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社会的養護の立場から見た子育て支援(早川悟司氏)20131108
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社会的養護の立場から見た子育て支援(早川悟司氏)20131108

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2013年11月8日(金)、東京ウィメンズプラザフォーラムで開催したパネルディスカッション「乳児期に本当に必要な子育て支援を考える」での早川悟司さん(児童養護施設「子供の家」副施設長)のプレゼン資料です。社会的養護の立場から見た子育て支援 -「孤育て」をなくし虐待のない社会へ- …

2013年11月8日(金)、東京ウィメンズプラザフォーラムで開催したパネルディスカッション「乳児期に本当に必要な子育て支援を考える」での早川悟司さん(児童養護施設「子供の家」副施設長)のプレゼン資料です。社会的養護の立場から見た子育て支援 -「孤育て」をなくし虐待のない社会へ-

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  • 1.                  2013-11-8 東京ウイメンズプラザフォーラム 乳児期に本当に必要な子育て支援を考える           社会的養護の立場から見た子育て支援                  −「孤育て」をなくし虐待のない社会へ− 児童養護施設 子供の家 副施設長・自立支援コーディネーター 早川悟司
  • 2. Ⅰ 社会的養護の全国状況  ①「社会的養護」とは • 社会的養護は、子どもを守るべき保護者が子ども を守ることが難しい状況になったときに、子ども を公の責任の下で保護する仕組み • 措置制度により、都道府県の事業として行われて いる。財源は措置費(国庫負担2分の1)  <予算>児童入所施設措置費等 約908億円(2013年度) 社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会
  • 3. Ⅰ 社会的養護の全国状況  ②社会的養護の類型 種別 施設等数 児童養護施設 児童自立支援施設 情緒障害児短期治療施設 乳児院 養育里親 ファミリーホーム 589施設 58施設 38施設 130施設 3,292世帯 177ホーム 入所・委託児童数 29,399人 1,525人 1,286人 3,000人 4,295人 約764人 厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課調べ(2012年度)
  • 4. Ⅰ 社会的養護の全国状況 ②社会的養護の類型 •  cf. 自立援助ホーム 母子生活支援施設     • 年々増加傾向にあり、児童総数は4万人超  (全児童の約0.2%)   • 里親・ファミリーホームへの委託が増加
  • 5. Ⅰ 社会的養護の全国状況 ③  家庭の状況 実父母 実父 実母 実父 養父 養父 養父 養母 不詳   有  のみ  のみ  養母  実母  養母  のみ  のみ 里親  21.1%   14.0%   59.0%   1.5%   3.6%   0.2%   0.4%   0.2%   0.1%   児童養護 27.8%   18.5%   42.5%   2.5%   7.7%   0.2%   0.4%   0.3%   0.1%    委託 施設 厚生労働省調べ 2008年2月 
  • 6. Ⅰ 社会的養護の全国状況 ④  家庭の状況 総数 虐待経 虐待の種類 虐待経 ネグレ  心理的  験なし 験あり 身体的  性的  虐待  虐待  クト  虐待 不明 里親  委託 3,611   100.0%   1,138   31.5%   348   30.6%   56   4.9%   764   67.1%   174   15.3%   2,219   61.5%   237   6.6%   児童養護 施設 31,593   100.0%   16,867   53.4%   6,707   39.8%   664   3.9%   11,159   66.2%   3,440   20.4%   12,902   40.8%   1,752   5.5%   情短  施設 1,104   100.0%   790   71.6%   478   60.5%   67   8.5%   372   47.1%   254   32.2%   295   26.7%   17   1.5%   自立支援 施設 1,995   100.0%   1,314   65.9%   782   59.5%   422   32.1%   597   45.4%   276   21.0%   528   26.5%   142   7.1%   乳児院 3,299   100.0%   1,066   32.3%   335   31.4%   8   0.8%   761   71.4%   98   9.2%   2,091   63.4%   126   3.8%   厚生労働省調べ 2008年2月
  • 7. Ⅰ 社会的養護の全国状況   ⑤社会的養護と児童虐待 • 家庭で何らかの虐待を受けた児童が大半 • 保護者の状況は、「単親」「低学歴」「低所得」  に加え「社会的孤立」が特徴   必要なのは非難でなく、肯定的注目と支援!!   「児童虐待」は親や特定の個人の問題ではなく、
  • 8. Ⅰ 社会的養護の全国状況  ⑥児童養護施設の役割 • 児童福祉法 第41条  児童養護施設は、保護者のない児童(乳児を除く。  ただし、安定した生活環境の確保その他の理由によ  り特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この  条において同じ。)、虐待されている児童その他環  境上養護を要する児童を入所させてこれを養護し、  あわせて退所した者に対する相談その他の自立のた  めの援助を行うことを目的とする施設とする。
