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Private Wealth Management and Global Financial Business (Lecture)

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「個人金融資産の拡大と世界の金融ビジネス」 …

「個人金融資産の拡大と世界の金融ビジネス」
(経営学部・学部生向け講義資料)

"Private Wealth Management and Global Financial Business", at 2010 fall lecture on Basic Finance for undergraduate students.

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  • 1. 個人資産運用の拡大と 世界の金融ビジネス 世界的金融业务和 个人财富管理的扩展 개인 자산 운용의 확대와 세계 금융 사업 Masato Ono November, 2010 学部生講義用
  • 2. 1 講義の内容(议程) ①個人資産運用とは? ②個人資産増大の金融金融への影響への影響 ③資産運用という金融ビジネス金融ビジネス 重要的是要考虑!
  • 3. 2 ① 個人資産運用 とは何か
  • 4. 3 歴史: 個人の富裕化 ~近代(18世紀) 資産は王族・貴族のみに偏在。 近代(19世紀~20世紀前半) 企業家(ブルジョア)の発展。 労働者が発展したが、貯蓄の余裕はない。 現代(20世紀後半~現在) 労働者層において貯蓄が増加。 世界各国で、家計の金融資産が増大。 高齢化により、資産運用ニーズが増大。 資産運用の『大衆化』 革命 大衆化
  • 5. 4 資産運用の大衆化 1. 日本:1980年代~  1980年代初:「証券化の時代」と言われる  1980年代後半:不動産投資ブーム、「バブル経済」  1990年代~:投資信託、ネット証券投資 2. 中国(東アジア):1990年代末~  お金が貯まったら不動産を買うアジアの伝統が変化。  股民股民(ぐみん、個人株式投資家):中国に1億人。  中国IPO株のブーム(2006年)  今後はアジア中産階級が拡大+アジアが高齢化。 ⇒個人資産運用の時代?。 ⇒アジアの金融業が変化する?。
  • 6. 5 金融業はどのように発展したか? 1. 金融業は、エリートだけのものではない。  『資金の出し手』があってこそ、金融は発展する。 ⇒国民(=顧客)が発展すれば、金融業も大きく変わる。 2. 経済発展による個人=国民全体の資産蓄積 があったから、金融は発展してきた。  欧米は19~20世紀に蓄積した。  日本はこの30年間で個人金融資産が蓄積した。 3. 過去のアジアは、発展途上国の金融業。 今後は、中産階級向けの金融が発展する。 13億人の中国で、今後は個人が資産を形成する。 インド、インドネシアの巨大国においても、将来は個 人金融資産が増加する可能性が高い。
  • 7. 6 金融業は、世界の成長産業 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 1980年 1990年 1995年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 預金 国債 社債 株式 金融資産に占める預金比率(%、目盛右) (出所)McKinsey & Company , “Mapping Global Capital Markets, Fourth Annual Report, Jan. 2008”から 経済産業省作成。 世界の金融資産残高の推移 (兆ドル) 世界の金融資産は、10年間で2.3倍増加。 金融資産に占める預金のシェアは長期的に低下。
  • 8. 7 Question ①個人の金融資産は、どれだけ の金額があるのか? ②個人の金融資産は、誰が保有 しているのか? ③個人の金融資産は、どのような商 品で保有されているか?
