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1. 第157回ku-librarians勉強会
新人企画 その1
激動の半生と文学研究科図書館
について語る
今野 創祐（文学研究科閲覧掛）

2. １,自己紹介～私の履歴書～
• 学歴、取得資格
2008.3 慶應義塾大学商学部卒業
（社会科、商業科、司書の教員免許取得）
2011.3 大阪芸術大学通信教育部にて、
国語科の教員免許取得
2012.3 大阪芸術大学通信教育部にて、
公共図書館司書資格取得

3. • 職歴
2008.4～2009.3 株式会社国書刊行会
（営業部・契約社員）
2009.4～2010.4 大阪夕陽丘学園高等学校
（社会科非常勤講師）
2010.4～2011.3 清教学園中学校
（社会科常勤講師）
2011.4～2011.8 東大阪市立日新高等学校定時制
（国語科常勤講師）
2011.9～現在 京都大学（図書系職員）

4. ２,出版社での仕事と図書館
• 出版社での仕事
はじめの半年間・・・（主に）営業
営業先：①大学（図書館）
②公共図書館
③学校図書館
④書店
後の半年間・・・広告制作と内勤事務の兼任
（電話番等をしつつ、新聞等に掲載する
広告をデザインする）

5. 出版社と図書館、大学のカンケイ
• 大学（図書館）は単に本を売り込むだけでは
なく、企画をもらえる場所
→営業先は、基本的には大学図書館そのもの
ではなく、研究室にいる各教員
・公共図書館や学校図書館でも「企画をもらう」
という視点が重要
参考文献：特集：国書刊行会の謎と真実！,「本の雑誌」2012年
10月 二枚もり茄子のっけ号 No.352

6. ３,学びの場としての学校図書館
・大阪夕陽丘学園高等学校
→「調べ学習」の場として、図書室を活用
・清教学園の教育実践
中学：３年間を通じての科目「総合教育」
高校：３年間を通じて、「卒業研究」を作成
（大学連携コース（現在は廃止）のみ）

7. 清教学園の教育実践「総合教育」
中学１年：本の世界と出会う‥図書館入門
中学２年：自分のテーマで本つくろう
中学３年：卒業研究に挑戦
参考文献：片岡 則夫,清教学園「探究科」の実践とその意義--探究学習が培
う肯定的な学習観 (特集 探究学習と学校図書館),「図書館雑誌」
105(10), 682-683, 2011-10

8. ４,定時制高校と学校図書館
定時制高校の問題
→学校図書館が利用できない！
日新高等学校定時制の授業時間
17:20～20:50（短縮授業期間は17:20～18:55）
→学校図書館はこの時間帯、既に閉館している‥

9. ５,京都大学文学研究科図書館
• 概要
・京都大学内の全図書館・室で最大の蔵書数
（約106万冊。2012年3月31日時点）
・図書等を所蔵する図書館（新館地下１階）と、
雑誌を所蔵する学術雑誌閲覧室（東館３階）
に分かれる。
・人員構成：閲覧６名、東館３名、整理16名

10. ・書庫に入庫できるのは教職員、文学部生、
文・人環・教育の院生など。
・古典籍が多く、未遡及の資料も多い。
そのため、KULINEでは検索できない資料が
多い。
・利用者は多く、長期休暇期間でも、基本的に
は毎日、百名前後の書庫入庫者がいる。
また、学外からの問い合わせ（資料の閲覧依
頼、掲載許可など）も多い。

11. 現在の私の（主な）仕事
・カウンター（１日２～４時間）
・書庫の維持・管理（担当は日本史、西洋史、
西南アジア史の書架）
・来年度の利用案内作成
・保存箱の発注
・統計処理
・ホームページ更新
・カレンダー作成
・所蔵調査の対応 などなど・・・

12. 直面する課題～今、そこにある危機～
• 書庫の狭隘化
2011年度の受入冊数は21240冊
→今後、どうやって書庫に入れていくか
発掘調査報告書や都道府県・市町村の史・誌など
→電子化できないものか・・・？

13. ６,最後に
京大に来れたからこその出会いや体験があった
職場の先輩方以外にも・・・
・各種勉強会（ku、京都図書館情報学学習会、
関西文脈の会、大図研など）
・教職員組合
・他大学の図書系職員の方々との交流
などなど・・・

14. ご静聴、ありがとうございました！