ビジネスモデリングによる問題解決型アプローチ

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オープンコミュニティ「要求開発アライアンス」(http://www.openthology.org)の2012年6月定例会発表資料です。
Open Community "Requirement Development Alliance" 2012/6 regular meeting of the presentation materials.

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ビジネスモデリングによる問題解決型アプローチ

  1. 1. ビジネスモデリングによる問題解決型アプローチ 2012年6月26日(火) コムネクスト株式会社
  2. 2. アジェンダ1. 事例プロジェクトの振り返り2. ビジネス領域の設計思想3. 問題解決型のモデリングアプローチ4. モデリングツールikkacのご紹介 1
  3. 3. 1.事例プロジェクトの振り返り
  4. 4. 振り返りKeep Try ##プロジェクト固有の情報が含まれるため非公開##Problem Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 3
  5. 5. 2.ビジネス領域の設計思想
  6. 6. 2.1. ビジネス領域の設計思想•企業の仕組み全体を可視化する • ビジネス戦略とシステムの整合性とシームレス化の実現 • 企業の戦略から、システムの実装までを共通の環境で整合性を持って進められるプラットフォー ムが必要 会社が進む方向性・戦略 戦略 スコープ定義 (何をして何をしないか) ア 経営戦略 ー シ論 キ 顧客への価値創造ビ ビジネス 業務概要 ー理 (利潤を生み出す提供価値) テ クジ ム的 チネ レ整 ャス 価値を生み出すための[プロセ モ ビジネス設計領 静的構造 ス合 プレイヤー・ロケーション一覧 スを中心とした]企業の仕組み (組織図) デ域 化と (価値を実現するための活動) ルの 活動対 要件定義 プ象 共通化・展開 ロ ジ システム ェ アプリケーション データ ク 外部設計 ト 設 計 プロセスを最適化する ド ためのIT機能と情報 キ 内部設計 ュ 技術 メ ITを構築するための ン 最適な技術 ト 実装 Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 5
  7. 7. 2.2.ビュー • 企業を6つのビューで捉える • 静的な5つのビュー • 中央のプロセスビューで、各ビューを統合し、動的(時間的)な関係を表す 目的ビュー (価値機軸;静的関係) ※ビジョンとゴール アウトプット価値ビュー (製品・サービス・事業体系;静的関係) ※サービス構造 機能ビュー プロセスビュー 情報ビュー (静的関係) (統合視点;動的関係) (静的関係) ※Function ※プロセス構造 ※情報構造 組織・役割ビュー (静的関係) ※Place 「※」は、「Openthology」で類似する用語や概念 Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 6
  8. 8. 2.3.モデル構成 組織全体の概要プロセスを俯瞰 事業体系や製品やサービス毎の する 目的・スコープ ビジネス(プロセス、組織、情報) システム(機能・情報) ビジネスケース(シナリオ) 概要プロセス [目的図] [付加価値連鎖図] 方向性 ビジネスケース一覧 シナリオとメインプロセスから、 [製品/サービスツリー] アプリケーション間連携 共通性や独自性を確認する [プログラムプロセス図] 業務ファンクションツリー シナリオ別プロセスマトリクス 組織・ロール [ファンクションツリー] [プロセス選択マトリクス] [組織図] シナリオ別一気通貫プロセス 具体的な業務プロセスまで、リンクを通じ ビジネス [EPC] てブレークダウンできる。 詳細プロセスで、入出力情報や機能、人 機能一覧 入出力情報一覧 詳細プロセス [アプリケーション (役割・組織)等のつながりが確認できる [用語モデル] [EPC] システムタイプ図] システム ドメインモデル [クラス図] ユースケース図 システムドメインプロセス [ユースケース図] [BPMN] 凡例 リンク 技術 BPEL 共通オブジェクト Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 7
  9. 9. 3.問題解決型のモデリングアプローチ
  10. 10. 3.1.問題と原因 あるべき姿 望まれること 望ましい状態 原因要素 (目標) 期待される結果 ギ 制約 ャ ッ プ = 問題 ビジネスプロセス 実際の姿 認識されたこと 予想される状態 (結果・現象) 予期せざる結果 システム 問題とは、 望まれることと認識されたこととの 相違である 問題を解決するためには、それがなぜ起こっ問題となる結果は、外部環境の影響等による「制約」の存在 たか、その原因を知ることが必要下で 、ある「手段/道具(システム等)」によって「活動(ビジネスプロセス)」したことにより起こっている(原因の中で解決可能なものを問題点という) Copyright 2012(C) Comnext, Inc.
