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LEAF Forum Japan Session2010 Report

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  • 東アジアの発展のために、今こそ課題解決に向けた動きをLEAF2010 東アジア国際学生フォーラム 日本セッション最終報告書特集「課題先進国、 日本」「世界経済の構造転換と東アジア」-P13東アジア発、 グローバルリーダーを輩出せよ -P15 !世界に、求められる人材へ-P21繋ぎ紡げ、東アジアの文化、 未来 -P27 人、 ! LEAF日本実行委員会
  • 目次 代表あいさつ  LEAF結成から3年、この3年間の間に「東アジア  学生だからこそ、常識やしがらみを越えてゼロか 共同体」という言葉はアイディアから具体的な構 ら創ることができる。日中韓の学生が協働し、互い 想へと着実に深化してきました。しかし、同時に各 に共通する課題の解決に向け行動していくという 03. 代表挨拶            国の利害や思惑から、実現に向け多くの困難が LEAFの活動が未来の「東アジア共同体」の礎と 顕在化しています。 なり、私たちの活動を分野・地域・世代を超えて広 04. LEAFコンセプト          私たちは日本・中国・韓国、ひいては東アジア げていくことで未来の「東アジアの発展」を実現で 06. これまでの歩み 地域全体の人々が「東アジア」という地域の人間と きると信じています。 07. LEAF組織図 して互いに尊重し合い、「東アジアの発展」という  本報告書は2010年9月26日~10月2日にかけ 07. 年間活動   同じビジョンのもと協働することができることを確信 て開催されました『LEAFフォーラム2010 日本セ 08. LEAFフォーラム2010コンセプト しています。なぜなら、私たちはすでに知ってい ッション』の活動をまとめたものとなっています。こ 10. フォーラム概要      るからです。出会い、議論し、行動することを通じ の冊子がLEAFとみなさまの新たなつながり、ある 12. シンポジウム          て私たち「東アジア」の人間が協働できることを。 いは更なる絆をつむぐ架け橋となることを願って 14. 経済分科会           私たちはすでに実践しているからです。今はまだ います。 日本  小さな範囲ではあるけれど、一緒のビジョンをもと 20. 文化分科会           東京大学  和田 朋子 に協働することを。 26. 教育分科会           32. 文化交流会                        34. 参加者からのメッセージ 36. トップリーダーからのメッセージ   Is there anyone who still doubts if East Asian countries can talk with each other? Is there any- 38. LEAF顧問メッセージ one who still imagines that Leafers are here just 39. スタッフメッセージ to have fun? Is there anyone who still wonders if 39. アート担当スタッフ紹介  this forum was a success or not? 40. 写真集       Those five days we spent together are our an- 42. 助成団体・協賛企業一覧    swers!!! I want to thank all the staffs of LJC,LKC 43. スタッフ紹介         and LCC. Thanks to our cooperation and hard work, we have gone beyond success!!! Lastly, I think it’s our time now. It’s our time to lead the new age, to open a new phase of interaction and communication among our three countries. After we go back home to our own 中国  countries, let’s keep in close touch and pursue Beijing University  Chenlin more in our future studies and actions!!! when people are more willing to take others dence in ourselves but not arrogant, finding opinion without their prejudice. stable way to reach goal but also willing to  As we all are university students, the take risks, do things with passion but with possible future leaders of each country, it is logic. We live limited period of time and we very important to communicate and LEAF have very little time as young man, and we offers great opportunity for that. Through should value this short period of time, see this forum, I got to know more Japanese more, learn more, experience more, enjoy and Chinese friends, got chance to know every single thing that you can only enjoy more about them, how I have misunderstood during your university life. them. Even though geographically, three  I’ve mentioned this at the opening sym- countries are very close, it is very surprising posium of LEAF Japan 2010 Session, when to know people in three countries think very you get to know one person and made link 韓国  differently and it is really important for us to between different people, this isn’t mean Beijing University Dongin, Ha  understand this as “differences”, but not as that he or she will be the only one who you “incorrectness”. There are a lot of people made link with. He or she will have stronger  21st century is different from world making such mistakes, it’s not the matter of link with you, but it also means about 250 that our previous generation had lived in. right or wrong, it’s just similar and different, people will have the same image of you as With the economic development in Japan, and this simple thing makes great difference he or she had. So it isn’t just about me and Korea and China, and with the progress of during interactions, which people from three you, it’s about me and 250 other people globalization, the world power have started countries are lacking before and even these that knows you, and that is why we have to moving from Western world to Eastern days. do our best in every single relationship that world. And as three major countries in East  Moreover, since we are university stu- we have and try to leave our best impression Asia, relationship between Korea, Japan and dents, we are free from different restraints. to others. And I am really looking forward to China is getting more important. However, As young man, we can be idealistic, we are make more links between more Japanese and the relationship between three countries allow to make mistakes, we allow to question Chinese until I can get to know every single isn’t so idealistic. There are historical con- this world and try our best to make better person in Japan and China directly and indi- flicts, cultural misunderstanding, disputes world. We have passion to it. We were little rectly! Hope to meet a lot of people through on island and so on. The way to improve too young during high school and we don’t LEAF before I graduate! current situation is communicate with each have such a competitive life compare to Thank you. other more, especially among young man, people in society. We should have confi-02  目次 代表あいさつ   03
  • LEAFコンセプト  東アジアの発展のために、  東アジアの発展のために、     今こそ課題解決に向けた動きを      今こそ課題解決に向けた動きを Background:巨大な可能性を秘める東アジア Mission:東アジアの協働を実現せよ! LEAF活動コンセプト  世界一の人口・経済成長率・歴史的、文化的  しかし、東アジア地域の核となるべき日本・ Linking East Asian Future Linking East Asian Future ~東アジアの未来をつなぐ 蓄積を持つ「東アジア」。秘められた発展の可 中国・韓国はそれぞれに独自のビジョンで未 LEADERS LEADERS 東アジアの将来のリーダーとなる意識の高い学生を集める 能性を最大化するために、また一国では解決 来を描き、必ずしも地域協働に向けて動いて GROWTH GROWTH すべての仲間が東アジアのリーダーとしての自覚を持ち、高め合う できない現代の課題に立ち向かうために、い いるとは言えません。私たちは今こそ東アジア CROSS CROSS 分野・国籍・世代にとらわれない交流・協働によって真のアジアの協力を実現する ま東アジアの地域協働が求められています。 の発展のために、相互理解(違いを知ること) ACTION ACTION 理想を描くだけでなく、実際の行動を通じて東アジアの課題解決を実行する それに呼応するように現在、東アジアの地域 にとどまらず、相互協力(長所を生かし、短所 協働は、経済協力を柱とする「東アジア共同体 を補って共通利益を創出すること)を目指す TH, 構想」の提唱をはじめ、様々な形で試みられて べきではないでしょうか。  G ROW います。  日本、中国、韓国の3か国の将来のリーダー となる学生たちが、東アジアに共通する課題 OSS, の解決に向け互いの知恵を出し合い、協働す CR る。各国の学生・社会・企業・政府・メディア、 あらゆる団体を巻き込んで、強く大きくなって TION. いく東アジアのリーダーたちの絆とネットワーク AC は、未来の東アジアをつなぐ架け橋となると信 and じています。04  LEAFコンセプト LEAFコンセプト   05
  • これまでの歩み LEAF組織図 代表 副代表  渉外局は、LEAFと支援してくださる方々Oct, 2007 LEAF日本実行委員会創設 を繋ぐ役割を担っています。具体的には、 協賛金、物品協賛によるご協力を募ること、 「隣国の同世代と話してみたい。」「日中韓・東アジアから世界を良い方向へ変えていきたい」 支援をくださる方々を各種イベントにご紹 渉外局 海外対応局  海外対応局は、LEAF中国、韓国委員会と の連絡と交渉を担当するLEAF海外窓口でこの2つのミクロとマクロの想いから始まったLEAF。3カ国でそれぞれ委員会が立ち上げられ、 介すること、事業報告を対外的に行うことな す。LEAFの各活動やイベントの企画と準備を中活動が始まりました。各国異なる文化・背景をもつ状況のもと、ビジョンを固め、企画を創り上げ どを担当しています。 韓委員会と共に進めるに当たり、LEAF日本実るため、国を越えた議論が連日行われました。何もかもが初めての経験であり、多くの不安を抱 行委員会を代表して、中韓側の委員会と電話やえながらも、議論を重ねるうちに創設の想い、そしてそれを実現させられるという自信は強まって メールなどを通した交渉と調整を担当します。いきました。  広報人事局では、広報に関わること、 人に関わることの2種類の役割を担って May, 2008 LEAFフォーラム2008 日本セッション います。フォーラム期間の働きとして、前 広報人事局 財務局 者では各媒体を通じた外部への告知や 財務局の主な業務は団体の資金管理です。 参加者募集、後者では参加者の方への 適正かつ健全に団体の資金が運用されるよう管理監督する局であ  LEAF創立後、第一回として開催された「LEAFフォーラム2008日本セッション」。農業・環境・ 各種対応を行っています。 り、具体的にはLEAF全体を見渡した包括的な視点から、予算の修 経済をテーマにディスカッション、企業・省庁へのフィールドワークを行ないました。小宮山宏氏 正や各局への指導、財務規則の修正等を行います。 (東京大学総長(当時))や北城恪太郎氏((株)IBM最高顧問)をはじめとする産官学各界のリ ーダーにおこし頂いたシンポジウムには学生約300名が集まりました。企画・運営、全てが初め ての試みというなかで、多くの支援を受けて成功を収め、その様子はNHKにより全国へ放送さ れました。 年間活動 Nov, 2008 LEAFフォーラム2008 中国セッション FLAP ( Freshman Leaf Asian Party) ブログ http://blog.livedoor.jp/leaf_japan/  中国にて初開催となる、LEAFフォーラム中国セッションが2008年10月19日~10月22日の  LEAF新入生による留学生との交流企画。基本的に新入生  LEAFのブログは、2007年にLEAFが誕生して以来運営されています。 期間で開催されました。「文化」と「経済」の2つの分科会に分かれ、3カ国学生54名が短い期 のみにより企画、運営され、上級生はアドバイザーという形で これまでにLEAFに所属してきたスタッフたちの紹介や普段の活動紹 間ながら活発な議論を行いました。日本舞踊、中国の弦楽器「二胡」を交えた最終報告は大 参加します。新入生が独力で企画、運営することで、新入生 介、そしてスタッフの日中韓に対する考え方や意見を発信する場として いに沸いきました。また議論以外にも、食事、観光等中国の文化を肌で感じながら互いの親 の結束が強まるとともに、企画の運営法を学んでいきます。 大きな役割を担っています。今年のLEAFブログは、フォーラム中のリア 交を深め、持続的な関係を育みました。 今年度は、中韓の留学生約30名を集め、クイズ大会&東京名 ルタイム更新という新たな試みを行いました。オリンピックセンターでの 所観光を行いました。クイズ大会では、日中韓に関連したク イベント運営にいそしむ真っ只中のスタッフの視線を通じて、少しでも イズがだされ、日中韓混合チームで互いに競いあいました。 感動を共有できたらという思いからで 東京観光では、 す。LEAFは今後も、少しでも多くの人 皇居と浅草を観 にLEAFの活動を知ってもらえるよう、Aug, 2009 LEAF×ISO観光フォーラム 光し、留学生に 情報の発信を続けていきます。 伝統ある日本 中国の学生団体ISOの協力を得て、LEAF観光フォーラムを2009年8月1日~8月6日の期間で開催 の姿を紹介しましました。このフォーラムは、幾つかのテーマに対してアプローチをかける通常のフォーラムとは異な した。 ホームページ http://leaf-japan.net/leaf/り、観光にテーマを絞り、「日本の魅力の再発見」を目的としていました。日中の学生40余名がフィールドワークを通じて、浅草、上野等の下町地区を中心とした東京の観光地を隅々まで巡りました。ガイドブックには載っていない東京を体験し、最終報告では観光庁、台東区の観光課の方をお招きして、  LEAFのネット上の顔である公式H日本の観光政策への提言を行いました。 P。LEAFのタイムリーな情報や活動 実績、トップの社会人の方々からのメ ッセージ、スタッフのプロフィールなど Nov, 2009 LEAFフォーラム2009 日本セッション かむかむじゃぱん を掲載しています。フォーラムや留学 生企画、団体内企画については、写真を数多く掲載している他、フォー  2度目となるLEAFフォーラム日本セッションは2009年11月1日から11月5日の期間で行われまし  LEAFでは東アジア各国学生・企業とのネットワーク、国内 ラムの活動報告書も見ることが出来ます。ブログとの連携により、毎日多 た。メディア・環境・経済の3つのテーマが設定され、それぞれ歴史認識、越境汚染、人材戦略に問 留学生とのネットワークを生かし、自治体・企業に観光客を誘 くのページビューがあり、公式HPを見てLEAFに興味をもち、フォーラ 題意識を据え、活発な議論を行いました。最終報告においては、メディア分科会ではフォーラムを 致する手助けをしています。具体的には飲食店メニューの多 ム参加やスタッフ加入を希望する人も多くいます。また、中国・韓国の学 通してどのように認識が変わったかが発表され、環境分科会・経済分科会ではそれぞれの問題につ 言語化や受け入れマニュアルの作成、海外へのプロモーシ 生や社会人にも見ていただけるよう、英語のHPも開設しています。 いて、関連する省庁・企業の方々に政策・戦略の提言を行い、社会に対して影響力を与えることを ョンなどを行い、産官学連携プロジェクトとして自治体・企業 目指しました。 様と連携し、実績を挙げています。また観光という交流を通じ て、日本をもっとよく知ってもらうことも目標としており、2009年 LEAF-SNS 夏には日中観Aug, 2010 LEAFフォーラム2010 中国セッション 光フォーラム  LEAFでは、独自のSNSを運営していま を主催。中国 す。フォーラム終了後も、そこで生まれ 2010年8月8日~16日まで中国の北京で、中国セッションを開催しました。主に北京大学を舞台 の大学生に日 た人々のつながりを保ち続ける目的でとして日中韓の学生が「環境」、「文化」、「経済」の3分科会に分かれて、それぞれの分野に関して 本の新たな魅 設立されたもので、主にフォーラム参加社会人の方々からレクチャーを受けるとともに、各分野における様々な課題についてディスカッシ 力を紹介しま 者や、日中韓の委員会スタッフが参加しています。SNSでは、帰国後のョンを行いました。環境分科会では3カ国が協同して環境問題に対峙する枠組みが、経済分科会 した。 日常の報告や他愛のない雑談で絆を深め合っているほか、最終報告会では3カ国の経済共同体構築の可能性について、文化分科会では3カ国を結びつける要素として で出されたアイディアのブラッシュアップや、実現に向けた活動報告などの文化の意義について、最終報告会にて発表がなされました。 も行われており、LEAFの更なる”可能性”を提供する場となっています。06  これまでの歩み LEAF組織図・年間活動   07
