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Building Hacker Centric Culture in Japan
 

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Building Hacker Centric Culture in Japan,

Building Hacker Centric Culture in Japan,
PHPmatsuri, Osaka, Japan 10/15/11

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    Building Hacker Centric Culture in Japan Building Hacker Centric Culture in Japan Presentation Transcript

    • ハッカー中心の企業文化 を日本に根づかせるBuilding Hacker Centric Culture in Japan 10/15/11 @PHPMatsuri 楽天株式会社 技術理事 よしおかひろたか Hiro Yoshioka, Technical Managing Officer, Rakuten 1
    • アジェンダ• 民族誌的な自己紹介 Self Introduction• ハッカー中心の企業文化とは What is a Hacker Centric Culture• なぜ、それが必要か Why do we need it• 日本で根付かせるためには How can we build a Hacker Centric Culture in Japan 2
    • 今日のゴール Goals• 自分が素晴らしいと思っている事 (企業文化とか)を紹介する Introduce Good Corporate Culture• それを実現するためにどうしたらよ いのかみなさんと考えるきっかけを つくる。Food for thought• 技術者がゆたかで活き活きとした社 会を作るにはどうしたらいいのだろ うか?How can we build good healthy, wealthy community/society 3
    • 今日のゴール Goals• 3月11日の震災がわたしたちにとっ てどのような意味があったのかを考 えたい What does 3/11 mean for us? http://twitpic.com/49l9p2 4
    • Hack for Japan● 東日本大震災に対し、自分たちの開 発スキルを役立てたいhttp://www.hack4.jp 5
    • 楽天イーグルスの開幕戦がNew York Timesの一面を飾った。 The front page of New York Times covers The Opening Game of Rakuten Eagleshttp://www.nytimes.com/2011/04/13/sports/baseball/13opener.html?_r=1 6
    • 本日のハッシュタグ hash tags• #hccjp – Hacker Centric Culture Japan• #phpmatsuri• @hyoshiok• http://github.com/hyoshiok http://twitter.com/#!/hyoshiok/status/36707387737903104 7
    • 自己紹介• よしおかひろたか Hiro Yoshioka• 楽天株式会社、技術理事 Technical Managing Officer, Rakuten• http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok• コミュニティ活動 Community Activities – カーネル読書会主宰者 Kernel Code Reading Party – 勉強会勉強会 Study Group Study Group• DEBUG HACKS (共著)、 ISBN9784873114040 8
    • 情報処理 2011, vol. 52, No.4.5Information Processing Society of Japan全国技術系勉強会マップ Map of Technical Study Groups in Japan~技術者のライブセッションに 参加しよう~ Lets join live sessionhttp://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20110227#p1デブサミで『ハッカー中心の企業文化を日本で根付かせる』という講演をしてきた 9
