スティーブ・ジョブズ論(入門編)

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経営学部生向け講義「スティーブ・ジョブズを知る(入門編)」

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スティーブ・ジョブズ論(入門編)

  1. 1. Case StudySteve Jobs (1955- (1955-2011)Founder of Apple, Inc. 入門 Masato Ono
  2. 2. Agenda1.スティ-ブ・ジョブズと アップルの歴史2.ジョブズの考えた 「人生のありかた」
  3. 3. 現代において、最も他人から書かれた経営者。世界が彼の成功理由を知りたがっている。
  4. 4. 1.ジョブズとアップルの歴史彼はどのような人間だったのか。アップルはどのような歴史をたどったか。
  5. 5. スティーブ・ジョブズ• 1955年2月24日生、 2011年10月5日死去。 1955年 24日生、 2011年10月• アップル社(Apple, Inc.)の創業者、前CEO。 アップル社(Apple, Inc.)の創業者、前CEO。• 1976年に世界初の商用パーソナル・コンピュー 1976年に世界初の商用パーソナル・コンピュー タを量産化(Apple タを量産化(Apple Ⅰ)。• Mac(Macintosh)により、Windows PCと異なる独 Mac(Macintosh)により、Windows PCと異なる独 自のパソコンの開発・販売。• 2000年以降、iTunes、iPod、iPhone、iPad(複合 2000年以降、iTunes、iPod、iPhone、iPad( 型のコンピュータ端末) 型のコンピュータ端末)によって新しい電子機器 の世界を創出した。
  6. 6. アップル• 1955年2月24日生、 2011年10月5日死去。 1955年 24日生、 2011年10月• アップル社(Apple, Inc.)の創業者、前CEO。 アップル社(Apple, Inc.)の創業者、前CEO。• 1976年に世界初の商用パーソナル・コンピュー 1976年に世界初の商用パーソナル・コンピュー タを量産化(Apple タを量産化(Apple Ⅰ)。• Mac(Macintosh)により、Windows PCと異なる独 Mac(Macintosh)により、Windows PCと異なる独 自のパソコンの開発・販売。• 2000年以降、iTunes、iPod、iPhone、iPad(複合 2000年以降、iTunes、iPod、iPhone、iPad( 型のコンピュータ端末) 型のコンピュータ端末)によって新しい電子機器 の世界を創出した。
  7. 7. ①数奇な出生• 1955年、シリア人政治学者のアブドゥルファター・ 1955年、シリア人政治学者のアブドゥルファター・ ジャンダリとアメリカ人の大学院生ジョアン・シン プソンの間に、サンフランシスコで生まれる。• ジョアンの父が、シリア人であるアブドゥルファ ターとの結婚を認めなかったため、誕生以前から養 ターとの結婚を認めなかったため、誕生以前から養 子に出すことに決められていた。 子に出すことに決められていた。• その結果、スティーブはジョブズ夫婦に引き取られ、 そのもとで育てられた。
  8. 8. ②Techieな少年期 Techieな少年期• ジョブズ一家はサンフランシスコからマウンテン ビューに転居。• スティーブは少年時代から電気工作が趣味だった。 スティーブは少年時代から電気工作が趣味だった。• 13歳当時、あこがれのヒューレット・パッカード 13歳当時、あこがれのヒューレット・パッカード 社社長のビル・ヒューレットの自宅に電話をかけ、 周波数カウンタの部品をねだる。ヒューレットは 部品をくれたばかりか、夏休みにアルバイトを提 供し、スティーブは周波数カウンタを作ったとい う。
  9. 9. 1969年16歳の高校時代(中央) 1972年、17歳 高校の卒業写真
  10. 10. 少年時代を過ごしたジョブズの両親の家。ここで最初のパソコン(AppleⅠ)の試作機が作られた。
  11. 11. ③ウォズニアクとの出会い• 1971年(16才の高校生)、ジョブズは、ヒュー 1971年(16才の高校生)、ジョブズは、ヒュー レット・パッカード(HP社 レット・パッカード(HP社)のインターンシップ で働いていた時に、スティーブ・ウォズニアク で働いていた時に、スティーブ・ウォズニアク と出会う。• この二人のスティーブによって最初のパーソナ ル・コンピュータ(Apple ル・コンピュータ(Apple Ⅰ)が作られた。