  • LEAF2010フォーラムコンセプト 再会東アジアの未来を担う、“人” 今一度、考えてみよう。 LEAFフォーラムから30年たったある日 かつて熱い志を抱き、東アジアの未来のため、 東アジアのかけがえのない財産である“人” 東アジアにまたがる 真剣に議論し合った仲間たち東アジアの未来を変えるのはいったいなんだろうか。 彼らをどう育てるのか 企業間の交渉で、モノでも、カネでも、技術でもない。 彼らをどう活かすのか 外交の席で、 そこから東アジアの真の協調が始まる。私たち、“人”だ。 彼らはどうつながっていくのか 国際会議で、LEAFフォーラムに集まった、若く、高い志を抱いた“人” 首脳会談で そんな未来を夢に見ている。真剣に語り合い、そこに絆が生まれた。 つながり LEAFerが再会する。 未来彼らこそが、東アジアの未来を変える財産だ。LEAFフォーラム2010では、そんな“人”に注目する。人08  LEAF2010フォーラムコンセプト LEAF2010フォーラムコンセプト   09
  • 最終報告会フォーラム 公開シンポジウム  フォーラムのアウトプットを発表する最終報告  一般参加者も含め、約200人が参加した公開 会。共に切磋琢磨し仲を深めた参加者がチー シンポジウム。各界著名人による基調講演を通 ム毎にプレゼンを行い、質疑応答によるフィー して、より多くの方々にLEAFの活動を知ってい ドバックを与え合います。顔合わせの日に感じ ただくための企画です。講演を通して得た、東ア られた不安は消え去り、参加者の顔つきやスピ ジアを見渡す新たな視座に想いをめぐらせるうち ーチからは東アジアの未来を担う者達の頼もし に、参加者のスイッチは、翌日からのフォーラム さが感じられました。また優勝チームには豪華 へと切り替わっていったようでした。 賞品が贈呈されました。最後に5日間の思い出 シンポジウムページ参照。 が凝縮されたエンディングムービーが流される と、会場は感動の拍手に包まれました。 観光  10月1日、2日は観光dayでし 各分科会活動 た。観光は、LEAF側からいくつ かコースを提示して参加者が希 帰国  教育、文化、経済の3つの分科会 望のコースに応募し、スタッフが に分かれ、それぞれのテーマにつ 引率するという方式をとり、1日  10月3日、フォーラムのために来日し いて、最終報告会での発表に向け は渋谷周辺お買い物コース、 た中国人参加者、韓国人参加者が成 てディスカッション、フィールドワー ディズニーシーコース、横浜コ 田空港より帰国する日でした。成田空 クを経験します。各分科会ページ フェアウェルパーティ 港へ着くと、中韓参加者が日本へ到着 いよいよフォーラムが始まる ース、伝統体験コースを用意し 参照。 ました。2日は参加者の希望が した日の光景が蘇ります。LEAFフォー  最終報告会終了後、オリンピック ラムの参加者とスタッフが皆、同じ目標  9月26日、この日、日中韓各国18名ずつ、計54名の参加者が 鎌倉コースに集中したため全員 センター内のレストランにてフェア に向かい、苦楽を共に過ごした一週間 ついに代々木オリンピックセンターにて一堂に会しました。この で鎌倉に向かい、 江ノ島、大仏 ウェルパーティーを開催しました。 はあっという間に過ぎてしまいました。出 日は、長い飛行機の旅を終えたばかりの中韓の参加者の体力を 立食の形式で食事を楽しみなが 発ゲートの前で最後の最後まで別れを 考慮して全体オリエンテーションとアイスブレイクの2つのプログ ら、参加者・スタッフ入り混じって語 鶴岡八幡宮などを巡りまし 惜しむ皆の顔には、どこか別れの悲しさ ラムのみが行われました。全体オリエンテーションでは、フォーラ り合い、5日間ともに議論しあった た。参加者・スタッフの垣 と寂しさが滲み出ているようでした。 ム中の主なスケジュール、施設の利用法などの説明が行われ、 仲間たちと更に親睦を深め合いま アイスブレイクとしては、参加者たちの自己紹介も兼ねて軽いゲ 根を越えて、絆が深まった した。盛んに帰国後の連絡先の交 ームを実施しました。ゲームは「共通点探し」といい、参加者の中 2日間でした。 換が行われ、更には雑談の中で、 で小さなグループを作り、その中で質問しあってお互いの共通 来年度の韓国フォーラムの開催や 点を探し出すというルールで、出会ったばかりの参加者同士で 香港での委員会設立の構想が飛 も大いに盛り上がりを見せました。参加者やスタッフ一同、これか び出すなど、フォーラムはまだまだ LEAFで築き上げたかけがえの無い友 らこの仲間たちと、学び、議論し、ともに高めあう一週間の日々を 終わりではなく、ここで生まれた繋 情と絆、フォーラムで得た達成 感と希 過ごせることを早くも確信した様子でした。LEAF2010年度日本 がりの中から様々な活動が新たに 望を携えて、皆、笑顔で別れを言い合 セッションの開幕です。 生まれていくのだという可能性を、 うことができました。この日、LEAFフォ 強く感じさせました。 ーラム2010は幕を閉じました。10  フォーラム概要 フォーラム概要   11
  • シンポジウム は? シップと ーダー で必 要なリ 躍し ていく上 とは? 会で活 重要性 国際社 力する こ の と ジアで 協 方とは? へ     東ア のあり を担う若者 アジア の未来 での東 歩とは? -東アジア らのメッセ ージ- 世界の中 み出 せる一 ッ の方々 か から踏 各界ト プ 学生の うち 小宮山宏氏による講演内容 寺島実郎氏による講演内容 「課題先進国、 日本」 「世界経済の構造転換と東アジア」 現在の日本は「高齢化と少子化」「教育問題」「ヒートアイランド現象」  現在は無極化の時代といえる。冷戦終結以後、唯一の超大国であっ 「農業問題」など多くの課題が山積みになっている。 この現状に対し、 たアメリカの求心力が低下し一極集中の時代が終わると、全員参加型 日本がすべきことは「課題の多さに嘆く」のでなく「自分の意志と能力に の時代が始まった。かつての二国間のみの外交関係は、ITの発展とグ よって 課題を解決する」ことではないだろうか。 ローバリゼーションによって複雑化が進み、またITとFTの結びつきは、 日本の課題は遠からず、世界の課題、特に市街システム・生活習慣に 実体経済を伴わない金融資本の過剰な膨張を生んだ。このような時代 類似性を持つ中国・韓国などアジア諸国の課題となるだろう。このよう で、アジアダイナミズムが世界の注目を浴びている。中国本土の経済成 な現状で、日本がこれらの課題の解決を目指すことは、国際社会にお 長のみならず、香港・台湾・シンガポールといった華僑の影響が強い国 いて大変意義深いといえる。その具体的方法として、エネルギーの効 家における時流に乗った経済戦略が合わさってできる大中華圏の存在小宮山 宏 氏  率性の追求といった環境技術へのアプローチがあげられる。「Vision 寺島 実郎 氏  感は、日々強まりを見せている。このような状況で、日本が選択すべき元東京大学総長、 三菱総合研究所理事長 2050プロジェクト」では現実的に達成可能な技術革新を積み上げなが 日本総合研究所理事長、多摩大学学長、 道のひとつが観光立国である。アジア諸国からの来訪を増やすために ら、2050年までに環境問題に適応した持続可能な社会を構築すること 三井物産戦略研究所会長 は、アジア圏に横たわる文化的衝突に対し、真っ向から向き合う姿勢と東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻博士課程修了。 を掲げている。このように、国際社会におけるアジアの一国である日本 覚悟が求められる。そしてそのとき重要なのは、完全なる和解はかなわ工学博士。 の進むべき方向性について、マクロなビジョンを描き、具体的に歩みを  早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、1973年 ずとも、お互いの差異を理解しようと歩みよる意識だ。2005年、東大総長に就任 「東京大学アクションプラン」を発表 進めることこそ、今もっとも求められていることなのである。 三井物産入社。ブルッキングス研究所出向、三井物産ワシントして改革を推進する。2009年4月より現職。 ン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行著書 『地球持続の技術』(岩波新書)、『「課題先進国」日本』( 役員を歴任。2001年より(財)日本総合研究所理事長、同会長中央公論新社)、『低炭素社会』(幻冬舎新書)など多数。 を歴任。現在、(社)日本プロジェクト産業協議会・JAPIC日本実生活でもCO2排出削減に取り組み、2002年エコハ ウス(通 創生委員会委員長、アジア太平洋研究所推進協議会議長、称:小宮山エコハウス)を完成。自家用車もハイブリッドカーに 文科省日中韓大学間交流・連携推進会議委員等兼任。著書『替えるなど、省エネ生活を積極的に実践しており、自宅の年間 世界を知る力』(PHP新書)等多数。光熱費を30万円台から 8割減らし数万円台にした。 シンポジウム企画長 東京大学 林達  今回の講演テーマは人一倍大きな思 い入れを持ってつけました。私の両親 は台湾人。小さい頃から日々揺れ動く 東アジア情勢をジブンゴトとして捉えて きました。祖父母から聞く日本に対する 複雑な感情。それは今の中国・韓国の 大学生が持つ感情と重なり、東アジア 地域への問題意識は膨らんでいきまし た。その1つの答えとして、今回のテー マがあります。文化・風習・思考様式等、本地域が持つとされる一種 の共通認識を頼りに理解し合えるという安易な発想は捨て、トコトン 未来志向で、いかにお互いに恩恵を与え合う関係を築いていくかを 追求する。これこそが一番伝えたいメッセージです。今回寺島先生、 小宮山先生という日本を代表する知の巨人、そして本テーマにぴっ たりのお二人にお越し頂き、来場者の方々に少しでもこのメッセージ が伝われば幸いです。最後に寺島先生、小宮山先生、そしてシンポ ジウムの開催にご協力頂いた多くの同士に感謝を申し上げます。12  シンポジウム シンポジウム   13
  • 経済分科会 DAY 1  午前中はまずグロバール企業のユニリーバを 訪問し、人事部の方から企業概要および人材戦 略について紹介していただきました。人材戦略 紹介の中ではHRシステムや評価制度、才能の 開発、多様性についても話が及びました。ここで の多様性には国籍だけでなく性差についても含 まれ、お話して下さった方が女性ということもあり 「当時の女性に対する日本の労働環境の悪さか ら、外資の門戸の広さゆえにこの道に進んだ」との お話もまた興味深かったです。 レクチャーの後は、参加者による質問がなされ、グローバルリーダーに最も必要とされ る要素に関するディスカッションが行われました。一連のレクチャーやディスカッション、 発表での質疑応答を通し、参加者、スタッフ一同企業の具体的な人材戦略を肌で感 じ、グローバルカンパニーの人材戦略に親しみながら知見を深めました。 午後は講演者として小宮山宏氏、寺島実郎氏にお越しいただき、学士会館にてLEAF 主催のシンポジウムを開催しました。 参加者一同、また一般応募者皆熱 心にお二人の講演に聞き入っている 様子でした。宿泊先到着後、参加者 は再度議論の時間へ。フィールドワ ークで得た知識を基に、国際的かつ 持続的なリーダー像や促進すべきソ フトスキル、グローバル企業の人材戦 略の在り方を考察し掘り下げショート プレゼンテーションを行いました。 DAY 2東アジア発、  午前は朝からローソンにてフィール ドワークを行いました。まずはローソン 大学など積極的なグローバルリーダグローバルリーダを ー育成の取り組みについてレクチャ ーをしていただきました。その後「ロー ソンの社長になるためには」というユ ニークなテーマでディスカッションを輩出せよ! し、参加者はショートプレゼンテーショ ンを行いました。また社員の方にフィ ードバックもいただきました。昼にはロ ーソンのお弁当とケーキを出していた だき、社員の方も交えて楽しくいただきました。参加者と社員の方の距離が非常に近い フラットな意見交換をすることができました。 午後には電通にてフィールドワークを行いました。電通本社社員とローカル社員に対経済分科会 するグローバルリーダー人材開発についてのレクチャーをしていただきました。その後 Schedule 社員の方も交えてのディスカッションを行いました。日系企業へのイメージや欧米企業 との取り組みの違いなど、日系企業の代表である電通だからこそ聞ける貴重なお話を いただき、参加者は夢中で傾聴しているようすでした。ここでも最後に参加者によるプ Day 午前        午後 レゼンテーションを行い、社員の方からフィードバックをいただきました。参加者は皆終 1  ユニリーバ     シンポジウム 了時間を超えてもなお熱心に質問をConcept  グローバル化という言葉が頻繁に使われ始めてから20年強、個人の生活は国内では終始し 2  ローソン      電通 続けていました。 なくなり本格的に「ヒト、モノ、カネ」はボーダーレス化を始めました。企業の活動もまた国内の 3  ディスカッション  文化交流会 宿泊先到着後、参加者は本日訪問 枠組みを抜け出し、企業を構成する人材も多国籍化が進み、グローバル企業は国籍を問わず 4  ディスカッション  マーサー した2つの日系企業で得た知識、ア 優秀な人材を求めるようになりました。このような状況の中、東アジアの最優秀人材は欧米企業 5  最終報告会準備   最終報告会 ドバイスをもとに日系企業の抱える問 に流出してしまっています。我々は、グローバル展開を目指す東アジア企業にはグローバルリ               &パーティ 題点について考察し、深夜まで議論 ーダーを育成するシステムが欠如していることが大きな原因と考えます。そこで本分科会では しました。 現状を日中韓共通の問題として捉え、東アジアからグローバルリーダーを輩出する為の人材 育成戦略について議論する事にしました。今回、日系大手企業から電通とローソン、外資系企 業からユニリーバ、人事コンサルティング企業からマーサーに協力を頂き、東アジアが世界を 相手に戦う為に必要な人材育成の在り方について考えていきます。14  経済分科会 経済分科会   15
  • DAY 3 DAY 5 最終報告会:  コンサルティングファームのマ ーサーでのフィールドワークを  Day5には最終報告会が 行われました。「東アジア 議題「日本企業のリーダー育成戦略を策定せよ」 残し、日系企業、欧米企業で でグローバルリーダーを のフィールドワークを終えまし 育成するStrategyは何か た。Day3は午前中オリンピック を提案せよ」。この問いに センターで翌日のマーサーへの 対し各グループは各々の TEAM1: Five Stars プレゼンテーションに備えてディ 考えたグローバルリーダ 日本語要約: スカッションを行い、大まかな形 ーに必要な要素を基に、  1,Our definition of global leader ship  1.グローバルリーダーシップの定義 で人材戦略の策定を開始しまし 三者三様のリーダー育成 We defined our definition as a leader who can inspire and lead people from different 我々は異なる文化の出自を持つ人材のモチベー た。実際に人材コンサルティン 戦略を導き出しました。日 cultural background and integrate their unique thinking with vision. ションを高め、引っ張ってゆくリーダーを定義し、ま グを専門に扱う企業へのプレゼ 系企業の典型的な例とし  2, The soft skill for global leader ship た彼らのユニークな思考をビジョンに混ぜ込んだ。 ンテーションということもあり、参加 て電通を取り上げたグルー To be global leader, we made four groups for soft skill which are thinking skill,  2 グローバルリーダーシップに必要なソフトスキ者にも格段熱が入っている様子でした。午後には参加者を連れお台 プは、電通の現状・問題点を踏まえMBAの取得等を目指すOffJT emotional skill, mental skill and Interpersonal skill because there are too many skills ル場観光に出かけ、フジテレビ本社ビルやショッピングモールを見学し を活用させた育成戦略を提案しました。別のグループはリーダー that are needed for global leader to analyze all of them. Then, we chose four core グローバルリーダーに必要とされるスキルはあまりました。夜になると、分科会の枠を超え参加者全体での交流を図る には「CHANGE」を引き起こす能力が必要だと主張し、早期養成 skills which are strategic thinking, に多いため、我々はグローバルリーダーになるためために文化交流会が行われました。連日の厳しいスケジュールの中 やベンチャー企業でのOJTを重視した戦略を考え出しました。日 Calm- passion, self-motivated and inter-personal skills from four groups. の4グループのソフトスキルを考えた。それはthink-肩の力を抜いての企画ということで、参加者間での活発な交流が行 本の伝統的な統治体制の良い点を維持しながら、将来グローバル  3, The issue of Japanese companeses for dexeloping leader ship skill. ing skill, emotional skill, mental skill ,Interpersonalわれました。文化 リーダーに必要とされる4つの中心的スキルの育成戦略を綿密に The issue of Japanese HR system is that young employee cannot get many chance skillである。交流会終了後は 打ち出したグループは、高いプレゼンテーション能力で聴衆を惹 to manage when they are young because of seniority system and they do not have  3 日本企業のリーダーシップ育成における問題任意でのディスカ き付け分科会優勝を勝ち取りました。