    • 自己紹介 Self Introduction• 1984年、慶応義塾大学大学院修了 Keio University• 1984年、日本ディジタルイクイップ メント研究開発センタ株式会社入社 Japan Research and Development Center, Digital Equipment Corporation – 昔DECという会社があった。 – ソフトウェア・エンジニアとして入社 した。 10
    • DECのエンジニアリング文化• わたしのエンジニアリング人生に影 響を与えたDECの文化を紹介する。 Introduce the DECs corporate culture which made my engineer life – ミッドナイトプロジェクト (スカンク ワークス) Midnight project – 社内コンピュータネットワーク Corporate Computer Network – 情報共有 Information sharing 11
    • 自己紹介 Self Introduction• 民族誌的な…• 民族誌 (ethnography) 特定の民族や 集団の文化・社会に関する、フィー ルドワークに基づいた具体的な記述 (広辞苑)the scientific description of different races and cultures 12
    • 民族誌 ethnography• 未開の文明ではなく、コンピュータ 業界のソフトウェア開発現場の フィールドワーク Fieldwork of software development field instead of undeveloped country – 組織文化を理解するために – 組織文化を記述するために – そしてよりよい組織文化を作るために – 組織文化は通常外部からは伺いしれな い (転職などで緩やかに知られていく) 13
    • 民族誌その文化では当たり前のことを記述●する勉強会を当たり前だと思っている。● ● それはなんなのか ● 自分が尊重している価値を伝える 14
    • Digital Equipment Corp - DEC 1957 – 1998 The second largest computer vendor in 1980’s 新卒で入社(1984)して、約10年所属した。 1998年にCOMPAQが買収して、今はHP Ken Olsen, the founder Digital Equipment Corporation, 1926-2011 15
    • DECのエンジニアリング文化• DECのエンジニアリング文化の特徴。 – ミッドナイトプロジェクト (スカンク ワークス) – 社内コンピュータネットワーク – 情報共有 16
    • DECのエンジニアリング文化• ミッドナイトプロジェクト (ス カンクワークス)• 業務とは別に、予算人員などを 確保せずに独自に行うプロジェ クトのこと。• 業務時間の10%~20%(目安) を業務外の作業にあてることが 黙認されていた。(むしろ奨励 されていた)• Googleの20%ルール 17
    • DECのエンジニアリング文化• 社内コンピュータネットワーク (E- net)• すべてのコンピュータが一つのネッ トワークで結合していた。(スタン ドアロンでは使わない)。80年代で は特殊。• 私企業が持つ世界最大のコンピュー タネットワーク。(数万台) 18
    • DECのエンジニアリング文化• 情報共有• VAX Notes/社内コンピュータネット ワーク 掲示板• ありとあらゆることが議論されてい た – 開発中の製品情報、バグ情報、サポー ト情報 – 業務に関係あることないことなんでも かんでも。開発日誌とかも。 19
    • DECのエンジニアリング文化• 暗黙的にも明示的にも価値観を共有 – 管理よりも自由、自主性の尊重 – なんでもやってみる – 情報の共有 – エンジニアリングの会社 20
    • 統制の手法• 強制的統制 – あからさまな権力、力関係• 功利的統制 – 給料やボーナス、地位など• 規範的統制 – 組織の価値観、イデオロギー 民族誌というのは植民地 を支配するために利用さ れていた 21
    • すぐれた民族誌• 超マシン誕生 – ISBN9784822284329• 闘うプログラマ – ISBN9784822247577• iモード事件 – ISBN9784048836333フィールドワークは冒険だ。帰還したエスノグラファーは英雄だ。「洗脳するマネジメント」ISBN9784822244675 22
    • おまけ:自己紹介、年表• 1984、日本DEC入社• 1988、結婚• 1989、ベルリンの壁崩壊• 1989~1990、米国DEC出向• 1990、娘誕生• 1994、日本オラクル入社• 1995、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件• 1995~1998、米国Oracle出向• 1998、Netscapeソースコード公開、DECがCompaqに買収される• 1999、第一回カーネル読書会• 2000、Miracle Linux創業• 2002、未踏ソフトウェア創造事業• 2008、楽天テクノロジーアワード受賞• 2009、楽天入社• 2009、第100回カーネル読書会• 2011、東日本大震災 23