  • 9. 8 日本の家計の金融資産 1. 日本の家計の金融資産残高は約1445兆円。 (2010年6月末時点の数値) 2. 日本国内の金融資産は20年前の2倍。近年は停滞。 日本の家計の金融資産残高の推移 (日本銀行「資金循環勘定」、兆円) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1979E 1983E 1987E 1991E 1995E 1999E 2003E 2007E 2010/2Q その他 保険・年金 株式以外の証券 株式・出資金 現預金 こ の 金 融 資 産 は 、 国 民 全 体 が 作 っ た も の 。
  • 10. 9 個人金融資産の特徴 日本の家計の貯蓄残高は1400兆円以上あるが・・ 6060才以上が才以上が6060%、%、 5050才以上が才以上が8181%、%、 4040才以上が才以上が9393%% 日本銀行・資金循環統計、2007年度末時点。金融 資産は、預貯金・保険・有価証券などの合計額。 「年代別」にみた 家計の金融資産残高 金融資産は高齢者金融資産は高齢者に偏在。に偏在。+60才 +50才 +40
  • 11. 10 若者はローン、高齢者は資産所有 20~30代は、実質の金融資産はマイナス。 60代以上の家計は、2000万円以上の金融資産。 「年代別」にみた家計の純貯蓄額(貯蓄-負債、万円) 日本銀行・資金循環統計、2007年度末時点。金融資産は、預貯金・保険・有価証券などの合計額。 金融ビジネスの対象
  • 12. 11 個人資産運用の特徴 1. Private(個人の意思) 個人の意思で資産運用を選択決定。 収益性だけでは運用を決めない。 (利便性、秘匿性、節税、その他) 2. Secret(秘匿) 個人の資産情報は隠したい意向が強い。 3. Long Term(長期) 個人には決算がなく、長期運用が可能。 4. Tax(節税) 相続と節税が重要な決定要因になる。 5. Family(家族) 運用資産は家族・一族のもの。(≠ 企業)
  • 13. 12 個人はどう資産運用する? 〔〔個人:個人:アマチュアアマチュア〕〕 0 .資産運用への意思 ↓ 1.家計分析 ↓ 2.資産配分の計画 ↓ 3.運用商品の選択 ↓ 4.取引窓口 ↓(運用機関)の選択 5.運用状態のモニタリング 〔〔プロプロ〕〕 運用機関運用機関 銀行銀行 証券証券 保険保険 コンサルタントコンサルタント などなど
  • 14. 13 個人もバランスシートが重要 个人资产负债表 流 動 性 長 期 運 用 負 債 の 状 況
  • 15. 14 ② 個人金融資産の 金融への影響
  • 16. 15 Retu_700_72 個人資産の国際比較 1. 個人金融資産は米国が世界一で4098兆円。 日本は第2位で1452兆円(円換算、2009年末)。 2. 日本は、個人の現預金保有残高が世界一。 3. 日本は、金融資産に占める現預金の比率が高く、 株式の割合が低い。 4. 米国は、株式の割合が際立って高い。 金額 比率 金額 比率 金額 比率 金額 比率 金額 比率 現金・預金 804 55.3 594 14.5 174 28.6 236 38.3 147 29.1 保険・年金 393 27.0 1,215 29.7 327 53.8 207 33.5 196 38.8 有価証券(株式以外) 96 6.6 859 21.0 16 2.7 122 19.8 48 9.4 株式 97 6.6 1,287 31.4 67 11.0 48 7.8 81 16.1 その他 64 4.4 144 3.5 23 3.7 5 0.7 33 6.6 金融資産 1,452 100.0 4,098 100.0 608 100.0 617 100.0 506 100.0 負債 370 25.5 1,296 31.6 223 36.6 202 32.8 175 34.6 正味金融資産 1,083 74.5 2,802 68.4 385 63.4 414 67.2 331 65.4 国民一人あたり 金額 順位 金額 順位 金額 順位 金額 順位 金額 順位 金融資産A 1,137 ② 1,369 ① 1,003 ③ 749 ⑤ 824 ④ 負債B 290 ③ 433 ① 367 ② 246 ⑤ 285 ④ 正味金融資産A-B 847 ② 936 ① 636 ③ 503 ⑤ 539 ④ 日本 米国 イギリス ドイツ フランス       個人金融資産の国際比較 (単位:兆円、%。国民一人当たりは万円。2009年末時点)