5日間で4回のフィールドワー opportunity to manage for eign people because there is few chance to work abroad 年功序列制のために若いうちにプロジェクトなどをッションタイムでし ク、その中でのマーサージャパン内村様へのプレゼンテーション、 and few employee from other countries because they do not like Japanese unique マネージする機会が少ない点と、外国人材が年功たが、3グループ 毎晩遅くまで続くディスカッションというハードな日程を通じ、各チ system such as seniority. Therefore, we suggest the strategy to develop skill for 序列制等日本特有の制度を好まないために日本とも睡眠時間を惜 ームが考え抜き global leader and overcome the problem of HR system ,such as seniority and life- 企業に勤める外国人材が少なく、また海外勤務のしんで熱心に意 出した「答え」は time employment . 機会が少ないために外国人材をマネージする機見交換を行い、翌 どれも各々の肌  4, Our strategy for developing global leadership 会がそもそも少ないことが日本企業の人材制度の日に備えました。 感覚・文化の違 After picking them up, we made our strategy which is leadership program for 問題である。そこで我々はグローバルリーダーに いを踏まえ3国の developing each core skill. The leadership program includes on the job training 必要なスキルを育成し、年功序列や終身雇用など 力を結集させた and off-job training. Then, they can choose by themselves whether they enter the の人材制度の問題を乗り越えるための戦力を提案 魅力的な提案で leadership program or not. To develop strategic thinking we suggest to provide する。DAY 4 した。 more opportunity to manage at early stage and have class of organization strategy.  4 グローバルリーダーシップ育成戦略 Then, if they succeed to manage, they get promotion earlier and if they failed, that 核となるスキルを選別した後、我々はそれぞれのス is more difficult to promote, which is challenge system. Also, to grow cross cultural キルを育成するためのリーダーシッププログラムを skills, we propose to give oversea program which is part of challenge system and 戦略として策定した。そのリーダーシッププログラム Day4は午前中にフィールドワーク先であるマーサーへのプレゼン have class for language and culture. はOJTとOffJT双方を含む。そして社員はプログラテーションを準備しました。各グループがDay3までに練り上げた人材  The concept of our strategy which is leadership program is that they can maintain ムに参加するかしないかを自分で決めることができ Messageマネジメントに関する仮説をマーサーに持ち込み、仮説に対するマ Japanese traditional culture which can be strength for Japanese companies in the る。戦略的思考力を育成するため、我々は若いうちーサーのフィードバックを受けて仮説を修正、より完成度を高めると world and ,at the same time, train the core skills for global leader ship and hire にマネージメントをする機会を増やすことと組織戦いう主旨のプレゼンテーションです。各グループがその時点で可能 some employee from other countries. 略についての講義を実施することを提案する。そしな限り最善に近づけた仮説を作り上げ、パワーポイントを作成しまし 経済分科会長 立教大学 三宅理沙 て、もし社員がマネージメントに成功すればその社た。午後に入ってからはマーサーから講師にお越しいただき、各グ 員は通常より早く昇進し、失敗すれば昇進するのはループがプレゼンテーションを実施、個々の企業における人材マネ  東アジアの企業 通常より難しくなる、つまりこれは困難も伴うがやり ジメントの課題の差異を考慮す がグローバルリーダ がいのある制度なのである。また文化横断的スキル べきとのフィードバックをいただ ーを輩出し、そして を育成するため、我々は海外勤務、留学プログラム きました。また各グループ、他に 東アジアの人々が や言語、文化の講義実施を提案する。 も仮説の穴を指摘されるなどし 協働できるような環 境をつくる。このよ  我々のリーダーシップ戦略のコンセプトは、世界 て仮説の練り直しにヒントを得ま の日本企業の強みとなりえる日本企業の伝統的文 うな思いから始まっ した。フィールドワークの終了時 化を維持すると同時にグローバルリーダーシップの たのがこの経済分 刻が過ぎても講師を囲む質問 核となるスキルを育成し、外国から雇用する外国人 科会でした。フォー 者の輪ができるなど、学生、講 ラムでは「日系企業 材を増やすことである。 師間で活発かつフラットな議論 における、東アジアのリーダー育成戦略」をテーマに扱いまし がかわされました。ディナータイ た。フィールドワークでは、リーダーとは何であるか、そしてど ムをはさみ、夜には翌日の最終 のようなリーダー育成を行っているのかを伺い、特に東アジア 報告会を前に各グループフォ において企業がどのようにリーダー育成を行っていくべきか ーラム中のディスカッション、フ を考えました。日中韓の学生が今後グローバルリーダーとし ィールドワークで得た知識を総 て活躍し、そして東アジアの企業の成長へと繋がればよいと 思います。 経済分科会ではこのフォーラムをゴールとせず、 動員して仮説を練り直しました。 東アジアの学生と企業を結ぶプラットフォームを構築するよう 参加者はディスカッションタイム 活動を続けていきます。最後になりましたが、ご協力いただき 終了後も寝る間を惜しみ、仮説 ましたユニリーバ様、電通様、ローソン様、マーサージャパン 完成を目指して夜通し熱心な 様、その他にも多くの方にご協力頂きました事に深く感謝申 意見交換が繰り返されました。 し上げます。16  経済分科会 経済分科会   17
  • 最終報告会 最終報告会TEAM2: Sun Flower TEAM3: c 日本語要約: 日本語要約: The goal of Economy group for this session is to suggest “the ideal Human Resource Man-  日本セッションにおける経済分科会の As the main topic of our section is develop East Asian people into global leader in our own way, テーマは「東アジアの人々を東アジアagement (HRM) strategy to develop East Asian people into global leaders in Japanese com- 目的は、「日本企業における、東アジアの we compared Korean, Chinese and Japanese current Human resource Management strategies に最適な方法でグローバルリーダーへpanies”. To achieve this goal, we will have to first define what the global leader is and what 人材をグローバルリーダー(以下GL)へと with each country’s example; and following the goal of our forum which is make the leader- と育成せよ」であるので、我々は日本、kind of values are necessary to be a global leader. Moreover, we have to explain what kind 育成する為の理想的な人材マネジメント」 ship strategy for EA people in Japanese company, we went to both westernized company, and 中国、韓国の現在の人材育成戦略をof HRM strategy can help Japanese companies to cultivate such leader. To avoid over-broad を策定することだ。 Japanese local company, and globalizing company. And through combine these fieldworks and 各国の例と比較した。そして日系企業explanation and be more specific, we have chosen “Dentsu”, the most famous advertisement この目的を達成する為に、本プレゼンで discussion, we made out our conclusion about our topic.We started these all from the most における東アジア人材へのリーダーシcompany in Japan, as our model and we’ve made our presentation based on current situation はまずGLとは何かを定義づけ、GLになる basic question. What’s globalization? To survive in globalized world global challenges demand ップ戦略を生み出すという本フォーラムof Dentsu in Beijing. ために必要な要素を挙げる。そのうえで、 specialized leaders. の目的に沿って、欧米企業(グローバ Currently, Dentsu faces difficulties in expanding their business to other countries. Even どのようなHuman Resource Management( The world needs leaders who have clear thinking and focused execution to coincide with global ル企業)と日系企業を訪問した。これらthough they have established their office in Beijing, their main clients are Japanese companies 以下HRM)が日本企業にとって適切かを challenges; who have to know how to concentrate everyone’s attention on the most important のフィールドワークやディスカッションをrather than Chinese local companies. To increase the percentage of the local clients, they 説明する。 business work and give people the most profitable opportunities through equipped elements and 通して、テーマへの結論を導きだした。are currently doing M&A with local advertisement agencies. When they are developing the  最適なHRMは企業の状況や職種により skills which we listed at the first. Global leaders have to create a fast growth future. まずは「グローバル化とは何か」というmarket in China, there lays some problems. This time we will provide the new HRM strategy 異なるため、我々は広告企業「電通」をモ What’s happening in the Japan, What’s Japan’s current position in human resource market? 最も基礎となる問題の考察から始めas a solution. デルとし、北京における電通の状況をもと Through the fieldwork we found it’s more obvious that Japanese company definitely need to た。グローバル化された世界を生き抜く The basic contents and order of our presentation is first, we will analyze Dentsu Corpora- に戦略を策定した。 change to be globalized now, It’s the turning point! ためには、グローバルな問題に対処でtion. We will give brief introduction of this company, since it is not well known to Korean and  現在電通は、海外進出の過程で困難 After the discussions and case studies, we found out the main problematic issue, phenomenon きるリーダーが必要とされる。Chinese students, with proposing the problems that they are facing. に直面しており、北京電通も北京にありな of Japanese companies in current position is “Low Profitability”. そのためには明確な思考をし、適切なThen we will define what kind of global leaders are needed to improve current situation がら顧客の多くは日系企業で、地元企業 Profitability demands logical and conceptual minds which are one of necessary elements global 戦略を実行でき、社員を重要な仕事にof Dentsu. Moreover, we will suggest what kind of values or soft skills are needed to be a を取り込めずにいる。当企業が中国市場 leader needs. 集中させて利益獲得の機会を創出しDentsu’s global leader. で進出する為の解決策として、HRMを提 We choose a typical “globalizing” Japanese company Dentsu as the main example model to find なければならない。グローバルリーダーAfter explaining our ideal global leader, we will propose our own HRM training strategy for 示したい。 out the problems of Japanese companies’ global leadership, human resource strategies, and the は急速に成長する未来を切り開いてゆDentsu, which will help them to cultivate such elite.  そこで、我々はまず電通の企業を分析 strategy for East Asians to be a global leader. く必要がある。 We chose Dentsu as model because we went to field work to this company and we have し、彼らが直面する問題を提起した。そし We pointed out the problems of these kinds of companies, find out the reason, and give our では現在の日本を見てみるとどうなっmuch more understanding of this company compare to other big companies in Japan. More- て現在の電通に必要なGLとはどのような suggestions to make a strategy to solve these problems. ているだろうか。over, during the field work, we had quite plenty of time to communicate more with the 人物であり、どのようなソフトスキルを有す We put the importance on the strategies, and please pay attention and watch our presentation! フィールドワークやディスカッションをpresenters. る必要があるかをプレゼンで提案する。そ 通してはっきりと分かったことは、日系 In our strategy, even though we criti- の後HRMについて説明する。 企業に足りないものはこのグローバル cize some of Japanese working culture,  我々が電通をモデルとして選んだの 化である、ということだ。今が日本のタ however, we’ve chosen the best way は、FWにより他の日本の大企業に比べ ーニングポイントなのである!特に「低 to improve the situation with protect- 電通について多くの知見を得られたこ 利益をもたらす戦略の誤り」が問題とな ing the Japanese culture in other hand. と、およびFWにおいて実際に社員の方 っている。 Also, the trainings or elements that we 々から多くのことを聞くことが出来たから 利益獲得のためには論理的、俯瞰的 proposed in the presentation, we have である。 な思考が必要でありこれはグローバル combined both Korean and Chinese  戦略では、日本の企業文化を部分的に リーダーにも当然求められる要素の一 companies’ HRM strategy. 批判しているものの、日本の企業文化を つだ。  Above, we have explained our pre- 守りつつ状況を改善するという方針をとっ 我々は典型的な日系企業として電通を sentation briefly, and please enjoy our た。また、中韓のHRM戦略も取り入れよう 例に取り、この問題を解決するための presentation! Thank you! と試みた。 戦略の重要性を強調したい。経済分科会の流れ フォーラム前 フォーラム フォーラム後  分科会長、メンバー決定後分  参加者は3グループに分かれ、グループ内で協力、意見の共有を行いながらフォーラムに取 フィールドワーク先には現状で多国籍人材のマネージメントに課題を残す日系企業、人材マネジメントの フォーラムで生まれた新たな 科会ゴールを設定。各自参考資 り組みます。フォーラム前の準備期間を通じて練り上げた仮説をフォーラム参加者に提示、フィ 多国籍化における過程で過渡期にある日系企業、多国籍の人材マネジメントを得意とする成功事例とし 仮説をもとにグローバル人事 料を研究、共有し、定期的に開 ールドワークでの体験、レクチャー等を通して様々なヒントを得つつ、ディスカッションの中で仮 ての欧米企業、俯瞰的視点でそれらを見る人事コンサルティングを選び、企業からの講師と双方向のプ マネジメント戦略報告書を作 かれる分科会ミーティングにて 説を修正、改善します。 レゼンテーションやディスカッション、またレクチャーな 成、企業に提言を行うほかフ ディスカッション、プレゼンテー どを行う中で、多国籍人材を有効に活用する中で必 ォーラムで得た仮説や知識、 ションを繰り返すことで当該分野 要とされるソフトスキルとは何かを参加者自身が考え、 企業とのつながりを最大限活 における理解を深め、また分科 肌感覚で体感します。フィールドワーク後のディスカッ 用し社会にインパクトを与える 会メンバー同士の考えの共有を ションで各々の意見を共有、またぶつけ合いながらグ プロジェクトを立ち上げ実行し 進めることでメンバーの当該分 ループごとの仮説をまとめてゆき、フォーラム最終日に ていきます。 野におけるビジョンや方向性を 行われる最終報告会で発表します。 一致させます。その後さらに掘り 下げた議論を通じて我々なりの 仮説を練り上げ完成させます。18  経済分科会 経済分科会   19