  12. 12. ジョブズ(左)とウォズニアク(右)
  13. 13. 二人の組み合わせの妙•ジョブズ: 行動的、ビジョナリー、創造的、 リーダー的、独善的。•ウォズニアク: 内向的(nerd)、メカニック、 内向的(nerd)、メカニック、 スタッフ的、協調的。 スタッフ的、協調的。
  14. 14. 2010年のジョブズ(左)とウォズニアク(右)
  15. 15. ④大学中退• 1972年、オレゴン州のリード大学へ進学 1972年、オレゴン州のリード大学へ進学 したが、大学にいても意味がないと言っ て半年で中退。 半年で中退。• その後、コーラの瓶を売ったり、ヒン ズー教の寺院に通って無料の食事で生活 したり、哲学やカリグラフィー(西洋書 道)のコースに通っていた。
  16. 16. 大学時代のジョブズ(右)「私があのカリグラフィーのコースに一度でも 落第していたら、マックのフォントは生まれ てなかっただろう。」 -ジョブズ談
  17. 17. ⑤アタリで働く• 1974年、ジョブズはアタリ社(コンピュータ・ゲー 1974年、ジョブズはアタリ社( ム会社) ム会社)に下級エンジニアとして採用される。長髪 で風呂に入らず、サンダルでうろつく不潔な姿の ため、社内で嫌われたという。• 1975年、HP社に勤めていた友人ウォズニアクがコ 1975年、HP社に勤めていた友人ウォズニアクがコ ンピュータ・キットを作り、地元のホームブ ンピュータ・キットを作り、地元のホームブ リュー・コンピュータ・クラブでデモを行い称賛さ れた。• HP社はコンピュータの商業化には関心を示さず、 HP社はコンピュータの商業化には関心を示さず、 二人は事業化を考え始めた。 二人は事業化を考え始めた。
  18. 18. Apple Ⅰをテストする創業当時のジョブズ(左)とウォズニアク(右) ホームブリュー・コン ピュータ・クラブ
  19. 19. ⑥アップル創業• 事業に資金が必要なため、ジョブズは自分の車 (ワーゲンバス)を、ウォズはHPのプログラミング ワーゲンバス)を、ウォズはHPのプログラミング 電卓を売り払って現金を得た。• コンピュータは「アップルⅠ」(Apple Computer I)と コンピュータは「アップルⅠ I)と 名づけられ、1976年 月から1 666.66ドルの価格 名づけられ、1976年6月から1台666.66ドルの価格 で販売が開始され、約200台が出荷された。 で販売が開始され、約200台が出荷された。• この販売によって元手を手にした二人は、起業の 資金調達のために人を頼って訪問を重ねる。
  20. 20. 1977年のジョブズ(右)とウォズニアク(左)
  21. 21. AppleⅠ(世界初の量産PC) Apple Ⅰのマニュアル
  22. 22. 1976年、21歳(アップル創業) 1980年、25歳
  23. 23. 1984年、29歳(Mac発売) 1984年、ビル・ゲイツと共に
  24. 24. ⑦ジョブズの追放• 1984年にMacintoshを発売したものの、アップルは 1984年にMacintoshを発売したものの、アップルは 需要予測を誤って過剰在庫を抱えてしまい、同年 初の赤字を計上し、1/5の従業員削減を余儀なくさ 初の赤字を計上し、1/5の従業員削減を余儀なくさ れた。• アップルの経営を混乱させているのはジョブズだ と考えるようになったスカリー社長は、1985年 と考えるようになったスカリー社長は、1985年4月 にMacintosh部門からの退任をジョブズに要求、取 Macintosh部門からの退任をジョブズに要求、取 締役会もこれを承認した。• 1985年、ジョブズはアップルを退社し、自力でコ 1985年、ジョブズはアップルを退社し、自力でコ ンピュータメーカーのNeXT社を設立した。 ンピュータメーカーのNeXT社を設立した。
  25. 25. 1985年、30歳(NEXT社創業) 1998年、43歳 (Pixer会長時代)
  26. 26. ⑧ジョブズの復帰• 1997年、アップルはジョブズのNeXT社を買収し、 1997年、アップルはジョブズのNeXT社を買収し、 ジョブズはアップルに非常勤顧問で復帰した。• 1997年7月に業績不振の責任を追及されたアメリオ 1997年 社長は辞任し、取締役会はジョブズにCEO就任を 社長は辞任し、取締役会はジョブズにCEO就任を 要請、ジョブズは暫定CEOとして就任した。 要請、ジョブズは暫定CEOとして就任した。• アップルのリーダーに復帰したジョブズは1998年5 アップルのリーダーに復帰したジョブズは1998年 月にiMacを発表する。iMacはポリカーボネイト素 月にiMacを発表する。iMacはポリカーボネイト素 材をベースに半透明筐体を採用し、そのカラーリ ングが広く賞賛された。
