトの改善例レイアウトを整えるだけで、デザインがきれいにまとまる。 改善前 1. 要素の端がそろっていない。 2. ボックスと矢印の位置がバラバラ。 3. ボックスの中の文字の揃え、配置、余白もバラバラ。改善後1. 文字は全て左揃えに統一。2. 文字を格納しているボックスの上下左右の余白を統一。3. ボックスの大きさを揃え、それぞれの距離を等間隔にする などルール化。 21
  22. 22. 4 提案書デザイン∼文字組み 文字を効果的に使うためのコツ 22
  23. 23. 4-1 文字組みの3原則 1 書体は限定する 使う書体は1∼2種類、太さはそれぞれ2パターン程度に限定する。 2 文字サイズを統一する 基本で使う文字サイズを2∼4パターンぐらいに統一する。 3 使い方にルールを付ける 見出し、本文、説明文など、共通要素の書体や大きさを統一する。 23
  24. 24. 4-2 書体選び 書体はできれば1種類、多くても2種類くらいに絞る。 Windowsであれば、以下の書体から選ぶと考えてよい。 MS Pゴシック MS P明朝 HGPゴシック HGP明朝 HGP創英角ゴシック POINT! 明朝は上品、知的、女性的な印象を与えるのに適している。ただし本文に使うと 読みにくくなる傾向があるため、ゴシック系でまとめた方が無難。 24
  25. 25. 4-3 文字の大きさとジャンプ率 見出し、本文、キャプションで大きさを変える。ジャンプ率(大きさ の比率)を上げた方が、メリハリがついて分かりやすくなる。 見出し(14pt) 見出し(20pt) 本文本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文本文本文 本文本文本文本文本文本文(12pt) 本文本文本文本文本文(14pt) キャプションキャプション(10pt) キャプションキャプション(10pt) 25
  26. 26. 4-4 文字の装飾 パワーポイントには装飾機能があるが、控え目に使用したほうがよい。 太字になる。タイトルや特に強調したい箇所など、限定的に使用すると よい。もともと太い書体だと、文字が潰れることもあるので注意。 斜体になる。欧文で強調したい箇所に使うと効果的。日本語ではあまり印 象が変わらないため、使わない方がいい。 下線が付く。本文内の強調したい箇所に使うと効果的。ただし多用すると 文章が読みにくくなるので注意。 影が付く。印象の変化が微妙で、滲んだ印象になるだけのことも多いため、 使わない方がいい。 26
  27. 27. 4-5 文字の改善例文字の使い方をルール化するだけで、情報が伝わりやすくなる。 改善前 1. 3種類の書体が混在している。 2. 全ての文字の大きさが24ptでメリハリがない。 3. 文字の影や太字の使い方にルールがない。改善後1. 書体を全てMS Pゴシックで統一。2. タイトル→見出し→小見出し→本文という流れで文字サイ ズをそれぞれ変更。3. 影の装飾をなくし、見出しのみ太字で表現。 27
  28. 28. 5 提案書デザイン∼その他 その他のデザイン要素の扱い方 28
  29. 29. 5-1 背景 よほどのこだわりがない限り、背景は白にする。 また、背景には画像を入れないほうがよい。 なぜなら・・・ 1 白以外の背景は配色が難しい 新しい配色を考える時間を短縮する。 2 背景に画像を入れると読みにくい 背景画像という余計な情報が、本来伝えたい情報の邪魔をする。 3 背景がないと中身に注目されやすい 背景をデザインしないことで、提案の中身で勝負できる。 29
  30. 30. 5-2 矩形 パワーポイントには矩形がいくつか用意されているが、 よく使うのは以下の3つと考えておこう。 行動重視の 行動重視の 行動重視の アプローチ アプローチ アプローチ 四角に情報を入れることで、 柔らかい印象を与えるには、 意味づけを変えたい場合、 際立たせたり、注目させた 角丸を。角丸は小さい方が 円も利用できる。円の中の りすることができる。 キレイにまとまる。 文字は中央揃えがよい。 30
  31. 31. 5-3 線 用途に合わせて、線の太さやスタイルを意識して変える。 行動重視のアプローチ 行動重視のアプローチ 四角のブロックを目立たせたいのであれば、 情報を区切るためだけに使うのであれば、細 太い線で、色も変えるとよい。 く薄い色の線がよい。 行動重視のアプローチ 行動重視のアプローチ 参考情報のようにあまり重要でない情報は、 二重線などは、うまく使わないとうるさくな 点線などでさらに印象を弱める。 るので、デザインに自信がなければ使わない。 31
  32. 32. 5-4 矢印 矢印の目的は、流れの説明であり、常に脇役。目立たせないように、 控え目にデザインしたほうがきれいにまとまりやすい。 POWER UP! A B A B AからBへの変化を伝えるのに、矢印を 矢印を目立たせなくても、AからBへの 目立たせる必要はあるだろうか? 変化を伝えることは十分にできる。 POINT! 矢印の形は、提案書の中で一貫させることで、印象よくまとまりやすい。 32
  33. 33. 5-5 写真・イラスト 1 必要なければ使わない 写真やイラストがなくても伝わるのなら、ない方がよい。 なんとなく寂しいから、という理由で使わない。 2 使うときは控え目に 飾りで入れるのであればできるだけ控えめに。 大きくしていいのは、大きな写真やイラストでないと伝わらない情報か、 クオリティの高い写真やイラストだけ。 3 原則はいつも同じ 写真やイラストにも、色やレイアウトの原則を適応する。 33
  34. 34. 5-6 グラフ グラフや表についても、無駄に多くの色を使ったり、必要のない装飾 をしない。デザインは際立たせたいところだけ、限定的に。 売 売 上 上 御社 A社 B社 C社 D社 御社 A社 B社 C社 D社 POINT! パワーポイントやエクセルのグラフ生成ツールを使うときも、できるだけシンプ ルなグラフにした方がうまくまとまりやすい。 34
  35. 35. 5-7 表紙 デザインに自信がないのであれば、余計な装飾はしない。 表紙の好みで判断されないよう、シンプルにまとめた方が無難。 35
  36. 36. 6 参考情報 著者のご紹介 36
  37. 37. 6-1 著者略歴 名前: 枌谷 力(そぎたに つとむ) 生年月日: 1972年11月7日 職業: 株式会社ベイジ(http://baigie.me ) 代表 クリエイティブディレクター/アートディレクター/デザイナー 略歴: 立教大学文学部史学科卒。1997年∼2001年まで株式会社NTTデータでICカード システムの企画営業に従事した後、Web業界に転職。Webデザイナー/Web ディレクターとして6年間制作会社でWebデザインやWebビジネスの提案業務に 携わる。2007年に独立。2010年に株式会社ベイジ設立。 デザインは制作会社におけるグラフィックデザインとWebデザインの実践で体得。 パワーポイントを使った提案書作りはNTTデータ時代から数えて約15年のキャリ ア。提案書作りにおいては、デザインは装飾ではなく機能ととらえ、ビジネスに 繋がるところだけを無駄なく、効率よくデザインしていくのが信条。 SNS: Facebook: http://www.facebook.com/tsutomu.sogitani Twitter: http://twitter.com/sogitani_baigie 37

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