オープンコミュニティ「要求開発アライアンス」(http://www.openthology.org)の2011年1月定例会発表資料です。 Open Community "Requirement Development Alliance" 2011/1 regular meeting of the presentation materials.

1. 実演！
要求開発の成果物をastah*でこう作れ

 Part 1 …要求開発のプロセスとモデルの関係を振り返り

 Part 2 …astah*だとこう作る！（デモ）
Requirement Development Alliance

2. 本日のアジェンダ
要求開発全体のプロセスをおさらい
利用されるモデルの”今までの”作り方
astah*を活用した
要求開発向けテンプレートによる成果物作成
Requirement Development Alliance 1

3. 要求開発のプロセスをおさらい
要求開発には以下の4つのフェーズが存在しています。
作成するモデルについては厳密に規程されていませんが、フェーズの目的に合致したモデルを作成します。
以下は要求開発のフェーズと、そのフェーズで作成される代表的な図表の関係を示しています。
フェーズ名 目的と代表的な図表
1.準備フェーズ ・・・スコープとリソースの決定
BSC戦略マップ /ステイクホルダー構成図 ⇒ ビジネス環境の分析
 ＩＴ貢献度マップ /プロジェクトゴール記述書 ⇒ プロジェクトの目的を明確化
要求ツリー ⇒ ビジネス要求の整理
2.立案フェーズ ・・・概観の把握と可視化、AS-ISの調査
ビジネスユースケース / アクター図 ⇒ ビジネスオーバービュー
AS-IS業務フロー / AS-IS クラス図 ⇒ AS-ISの整理
3.デザインフェーズ ・・・ToBe業務の設計
要求リスト / 業務フロー / TFP図 ⇒ TO-BEを描く
4.シフトフェーズ ・・・システム計画
システムユースケース ⇒ システム開発へのつなぎ
Requirement Development Alliance 2

4. 要求開発のフェーズとモデル
観点
の
ビジネス システム システム
ビジネス課題 設計
流れ オペレーション 要求
戦略モデル サービスモデル プロセスモデル サービスモデル
・BSC戦略 ・ビジネス ・業務フロー ・システムユース
マップ ユースケース ケース
・IT貢献度
マップ 要求モデル
アーキテクチャモデル
・プロジェクト
・要求リスト
ゴール記述書 ・ERD/DB設計
情報モデル ・アーキテクチャモデル
TFP分割手法 ・SOAモデル
・Thing図
・Function図
・Place図
要求開発
フェーズ 準備 立案 デザイン シフト
Requirement Development Alliance 3

5. 要求開発の構造とモデル
業務フロー（アクティビティ図）
BSC戦略マップ
ビジネスユースケースモデル
ビジネス戦略 ビジネス概念モデル
ビジョンとゴール 分析・設計モデル
クラス図
ビジネス DB
モデル
ビ プロセス構造 サービス構造 情報構造
ジ
ネ
オブジェクト
ス ビジネス・プロセス ビジネス要求 モデル
I システム要求 データ
アプリケーション・プロセス
モデル
T
シ
ス
テ アプリケーション
ム
フレームワーク
実装アーキテクチャ
ユースケース記述 ユースケースモデル
Requirement Development Alliance 4

6. BSC戦略マップ
収益源の増大 生産性の向上
売上げの増（3年後に110%)
売上げの増（3年後に110%)
財務の視点
財務の視点
海外の売上げ増（2倍)
海外の売上げ増（2倍) コストの圧縮(10％ ) )
コストの圧縮(10％
顧客の視点 製造ラインを半分にする 国内外で同一レベ
製造ラインを半分にする 国内外で同一レベ 納期を圧縮(10%)
顧客の視点 ルのサービス 納期を圧縮(10%)
ルのサービス
イノベーション 顧客関係の強化 卓越した業務
メインテナンス・レス
メインテナンス・レス
新製品を開発する
新製品を開発する 製作工期の短縮(10%)
ポンスの向上(50%） 製作工期の短縮(10%)
ポンスの向上(50%）
内部プロセス
内部プロセス
の視点 据付工期の短縮
の視点 据付工期の短縮
拠点代理店の設置
拠点代理店の設置
調達日数の短縮(20%)
調達日数の短縮(20%)
調達費の削減(4%)
調達費の削減(4%)
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7. ＩＴ貢献度マップ
海外の売上げ増（2倍)
海外の売上げ増（2倍) コストの圧縮(10％ ) )
コストの圧縮(10％
国内外で同一レベ
国内外で同一レベ
ルのサービス 納期を圧縮(10%)
納期を圧縮(10%)
ルのサービス
メインテナンス・レス
メインテナンス・レス 製作工期の短縮(10%)
製作工期の短縮(10%)
内部プロセス ポンスの向上(50%）
ポンスの向上(50%）
内部プロセス
の視点
の視点
調達日数の短縮(20%)
調達日数の短縮(20%) 調達費の削減(4%)
調達費の削減(4%)
受注から部品発注の迅速化(1日以内)
受注から部品発注の迅速化(1日以内)
手段の視点
手段の視点
部品発注から納品の迅速化(3日以内)
部品発注から納品の迅速化(3日以内)
Webによる受注システムの構築
Webによる受注システムの構築
ITシステムの
ITシステムの CAD・CAMによる部品発注システム
視点 CAD・CAMによる部品発注システム
視点
部品調達総合システム
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8. 作成されるモデルの”今までの”作り方
要求開発におけるモデル作成のポイント 「システムのための“価値のある要求”を開発するために
ビジネス戦略・業務・システム要求を見える化する」
BSC戦略マップ
BSC戦略マップ PowerPointかExcelか、意外な所でWord！？
ＩＴ貢献度マップ
ＩＴ貢献度マップ はたまた・・・ •折角掘り出した
ステイクホルダー構成図
ステイクホルダー構成図 Excelでリスト化して一覧表に。
情報が成果物
非印刷項目には、内部共有情報が！？ 毎に分断されて
プロジェクトゴール記述書
プロジェクトゴール記述書
一貫性を失って
ビジネスユースケース
ビジネスユースケース ユースケース図に「/」←こんなのをつけて・・・。 しまう。
アクター図
アクター図 モデリングツール？PowerPointやExcelがあったり？
•あっちこっちに
AS-IS業務フロー
AS-IS業務フロー 世の中ではThe Excelの領域？
修正が飛び火す
業務フロー
業務フロー WordやPowerPointでも書いたこともある。
る。。。
AS-IS クラス図
AS-IS クラス図 某和製EA標準ではExcelやPowerPointで作るが、普通
はモデリングツールと言えるようになりたい。 •生産性が一向に
TFP図
TFP図
高まる気配を感
要求リスト
要求リスト リスト = 一覧 = Excel！？
じない。
システムユースケース
システムユースケース もうそろそろモデリングツールでも良いでしょう？
プロセスや流れがしっかりしても、成果物を上手に運用しなければ、全体の流れを悪くしてしまう！
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9. astah*を活用した要求開発向け
テンプレートによる成果物作成
ここからはチェンジビジョンの平鍋さんにバトンタッチです。
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