  • 教育分科会 DAY 1  午前中は精神科医であり、教育、 特に受験などの評論の分野におい ても著名な和田秀樹様が、われわれ 教育分科会のためにご自身のオフィ スで『21世紀に尊敬される人とは』と いうテーマでご講演をして下さりまし た。和田様は心理学を切り口に、今 の知識社会において、情報をいかに 得て運用する知識が重要かというこ とや、人の認知的成熟、今の時代の 理想なリーダーシップとはどういう形 なのか、などについて興味深い話を展 開して下さりました。特にタイムリーな話題である尖閣諸島をめぐる一連の問題を事例 に出して、人の認知的成熟について説明してくれた時は参加者の中にも驚きがあがり ました。しかし、真の日中韓の友好を模索するうえでこの問題は不可避であるため、固 定観念を持たないわれわれ学生た ちがこの問題を考えることはとても重 要なのではないかと考え、参加者た ちも真剣に耳を傾けていました。午 後はシンポジウムを聴講した後、新 宿へ向かい教育分科会全体で夕食 をとりました。メンバーがゆっくり話す 最初の場でもあり、各テーブル自由 に自己紹介などをしつつ、各国の言 葉の違いなどを話題にしながら談笑 しました。 DAY 2  二日目は一日中ディスカッションを 行いました。一日目は日中韓に共通世界に、 する教育に関する問題を洗い出し、 そのような問題を解決することによっ て私たちの国はどのように変わるのか を議論したが、この日はそれに引き 続いてなぜその問題は問題であるの求められる人材へ か、理想の状態とは何か、では現在 の状態と理想状態の間にどのような 乖離があるのか、どのようにすれば解 決できるのかということを各グループ で話し合いました。お昼は下北沢で昼食をとり、午後はベネッセの教育研究開発センタ ーのセンター長である新井健一様にお越しいただき、30分ほどデータレクチャーの後、教育分科会 参加者は質疑応答も含めたディスカッションを行いました。新井様は教育の専門家とい Schedule うことで、参加者一同興味深い様子で質問をして終了時間の直前まで活発な意見交 換が行われました。講演後は再びグループ毎にディスカッションを再開。教育という身 近なテーマであることもあり、参加者は自国においての事例を持ちだしつつ、熱い意見 Day  午前         午後 交換を行っていました。夕食後もディ 1 和田様講演       シンポジウム スカッションをし、大分議論が深まっConcept 2 ディスカッション    新井様講演 てきている様子でした。  グローバル化が進む現代、バックグラウンドが全く異なる様々な国・立場の人々と接する機会 は増え、文化や言葉を超えた相互理解が求められています。語学力だけでこの世界を乗り切 3 堀様ビデオレクチャー 観光 ることができると考えるのはもはや現実的ではありません。そのような中で、真に国際的に通用 4 ディスカッション    文科省様へのご提言 するために、我々にできる事は何でしょうか。この問いに答えるためには、人格形成や価値観 5 最終報告会準備    最終報告会& 形成などに大きな影響力を持つ、教育分野からのアプローチは不可欠であり、さらに実際に教    パーティ 育を受けている身であるからこそ考えられることがあるのではないかと我々は考えました。本分 科会ではまず東アジアに共通する教育分野の問題について、学生ならではの視点、一国だ けでなく三国からの視点を導入することで現在の教育に欠如しているものを多面的に検証しま す。現状を如何にしてそしてどのように改善していくかについて議論を重ね、最終的に「国際 的に通用する人物像」を育成できる教育制度の実現について考えてゆきます。20  教育分科会 教育分科会   21
  • DAY 3 DAY 5 最終報告会:  朝9時からグロービス・グル  午前中は、どのグ TEAM1: Rainbow ープ代表、堀義人様から頂い ループとも午後に 日本語要約: たビデオレクチャーを拝聴し、 開かれる最終報告  Throughout the history, a good education system, especially an education system that encour-  21世紀における様々な問題に対処す 昼は都内を観光、夜は全分科 会に向けて残り少 ages creativity and critical thinking, has been the key to the advancement of human civilization. るため、我々は、自らの文明を新しい 会合同で文化交流会を行いま ない時間を最大限 However, as we are entering the 21st century, all kinds of new problems emerge and we are at a 段階へ推進していかなければならず、 した。堀義人様からは“Global に使って最後の打 critical point. It’s high time that we change our way of economic growth and push our civiliza- それに合わせて教育も変化する必要 Leaders for the Next Gen- ち合わせやリハー tion to a new stage. Thus, an education system that fits and facilitates the trend is unprec- がある。 eration- Developing Visionary サルを行っていま edentedly demanded and urged.  我々が理想とする教育とは、教育資 Leaders who Create and Innovate した。このころには  Our ideal education system is a system that, with evenly distributed teaching resources, fos- 源が平等に分配され、創造性と批判的Societies”というテーマでレクチャーをいただき、グローバルに活躍 もう、たった5日前 ters creativity and critical thinking, provides highly diversified choices and involves not only the 思考を養い、多様性を持った選択肢をできる人材の要素についてご教示をいただきました。参加者のなか に出会ったとは思 schools, but the society as a whole. 提供し、学校だけでなく社会全体をもには堀義人様に直接ご質問するために連絡先を聞きたいと申し出る えないほどお互いに深い信頼関係が生まれていました。午後に開  However, the real world is still far from the ideal, for the reality suffers from several criti- 巻き込む教育である。ものもおり、参加者のプランに対する想いを感じました。このレクチャ かれた最終報告会はLEAFの顧問の先生方や、社会人の方々に cal defects. Firstly and most importantly, the current system is input-based. What’s more,  その理想に近づくには教育の現状をーの後、銀座の源吉兆庵で、団子とせんべいを自ら焼くという体験を ご出席いただき、程よい緊張感のなかで行われました。教育分科 students usually lack enough social experience and basic skills. In addition, there is big gap of どう変えていけば良いだろうか。現在問しました。腹ごしらえした後は班別で都内を観光。3グループに分か 会からは、現在、日中間に共通している教育問題の解決策として teaching resources between the urban and rural areas. 題は山積みだが、ここでは詰め込み教れ、浅草や秋葉原などに足を運んびました。浅草では、お店を見な 受験制度の見直しや、社会、企業、学校間の連携などの興味深い  Here let’s focus on the most important problem, the input-based education system. By defini- 育、つまり定義としては「知識を教え暗がら、人形焼き、揚饅頭、アイスなどを食べ歩き、浅草寺を参拝、秋 意見がでました。顧問の先生方からはこの報告会のフィードバック tion, an input-based education focuses very much on teaching and memorizing knowledge while 記させることに重点を置き、生徒たちの葉原ではショッピングにメイド喫茶など、日本独自の文化を楽しみま をいただき、これまでの議論がここで終わってしまうのではなく、こ ignoring the learners’ interests and failing to motivate them to learn. 興味を無視し意欲を掻き立てられないした。施設に戻ってからは文化交流会。皆おそろいのLEAFTシャツ れからに繋がるものになりました。  To see this problem in more details, we have to trace the reasons behind phenomenon. In 教育」に焦点を当てる。なぜなら詰めを着て日本舞踊 最終報告会の後は、レストランさくらで立食のフェアウェルパーテ East Asian countries, the culture, such as norms and values, tells us that good education means 込み教育の背景には、東アジア共通や各国の文化や ィが開かれました。参加者、スタッフともに最終報告会の心地よい ultimate success. What’s more, it is widely believed that good education can only be obtained の問題が存在するからだ。即ち社会的歴史についてのク 余韻に浸りながら、和気藹藹とした雰囲気で話も弾んでいました。 through college education, especially if not only, in those top colleges. To rival other candidates 評価の高い学校で教育を受けることがイズ、お絵かきゲ すでに、初めに and enter into the top schools, it is important to get a high score in exams. Therefore, the 人生の最終的な成功を意味する、といームを楽しみまし 感じた国境の壁 education as whole is very much focused on exams and scores and ignores other elements, such う問題である。良い学校に入るには試た。議論とは違っ はなく、お互い as personal interests and self-motivation. 験を突破しなければならないため、教た形での交流で、 気が合う仲間同  In an effort to solve such problem, we propose an edu-net plan. This plan basically means 育は試験で良い点をとることを目的と互いの仲を深める 士、英語での会 that by building up network between schools and society and companies, on local level, regional するようになり生徒の興味や意欲は無きっかけとなった 話にこのフォー level, national level and even international level, schools share info and teaching resources (eg. 視される。夜でした。 ラムの意義を見 good teaching method and idea, famous prof) and maintain good relations through exchanges,  この問題を解決するため、我々は 出していました。 thus narrowing down the gap between the urban and rural areas and offering more choices for edu-net planを提案したい。edu-netDAY 4 individuals. In addition, the network will also provide on-hand job training and evening schools planとは、学校、社会、企業の間に、地 for working people who want to return to school and learn more to improve their skills and 方レベル~世界レベルの間の様々な ideas. レベルでネットワークを作ることを意味 Despite the promising する。各学校は情報と教育資源を共有 Message 朝、参加者はいつになく真剣な顔つきで文部科学省での発表に向 future, the plan might still し、都市・地方間の教育格差を縮め、けての資料を作成しており、スタッフが通りかかるたびに、これはわか suffer from certain defects 生徒に多くの選択肢を与える。そのネりやすい表現になっているだろうかなど質問をするなど、より良いプラ and need further perfection. ットワークは、学校に再び通い技術と発ンを作り上げたいという強い意気込みが感じられました。中には、昼 For instance, the schools 想を伸ばしたい人への職業訓練や夜 教育分科会長 上智大学 大友菜穂 ご飯を抜いて作業に没頭する班もあり、参加者同士が強く結束する and companies, especially 間学校の提供もできる。機会にもなりました。 companies, might not be  「みんなで作り上げた  昼、一同緊張な面持ちのま 分科会」それがこの教 motivated to carry out this ま、文部科学省へ。中韓参加 育分科会のイメージで plan. Another example could 者は初めて見る日本の官庁に す。ロジカルな人、交渉 be there is not enough 感嘆の声をもらしていました。そ が得意な人、面倒見が money to finance this plan. んななか、早速発表が始まった いい人、英語が流暢な が、さっきまでの参加者の緊張 人・・・。皆が違う能力や は嘘のようになくなり、私たちを 個性を有し、その能力 が集まって、この分科会 魅了する堂々としたプレゼンテ は成立しています。一 ーションが行われました。文部 つの能力のみが重視される教育に疑問を感じていた私にと 科学省の方々からも好意的なフ って、この分科会は理想の教育そのものでした。今日中国・ ィードバックをいただき、参加者 韓国・日本が共に熾烈な受験戦争という問題を抱えている点 も安堵の色を見せていました。 を見れば分かるように、統一された試験で能力を図られ、一 夜は渋谷で夕食をとりました。 生すら左右されることが当たり前になっています。では、その 別れが近くなることを察してか、 試験で「能力がある」と認められた学生は、本当にこれからの 食事中、写真を撮る量が心なし 社会に通用する能力を備えているのでしょうか。今回の分科 か多くなりました。施設に戻って 会では、真に国際的に活躍できる人物の教育について本気 で考え、文部科学省様と意見交換をさせて頂くという、厳しく からは文部科学省の方々から も奥深い内容になりました。今回この分科会が「みんなで作 いただいたフィードバックをもと り上げられた」様に、能力や国籍すら乗り越えて皆の能力を に再度案を練り直し、明日の最 集結させ、新しい教育が生まれる日も近いのではないかと感 終発表に備えました。 じます。22  教育分科会 教育分科会   23