  • 17. ①家計の金融資産残高構成(2001年末) 日本 米国 英国 ドイツ フランス イタリア カナダ 台湾 韓国 現金・預金 54% 11% 23% 34% 29% 27% 27% 38% 55% 債券 5% 10% 1% 11% 2% 21% 3% 4% 17% 投資信託 2% 12% 5% 12% 9% 15% NA 4% NA 株式・出資金 7% 34% 13% 14% 29% 22% 28% 36% 7% 保険・年金準備金 28% 29% 54% 28% 26% 14% 41% 9% 18% その他 4% 3% 3% 1% 4% 1% 1% 10% 3% ②家計の最近5年間の資金運用構成(~2001年) 日本 中国 台湾 韓国 フィリピン タイ インドネシア 現金・預金 51% 76% 41% 69% 51% 61% 51% 債券 21% 9% 7% 6% 0% 投資信託 5% NA 10% NA NA NA 株式・出資金 0% 9% 21% 10% 21% 23% 保険・年金準備金 23% 7% 18% 18% 10% 3% その他 0% 5% 3% 8% 2% 23% (出所)日本銀行「資金循環統計の国際比較」(2003年12月) 41% 16 アジア各国の個人金融資産 • アジア各国の家計の金融資産は、現預金の割合が高い現預金の割合が高い。 • 台湾の株式保有、韓国の債券保有が目につく。 • 中国は「家計全体」でみれば現預金指向が強い。
  • 18. (単位:兆円、2001年3月末時点) (注) 簡略化しており、全ての流れを表している訳ではない。財政改革で資金の流れが一部変わってい る。 企業、個人 行政 法人 ・高速道路 ・空港 ・住宅金融など多数 株式市場 厚生年金、国民年金など 預託 預金 (449) 郵便貯金 (260) 保険・年金 (383) 株式(116) 国債など株式以外の証券(92) 現金(34) その他(55) 銀行 (284) 農協、信用金庫など (165) 投融資 簡易保険(110) 民間保険(135) 企業年金(77) その他(61) 財政投融資(414) 投融資 過去の個人マネー:預金中心 個個 人人 資資 産産 17 株式投資
  • 19. 18 貿易中心から国際投資時代へ 貿易収支=輸出・輸入の収支 所得収支=海外への投資から得られる配当・利子収入 出所:財務省 日本の貿易収支と所得収支の推移 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 所得収支 貿易収支 単位:兆円 2007年の所得収支: 16兆3,267億円 2007年の貿易収支: 12兆3,223億円 海外資産増大によって、日本は投資立国へ変化。
  • 20. 19 家計の預金型運用が変化① 家計等の運用者が、リスクを取らない預金保有型から、 信託・ファンドに運用を委任する形態が拡大。
  • 21. 20 家計の預金型運用が変化② 簡単に言えば・・・、 (過去) 個人 → 銀行・保険 → 投融資 資産 「安全な預け先」 (貸付・出資) (現在) 個人 → 様々な → 様々な 資産 資産運用機関 運用 (ファンド等)投資信託、ファンド、 REITなど
  • 22. 21 資産運用の分散化、国際化 1. ポートフォリオ理論の発展(1960-) (例)分散投資の発展 2. 金融工学の発展(1970-) クオンツ、オプション価格理論 金融派生商品の発展 証券化の発展(ABS等) 3. 金融インフラの国際化(1980-) グロ-バリゼーション 情報通信の発展 金融機関のグローバル展開 こ の 流 れ と 同 時 に 、 個 人 資 産 運 用 の 拡 大 が 起 こ っ た 。
  • 23. 22 ファンド型金融の世界的拡大 ◎家計における金融資産運用の変化 ・年金の長期的なウェイト増大 ・預金の長期的なウェイト減少 1. 金融における年金運用年金運用の拡大の拡大 2. 金融におけるファンドファンドの拡大の拡大 世界の金融ビジネスの変化 ((ファンド化ファンド化、、証券化証券化))
  • 24. 23 「ファンド」とは何か? ◎ファンドの法的形態 公募投資信託 私募投資信託 リミテッド・パートナーシップ その他(組合、タックスヘブンでの会社) ◎主なファンド 投資信託(上場株式、上場債券、特定国投資) ヘッジファンド(主に私募投資信託の形態) ロングショート アービトラージ マーケット・タイミングなど、種々の商品 プライベート・エクイティ バイアウト・ファンド ベンチャーキャピタルファンド その他ファンド(不動産ファンド、商品ファンド他) 基金 펀드
  • 25. 24 ファンドその①:投資信託 世界の投資信託残高は成長し、現在は21兆ドル。 日本の残高は0.7兆ドルで、世界の3%とシェアが低い。 (中国の残高は0.3兆ドル) 0 5 10 15 20 25 30 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 世界の投資信託・運用資産残高(兆ドル) 世界 日本 米国 (出所)国際投資信託協会