  11. 11. 3.2.問題領域と問題形成のポイント問題領域毎の問題形成のポイントは以下のなりますマネジメント層 問題領域 問題形成のポイントトップ 意志決定問題 ・成功するための機会を創り出す 外部環境と方針を (想定型) 明確にする ・リスクを回避する ・業務のやり方を改善する 目的・目標・方向 統制問題ミドル (探索型) ・体制を強化する 性を明確にする ・課題を達成できなかった場合ロワー 修正問題 原因を明確にする ・基準を下回ったまたは逸脱した場合 (発生型) Copyright 2012(C) Comnext, Inc.
  12. 12. 3.4.ビジネスモデリング推進イメージビジネスモデリングは、ビジネスプロセスを中心とするモデリングと課題整理を一体的に進める1.目標や表出課題整理ビジネス ビジネスゴールに対し て、「ITが貢献できるこ ビジネスプロセス(活動、操作) 2.全体地図の把握ゴール と」は何か? 鳥瞰・全体把握 目標に対する「ギャッ 概要プロセスシステム目標 プ(表出している課 価値ビジネスケース 題)」は何か? 一覧化 組織図 S S S S S S そのような結果となっ P 業務プロセス目標と現実の 階層構造 P ているのは「なぜ(原 P P P P P P P P P P P 3.詳細化・原因探索 P Pギャップ 因)」か? 価値ビジネスケース別 P P P P P P原因 にプロセスを P 原因に対し、解決され P P P P P P た業務の姿(ビジネス マトリクス化 P P P P P P P P P P プロセス)は何か? P P P P P P P P P ビジネスプロセスを実 P P P P P P P P P P P P P 詳細プロセス要件 現するために必要とな P 詳細化・具体化 ること(要件)は何か? システム要求 UC抽出 基本要件 Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 11
  13. 13. 3.5.問題の原因は、表出化しているものとは限らない• 問題の発生個所と出現個所は、必ずしも一致しない• 現象と原因(問題点)そのものとは、分けて考える• ビジネスプロセスの関係からも、因果関係を探る全社・事業部 部門 課 グループ 担当者 業務の流れ 問題が表面化している個所 Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 12
  14. 14. Real Simple Enterprise Designer4. BPMツール“ikkac” のご紹介 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  15. 15. 4.1. ikkacとは 企業のしくみを様々な関係者間で継続的に検討するためのモデル共有基盤 •企業は、顧客に対する価値を創造し、提供することで、財務的な利潤を獲得し、継続的に存続することが可能となります。 •企業にとって利潤獲得や存続は結果であり、顧客に対し価値を創造し続けることに目を向けることが重要です。 •しかし、企業組織が大きくなると、顧客への価値創造に対し、ビジネスプロセスやそれを支援するITの全体に対する理解不足や 役割間でのコンフリクト等が生じます。 •企業におけるビジネスプロセスとそれを支えるITを全体最適化するためには、ビジネスプロセスを見える化し、ビジネスプロセスを 実行する人間同士の共通理解を促し、ビジネスプロセスと整合のとれたIT設計が必要となります。 •Ikkacは、関係者間での共通言語やIT分析に必要なモデルの作成から共有、分析によって、企業のしくみの継続的な変化対応を 強力に支援します。 モデル 顧客への価値を生み出すビジネスプロセスの最適化 顧客価値を生み出すビジネスプロセスとそれを支えるITを設計・公 開する 変化への対応 どこを生かし、どこを変えるのかを把握する 全体に対する正しい理解 テクノロジー 全体の理解、共通理解、コミュニケーション 14 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  16. 16. 4.2.ikkacとBPM BPMは、変化の激しい環境変化に、企業のしくみ(ビジネス・IT)を適合させる 考え方として重要となってきている ビジネスプロセス 設計 モデリングツール ビジネスプロセス 統計・分析 実現 モニタリング・分析ツール プロセス・エンジン 実行・モニタリング 15 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  17. 17. 4.3.モデリングのライフサイクルとikkacの特徴1. モデルの階層化 概要プロセス 2. 