  • 最終報告会 最終報告会TEAM2: E4A TEAM3: ZOO 日本語要約: 日本語要約:What is the problem when it comes to education system?  1、東アジアの教育が抱える問題とは?  INTRODUCTION:Our Agenda is composed of five things: first, we begin with the ideal for the  我々は「なぜ私たちは、自分が学 There are gaps between school education and real society, we have to make this gaps mini- 実社会の要求と学校の教育カリキュラム improvements in education systems of East Asian countries, namely, China, Korea and Japan; sec- びたいものを学べないのか」という基mized. So our team will show you some reasons why the gaps occurred. の乖離が最大の問題であり、実社会で要 ondly, the explanations of student performances and competencies. Thirdly, we deal with the com- 本的な疑問から議論を始めた。私First of all, our countries (China, Japan, Korea) have same problem of input based education 求されている能力としてはコミュニケーシ mon problems in the regions and then, fourthly, we move on to our genuine and original proposals たちが議論の上で着目したのは「学system. This input based education system has limited ability to fulfill the needs of society ョン能力、知識、知識リテラシー、セルフ of solutions. Finally, the conclusion is followed. 生のパフォーマンス力」と「学生の能which is expressed by educational act which includes knowledge, moral and physical educa- モチベーション能力の4つであると考え  IDEAL:Our group basically discussed about the fundamental question “Why can’t we learn what 力」だ。学生のパフォーマンス力とはtions in once. Input based education system can only fulfill the knowledge education which る。現実の教育制度の下では、知育、徳 we want to learn?” to begin with. And this has been a great struggle for all of the members of the 特定の目的のために学ぶプロセスとdeeply linking to the problem of entrance exams. 育、体育の3点をバランスよく伸ばすとい team until the end because it is a difficult question to answer. Our ideal goal of how education その目的の達成である。これは、学 Second, our team suggests 4 elements should be involved self-motivation, communication うコンセプトが存在するが、結果として試 should be is simple: How can we bring a change in education system and circumstances in student 生はただテストで良い点を取る以上skill, knowledge and using knowledge skill. These 4 elements are the things we are required 験の点数偏重の傾向を逸脱できず、実社 performances and competencies. のことが要求されていることを意味from society. Education should be focused on these 4 elements, so we make proposal tangibly 会の要求とのギャップが生じている。  PERFORMANCES & COMPETENCIES:What are student performances and competencies? する。to change the present situation.  2、 問題解決への提案 Students’ performance is a process of learning of certain purpose and its achievement. This means  その後、私たちは、現在日中韓に Our team`s proposal is Presentation Competition Program which should be official and com- 現行制度と実社会のギャップを埋めるた a student is required to more that just getting a good score in the classroom. Student competence 共通して起こっている様々な教育問pulsory to all the high school students. So we make another めに、「プレゼンコンテスト」を提案する。 is a provided environment and conditions that a student must learn in the classroom. If we look 題について議論していくことを通しevaluation system for the 4 elements which is based on the educational act and this is linked 学生は自分で興味のある分野から問題 at the guided-line of OECD Key Competencies 1997-2002, the education system has to aim for て、問題視している教育システムのto the what real society wants. 設定をし、リサーチ活動、その後自ら関係 three things: first, using tools interactively, second, interacting in heterogeneous groups, and 解決策と実施した際の効果を考え There are two types of program, one is individual work and another one is teamwork. The する個人や組織にアポをとってフィールド third, acting autonomously. た。以下が我々の考えた解決策でfirst graders should take part in individual project who have to build up their own ability to ワークを体験することが要求される。最終  COMMON PROBLEMS:Common problems you can find in student performances and compe- ある。self-motivate, communication skill, using knowledge and so on. The second grader should take 報告として、一連の成果をプレゼンテー tencies are: Students are judged by only scores, and the students are very passive in learning,  はじめに、筆記試験重視の入試制part in team project to take opportunity to learn how important to work with other people. ションしてもらい、論理と現実社会への附 and too much memorization is to occur instead of thinking and challenging. Individuality in under 度の改革を提案する。現在は筆記試We have 3 evaluation points ,which are ….. 合、表現、アイデアの創造性の3点から評 a threat and the academic based-society is driving children to a severe competition of educa- 験が入試において重視されているた Reality : Students who participate in this presentation competition should bring some ideas 価をされることになる。課題設定をするこ tion survival kit. All of these lead to another problem in lacking communicative skills and mutual めに受験戦争が過熱化し、学生が学which are practical. Without knowing the reality of the world, the proposal student makes とによるセルフモチベーション、リサーチ understanding. 校生活で得られたであろう他の様々would not be strong enough. Research should include some kind of activity to know the real- で得る知識、フィールドワークで試される  OUR SOLUTIONS:We have two solutions for this matter. Firstly, the Entrance Examina- な経験や能力が犠牲になっている。 ity. (example. Field work, interview) コミュニケーション能力と知識リテラシー、 tion should have some reform in areas such as focusing on other activities and evaluating more 次に、国家による規制が強い指導要  Attractiveness of Presentation : to 一連の活動によって必要な能力を育む。 on student’s group work ability. Also by giving more opportunities for students to try-out the 領の改革を行うことを提案する。教師 present clearly attractively, you have 最後に、本プログラムに実効性を付与す real university-lectures, it will の裁量で行える授業を増やしていく to think about HOW you present. That ることを目的に、プレゼンコンテストでの encourage the students to ことで、子供一人ひとりに合った教育 requires the passion toward the subject 評価を、大学入試、海外研修、交換留 choose their future not by ができるが、現在では規制が多いた you picked, communication skill, and 学、各種奨学金の選考時の判断要素とし scores but by their interest めほとんど実現していないといえるだ knowledge and how to use it to make て規定することを提案する。 and specialties. ろう。これら二つの解決策を実施する the contents interesting. The second solution is about と、学生は教室での教科書を使った  Creative thinking in exceptional change in national cur- 勉強だけではなく様々な学習が可能 insight : just introducing what you riculum. National curriculum となり、学校において貴重な経験を studied through research is not enough. should have more freedom し、テストの成績ではなく興味によっ You have to think creatively using the and by doing so, teach- て自分の将来を決めるようになるだろ knowledge you got to make attractive ers can arrange classes to うと考えた。 contents. improve student performance and competencies. National curriculum should have more time (classes) that student can learn through div- ers experiences not only by textbooks.教育分科会の流れ フォーラム前 フォーラム フォーラム後  参加者は各個人で事前リサーチを  参加者はチームごとに「日中韓三国に共通する教育問題とその解決」についてディスカッシ  DAY4は、ディスカッションの結果辿りついた問題の解決策を、文部科学省様でプレゼンテー  ディスカッションの結果辿りついた解 進めると同時に、スタッフが調べた ョンを行いました。その際に机上の空論にならないよう、同時にフィールドワークを行い、教育 ションさせて頂き、助言を賜りました。DAY5は、最終報告会があり、前日の助言を参考にして更 決方法は3グループとも異なっていた 各国における教育の現状と課題を 現場の第一線で活躍している人々にお話を伺いました。DAY1は、三国に共通する問題につ に深めたディスカッションの内容を、フォーラム参加者全員の前で発表しました。 が、日中韓三国は受験戦争、学歴社 全員で共有し、フォーラム中のディ いて話し合い、その中で最も重要だと思わ 会、教育格差など似たような教育問題 スカッションに備えました。スタッフは れる問題をディスカッションテーマとして選 を多く抱えていることがわかりました。フ 事前に本番と同様のテーマでディス 択。フィールドワークとして和田秀樹様から ォーラム中は少数のグループワークを カッションを行い、議論の途中で躓 お話を伺いました。DAY2は、選択したテー 中心に活動していたので、教育分科会 きやすい箇所を確認しました。それ マについて議論を深めました。フィールドワ 内はもちろん、同じグループ内の参加 を基に、本番でディスカッションがス ークとしてベネッセの方からご講演をいた 者同士は国を超えた強い繋がりを得ま ムーズに進むよう、ディスカッション だきました。DAY3は、翌日の文科省様へ した。将来この繋がりを有効に使って、 の大まかな構成を作成しました。ま のプレゼンテーションに向けて、問題の解 共通する教育問題の解決のために共 た、日本人参加者は、フォーラムの 決策を具体的に探りました。フィールドワー に尽力し、東アジアの更なる発展に貢 二週間前の事前勉強会に参加し、 クとしてグロービスの堀義人様からビデオメ 献していきたいです。 知識と交流を深めました。 ッセージを頂きました。24  教育分科会 教育分科会   25
  • 文化分科会 DAY 1  フォーラム初日。中国人参加者は 前日の夜遅くに到着したこともあり、 若干疲れ気味の人もいる中、オリン ピックセンターでのアイスブレイクを 行いました。分科会長による挨拶の あと、スタッフ、参加者による簡単な 自己紹介、さらにはチーム名決めを 行いました。参加者同士が互いにな じんできたところで、チーム対抗によ るテストを実施。参加者みんなが互 いに意見を出し合い白熱した議論を 繰り広げました。その後は、チーム毎に、互いの国の文化紹介をしてもらいました。最 後にテストの結果発表と賞品贈呈を行いアイスブレイクは終了。その後は、シンポジウ ムのため神保町へ移動しました。シンポジウムには元東大総長の小宮山宏氏と寺島実 郎氏にお越しいただき、非常に興味深い話に参加者も大変熱心に聞き入っている様 子でした。その後は、食事のため渋 谷へ。人で溢れかえる渋谷に中韓の 参加者はとても興奮している様子で した。渋谷で食事をすませると、オリ ンピックセンターへ戻り、翌朝の各チ ームのアイディアプレゼンのために 準備を行いました。最後のチームが 準備を終えたのは真夜中。多少疲 れが見える中、初日を終えることとな りました。 DAY 2  まずは朝8時に集合し、 前日の夜にまとめた各班の繋ぎ紡げ、東アジアの アイディアをプレゼン。その 後フィールドワーク先での 質問を考え、10時に移動を 開始しました。まずは、赤 坂のTBSへ。ここでは、まず文化、 未来 人、 ! 日韓で話題となった韓国ド ラマIRISの日本人プロデュ ーサである吉野氏の講演 を聴きました。次に、日中 韓で同じ番組を放映する 東アジアチャンネルという構想をもっていらっしゃるTBSビジョンの本間氏とのディスカ ッションを行い、東アジアチャンネルのアイディアを考えた。参加者からは途切れること文化分科会 なく意見が飛び出し、時間に限りがあるのが惜しいほどの白熱した議論が繰り広げられ Schedule ました。この日2つ目のフィールドワーク先は国際交流基金。現状としてどのような国際 交流があるのかについて具体例を挙げながら説明していただきました。連続のフィール ドワークで疲れも見える中、講演終了後も熱心に質問する参加者の様子が印象的でし Day 午前  午後 た。その後、新宿で夕食を済ませると 1 アイスブレイク  シンポジウム 再びオリンピックセンターへ戻り、参Concept  近くて遠い国と呼ばれる日中韓。この3カ国が協力し合い共に成長するためには、まず互いを 2 TBSビジョン  国際交流基金 加者はTBSと国際交流基金で学んだ 「知る」ことが求められます。互いを知り、継続的な交流を通して、人々が互いを深く理解すること 3 楽天 ポニーキャニオン 黒田法律事務所 ことをワークシートにまとめ、また、翌 が不可欠なのです。そのためには、日常的に互いに触れ合う場・交流を持続させるネットワーク 4 ディスカッション  観光 日のフィールドワーク先への質問を考 を築くことが重要であると考えます。私たちは交流・ネットワーク構築のきっかけとして成長性・波 5 最終報告会準備  最終報告会 え、 山場のDay3へ向けて22時頃早 及力の大きい若者を対象とした文化に着目しました。音楽やアニメ、ドラマといったポップカルチ めの眠りにつきました。 ャー・コンテンツ産業、インターネットを活用した情報交換・商品購入サービスといった題材を取 り上げながら、それらをきっかけにして国を越えた交流を促進させる方法を考えました。さらに、 これらに関連する企業と連携し、日中韓の学生たちが自身の経験をもとに考えたアイデアにつ いて議論を重ね、実社会に導入可能なネットワークをフォーラム後も検討していきます。26  文化分科会 文化分科会   27