  • 9. Ⅰ 社会的養護の全国状況  ⑥児童養護施設の役割 退 所後援 助 自立支援    生活支援 
  • 10. 施設の小規模化と家庭的な養護の推進 社会的養護が必要な児童を、可能な限り家庭的な環境において安定した人間関係の下で育てることができるよう、施 設のケア単位の小規模化、里親やファミリーホームなどを推進 より家庭的な養育環境           児童養護施設 大舎(20人以上) 中舎(13~19人) 小舎(12人以下) 1歳~18歳未満(必要な 場合0歳~20歳未満) 職員  施設等のほか  就学児童6:1  3歳以上 4:1  3歳未満2:1 575か所 定員34,569人 現員30,594人 小規模 グループケア (ユニットケア) 本 体 施 設 において 小 規 模 なグループ  によるケアを行う 1グループ6~8人 乳児院は4~6人 職員1人+管理宿 直 を加算 地域小規模 児童養護施設 (グループホーム) 本体施設の支援のもと 地域の民間住宅などを 活用して家庭的養護を行 う 定員6人 職員2人+非常勤1人 +管理宿直 21年度458か所 21年度190カ所 →26年度目標     →26年度目標       800か所 300か所 小規模住居型 児童養育事業 (ファミリーホー ム) 養育者の住居におい て家庭的養護を行う 定員5~6人 養育者及び補助者  合わせて3人 21年度49か所 →26年度目標      140か所 (乳児院等を含む) 乳児院 乳児(0歳)、必要な場合幼児(小学校就学前) 124カ所 定員3,794人、現員2,968人 里親 家庭における養育を里親に委 託 児童4人まで 登録里親数  7,180人   うち養育里親 5,823人     専門里親   548人     養子縁組里親 1,451人     親族里親       342人 委託里親数  2,837人 委託児童数  3,836人   →26年度目標 養育里親登録 8,000世帯 専門里親登録  800世帯 里親等委託率  (里親+ファミ/養護+乳児+里親+ファミ)   22年3月末 10.8% 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)   →26年度目標 16% 養護施設等退所後、就職する児童等が共 同生活を営む住居において自立支援 21年度59か所 →26年度目標 160か所 ※「26年度目標」は、子ども子育てビジョン 施設の定員等の全国計は22年3月末福祉行政報告例。   小規模グループケア、地域小規模児童養護施設、自立援助ホームについては家庭福祉課調べ。  
  • 11. Ⅱ 自立支援の課題   ①「自立」と「自立支援」 「自立」とは・・・ 「他からの支援を受けているか否か以上に、自らの主体的意志   に基づいて生活を組み立てられているか・・・・ 『自立している』『自立していない』と二元的に扱えるもので はありません」 「自立支援」とは・・・ 「子どもの生存と発達を、子ども自身の主体的な意志の尊重に 基づいて、側面から最大限に支えること」 「子どもが、子どもの時期においても、より自分らしく生き ることを保障する・・・・ こうした子どもひとりひとりの自己実現を目指すもの」 『Leaving Care 児童養護施設職員のための自立支援ハンドブック』
  • 12. Ⅱ 自立支援の課題   ②虐待が児童に与える影響 「発達障害」と  反応性愛着障害 「展望」のなさ 低い自尊感情・  学力・学歴 「居場所」の   さまざまな 再喪失 「行動上の問題」
  • 13. Ⅱ 自立支援の課題   ③低い学力と三重のハンディ 家庭等における 一時保護による 施設入所に伴う
  • 14. Ⅱ 自立支援の課題  ④困難な社会的自立 社会での つまずき 「若年」 支援者と拠り所 「低学歴」 の不足
  • 15. 進学率の格差 学力以上に経済力が課題 地域間や施設間で大きな格差 
  • 16. 支援の前提として 「居場所」 自尊感情の 社会適応 の確保 回復 能力の涵養
  • 17. • 日本の子育てココがヘン • 「産んだら育てて当たり前」という自己責任論   「産むこと」への賞賛・見守り・支援    「育てる親」へのキャリア保障・経済支援 • 「施設から里親へ」という大人中心主義   子ども自身を地域生活の主体者として尊重   施設は小規模分散化しつつも行政と連携して   地域の子育支援拠点に
  • 18. (参考)諸外国における里親等委託率の状況  (社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会) ○制度が異なるため、単純な比較はできないが、欧米主要国では、概ね半数前後が里親委託であり、日本に おいて、施設:里親の比率が9:1となっている現状は、施設養護に依存しているとの指摘がある。 国名 総人口 社会的養護 里親等 施設等 総数 12,780万人 40,269人 5,059人 35,210人 イギリス 6,180万人 65,520人 48,530人 5,890人 ドイツ 8,175万人 148,065人 61,894人 65,367人 日本 ※ 日本の里親等委託率は、平成21年度は10.8% ※ 里親の概念は諸外国によって範囲が異なる。(例えば、親族が子どもを預かる場合や短期間子どもを預かる場合、小 規模なグループ形態で子どもを養育する場合を里親に含むか否かが国により異なる等)
  • 19. 社会的擁護の展望 • 社会的自立に伴う不利益解消   様々な労苦をくぐり抜けてきたことへの敬意    具体的な不利益の根絶 • 国の責務堅持と身近な社会的養護の両立   小学校区に1つの子育て支援拠点   (保育・ショートステイ・一時保護・措置入所のリミックス)    スティグマ(負の烙印)の払拭 (利用率の引き上げ ・ ポジティブなイメージづくり) 
  • 20. できることから始めよう • 「産むこと」「生まれたこと」ことへの敬意と感謝 • 「親」と「子」 双方への肯定的注目 • 「親」のキャリア継続への支援 • 子どもは「地域で見守り育てる」という意識
  • 21. ご清聴ありがとうございました。

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