効率的なモデル保守(共通オブジェクト)(異なる詳細度のモデ ・1箇所の共通オブジェクトを変更すれば、同じリポジトリのル) 共通オブジェクトも変更 ビジネスケース別概要プロセス ・異なるビュー間で共通するオブジェクトの一元管理・全体的で抽象度の高いモデルから、具体的な手続きに関する 詳細プロセス 営 営個別業務に関する詳細なモデル 業 業を階層的にリンク 技 技・異なる視点間を、リンクで結合 業務記述 術 術 No 業務プロセス 誰が ( 役割名、担当 者名) いつ ( 頻度、きっ かけ) 何を( 記録) どのように ( 補足説明) ・ 作成: 紙やITなど 考とする情報など ・ 内容確認: 誰に の手段、参 ・ 承認: 承認者、承認ルール ・ 照合: 対象項目と基準 ・ 分配・ 共有: 対象となる部門 記 録 ・ 更 新 す る 承 認 す る 内 容 確 認 す る 照 合 ・ 突 合 せ す どうする 分 配 ・ 共 有 す る 保 管 ・ 現 物 管 理 そ の 他 の 行 為 ( ビジネスルールや制約・ 制限事項 に関する補足 I I T や役割の範囲 る す 言 T る 葉 を 入 力 ) 注文内容を 見積原価票の 営業担当者は 生産担当者に 1 照合したら 生産原価を 受注伝票は、一連番号が付され 確定受注情報 注文内容を 受注売上管理システムに、顧 ている 営業担当者は 受注情報を 1 を入力する 照合したら 客からの注文書( 紙) を見て、 システムは規程により設定された 与信限度額を確認している 営業担当者 見積書・ 注文書( 契約書) 営業承認者は から受注申 受注内容書を 1 ( 紙) と 請があったら 売上金額別の権限をシステムが 営業担当者 確認し、承認が必要な 取引は、必 営業承認者は から受注申 受注を 受注売上管理システムで 1 ず承認者の承認がなければ、処 請があったら 理されない 作業指示書( 紙) で生産担当 営業担当者は 承認されたら 作業の開始を 指示する 者に 営業事務は 月に一度 受注残高を 受注売上管理システムで 1 受注残高が 受注の正当性 営業事務は 存在した場合 営業担当者に 1 を には 営業担当者は 承認されたら 受注情報を 営業部門全体に 1 営業事務は 承認されたら 受注情報を 営業部門全体に 1 業務の 見える化 しくみ(IT等) 再設計3. モデルやオブジェクト間の関係の追跡 設計・実装 モデルこのアプリケーションは 4. モデル共有化(社内公開)どの業務に関わっているか、 共有化この担当者は ・複数ユーザによるモデリングと共有どの業務を実行しているかなど、 ・モデルをネットワークを介して更新・モデル表記ルールが準備され、 閲覧追跡可能 誰が(担当)関係追跡による影響範囲の分析 何を(プロセス)(マトリクス分析) etc どのように モデル CSV等 (IT) 16 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  18. 18. 4.3.1.モデルの階層化(様々な詳細度のモデルをリンク) 全体性と詳細性を表現するために「階層化」という考え方で表現します。 「リンク」を用い、可視化されたモデル上に階層を定義しています。 ikkacでは、全体性と詳細性をモデル間をリンクで関係付けることで、実現しています。Top 抽象的・単純 レベル 1 概要 概要プロセス シナリオ別プロセスマトリクス リ プロセス [付加価値連鎖図] [プロセス選択マトリクス] ン ク レベル 2 一気通貫 リ プロセス シナリオ別一気通貫プロセ ン ク ス レベル 3 詳細プロセス 詳細プロセス [EPC] リ ン ク システムフロー [システムフロー] レベル 4 イベントフローBottom 具体的・詳細 17 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  19. 19. 4.3.2. 効率的なモデル保守(共通オブジェクトによる一元管理) モデル上で共通オブジェクト化したオブジェクトはデータベースの中で一元管理されています。 データベース内の1つのオブジェクト定義から、複数のモデルにオブジェクトを表すことができます。 一か所のモデルで、共通オブジェクトを変更すると、他のモデル上にある同一の共通オブジェクトも変更内容が反映されます。 また、「オブジェクト要素がどのモデルで使用されているか」、「異なるビューでの関係の確認」等が行えます。 営業部 営業担当者 営業担当者 営業担当者 18 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  20. 20. 4.3.3.1.モデルやオブジェクト間の関係の追跡 (共通オブジェクトの使用モデル検索) 共通オブジェクトが使用されているモデルを検索し、検索結果の一覧から、実際のモデルを表示することができます。 1.オブジェクトを選 択し、使用モデルを検 索することが可能です 19 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  21. 21. 4.3.3.2.