  • DAY 3 DAY 5 最終報告会:  午前中は、日本の  いよいよ最終日です。午前中は引き続き最終報告会でのプレゼ TEAM1: K.T.Z インターネットビジネ ンの準備を行いました。文化分科会の課題は「文化を通じて日中 日本語要約: ス企業の楽天株式 韓の人々が継続的に交流する仕組みを考えよ」。どんなアイデア  “New Online Broadcasting System: KTZ Online TV Channel ”  昨今のグローバル化の流れの中で、EUや 会社にフィールドワ でもOKですが、文化発信・交流という分野だけでなく、ビジネスの Nowadays, with the globalization trend, the importance of the regional cooperation plays a ASEANなどの地域共同体の果たす役割は ークに伺いました。こ 視点も取り入れて考えなければならないという点で、容易な課題で significant role in the world. Since Japan, Korea and China share many cultural similarities, 増しつつある。日本、韓国、中国という文化 こでは、インターネッ はありませんでした。あるグループは「I-TV」と名付けた、テレビとイ it is possible to enhance the three countries’ communication through a cultural way, and の共通点の多い3カ国が文化を通してつな トビジネスの仕組み ンターネットを組み合わせて視聴者同士のコンタクトも可能なデバ our idea is to build an online broadcasting system, the KTZ TV Channel. KTZ is our group がりを深めることは難しいことではない。そ についてレクチャー イスを提案し、またあるグループは日中韓のテレビ番組を字幕付き name and stands for Korea, Tokyo and Zhongguo (China). の有効な手段として、KTZグループが提案 をいただくとともに、 で放映して比較するというオンラインブロードキャストサービスを提  This system use subtitles to overcome the language barrier and offer different programs, するのはオンラインブロードキャストサービス これまでの2日間で 案しました。もう1つのグループは日中韓のユーザーがネット上で including the existing programs from three countries and our original programs, from dra- である。このKTZとは、韓国(Korea)、東京 参加者が考えてきた アバターを用いて人生を歩み、人間関係を構築していくというゲー mas to talk shows. The most interesting thing about this idea is that through the compari- (Tokyo)、中国(zhongguo)の頭文字をとった アイディアを社員の ムをアイデアとして発表していました。どのグループも多角的な視 son of different programs, audiences will learn more about the other countries’ similarities ものである。方々に対してプレゼン発表し、主にビジネスの観点からアドバイスを 点から課題に向き合い、真剣に取り組んできた5日間の成果をプレ as well as their differences. Meanwhile, the system will provide comments’ board and  まず、このサービスの詳細を説明する。こいただきました。午後には、音楽・映像コンテンツの大手制作会社で ゼンとしてきれいにまとめていました。そしてこの報告会をもってフ online polls to realize the interaction and guarantee the number of audience. Why we are のサービスが提供する番組は全て字幕付きある株式会社ポニーキャニオン、及び中国での著作権問題などを専 ォーラムは終了 different from the other video websites or online TV site is that we offer programs more で提供され、既存の番組からオリジナルの門に取り扱っている黒田法律事務所へフィールドワークに伺いまし となりましたが、 specific and professional, and focus more on the cultural exchange between the three 番組まで、番組の種類も多種多様なものをた。ポニーキャニオンでは、ポップカルチャーの発信、及び海外のポ 同時に、その後 countries tied closely with each other. 考えている。その狙いは、様々な番組を比ップカルチャーの受容という観点から、海外事業部の方にご講義を のアクションを実  In order to put our idea into action, we would like to cooperate with Rakuten, the famous 較することで、視聴者に3カ国の違いとともにいただきました。黒田法律事務所においては、代表弁護士である黒 現するためスタ Internet Company in Japan. Rakuten’s background indicates its abundant experiences 共通点を学んでもらうことにある。また、それ田健二氏より、中国・韓国における著作権の問題、及び、日本のコン ッフ・参加者一 about online services, and its ambition is doing worldwide online business, all of which と同時に掲示板とオンライン投票を通じて、テンツに対する輸 同、決意を新た mentioned above shall be of great help to us to start such a system. On the other hand, 相互コミュニケーションと視聴者数の確保を入規制という、文 にしました。 through this idea, we will help Rakuten to enlarge its business range and make more profits 狙う。この番組は、3カ国の相互理解に焦点化交流の上で障 through the commercial activities of this system. を当てているため、言語の壁の克服や類似害となりうる二つの Certain challenges and problems are unavoidable, such as the problem of copyright, 点の発見、相互コミュニケーションに注力し課題についてレク whether we can make profits and share it with cooperation companies, etc. Absolutely, so- ている点で、既存の番組と差別化が図れるチャーしていただ lutions have already been found to deal with those problems, through various technologies と考える。きました。 and diverse ways of making profits: member fees, selling original programs, put advertise-  このアイディアを実現するために、オンライ ments, find sponsors and so on. ンビジネスをワールドワイドで展開しており、  To sum, we believe that an 確固たる実績を挙げている楽天と協力関係 online system like this is practi- を築きたいと考えている。この協力関係は楽 cal and profitable, and moreover, 天のビジネスの幅を広げ、広告収入などの owns a bright future along with a 利益をもたらすと考えている。DAY 4 Message promising market.  しかし、このアイディアにも越えなければな らない壁が存在する。著作権の問題や利益 の確保と協力会社の利益分配などである。 しかし、会員費やオリジナル番組の販売、広 Day4の午前は、Day3のフィールドワークについてディスカッション 文化分科会長 告収入やスポンサーの獲得によって、十分し、ワークシートをまとめました。最初に分科会長がこの分科会の最 東京大学 な収益を上げることが出来、これらの問題を終課題の確認をしたうえで、参加者は話し合いを進めました。一通り 大石潤一 克服できると考えている。まとめが終わると、秋葉原観光へ出発。秋葉原駅で漫画やアニメ関  我々はこのようなオンラインシステムは実連のお店を巡る班、メイド喫茶に行く班、電気街に行く班に別れて行  はじめまして、今回、 現可能で、収益も確保できると信じており、動しました。漫画班は棚いっぱいに並ぶ同人誌やガチャポンを見て 文化分科会の分科会 必ずや市場が開けると確信している。日本の“オタク文化”を体感し、メイド班は英語を話すメイドさんに相 長をつとめております手をしてもらい、ゲームをしながら昼食を楽しみました。電気街班は 大石潤一です。今回、所狭しと並ぶ格安・高性能な電化製品と、熱い店員に心を奪われた 文化分科会では、発ようでした。連日真剣にフィールドワークやディスカッションに取り組 足当初より、フォーラムんできた参加者にとっては、肩の力を抜いて「日本」を体感できる良 終了後の「アクション」い機会となりました。もっと遊びたいのを我慢しつつ、オリンピックセン と「ネットワーク」という二点に重点をおいて活動してきました。ターへ戻ってからは 「アクション」を通して社会に影響を与えることこそが、LEAFと翌日の最終報告会 いう団体の存在意義を支えるものであり、人と人とをつなげるに向けての準備に 「ネットワーク」こそが、あらゆるアクションの源泉となるものだ取り掛かりました。 と考えたからです。そして、その想いはフォーラム終了後も消 えることはなく、むしろますます燃え盛っています。今もSNSな どを通して、フォーラムを通して参加者から発表されたアイデ アをどのように実行し、東アジアのネットワーク形成を実現す るかを、参加者・スタッフ入り混じって盛んに議論しています。 フォーラムは終わりましたが、文化分科会の活動はまだまだこ れからが本番です!どうぞ、アクションの実現まで、暖かく我 々を見守っていてください!28  文化分科会 文化分科会   29
  • 最終報告会 最終報告会TEAM2: Swiber TEAM3: HOLY5 日本語要約: 日本語要約:“EastopiA—Cultural Exchange Game”  文化分科会チームSwiberの提案は、「日中 “ I-TV, a bridge for culture exchange”  このグループでは、「I-TV」と We present our cultural exchange game----EastopiA, which is a combination of East 韓三ヶ国において、文化交流・促進を目的と Contents:Our idea is to design a device which is the combination of TV set and the internet, and we 名付けた、テレビとインターネットAsian contries. したゲームサイト“EastopiA”を設立する」とい call it I-TV. を組み合わせたデバイスを提案 In this game, each player holds a avatar, which has a nationality of either China, Korea うことである。国際ゲームサイトEastopiAにお Our discussion focus on several points: します。このデバイスには、3つor Japan. Players act in the game like in their real lives. いて、ゲームプレヤーは、日中韓いずれかの 1 the current situation of culture exchange. の機能がついています。Our system includes the family game, in which players can form a family with baby and a 国の国籍を持つアバターを通し、仮想現実の 2 our design and the advantages of it  1つ目は、外国で制作されたlot of profits; the mission part in which you can fight and level-up; the point system and もとで様々なゲームを実行するという仕組み 3 how we make it come true 番組の視聴時でも、テレビを見so on. が想定されている。想定されるゲームのコン 4 how to make it a business ながら様々な関連情報や解説を Our marketing strategy is to let the celebrities from each country join the game so テンツとして、仕事、恋愛、結婚、育児など、 Our design has the following functions: 得ることができます。2つ目は、people who want to talk to the those celebrities can join the game as well. We also ゲーム上で様々な生活を送ることができる「家 1) when watching TV, the audience could stop and choose the items ,then the explanation and de- 画面内のリンクから番組内で登provide the service through which players can have access to other famous SNS such as 族ゲーム」、そして、点数を勝ち取り、レベル scription will come out. These information are from foreign countries provided by the program produc- 場する様々な商品を直接買うこCyworld, renren and Mixi. In addition, through providing real prizes, such as flight ticket アップすることができる「任務型ゲーム」などが ers. とができます。3つ目は、番組をto actual country, we believe that we can attract many game players who are interested in 現段階で挙げられている。 2) The audience could buy items related with culture, which is shown in the program, by click on the 見ている視聴者(外国人含む)とforeign countries.  また、サイトの経営上における戦略は以下 link directly. 直接やりとりができます。 Apart from that, in order to encourage the players to have a better understanding of the 三点を想定している。 3) The audience could communicate with foreign people directly by I-TV.  次に、利点として大きく2つあlocal culture, we provide original music and traditional architectural patterns in the game.  1、各国の著名人をサイトへ招待し、本サイ Our advantages are mainly 2 parts: げられます。1つ目は、文化交The players can enjoy cooking by playing local cooking game online and new clothes トへ登録した人は著名人に直接話したり、メ 1) For culture exchange: culture exchange is much easier by using this device. 流の促進です。高品質でオリジwould be available as soon as the players enter another region. ッセージを送ったりすることができるようにす A. the number of audience is large since we provide high quality programs, clearer images and better ナルな作品そのまま流せるとと In EastopiA, players can own nationality. Something different from the reality is that ること。 sound effect. もに、画面画面で逐一情報を得each user can start with one Nationality and can acquire more than two during the proce-  2、各国の大規模SNSサイトと連携し、本 B. it`s more convenient and efficient, since you can get the information immediately before you forget. られるので、他国に対する正確dure. Players can also acquire citizenship and reduce the good’s price by doing so. ゲームサイトから直接リンクできるようにする C. The information is more complete and exact since it`s from original countries of the program and な理解を深められます。また、同Our game would promote cultural exchange. It offers you story lines and missions based こと。 it`s made by professional. 一作品をみているたくさんの視on regional literature, myth and culture and it also reflects real geography.  3、ポイント加算システムを導入し、ポイント D. You can communicate with foreign people who have watched the same programs with you. 聴者と意見交換できます。2点 It is also very attractive and competitive. It uses success settings and systems which 還元や、加算されたポイントを賞品として交換 2) For companies: companies related to this industry could make more profits. 目は、関連する企業が利益をあalready exist. It adopts both 2D and 3D client interface and you can play this game with するなどの仕組みを適用すること。(例:ポイン A. Since our database is provided by the program producer, they will get money from the TV station. げられます。このデバイスのデvarious devices such as PC, mobile phone and so on. トを一定以上蓄積した方には、抽選で日中韓 B. The online shopping websites could get more business, since purchasing foreign items related with ータベースを通じて、番組製作 We can make profit through providing advertisements to the sponsors, selling digital への航空チケットを賞品としてプレゼントする) culture, is much easier. 者は更に多くの人に放映できまgoods to the users and also selling merchants such as pictures and character goods to the 本サイトでは、日中韓の文化交流促進を目標 How to make it a business: すし、既存のオンラインショッピfans of the game. としているため、ゲームのキャラクター、デザ 1) What kind of company do we need--TV company ,like Sony. ングより簡単に関連商品が購入 We believe that the game is one of the most effective ways of exchanging culture. When イン、言語など全て三ヶ国の現地文化に即し 2) What kind of technology do we need—internet connection technology, copyright protection tech- できるので、売上も増加します。taking into account all the merits our software owns, we can safely come to the conclusion たものにしようと考えている。