    • アジェンダ• 民族誌的な自己紹介• ハッカー中心の企業文化とは• なぜ、それが必要か• 日本で根付かせるためには 24
    • ハッカー中心の企業文化• ハッカーって – コンピュータ技術に精通した人(辞 書的な定義) – ちょっとした技巧(ハック)を操る 人 – 社会を変えた人 – (なんでもかんでもハッカー?) 25
    • ハッカー中心の企業文化• ハッカーって – コンピュータ技術に精通した人(辞 書的な定義) – ちょっとした技巧(ハック)を操る 人 – 社会を変えた人 – (なんでもかんでもハッカー?) 行動するエンジニアになりたかった 26
    • ハッカー• 共通の価値観• 企業文化• どう根付かせるか 27
    • ハッカー倫理• スティーブン・レビー「 ハッカーズ 」で次のように記してい る。 ISBN978-4875931003• コンピュータへのアクセス、加えて、何であれ、世界の機能の 仕方について教えてくれるものへのアクセスは無制限かつ全面 的でなければならない。実地体験の要求を決して拒んではなら ない。• すべての情報は自由に利用できなければならない。• 権威を信用するな--反中央集権を進めよう。• ハッカーは、学歴、年齢、人種、地位のような、まやかしの基 準ではなく、そのハッキングによって判断されなければならな い。• 芸術や美をコンピュータで作り出すことは可能である。• コンピュータは人生をよいほうに変えうる。• 60年代~70年代の民族誌 28
    • 共通の価値観• コンピュータによって社会をよくす る• 管理より自由、反権威的• ラフなコンセンサスと動くコード• 許可を求めるな、謝罪せよ 29
    • 事例:Yahooに起きてしまったこと• ポールグレアム、Yahooに起きてし まったこと http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20100815#1281830975• (Yahooの問題は)簡単に儲かりすぎ てしまったことと、ハイテク企業にな ろうという強い意志がなかったことだ。 – Yahooには最初から「ハイテク企業にな ろう」という強い意志が欠けていた。 30
    • • どんな企業にはハッカー中心の文化 が必要となるのだろう?• 「良いソフトウェアを必要とするす べての企業」 – Yahooが発見したように、このルールが 適用される領域は、ほとんどの人々が 思っているより広い。 31
    • ハッカー中心の文化• インターネット時代のソフトウェア 開発 – 最高のプログラマを雇う – 少数精鋭 – 最高のプログラマは最高のプログラマ と働きたがる 32
    • http://tctechcrunch.files.wordpress.com/2011/06/talent_traffic.gif 33
    • なぜ必要か• 共通善(社会をよくする)• 企業の競争力• ベストプラクティス 34
    • なぜ必要か• ハッカー中心の企業文化の方が、自分に は心地良いから(利己的な理由)• その他の理由は、偉い人に説明するため の理屈。 – 共通善(社会をよくするという価値観の共 有) – 企業の競争力(会社がつぶれたら元も子もな い) – ベストプラクティス(ソフトウェアを楽しく 作る。デスマーチ知らず) 35
    • なぜ必要か• ハッカー中心の企業文化の方が、自分に は心地良いから(利己的な理由)• その他の理由は、偉い人に説明するため の理屈。 – 共通善(社会をよくするという価値観の共 有) – 企業の競争力(会社がつぶれたら元も子もな い) – ベストプラクティス(ソフトウェアを楽しく 作る。デスマーチ知らず) http://d.hatena.ne.jp/LibrePDM/20110301 「ハッカー中心の企業文化」を偉い人に説明する 36
    • どう企業文化を作るのか• 企業文化は、暗黙的、明示的につく られる。• 外から知られることはない。(民族 誌が必要) 37
    • どうハッカー中心文化を作るか• 暗黙知の継承 – 材料:パッション、仲間 – 方法:勉強会、ランチ、飲み会、合宿• 形式知の継承 – 戦略、ガイドライン、ルール、委員会 38
    • 文化の衝突• 商用ソフトとオープンソース• レガシーとWeb2.0• ウォーターフォールとアジャイル• 高い稼働率とスケーラビリティ 39
    • 組織の限界• 組織が肥大化すると – 蛸壺(他の事業部なにする人ぞ) – 横串(クロスファンクション)は言う ほど簡単ではない• 文化の融合が必要、対立ではなく• そこで、社内コミュニティ 40
    • 社内コミュニティ• コミュニティ・オブ・プラクティス• 組織:縦割り• プロジェクト:横串• 社内コミュニティ:縦でも横でもな い – 志を共有するメンバーによってドライ ブ – コミュニティは組織を活性化する ビタミン• そこで勉強会 41