モデルやオブジェクト間の関係の追跡(オブジェクト検索) オブジェクトの名称から検索を実行し、オブジェクトが登場するモデルを開くことができます 該当するオブジェクトをダ ブルクリックすると、検索 したオブジェクトが登場す るモデルが開きます 20 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  22. 22. 4.3.3.3.モデルやオブジェクト間の関係の追跡 (オブジェクト同士の関係をマトリクス表示) オブジェクト同士を接続線で関係付けた結果をCSVデータ形式のマトリクスで出力することが可能です 対象モデルを選択し、オブ ジェクト間の関係を把握し たいオブジェクトタイプを 縦軸と横軸でそれぞれ選択 し、出力する 受注情報 在庫情報 出荷情報 受注を入力する C:生成する R:参照する 受注を承認する U:更新する CSV出力 在庫を確認する R:参照する 出荷を指示する R:参照する U:更新する C:生成する 21 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  23. 23. 4.3.4. 複数ユーザーによるモデリングと共有 ネットワークを通じて、同一データベースに対して、複数人でモデルの作成や共有が可能です。 企業内ネットワークにikkacサーバを配置し、共有することができます。 クラウドサービスにより、インターネット上でモデルの作成や共有も可能です。 Ikkac Client ikkacServer モデル更新・参照 モデル更新・参照 モデルデータ モデラー モデル更新・参照 ikkac Client URLリンク モデル・文書等更新・参照 外部文書・画像等参照 Web Server モデラー 外部文書・画像等参照 外部文書・画像 等(iikkac外部の ・ ・ データ) ・ ・ ・ ・ ・ 22 ikkac Real Simple Enterprise Designer
  24. 24. まとめ• しっかりとしたアプローチをとっていても、行き先を見失うことがある• キーワードは、複雑な対象の「理解」 – 「理解」のキャパシティオーバーに陥る – チームでの相互「理解」が進まない – フェーズ毎に「理解」した内容が途切れてしまい、後のフェーズに繋がらない• 問題解決アプローチに合わせ、モデルの関係性・追跡性を持たせる(整合) – 現実世界を捉える枠組みを提供する – 全体と詳細を階層的に捉える – 異なるビュー間をトレース可能とする – 巻き込み型でモデルを共通言語化する Copyright 2011(C) Comnext, Inc. 23
  25. 25. コムネクスト社 会社紹介 コムネクスト株式会社会社名 コムネクスト株式会社 コムネクスト株式会社は、2007年10月に、コムテック株式会社(URL URL http://www.comnext.co.jp/ COMTEC, Inc.)と、韓国のザイオネックス株式会社(ZIONEX, Inc) との合弁会社として 設立されました。設立 2007年10月10日 過去25年に渡って企業の業務改革・サプライチェーンのコンサル ティングおよびアプリケーションパッケージの開発に携わってき資本金 15,000,000円 た前身となる企業のメンバで構成され、業務改革や情報システム事業内容 ITコンサルティング/APSソフトウェア の企画から導入・実装まで特定のソリューションに限定せず、一 導入・販売・開発 貫したサービスを提供しています。代表取締役社長 斉藤 万裕 上流のフェーズでは、ビジネスモデル策定、概念データモデルの 設計など、コンセプトを形にするご支援、および自社開発のBPM代表取締役副社長 奥村直正 ツールを使った業務設計、ITアーキテクチャ設計などに多くの実取締役 林憲郁 績があります。 (ザイオネックス株式会社取締役) また、システム構築においては、1990年代からWebアプリケーシ ョンの開発を行っており、早くからOpen Source Softwareを採用し取締役 方建東 たシステム開発を推進し、先進的な技術で現場に密着したシステ (ザイオネックス株式会社取締役) ムを実現してまいりました。 企業の特徴を活かし、ビジネスの変革に柔軟に対応するしくみを所在地 〒105-0022 低コストで提供する-今後もこの考え方をいろいろな形で実践し 東京都港区芝浦1-2-1 ていきます。 シーバンスN館10F Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 24
  26. 26. コムネクスト社は、お客様のビジネスを加速するソリューションをお客様と一緒に構築いたします。ご質問、ご相談等がございましたら、ご遠慮なく下記までお申し付けください。 グループ コムネクスト株式会社 〒105-6791 東京都港区芝浦1-2-1 シーバンス N館10F 電話: (03) 5419-3384 FAX: (03) 5419-5561 Copyright 2012(C) Comnext, Inc. 25

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