Twitter社心名古屋2011公開用
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Twitter社心名古屋2011公開用

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  • 1. Twitter の利用動機と対人関係 加藤恭子 kato.kyoko@gmail.com 東京経済大学大学院 コミュニケーション学研究科 博士後期課程 1
  • 2. お礼 このたびは、大勢の方々にご協力いただき、 調査も無事終了いたしました。 おかげで、以下のように研究成果をまとめること ができました。あらためてお礼申し上げます。 なお本内容は、9月に名古屋大学で開かれた日本 社会心理学会52回大会で発表いたしました。 2
  • 3. 研究の目的 ソーシャルメディアの一つであるTwitterの 利用動機を主に対人関係の側面から検討する 3
  • 4. Twitter以前からの ネットコミュニケーションにおけ る 利用動機 パソコン通信(1990年代前半) ウェブ日記 ブログ mixi 4
  • 5. パソコン通信(1990年代前半) 情報入手 自分の欲しい情報が手に入るから 簡単にいろいろ情報が手に入るから 既存の人間関係維持 友人と電子メールを交換するため 新規人間関係の形成 パソコン通信の中で友達が出来たから (川上、川浦、池田、古川, 1993) 5
  • 6. ウェブ日記 (1990年代後半〜2000年 代半ば) 「備忘録」型(自分にむけて事実を書く),「日 誌」型(読者にむけて事実を書く),「(狭義の) 日記」型(自分にむけて心情を書く),「公開日 記」型(読者に向けて心情を書く)に分かれる Kawaura, Kawakami & Yamashita(1998) ウェブ日記の書き手は「既知コミュニケーション満 足度」が「未知コミュニケーション満足度」より高 く,未知の相手より既存の知人が読者として想定さ れる傾向 6 志村(2005)
  • 7. ブログ(2004〜) 知人のブログを閲覧する コンサマトリーなやり取り(近況報告、話題作りな ど) 相互作用 ふだん会えない知人の近況や考え方を知り,コミュニ ケーションを維持するために閲覧する(日常コミュニ ケーションの補完手段) 他人のブログを閲覧する 専門的かつタイムリーな情報を得る (加藤・川浦, 2007) 7
  • 8. mixi(2004年〜) 既存関係の強化 知識・情報獲得 新たな出会い (小寺, 2009) 8
  • 9. 調査目的 ソーシャルメディアの一つであるTwitterの 利用動機を 主に対人関係の側面から検討する 自分 知人 他人 9
  • 10. 調査方法 2011年5月24日17時から24時間 Google documentsを利用 調査の告知:筆者のTwitterとブログ 有効回答254件 回答者の内訳:男性179名、女性75名 平均年齢36.5(SD10.4) 歳 ランダムサンプリングの観点からは偏向が生じるが、日 本のツイッター利用者平均年齢35.7歳(アスキー総合研 究所, 2009)に近い。 10
  • 11. 調査票の構成 Twitterの利用動機(21項目、5件法。小寺2009、橋 本2009を参考にした) 一日あたりのツイート数 Twitterの利用年数 フォロー数 フォロワー数(うち、面識のある人の数) 一日あたりのTwitterの閲覧頻度 11
  • 12. 結果と考察 ツイート数 平日の平均:13.6(SD29.74)件 中央値5 休日の平均:12.2(SD26.89)件 中央値5 フォロー数 平均481.6人(SD822.32) 中央値231.5 うち面識のある人:65.7人(SD97.97) 中央値30 フォロワー数 平均は634.4人(SD1192.64)中央値200 うち面識のある人:65人(SD100.09)中央値30 フォロー数とフォロワー数のばらつきは大きい。 12
  • 13. 利用動機の因子分析 共通性の小さい以下4項目を除いた17項目 自分の様子を知ってもらいたくて ひまつぶしになる 日々の行動を記録するため 話題になっているレストランや商品を知るため 最尤法(さいゆうほう、SMC・バリマックス回 転) 4因子構造(累積寄与率48.2%) 13