また、広告を貼る nology, web-camera technology, etc. ただ、これを実現させるためにthat EastopiA will be a great success. 場を設ける、キャラクターグッズを販売する、 3) How could the device-making company make profits は、私達だけでなく、外部として ゲームによって商品を宣伝するなど、他企業 There`re advantages for the audience, program producers and online shopping companies, so the SONYのようなTVメーカーから や団体と提携、協力をしながらのサイト運営も device-making company could share the profits with them. Besides, the market must be big, since の、インターネット接続技術、著 考えている。 there`re still many people watching TV and this device could provide them very good functions.In our 作権保護技術、ウェブ画像技術  本チームはフォーラムを通して、インターネ presentation, we will provide more details with pictures, so that our idea could be understood more などの技術協力が必要です。視 ット上において、ゲームは文化交流する最も easily and be realized. 聴者、番組製作者、オンラインシ 親しみやすく、効果的な媒体だと信じ、以上 ョッピング事業者がWIN―WINな のような結論に至った。日中韓ゲームサイト 関係を構築できるとともに、現在 EastopiA実現に向けて、フォーラム後も引き TV視聴者は多数存在し、デバ 続き、自分たちの構想を充実させ、インター イスが持つ機能を拡張させるこ ネット業界において、新たな道を切り開いてい とで今後更なる市場拡大が期待 けるように、諦めずに努力をする方針である。 されます。文化分科会の流れ フォーラム前 フォーラム フォーラム後 <知識の獲得> <3つのステップ> 文化発信について考える <アウトプット>  スタッフが事前勉強課  文化分科会における本フォーラムの目標は「日中韓  テレビ、漫画、ネット、ゲーム・・・近年はさまざまな形で文化発信が行われ、  最終報告会で参加者が発表 題を用意し、各国参加者 の人々が文化を通じて継続して交流する仕組みを考 海外の文化にも容易に触れられるようになりましたが、それは本当に各国に したアイデアをスタッフも含め が自国における文化交流 える」ことです。そのために行われたフィールドワーク とって最善の形で行われているのでしょうか。著作権の在り方やお互いの国 て話し合い、ブラッシュアップし の現状や、課題について やディスカッションは3つのステップに分けられます。 に対する理解など、文化を発信するにあたって生じる課題について考えまし ていきます。話し合いはインタ 学びます。フォーラム前に 文化交流の現状を知る た。(フィールドワーク先:TBSビジョン、ポニーキャニオン、黒田法律事務所) ーネット上のSNSを用いて行い 情報共有をすることによっ  まずはそれぞれの国でどのような文化交流が行わ ネットワークの仕組みについて学ぶ ます。最終的にはそれらのアイ て、フォーラムでのスター れているのか学ぶことが必要です。そして文化交流と  実際に日中韓の人々をつなぐ「ネットワーク」はどのようなものであるべきな デアを企業や官公庁などに持 トアップをより効果的なも はどのような目的で、どのような形で行われるべきなの のでしょうか。参加者が自由に発案したアイデアについて、プロからビジネス って行き、実現に向けた協力を のにするのが目的です。 か考えました。(フィールドワーク先:国際交流基金) の視点も含めてアドバイスをいただきました。(フィールドワーク先:楽天) 依頼することになります。30  文化分科会 文化分科会   31
  • 東京大学  村松知紗文化交流会  日本舞踊の音楽とともに始まった文化交流会。一同日本特有の華麗な舞いに魅せられ、終了後は盛大な 拍手が鳴り響きました。その後は日本パートと中国パートに分かれてのゲーム大会。日本側からは日中韓に まつわるクイズの出題。続いて中国側の催しは、お絵かきゲーム。賞品をかけた闘いにみな熱くなり、各チー ム一致団結して大いに盛り上がりました。参加者、スタッフ共に国の違いなど何も気にせず一緒になってはし ゃぐ姿、心からの笑顔を見て、これこそ私達が目指す東アジアの未来にとって欠かせないものであると実感し ました。文化も価値観も国境も超えて互いの友情を深めることができた、心に残る交流会となりました。 3日目の夜に開催した文化交流会。国や分科会を越えて参加者やスタッフと触れ合うことができ、互いに異なる価値観や文化観を持つ日中韓の学生が、文化紹介やゲームを共に楽しむことによってより交流を深めることを目的として行いました。今年は各分科会からスタッフが一人ずつプレゼンを行い、自分たちの分科会について紹介しました。また日本舞踊の披露など文化紹介や、クイズやジェスチャーゲームなどを通して遊びながらお互いのことを知ることができました。LEAF日本セッション2010のTシャツを全員で着て、一体感もより一層増した交流会となりました。32  文化交流会 文化交流会   33
  • Kookmin University  Kookmin 参加者メッセージ Lee KyungHa University  Kim Sohee  “Why don’t you try?” this was the 神戸大学  東京大学  word what I first heard before par-  I’ve come to know the existence 清水 智也 戸倉 槙吾 ticipating in the LEAF forum 2010, of LEAF through my professor. Japan session. For me, who majored My English is not quite good so  日本企業の東アジアにおける人材 今回LEAFフォーラム日本セッション in international study, debating with actually I was afraid of taking part 育成方法」という抽象的なテーマをど 2010に参加したことで私はとても多く students from East Asian countries in the forum at the first time. のように具体化させていくのか当初は の収穫を得ることができました。 seemed very attractive too. However, at the end if the forum 見当もつかなかった。その後、分科会  まず日中韓という経済発展の著しい  The session was held for a week and I thought it was good to partici- におけるディスカッションや企業訪問 三国の意識の高い学生と意見交換が participants were required to choose pate. LEAF forum gave a stimulus そして講演会などを通して、ある程度 できたことは大変貴重な経験であり、 one section among three ; culture, education and economy. The and through the forum I could broaden my horizons. The ses- 形は整った。しかし、最も難しかったの またそれが秘める可能性の大きさにも topic of education section was to find out similarities and differenc- sion I attended was “culture”. Culture session had a very tight は、中国、韓国そして日本人が持つ仕 驚愕しました。私は教育分科会に参 es among East Asian counties’ educational systems, and to figure  schedule. It was quite hard time but I could learn and experience 事観の違いを埋めることであった。独 加したのですが、彼らの考えは時に自 out solutions and ways of cooperating. many things and also have wonderful memories. In making of an立心が強い中国人、組織に対する忠誠心が強い日本人そしてその 分にとってとても斬新なもので、私の属したグループが導き出したテ  Many people helped us progress the discussion. Lectures of ed- East Asian community, the role of culture can be extremely large間に位置する韓国人など。どのスタンスが良いとか悪いとかの問題 ーマに対する答えは、私自身がいくら考えても考案不可能であった ucation-related people gave us suggestions of necessity to change or small. But one thing is certain that it is impossible to makeではなく、その違いを乗り越えかつシナジーを生み出す制度を作る ということを今でも強く思っています。 educational system and direction for the change. Also, having a East Asian Community without cultural exchange. During theにはどうすればいいかを連日連夜議論した。時には激しく議論し、  さらに和田秀樹氏やグロービスの堀義人氏といった現在も第一線 talk with people from the Ministry of Education who actually shape forum I could strongly feel the importance of exchange and the時には沈黙が流れた。出した答えは充分なものと言えないであろ で活躍されている方々の教育に関する貴重な講義も受けることがで an education policy made us realize the gap between the ideal and power of culture. In addition, I realize that I have not known muchう。しかし、今まさに日本の企業が苦悩していることを中国や韓国の き、文部科学省でのプレゼンや最終プレゼンの際には、個人的に the real. However, above all, the most helpful thing was sharing about Asian countries yet and thought I should try harder to生の声を聴きながら議論したことは、これから社会そして世界に出て 自分達が構想したものをいかに効率よく的確に相手に伝えるかとい ideas with team members from East Asian countries. take action for making East Asian community through communi-いくための大きな財産になった。また、議論を通してできた人脈も同 うスキルについても考えさせられるよい機会となりました。  Nation-level cooperations such as EAFTA or APEC exist. How- cation with each other face to face. I feel very lucky to have an様、いやそれ以上に貴重なものになった。  最後に、スタッフの方々や一緒にフォーラムを作り上げた参加者 ever, it is almost impossible to experience those kind of coopera- opportunity to take part in this wonderful program. I definitely にこの場を借りて感謝の意を示させていただきたいと思います。 tions as student. The LEAF forum made it possible to pass the through the LEAF forum grew and I would like to join this forum limit and at the same time, showed us possibility of Linking East another time. Finally, I want to thank all of great staffs who have Asian Future. passion to successfully complete the work.  If there’s anyone still hesitating as to whether participate or not,Seoul National University   Beijing University  I’d like to say a word. “Why don’t you try?”Park Kyung Ho Ma Yutao Already two months have passed  For a long time, it is my dream tosince we closed the curtain under take the responsibility of really fur-the name of 2010 LEAF(Linking East thering the development of the world.Asia Forum). However, I still miss the However, it doesn’t come true untilforum. It’s not because of being in I became a member of LEAF ForumJapan, just we were ourselves liter- in Tokyo.ally LEAF whom grew from the three  LEAF, for me, is just the rightcountries-basis root. Turning back organization in which people can takethe hands of my life watch, it was part. In LEAF, I had the opportunityvery fortuitous to come in touch with LEAF. On seeing the website to visit the critical firms and NGO. During the few days, I foundof LEAF (Be honest, it should be much more organized), I didn’t more Asian realities and got more new ideas from the seminar be-expect a lot of thing what I am supposed to do. It didn’t seem to tween the executives and us. Without such information from LEAF,be systemized and well-built. However, as time goes by after put- how can one improve the world?ting my first step to entrance in Japan, what I thought started to But providing a stage is not all, LEAF also realizes your ideaschange more and more when I contact all the members and experi- through the discussions with other participants from Japan, Chinaence with putting all-effort by staffs. Even In that case of Economy and Korea. You can continuously improve your ideas with otherssession, I was able to learn a variety of Japanese Human resources and present yours to others, progressively making your ideas trueStrategy in top-tier companies- Lawson, Unilever, Dentsu, et via many possibilities!Cetera and was very valuable to know each other from three dif-  What I have to tell you is LEAF is also a home from where youferent nations.(presentation negotiation as well. Even though, we can feel touching warmth and hospitality. For you, LEAFers alwayssupposed to stay all night to perform nice presentation)  I deeply give you a lovely morning call in every morning. For you, LEAFersappreciate LEAF staff, affiliations, advisors, and 2010 Japan session also spend many hours to discuss a responsible and magic plan formembers I breathed at the same time. Simply speaking, I enjoyed, the next day in every night. As a result, however, for themselves,learned and stepped closer to catch my dream much more than I only few hours are left for sleeping and rest.thought. If anybody who want to participate in Asian student forum, They, LEAFers, respect your ideas from the first day to the finalI would strongly recommend to take part in LEAF! It would provide day. They, LEAFers, always try their best to cater your needs inyou the most fruitful experiences, speechless memories and friends every detail from the whole discussions to your personal journeyas well. plan. They never ask for anything, but make you feel quite com- fortable for their politeness and patience day by day.  Thanks LEAF, and Thanks LEAFers. I will never forget your smile, and I will never forget the magic journey in Japan!34  参加者メッセージ 参加者メッセージ  35