  • 26. 25 ファンド②:ヘッジファンド 1990年代からヘッジファンドが拡大. 2007年には世界で1.9兆ドル(160兆円) の資産残高。借入も含めれば残高の3倍 の活動規模と言われている。 誰がヘッジファンド投資を増やしたか?誰がヘッジファンド投資を増やしたか? 0 500 1,000 1,500 2,000 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07年 世界のヘッジファンド運用資産残高(十億ドル)
  • 27. 個人投資家がヘッジファンドの 拡大を支える ヘッジファンドの投資家は、アメリカでは個人が半分を 占め、最大の投資家。 0 10 20 30 40 50 銀行 寄金 財団 年金基金 ファンド・オブ・ファンズ 個人 ファミリー・オフィス 保険会社 その他 投資比率(%) U.S. Non-U.S.<Source: HFR> 26 ↑ 個人 ↓
  • 28. 27 運用手法の分散と組み合わせ 【運用対象】 債券 上場株式 ローン・リース 不動産・会員権 エネルギー・穀物 デリバティブ 未上場株式 【地域】 国内(日本) 海外(米国・欧州) エマージング・マー ケット 【運用方法】 アクティブ インデックス クオンツ ヘッジファンド 逆張り バイ・アンド・ホー ルド 資産運用会社は、資金を集めたファンドで、分散と 組み合わせにより収益性と安定性を追求する。 オルタナティブ投資
  • 29. 28 分散投資のメリット  主要資産クラス間の相関係数(過去7年) 日本短 期債 日本債 券 日本株 式 米国債 券 米国モ ーゲー ジ債 グロー バル債 ハイイ ールド 債 エマー ジング 債 世界株 式 為替ヘッジ あり あり あり なし あり なし あり あり なし 日本短期債 1.00 日本債券 0.71 1.00 日本株式 ▲ 0.16 ▲ 0.33 1.00 米国債券 0.13 0.15 0.06 1.00 米国モーゲージ 債 0.23 0.29 ▲ 0.26 0.03 1.00 グローバル債 0.13 0.25 ▲ 0.05 0.78 0.13 1.00 ハイイールド債 0.05 0.05 0.28 ▲ 0.02 0.07 ▲ 0.04 1.00 エマージング債 0.10 0.21 0.16 ▲ 0.01 0.43 0.02 0.61 1.00 世界株式 0.01 ▲ 0.05 0.45 0.35 ▲ 0.43 0.26 0.42 0.23 1.00 期待収益率 0.49 1.52 4.76 5.59 2.45 9.32 4.31 8.42 7.07 リスク 0.39 1.94 15.06 8.35 2.66 8.51 7.19 7.17 16.22 運用機関は分散により目的を追求。
  • 30. 29 オルタナティブ投資の拡大 ◎オルタナティブ投資とは? 代替投資(Alternative Investment、另类投资) ・株式・債券・融資のような伝統的運用商品とは 異なる資産への投資 ・不動産、商品、デリバティブ、未公開株式等の商品。 ・ヘッジファンドヘッジファンド、プライベートエクイティ、ベンチャ ーキャピタル、資源ファンド、REITも含む。 ●ファンドの具体的な名前? ジョージ・ソロスのクォンタム・ファンド。 ホリエモンは「ファンド」で粉飾決算をした。 銀行は有名でも、ファンドを知っている人は少ない。
  • 31. オルタナティブ投資の成長 世界的金利低下と株式市場の低迷 年金財政の悪化に伴うリスク管理政策 の変更 伝統的資産の市場リスク・プレミアムへ の期待値の低下 市場環境の変化 絶対リターンの追及 伝統的資産との低相関性の重視 行き過ぎたベンチマーク主義に対する反省 投資家のニーズの変化 ヘッジ・ファンド、ヘッジ・ファンドのFoF プライベート・エクイティー・ファンド等 代替資産市場へのアロケーションの増加 京都議定書の採択 エコファンド等の発言権の増加 環境配慮強化の動き 森林ファンド 再利用エネルギーファンド等 代替資産の一つとして注目 30
  • 32. 31 ファンドと世界金融資本市場 ファンドについて、世界市場での規模感をみると 世界の投資信託 残高21兆ドル 世界の ヘッジファンド残高 2兆ドル 日本の金融機関の 貸出残高13.8兆ドル 日本の保険・年金の 資産5.4兆ドル ニューヨーク証券取引所 株式時価総額 12兆ドル ナスダック株式時価 総額 3.4兆ドル 東京証券取引所株式 中国の外貨準備高 時価総額 3.4兆ドル 2.4兆ドル アップル 株式時価総額 0.22兆ドル (注)数値は2009年時点で1ドル=85円換算。
