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Open Access and Copyright (Yuko Noguchi)
 

Open Access and Copyright (Yuko Noguchi)

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「オープン・アクセスと著作権」 ...

「オープン・アクセスと著作権」

野口 祐子(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン, 専務理事)

オープン・アクセスを実現するためには、著作権や契約といった法律問題を避けて通れない。その問題の内容を解説しつつ、最近の動向を紹介し、あわせて、今後の学術情報の独占と共有のあり方について考える。

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    Open Access and Copyright (Yuko Noguchi) Open Access and Copyright (Yuko Noguchi) Presentation Transcript

    • オープンアクセスと著作権 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン 専務理事 国立情報学研究所 客員准教授 森・濱田松本法律事務所 弁護士 野口 祐子
    • オープンアクセス実現のための課題
      • 技術的課題
      • 心理的課題
      • 経済的課題(ビジネスモデル)
      • 組織的課題
      • そして 法律的課題
        • 特に、著作権(論文などの文章・写真・図・データベースなど)
    • 2つの法律問題
      • 著作権
        • 事実やデータ、アイディアには著作権はない
        • 論文などの具体的表現には著作権が成立
        • データベースは、「情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するもの」に著作権が成立
        • 「創作性」(=表現パターンは何通りあるか?)
      • 契約(クリックラップ契約)
        • 著作権がある場合でも無い場合でも、条件を提示して承諾を得れば「契約」が成立し、一定のルールを作ることが可能
    • オープンアクセス・コンテンツの 利用条件(ライセンス)
      • オープンアクセス・コンテンツにも、しばしば利用条件(ライセンス)が付されている
        • 権利者から見て、予期しない(同意しない)使われ方を防止できるメリット
        • 利用者から見て、できることとできないことを明確化し、萎縮効果を防いだり、ライセンスの取引費用を下げるメリット
      • どのようなライセンスをつければよいのか?
    • 標準化 v カスタマイズ
      • オープンな利用のために広く使われているライセンスを使う
        • たとえば、 Creative Commons License
        • メリット:技術の標準化と同じで、ライセンスというインフラが統一されると相互互換性が高まる
        • デメリット:気に入らない条項がある、追加したい条項がある…
      • カスタマイズしたライセンスを使う
        • メリット:希望の条項を全て盛り込めるため、 1 次公開が進む可能性がある。
        • デメリット:1次公開は進むが後続利用(とくにリミックス)は非常に困難。
        • データベース利用で特に深刻な問題
      • 最近の Wikipedia のライセンス切り替え事例
    • Science Commonsの提案
      • 論文については、 CC-BY ライセンスを使って公表することを提唱
      • データについては、 CC0 ( CC Zero =権利放棄)を提唱(著作権・契約ともに Free とすべき)
        • 論文における研究の検証・再現・発展のため、論文とともにその裏づけとなるデータ・セットの公開を進めることが不可欠
        • かつては、データについて、 CC-BY-SA を提唱していた。
        • ライセンスの現状分析を行う過程で、ライセンス条件の整合性を考えることのコストが高すぎるとの結論に達する
        • CC の BY (表示義務・ Attribution )と論文やデータにおける出典表示( Citation) は異なる。科学の分野は Attribution ではなく Citation で対応すべき、と提唱。
      • ただし、世界中ではまだ、統一した見解はなく、最適な解を模索中
    • 情報の独占と共有のバランス
      • 法律に内在しているバランス
        • 著作権は事実・アイディアは保護せず表現のみ保護
        • 論文のアイディアを転載するのは著作権違反ではない(もちろん、研究者倫理を問われることは別論)
        • データベースの素材を異なる体系に並べなおせば著作権違反ではない
        • 特許権は「科学法則」や「発見」は保護せず、産業分野に応用された「発明」にのみ存在する
      • 事実や発見に近い科学研究の上流のデータは共有して、豊かな研究の生態系を促進し(オープン・イノベーション)、より具体的・応用的な下流のデータ(特許発明など)にのみ独占を認めることが、社会や科学の発展を最大化するのでは?
    • ライセンスと契約の上手な使い分けを
      • 法律上の切り分けは、契約で一部変更が可能(著作権がなくても利用制限は可能、著作権があっても自由利用を認めることは可能)
      • むやみと条文を増やすのではなく、契約を用いることの意味(狙い)をよく考え、目的にあった使い方をすべき
        • 2 当事者間の契約取引->カスタマイズは重要
        • 多数当事者における共有のためのルール->標準化が重要
        • USB はカスタマイズしないほうがよい。ライセンスも同じ!
      • ライセンスや契約の使い分けを上手にしよう!
    • Thank You! [email_address]