  27. 27. 1998年、43歳(iMac発売) 2000年、45歳 (iPod発売)
  28. 28. ⑨アップルの脅威の復活• 2001年、それまで主流だったフラッシュメモリ型 2001年、それまで主流だったフラッシュメモリ型 とは一線を画す、大容量ハードディスクドライブ 型携帯音楽プレイヤーのiPodを発売。直感的な高 型携帯音楽プレイヤーのiPodを発売。直感的な高 い操作性と、管理ソフトiTunesとの抜群の連携機能 い操作性と、管理ソフトiTunesとの抜群の連携機能 から売上を伸ばし、Windows向けiTunesが提供され から売上を伸ばし、Windows向けiTunesが提供され たころからヒット商品となる。そして廉価版の iPod miniを登場させた事で爆発的にヒットする。 miniを登場させた事で爆発的にヒットする。• 2003年にはオンライン楽曲販売のiTunes Music 2003年にはオンライン楽曲販売のiTunes Storeを開始、2004年にはiPodをヒューレット・ Storeを開始、2004年にはiPodをヒューレット・ パッカードにライセンスするなど、携帯音楽市場 で独占的地位を確保するに至った。
  29. 29. アップルの時価総額: 1995~2011年で200倍に
  30. 30. ⑩世界を変えたジョブズ• アップルは、さらに2007年1月にスマートフォンの アップルは、さらに2007年 iPhoneを発表し同年夏からアメリカ国内で販売を iPhoneを発表し同年夏からアメリカ国内で販売を 開始し世界中に浸透し累計販売台数が2011年 開始し世界中に浸透し累計販売台数が2011年に1億 台を突破する大ヒット商品となった。 台を突破する大ヒット商品となった。• さらに、アップルは2010年1月にタブレット型電子 さらに、アップルは2010年 書籍情報端末のiPadを発売して世界に広め、2011 書籍情報端末のiPadを発売して世界に広め、2011 年秋には累計で4000万台もの販売を行っている。 年秋には累計で4000万台もの販売を行っている。• こうした驚異的な世界市場での売上によって、 アップルは2011年には時価総額が世界第二位の企 アップルは2011年には時価総額が世界第二位の企 業にまで成長している。
  31. 31. 2007年、52歳(iPhone発売) 2008年、53歳 (MacBook Air発売)
  32. 32. 2.ジョブズの考えた人生のあり方スタンフォード大学卒業式のスピーチにみる彼の価値感
  33. 33. ジョブズのスピーチ• 2005年6月12日に行われた米国スタンフォード 2005年 12日に行われた米国スタンフォード 大学の卒業式でスティーブ・ジョブズが行った スピーチ。• 大学の卒業式の15分間の短いスピーチでありな 大学の卒業式の15分間の短いスピーチでありな がら、世界中から感銘が寄せられ、死後の現在 がら、世界中から感銘が寄せられ、死後の現在 もYouTubeなどで数百万回も視聴されている。 YouTubeなどで数百万回も視聴されている。
  34. 34. スピーチの要点①「点をつなげることについて」。②「大切なものと、失うことについて」。③「死について」。◎最後に、◎最後に、 ”Stay Hungry, Stay Foolish.” 「ハングリーでいつづけろ、 愚かであり続けろ」
  35. 35. スタンフォード大学卒業式 (2005年6月12日) ジョブズのスピーチ (15分)
  36. 36. Key Point”Stay Hungry, Stay Foolish.” ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ。 ジョブズのメッセージは、 「現実歪曲」か? それとも「預言者」か?
  37. 37. ジョークも生まれるほど、“Stay hungry”は流布している言葉 hungry”は流布している言葉
  38. 38. Key Point”Stay Hungry, Stay Foolish.” ハングリーであり続けろ。愚かであり続けろ。 このメッセージを、 君等はどう解釈するか? 君等はどう解釈するか? ・ハングリーでいいのか? ・愚かでいいのか? ・ジョブズは何を伝えたいか?
  39. 39. Closing2冊を読んで考えてみよう。ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズⅠ、Ⅱ」 講談社刊

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