    • 勉強会の隆盛 300件/月以上開催 IT勉強会カレンダーid:hanazukinと愉快な仲間達による人力作業によって編集公開されている。 42
    • 勉強会のイメージ• 主催者が個人的興味の延長で開催• ボランティアによって運営• 無償ないしは廉価 – 商用セミナー、教育コースとの違い• 技術者の人的ネットワーク、知識獲 得のプラットフォーム、キャリア形 成のツール 43
    • 事例:カーネル読書会• Linuxおよびオープンソース技術に 関する勉強会 – 1999年4月から。10年続いている。 • 第100回開催した。Linusも参加してくれた。 – 中学生から50代まで、素人からカーネ ルハッカーまで、毎回数十人参加 – よしおかが主宰。横浜Linux Users Group (YLUG)有志と運営 http://ylug.jp 44
    • 社外勉強会を社内で開催• 楽天でカーネル読書会を開催した – 大変だったこと • 申請書類がいっぱい。(空調、ゲストカード、イベ ント申請、エレベータ、会場、開錠…) • 社内ワークフロー、誰に何を頼めばいいかわからな い – うれしかったこと • ボランティアがいっぱい立候補してくれた(多分10 人以上) 楽天カーネル隊を結成♪ • 社内ワークフローとか、教えてくれる人がいた • エライ人が理解を示してくれた(社内スポンサー) • ビアバッシュ(ピザとビールのパーティ)ができた 45
    • カーネル読書会@楽天• 社外勉強会を社内でやると…• メリット(社員にとって、会社にとって) – 自社での開催なので、参加の敷居が低い。最新技術動 向の入手。議論の場の提供。外部からの刺激による開 発者の活性化。モチベーションアップ。外部人材との 交流。企業イメージ向上。• リスク、コスト – 情報流出⇒会場以外には入れない – 会場提供⇒直接的な費用はほとんど発生しない – 勤務時間外⇒コストはほとんどかからない• メリット>コスト 46
    • 楽天社内コミュニティ• ジャングル – LT大会 – 開発合宿• 勉強会(社内、 社外)• 楽天テクノロジーカンファレンス実行委員会• 社内ソーシャルメディア委員会• 社内報• クリーンナップ大作戦• ランチ~(カフェテリアを 利用したカジュアルな ミーティング)• 勉強会同好会 47
    • 勉強会楽天TechTalk  毎月第3水曜日勉強会 40~50人参加 資料 動画 100views レポート 80views 48
    • 技術者として• オープンイノベーションの時代 – 社外に価値の源泉を求めざるをえない – 会社に閉じこもっていてはいけない – コミュニティ的なノリ – 自社の技術にロックインされる危険性• 技術は会社のものではない、社会の ものだ – 社会をよくしていくという価値観 – コミュニティという道具 49
    • 大規模社外カンファレンス 50
    • 勉強会2010年4月 丸山先生レクチャーシリーズ第3回@楽天 来場者数、約500名  Ustreamの視聴者数=544名  事務局運営スタッフ(ボランティアで運営) 51
    • Innovation Sprint 20112011年1月13日(木)基調講演Roots of Scrum一橋大学 名誉教授 野中 郁次郎 氏Chairman, the Scrum Training Institute ジェフ・サザーランド 氏参加者360名ほど。ボランティアによる実行委員会コミュニティによる価値の創造 52
    • 勉強会:事例 勉強会の法則「開催のメリット > 開催のコスト」 (よしおかの勉強会第一の法則) 53
    • 勉強会をテコに• モチベーションアップ• 暗黙知の流通• 人との出会い(同じ会社であって も)• 組織の壁の破壊• 新しい技術知識などを得ることはむ しろ副次的な効果• 勉強会を通じて「技術の横串」をと おすコミュニティをつくる 54
    • もうひとつの方法• 勉強会は極めて属人的 – 情熱と仲間が必須 – 暗黙知の共有• 戦略、ガイドライン、ルール、委員 会 – 理事の立場を利用して、 – OSS戦略の策定 – コミュニティアライアンスプラン策定 – 社内ルール作り – 形式知を共有 55
    • 日本で根付かせるために• ハッカー中心の企業文化の理解 – 民族誌的なアプローチ• 価値観の共有 – コミュニティ• 方法論 – 勉強会、ランチ、飲み会、…、 (暗黙知) – 戦略、ガイドライン、ルール、 (形式知) 56
    • Project60 電力使用量40%削減の取り組み震災が組織を変えるチャンス http://corp.rakuten.co.jp/csr/ecology/project60/ 57
    • • エンジニアとして、社会をよりよく していきたい。• そのために、ハッカー中心の企業文 化を日本に根付かせたい• それが自分が幸せになる道だと思っ ている。 58