  • 14. 利用動機の因子パターン 質問内容 因子1 因子2 因子3 因子4 知人のプライベート な部分を知る事が出来る フォローし ている人の近況を知る .726 .652 .076 .200 - .046 - .111 .093 .000 知人の新たな魅力を発見できる .646 .252 .029 .183 昔の知り 合いと の交流を再開できる リ アルな場での交流を補完し れる てく .639 .521 .083 .327 .145 .096 .023 .124 相手と の連絡手段と て し .475 .209 .107 .116 フォローし ている人の考えや意見を知る .344 .267 .206 .029 元気づけら れたり 楽し 、 い気持ちにし れる てく .302 .662 .081 .118 ツイート を読んでく れる人がいて励みになる .321 .660 .039 .117 く つろいだり リ クスし できる 、 ラッ たり .233 .540 - .044 .161 自分の考えやアイデアを他の人に伝えるこ ができる と 自分の気持ちや考えが整理さ れる .139 - .054 .503 .462 .229 .287 .171 .287 素直で隠さ ない自分を出せる .252 .445 - .075 .287 ニュースを知るため .086 .025 .931 .033 マスメ アで得られない情報を得るため ディ .044 .121 .711 .141 接点のなかっ た人と 知り 合えるため .165 .238 .145 .790 自分と 同じ 考えや趣味の人をみつけるため .104 .249 .087 .706 2.775 16.321 2.301 13.536 1.650 9.707 1.463 8.605 固有値 寄与率 14 既知関係維持 自己効用 情報入手 新規関係形成
  • 15. 利用動機の4因子 因子 関連 既知関係の 維持 知人のプライベートな部分を 知ったり、リアルな場の交流を 補完したりするなど 発言(ツイー ト) 閲覧 対人関係 (既存) 自己効用 元気づけられたり、リラックス できたり、自分の考えが整理さ れる、考えを伝えるなど 発言(ツイー ト) 自分 情報入手 ニュースや情報を知る 閲覧 自分 新規関係の 形成 自分と同じ考えや趣味の人を見 つける、接点のなかった人と知 り合える 発言(ツイー ト) 閲覧 対人関係 (新規) 15
  • 16. 既知の人と未知の人 フォローしている人の既知の人の多さと、Twitter の利用動機に関連がみられるか 面識のある人の人数で回答者を二分 上位群:中央値30より多い人121名 下位群:中央値30以下の人133名 各因子の得点を該当項目の粗点平均で算出 16
  • 17. 面識のある人の多寡と利用動機 有意な群差がみられた因子 既知関係維持 自己効用 既知の人を多くフォローする人でも、情報入手や、新規関 係形成が利用動機となっている(対人関係に関連のない目 的でも利用されている。既知だけをフォローしている訳で はない) 17
  • 18. まとめ ツイッターの主な利用動機 既知関係の維持 新規関係の形成 自己効用 情報入手 既知の人を多くフォローしているユーザーの利用動機 既知関係の維持+自己効用 18
  • 19. 引用文献 アスキー総合研究所 (2009) 「Twitter利用実態調査」結果のお知らせ http://asciimw.jp/info/release/pdf/20091228.pdf 橋本有葵(2009)「『やさしさ』に関する価値観とリスク回避傾向が Twitter利用に与える影響」 http://www-socpsy.l.u-tokyo.ac.jp/japanese/sotsuron09/Hashimoto.html http://www-socpsy.l.u-tokyo.ac.jp/japanese/research/index.html 加藤恭子 (2006). 友人ブログと他人ブログ 日本社会心理学会47回大会 http:// db1.wdcjp.com/cgibin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id= 2006E0095 加藤恭子・川浦康至 (2007).人はなぜブログを読むのか コミュニケー ション科学(東京経済大学コミュニケーション学部), 26, 91-103. 川上善郎・川浦康至・池田謙一・古川良治 (1993) 電子ネットワークの 社会心理 コンピュータ・コミュニケーションへのパスポート Kawaura, Y. Kawakami, Y. and Yamashita, K. 1998 Keeping a diary in cyberspace. Japanese Psychological Research, 40, 234― 245. 小寺敦之(2009)「若者のコミュニケーション空間の展開−SNS『mixi』の 利用と満足、および携帯メール利用との関連性情報通信学会誌, 91号 志村 誠 (2005) ウェブ日記・ウェブログによるパーソナルネットワークの 19 広がり 池田謙一(編)インターネット・コミュニティと日常世界 誠信書 房 , Pp. 87― 111.