  • 33. 32 ③ 個人資産運用の 金融ビジネス
  • 34. 33 個人資産運用会社の歴史  起源:スイス各銀行が、欧州富裕層の資産運用 組織「プライベート・バンキング」を始める。 スイスは欧州の交易路の中心で為替が盛ん。 政治的中立(1815年から永世中立国) スイス通貨(スイスフラン)は歴史的に安定した通貨。 スイスの銀行法は厳格な顧客情報保護(厳しい刑事罰則)。 • 大戦前には、ユダヤ人富裕層資産を預かる。 • 各国の王族貴族政治家の資産を預かる、など。  1970年代~、従来の銀行・証券会社で個人金融 資産運用業務が拡大 株式投資、投資信託から始まる。 年金基金の拡大→年金からの運用受託が拡大。 専門の運用会社が増加・拡大。
  • 35. 34 プライベート・バンキング(PB) 通常は最低でも3億円以上の金融資産保有の富裕層向け専門 の金融サービス。運用金融商品や資産運用のアドバイスとい った様々なサービスを提供。 税務問題や法律問題のみならず、絵画の買い付け、子弟の留 学手配といったサービスまで提供することもある。 ナンバーズアカウント :顧客の匿名性を確保するための仕 組み(秘密口座)。取引に際して、個人名義が一切公にされ ない所が最大の特徴である。 フィデューシャリー預金:信託預金。顧客は自己資金をPB に信託し、PBは自身の名義で他の銀行に預金する。 ジョイントアカウント:相続に対して二人まで名義を持つこ とが出来る制度。夫が持っている相続を夫婦名義で指定すれ ば、たとえ夫の財産でも妻が自由に扱えるようになる。ただ し、日本では脱税行為に当たる場合が多い。 近年は、国際的脱税とマネーロンダリング問題が表面化し、 各国政府から批判が強まり、業務が制約されている。
  • 36. 35 資産運用ビジネスの分類 1. 資産運用会社  投資信託委託会社  種々のファンド運用会社 2. 個人顧客営業とサービス  銀行証券の個人運用相談窓口  信託銀行の個人運用相談窓口  富裕層専門のサービス会社 3. 付帯サービス(関連産業)  税理士、弁護士、ライフコンサルタント (税務、法務、人生設計、保険年金制度など)
  • 37. 36 資産運用会社の顔ぶれ 独立系 銀行・証券系 PIMCO ウエスタン・アセット・マネジメント フランクリン・テンプルトン ウエリントン・マネージメント フィデリティ ブラックロック バークレイズ・グローバル・インベスターズ JPモルガン モルガンスタンレー ドイツ銀行 野村證券 ゴールドマン・サックス 金融機関系列 ニッチ・特化型 AIG インベストメンツ ニューヨーク生命保険会社 ハートフォード生命 アクサ 住友信託銀行 中央三井アセット信託銀行 ロゲー・グローバル・パートナーズ ルーミス・セイレス ブリッジウォーター・アソシエイツ アシュモア・インベストメント・マネジメント ピクテ ストーン・ハーバー・インベストメント プライベート・エクイティ ヘッジファンド カーライル・グループ KKR ブラックストーン ゴールドマン・サックス JPモルガン ファースト・クワドラント アボット・キャピタル オークツリー・キャピタル GE アセット・マネジメント PIMCO マン・インベストメンツ ゴールドマン・サックス UBS グローバル ブラックロック ブリッジウォーター・アソシエイツ コア資産運用会社 その他の資産運用会社 ファンド 出所: Pensions & Investments、PIMCO なじみがない運用会社
  • 38. グローバル運用会社ランキング 預かり資産残高トップ15 出所: Evestment Alliance 運用会社 預かり資産残高 (百万米ドル) 1 バークレイズ・グローバル・インベスターズ $1,941,441 2 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ $1,893,771 3 FMR Corp. (フィデリティ) $1,540,100 4 ブラックロック $1,427,543 5 バンガード $1,294,207 6 JPモルガン・アセット・マネジメント $1,184,941 7 PIMCO $829,467 8 DB アドバイザーズ / ドイチェ・アセット・マネジメント $811,698 9 AIG インベストメンツ $758,211 10 アライアンス・バーンスタイン $716,571 11 ウエスタン・アセット・マネジメント $624,057 12 クレディ・スイス・グループ $593,956 13 フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ $580,176 14 モルガン・スタンレー $571,318 15 ウエリントン $550,468 2008年6月現在 37ト ッ プ 運 用 会 社 の 資 産 は 2 兆 ド ル 。 ( 三 菱 東 京 U F J 銀 行 と ほ ぼ 同 じ )