  • 昭和女子大学学長 国際協力NGOセンター理事長 トップリーダーからのメッセージ 坂東 眞理子 様 恵泉女学園大学教授 大橋 正明 様  次世代を担う人々が中国、韓国、日 本の互いの違いをみつめ、そして共  日中韓の学生が集まり、解決してい 通の未来を見出すことは21世紀の世 かなければならない喫緊の課題にと 界を東アジアがリードする上で不可欠 もに向き 合うことは、極めて価値のあ です。とことん話し合って下さい。 ることです。この際、以下の三つに注  東アジアの若きリーダーがお互いの 意を払ってい ただきたいと思います。 過去と現在を知り過去と和解し、未来 一つは、日中韓イコール東アジアで を拓くことができれば、東アジアが21 はないことです。地理的、政治的な理 世紀をリードすることができます。 由で、 こうした集まりに加わっていな  ドイツとフランスが対立をのりこえるまで、数多くの人々の努力があ い国や地域があることは、大学生なら理解できる はずです。そうし ったように、日本、韓国、中国の間にも、相互の橋をかける人材を育 た問題を常に意識をした上で、この三ヶ国の学生で話を進めて い トヨタ自動車株式会社  パナソニッ ク株式会社 てる場となることを期待しています。 ってほしいと願います。  二つ目は、国家、民間企業や市民、そし 取締役会長    代表取締役会長 て民衆の関係です。一国のなかには、政 府の建前や主張、私企業 張 富士夫 様  中村 邦夫 様 や市民やNGOの要求や考え、そして地域や特定の集団に 属する 千葉商科大学 学長 人々の実情やニードなどがあります。学生と言う恵まれた立場にあ 私は、東アジアの発展のポテンシャルは、非常に大きいものであ この度は「東アジア学生フォーラム 2010」の日本セッションが盛 島田 晴雄 様 る人々 は、こうした立ち位置の違いによる意見の違いや、それぞれり、東アジアの均衡ある発展は、世界平和の実現に大きく貢献する 大に開催されますことを、心よりお祝い申しあげます。 の関係に十分敏感で あるべきです。   三つ目は、やはり歴史からものと思っております。そして、そのためには、日・中・韓3国が共に 21世紀の世界は、ほとんど全ての分野で、グローバル化、ボーダ  日本はアジア地域の一員として様 十分学んでおくことです。足を踏まれた人はその痛み を覚えます協力し合うことが絶対条件であると考えております。 そこで、東アジ ーレス化が進み、国や地域を越えて人・物・金・情報・文化が日常 々な形で貢献もできますし、また多く が、踏んだ人は踏んだ自覚さえないこともあります。長い歴史のなかアの将来を担う若者リーダーである皆さんには、まずは歴史をしっか 的に行き交います。地球環境問題をはじめ、世界中の叡智を結集 の利益も共有できる立場にあります。 で、この三国が占める地域の関係には、様々なものがありました。そり勉強して下さいと言いたいです。 日・中・韓3国の交流は、2000年 して解決すべき難問が目の前にあり、国家間・地域間の協力がより しかしながら、現状では情報不足や して近現代 において、日本が行った悲しむべき行為があることを、をはるかに超えるものであり、長い交流の結果、経済・文化・思想・ 一層重要になっています。交流が増えるのに伴って、価値観や文 相互理解の不足からともすれば相互 私たちはよく自覚してお くべきです。  これからの未来を背負う皆社会等、多くの共通部分があります。  また、人種としても交流が進 化の違いから、ときには摩擦や衝突も生じます。しかし、様々な摩 の不信感や政治的対立などにつなが 様のさかんな交流と今後の発展をお祈りします。んできており、今の日本人の先祖は、中国や朝鮮から来ている人が 擦を乗り越える中から、新しい世界の秩序が形作られていくと思い ます。 りかねないことが多々あります。LEAF多いのではないでしょうか。このように共通性が多い3国だから、そ また「21世紀はアジアの世紀」と久しく言われてまいりましたが、ま の活動は、日本、中国、韓国などの若の気になれば仲良く協調できるはずであります。  次に、皆さんは さにアジアは今、成長に向かって地域全体が躍動感に満ちていま 者達が相互に情報を交換し合い、学 ㈱大富 代表取締役社長若者だから、過去にとらわれることなく未来をひたすら見つめて、し す。東アジアはその中心となるべき地域であり、特に日本・中国・韓 び合い、相互理解を深め、アジア地域の未来について深く語り合 映像プロデューサー    っかり勉強して下さい。そして、相互に訪問し合い、親しい友人を作 国の3国にはリーダー的役割が期待されています。この3国が、相 おうというもので、とりわけ将来の国々を担う若者達がこの時期にそ 張麗玲 様り、夫々の国を深く理解することを、積極的に進めていただきたいと 互理解を深め、政治的対立や経済摩擦を乗り越え、真のパートナ うした経験を共有し合うことの大切さは比類のないものです。LEAF思います。皆さん、どうぞ若者リーダーの気概を持って頑張って下さ ーとして力を合わせれば、アジア、ひいては世界の平和と発展が実 では、今年連続して3回の国際会議を日本、韓国、中国などで開催  私たちの社会は今、大きな変革のい!  以上、皆さんの今後のご活躍を祈念しまして、私からのメッセ 現するものと確信します。 し、アジアの学生交流に新しい歴史を作ろうと計画しているようです 時を迎えています。日本をはじめ、多ージとさせていただきます。 LEAFの活動は、この3カ国の未来を担い、最高学府で学ぶ若者 が、その成功を心から声援したいと思います。この経験はアジア諸 くの国々で話題になっている環境、高 が交流し、切磋琢磨しながら相互理解を深めるのに絶好の機会で 国の学生諸君にとってかけがえのない糧となることと思います。 齢化社会など、いずれも以前には存 す。時代や社会を大きく変えるのは若者の力であり、まさに今、世 在しなかった問題です。さらには経済 界、とりわけアジアの人びとから求められている活動だと思います。 危機や迷える若者たちの問題など、 ぜひとも、有意義なディスカッション、相互信頼の醸成を通じて、皆 日本アセアンセンター事務総長 社会には難題が山積しています。当 さんがさらに大きく羽ばたいていかれるよう心から期待しています。 大西 克邦 様 然、LEAFがターゲットとする日本、中 国、韓国といった国々でもこうした問題に頭を痛めています。  鳩山首相は東アジア共同体構想を  現代の若者には次の時代を作り上げていく責任がかかっていま 打ち上げています。これについては す。LEAFに集う現代の若者たちには、このような現実を十分に踏 様々な議論がありますが、このような まえ、広い視野に立ち、世界を舞台にしっかりとした大志をもって、 夢があってもいいと思います。ASEAN こうした問題に果敢に立ち向かって下さることを願います。 にしても現在のような地域協力体とし  皆さんの夢と行動が東アジアの未来を創ります。アジアの将来を キッコーマン株式会社  てまとまるのに40年かかっています 担う皆さんの活動に大変期待しています。 代表取締役会長CEO から、中国、韓国が言っているように 茂木 友三郎 様  長い目で見て作り上げる必要があり、 次世代の若い人たちにこの理想の実 今世界は、金融、貿易、投資、文化など多くの分野においてボー 現が任されることになるでしょう。 アジア太平洋地域と関わる国際ダレス化が進み、国や地域間で相互依存の度合いを深めている。 中華人民共和国駐箚特命全権 機関で働いてきた自分の経験からいえることは、日本とアジアのパ日中韓は地理的に近いだけではなく、東アジアを超え、アジア全 大使 ートナーシップの強化は若い人がイニシアチブをとって行うべきだと体、太平洋地域、さらには地球上のさまざまな地域に影響を与えう 元伊藤忠商事会長 社長 ・ いうことです。ただ若いだけではなく、絶え間ない勉強による自己研るパートナーとして、今後さらに関係を深めて行く必要がある。時に 丹羽 宇一郎 様  鑚、そしてdeviantになること、つまり普通の人が考えつかないアイ速く、時に大きく時代が変化していくなか、日中韓の交流を友好的 デアを出すことが必要です。特に今のような変化の激しいアジア情に発展させるには、政府間ベースの外交関係の深化や経済界の交  “21世紀は、様々な文化、価値観がぶつかり合いながら新しい文 勢、国際情勢にあっては新たな視点を持った若い力が必要なので流も非常に重要であるが、同じように大切なものとして若者の交流が 化、価値観が生まれていく100年となるだろう。国境を越えて新世 す。 この度の「東アジア国際学生会議」が未来へ向けた意義深い挙げられる。若者が国や文化の壁を越えて話し合い、お互いを理解 界にはばたくleaderにはintelligence以外に、こうしたvisionへの小さ 交流の場となりますよう応援します。し合うことはとても大切で、東アジア国際学生会議において日中韓 な努力の積み重ねと挑戦を継続する「謙虚さ」と「ド根性」が求めらの学生が忌憚なく建設的な議論を重ねることはたいへん意義深い れる。”  そうした思いを込めて皆さんの活動のご成功を期待してことである。この会議を通じて日中韓のネットワークがさらに広く、深 います。く進展するとともに、国際感覚を持った次世代のリーダーが育つことを願っている。36  トップリーダーからのメッセージ トップリーダーからのメッセージ  37
  • LEAF メッセージ スタッフメッセージ 東京大学  深川 康介 東京大学  吉田 彩見  「学生だから、〇〇が限界。」「学生  今回初めてスタッフとして参加しまし は学生らしいことをやれ。」 た。事前に準備をしていても、予想外 そういう言葉をかけられることがあり のトラブルが次々と起きてしまい、フォ ます。 ーラム中の仕事は想像よりもずっとき  学生として、出来ること、出来ないこ ついものでした。けれど本当に良い経 とがあるのは重々承知しています。し 験になったと思います。以前は外国 成蹊大学名誉教授 日本大学大学院  かし、その境界線。出来ることと、出来 人の方に会ったことがあまりなかった 日本ユニセフ協会理事 グローバル ビジネス研究科 ・ ないことが何なのかは僕らにもまだわ ので、私の持っている中韓の情報は 廣野 良吉先生 井出 亜夫先生 かりません。 誰かの目線を通した間接的なものば  限界はある。でも、まだ出来ることが かりでした。今回中韓の参加者の方と My hearty congratulations to you all who participated in the East  Expectation for LEAF activity towards the Establishment of East ある。今回はそういったことを感じさせ 生活を共にして、自分の目で確かめAsia Forum 2009 held in Tokyo in November this year. As I have Asian Community Creation of East Asian Community has been てくれるフォーラムでした。 たことしか信じてはいけないのだと実感しました。また、英語というどalways emphasized, straightforward discussion among youth and talked during Summit Meeting. Based upon the lessons of 20th  フォーラムが開催されたのは、日中関係が微妙な時期。そんな ちらの母国語でもないツールを使って、アジア人同士がコミュニケuniversity students is vital to promoting better international un- century, EU has been steadily developed. Student from Korea, 中、日中韓の、将来、国を担うような優秀な学生が東京に集まりま ーションをとるという、日本にいては滅多にできない体験をすることderstanding and friendship for the future. As vice-chari of Japan’s China and Japan who will be the future leaders have been doing した。 ができました。欧米人と英語で会話するのとはまた違った難しさがあEast Asian Community Consortia made of governemnt, private sec- corroboration of study and communication. These kinds of activi-  我々は寝食をともにし、本気で議論をしあい、友好を深めました。 って、とても面白かったです。tor, academia and NGOs, I am particularly pleased that you have ties convince us that the establishment of East Asian Community is この我々が築き上げた絆が国家間の対立により失われることはあり  自分の力不足を感じた点も多かったのですが、その度に多くの人taken up the subject of major issues facing East Asian people such not a utopian concept but will be a reality in the near future. ません。参加者みんながそれを確信しているはずです。なぜなら、 の助けで切り抜けられました。参加者、スタッフ全員の協力があったas food security and environment. Global warming has already been  I hope your activity will be enlarged and intensified. 我々の絆は国家間の関係が緊迫した時期に生まれたものだからで からこそ、このフォーラムが成功したのだと思います。being keenly felt every day by farmers, as their cropping patterns す。国を超えた人と人の絆だからです。そしてその絆は将来は国をare changing, by fishermen as the volume and variety of fish caught 担うような優秀な学生による絆。in the Paciifc Ocean have also become irregular, and by city dwell-  2010年度LEAFフォーラムは終了しました。しかし、我々の絆はまers as heat island phenomenon is becoming increasingly unbearable だ始ったばかりです。学生に出来ることはなんなのか。それはまだin city centres. I do sincerely hope that the youth and in particu- わかりません。この絆が20年30年後に何かを生み出すかもしれないlarly LEAF members, together with like-minded students will join からです。いや、きっと何かを生み出すと信じています。us in putting pressures on government negotiators and politiciansto bring out the successful negotiation of a post-Kyoto interna-tional arrangements at the coming COP 15 meeting in Copenha-gen next month. Ryokichi HIRONO, Professor Emeritus, SeikeiUniversity and Visiting Professor, National Graduate Institute for アート担当スタッフ 介 山元学校学長Policy Studies, Tokyo. 山元 雅信先生 アーティスト Tak S. Itomi / 飯富 崇生  真剣に「東アジア共同体構想」に取り組む時を迎えています。  今後を担うのは、間違いなく社会のリーダーとなる皆さんです。フ  これらの写真とイラストは、LEAF2010オリジナルTシャツに使用した ォーラムで、学校の教科書やマスコミの報道に迷わせられることな 原版写真とデザイン完成版です。写真のロケ地はアメリカ・ユタ州の く、しっかりと「自分の目と耳」で確かめ、直接の熱心な話し合いの レイクパウエル。Tシャツ製作プロジェクトのテーマソング、福山雅治 中で、将来を見据えしっかり語り合いました。お互いの良き理解者 の「道標」を僕なりにイメージして、このロケ地を選びました。この“地 になった。他人事でなく、これからは、みなさんが、主人公となって 球”の写真に「夢」と「無限の可能性」をプラスして出来上がったのが 解決策を見出して欲しい。今回のLEAFの活動で3カ国混成の9つ 右のデザイン。この素晴らしいTシャツを製作するという楽しい機会を のチーム。素晴らしい成果の発表を聞きました。「共同体」に反映し いただけたこと、とてもうれしく思っています。どうもありがとう。 て欲しい。  僕のプロジェクトをいくつか紹介させていただきます。一緒に遊びた い方、どなたでも、いつでも、ご連絡ください。    Tak S. Itomiオフィシャルサイト  http://taksitomi.com    アメリカ情報サイト  http://la-pan.com    LUCKY JAPAN PROJECT  http://lucky-japan.com38  LEAF顧問メッセージ スタッフメッセージ・アート担当スタッフ紹介   39
  • 写真集 写真集 みんな、必ず また会おう。40  写真集 写真集  41
  • 助成団体・協賛企業一覧 スタッフ 介 和田朋子助成団体 フィールドワーク協力企業 団体 ・ 日高 裕紀子   独立行政法人 国際交流基金   ■経済分科会■ 大石 潤一   財団法人 三菱UFJ国際財団 ユニリーバ・ジャパン株式会社 大友 菜穂   財団法人 日韓文化交流基金 株式会社ローソン 大山恵利奈 柏原 雄太   財団法人 双日国際交流財団 株式会社電通 金本葵 マーサージャパン株式会社 金明特別協賛企業   ■教育分科会■ 小林航   パナソニック株式会社 有限会社ヒデキ・ワダ・インスティテュート 坂本舜一   アサヒビール株式会社 株式会社ベネッセコーポレーション 荘直哉 関口 哲平 株式会社グロービス 高川めぐ協賛企業 文部科学省 田中 彩喜子   株式会社毎日コミュニケーションズ   ■文化分科会■ 谷本真麻 株式会社TBSテレビ 田原綾乃 千葉 将太個人協賛 株式会社TBSビジョン 張 逸広   株式会社ベリサーブ 独立行政法人国際交流基金 乗鞍和穂      代表取締役 浅井清孝 様 楽天株式会社 花岡成有 株式会社ポニーキャニオン 林達協力企業 黒田法律事務所 潘加寧 日根近臣   UQコミュニケーションズ株式会社 ※ 「フィールドワーク協力企業・団体」は訪問順です。 深川康介   株式会社ファンケル 細田崇文   三菱UFJ投信株式会社 三宅理沙   IINA株式会社 村松知紗 吉田彩見通訳協力   ケイワイトレード株式会社42  助成団体・協賛企業一覧 スタッフ紹介   43
  • We ar e LEAF / er. 2010 Oct. d by Edit e oto A.K anem a ma E.Oy moto S .Sa ka s hi J. Oi40  LEAF2009 LEAF2009   41
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