  • 39. 38 資産運用の巨人① ジョージ・ソロス(George Soros、1930~、ハンガ リー系米国人) ソロスファンド(クオンタムファンド)を運営。  1992年のポンド危機で英国通貨当局と為替相場で 競争。「イングランド銀行を潰した男」
  • 40. 39 資産運用の巨人② ウォーレン・バフェット(Warren Buffett、 1930~、米国人)  バークシャー・ハザウェイ(投資会社)を運営。  運用成績は約20%のリターンを40年以上に渡って 出している。「オマハの賢人」と呼ばれる。
  • 41. 40 資産運用の巨人③ ビル・グロース(Bill Gross、1944~、米国人)  債券中心の投資運用会社PIMCO創業者。  1兆ドル以上に及ぶ資産の運用を統括。2000~09年の10年 間にわたり最優秀債券マネージャー賞を受賞し続けた。
  • 42. 資産運用ビジネスの特徴 ①サービスよりも「金融商品を作る」 顧客の要求は、高い収益性・安全性の運用結果。 →お客の目の前でサービスをする仕事ではない。 注文を受けた後(資金を受託した後)が重要。 ②収益を上げるための経営モデル 売上の自己増殖機能:評価を得ると注文が急増。 経営の固定費はほほ一定。売上増で利益急増。 ③商品の質をもたらす要因 他者が知らない情報と仕組みで利益を上げる。 運用会社の「人材の質」が重要。 ④金融規制に強く影響される ファンドは「自由な金融市場」を要求。 政府 41
  • 43. 42 運用ビジネスの現状と今後 1. 巨大な専門運用会社の台頭。 資産2兆ドルを超すグローバル資産運用会社。 2. 従来の金融機関が専門会社を運営。 銀行等の金融機関が資産運用会社へ変化。 →バークレイズ銀行(英)、UBS(スイス) 3. ヘッジファンドが国家を揺さぶる。 イギリスやマレーシア政府と戦ったジョージ・ソロス。 4. 運用会社は米国5割、欧州3割の世界。 日本の運用会社は世界で3~5%程度の存在。 アジア金融資産の増加で、構造が変わるか?
  • 44. 43 まとめ ①資産運用の大衆化 ②特徴:Private, Secret, Long term, Tax ③高齢者向けのビジネス ④銀行委託から専門運用機関へ ⑤ファンド化 ⑥資産運用ビジネスは「商品」を作る ⑦欧米中心のビジネス
  • 45. 44 (参考資料) 1. 世界最大の銀行はどこの国にあるか?。 ↓ (答)フランス。BNP Paribas。 アメリカは第6位のBank of Americaが最高。 2. 中国で最大の銀行は、世界で第何位 の規模か? ↓ (答)中国最大の「中国工商銀行」は、 世界で第11位の資産規模。
  • 46. 45 銀行の資産規模ランキング 「The Banker」銀行総資産・世界ランキング1~12位 (2010年) 単位:10億ドル 1 BNP Paribas フランス 2,965 2 Royal Bank of Scotland イギリス 2,750 3 Crédit Agricole Group フランス 2,441 4 HSBC Holdings イギリス 2,364 5 Barclays イギリス 2,235 6 Bank of America 米国 2,223 7 Deutche Bank ドイツ 2,162 8 JP Morgan Chase 米国 2,032 9 三菱東京UFJ銀行 日本 2,026 10 Citigroup 米国 1,857 11 中国工商銀行 中国 1,726 12 ING Bank オランダ 1,677
  • 47. 46 「The Banker」銀行総資産・世界ランキング13~25位 (2010年) 単位:10億ドル 13 Lloyds Banking Group イギリス 1,665 14 Banco Santander スペイン 1,600 15 みずほフィナンシャルG 日本 1,557 16 Groupe BPCE フランス 1,482 17 Société Générale フランス 1,475 18 中国建設銀行 中国 1,409 19 Unicredit イタリア 1,338 20 UBS スイス 1,300 21 中国銀行 中国 1,281 22 Wells Fargo & Co. 米国 1,244 23 三井住友銀行 日本 1,220 24 Commerzbank ドイツ 1,216 25 中国農業銀行 中国 1,026
  • 48. 47 问题 질의 Email: ono@oak.name

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