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Web アクセシビリティ勉強会資料 - JIS X8341-3:2010 を理解する前提として
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Web アクセシビリティ勉強会資料 - JIS X8341-3:2010 を理解する前提として Presentation Transcript

  • 1. Web アクセシビリティ勉強会資料JIS X8341-3:2010 を理解する前提として 2011年2月28日
  • 2. Web アクセシビリティとは?アクセシビリティの定義 (ISO 9241-20) the usability of a product, service, environment or facility by people with the widest range of capabilities. (様々な能力を持つ幅広い層の人々に対する製品、サービス、環境または施設 のユーザビリティ。)参考 : ユーザビリティの定義 (ISO 9241-11) Extent to which a product can be used by specified users to achieve specified goals with effectiveness, efficiency and satisfaction in a specified context of use. (特定の利用状況の中で、ある製品を、特定のユーザーが特定のゴールを達成するた めに用いる際の、有効性、効率性、満足度の度合い。)
  • 3. Web アクセシビリティとは?•  「accessibility」=「access (アクセス)」+「∼ ible (できる)」•  ユーザー自らがアクセスして利用できるかどうか?•  Web サイトにおいては、以下のような人でも自らアクセスして利用できる ような配慮が大事。 ‒  古いパソコンやブラウザを使っている人 ‒  加齢や疲労で小さい字が読みにくい人 ‒  怪我でマウスが使いにくい人 ‒  色の識別が困難な人 ‒  目が見えなくて音声読み上げソフトを使っている人 ‒  モバイル環境 (ハードウェアスペックが劣る、通信回線が細い) の人
  • 4. Web というメディアの特性他のメディアと比較して考えると、いろんなメディア形態での出力が可能、という点がユニーク。‒  文字として表示 (視覚によって知覚できる)‒  音声として読み上げ (聴覚によって知覚できる)‒  点字という形で出力 (触覚によって知覚できる)
  • 5. ユーザー環境の例•  一部のユーザーは、支援技術 (Assistive Technology) を使って インターネットを利用している。 ‒  スクリーンリーダー (音声読み上げソフト) ‒  点字ディスプレイ ‒  マウスキー•  支援技術を使わないまでも、パソコンをスムーズに操作するために、 あれこれ工夫している人もいる。 ‒  画面の拡大表示 ‒  白黒反転表示 ‒  キーボード操作
  • 6. W3C の Tim Berners-Lee 氏の言葉 The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect. (Web が優れているところは、その広い汎用性である。 障碍があるか否かに関わらず、誰でもアクセスできるということは、 Web にとって不可欠な特徴なのである。) Tim Berners-Lee, W3C Director and inventor of the World Wide Web•  アクセシビリティの確保は、Web サイトを作るうえでの標準品質。
  • 7. W3C のアクセシビリティ活動アクセシビリティに関する仕様は、W3C の中の WAI (WebAccessibility Initiative) というワーキンググループが中心となって策定している。 •  WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) •  WAI-ARIA (Accessible Rich Internet Application) •  WAI-AGEこのうち、JIS X8341-3:2010 のベースとなる、いわば「アクセシビリティの基本指針」をまとめたものが「WCAG」。
  • 8. W3C が策定した勧告「WCAG 2.0」「WCAG」(Web Content Accessibility Guidelines) とは、W3Cの中の、Webアクセシビリティを専門に扱う「WebAccessibility Initiative (WAI)」が定めているガイドライン。現行版「2.0」は2008年12月に勧告。WCAG 2.0  必要に応じて随時 W3C がアップデート (改訂) する。 本文 解説書 実装方法集 クイック Understanding Techniques for リファレンス WCAG 2.0 WCAG 2.0 How to Meet WCAG 2.0
  • 9. W3C が策定した勧告「WCAG 2.0」WCAG 2.0 本文http://www.w3.org/TR/WCAG20/ - Perceivable (認知できること) - Operable (操作できること - Understandable (理解できること) - Robust (堅牢であること)これら4原則の下に計12のガイドラインがあり、さらに個々のガイドラインの下に達成基準 (等級 A, AA, AAA) が設けられている。
  • 10. W3C が策定した勧告「WCAG 2.0」解説書 (Understanding WCAG 2.0)http://www.w3.org/TR/UNDERSTANDING-WCAG20/WCAG 2.0 本文の規定について、具体的な解説が記されている。実装方法集 (Techniques for WCAG 2.0)http://www.w3.org/TR/WCAG20-TECHS/WCAG 2.0 の規定を満たすための、実装技術について解説している。クイックリファレンス (How to Meet WCAG 2.0)http://www.w3.org/WAI/WCAG20/quickref/WCAG2.0 本文の規定を、達成基準レベル (A, AA, AAA) に応じて参照することができる。
  • 11. JIS X8341-3:2010正式名称高齢者・障害者等配慮設計指針 − 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス − 第3部:ウェブコンテンツ入手方法(財) 日本規格協会のサイトから購入可能 http://www.jsa.or.jp/ 冊子またはPDFファイル形式。 (どちらも、3,150円)
  • 12. JIS X8341-3:2010改訂の背景- W3C/WAIとの協調。旧版 (JIS X8341-3:2004) の成果をWCAG 2.0 に反映したり etc.- JIS X8341-3 を WCAG 2.0 ベースで改訂することによって、国際基準と同等のスタンダードを利用できる。-  WCAG2.0 の特長を活かして、「テスタブルな」(検証可能な) アクセシビリティ規格にできる。
  • 13. JIS X8341-3:2010JIS X8341-3:2010 の課題- ベースとなるWCAG 2.0 は「規格」としては完成度が低い。- 内容が抽象的 (具体的には別途、関連文書を参照する必要がある)。- INSTAC (情報技術標準化研究センター:JISを策定する「財団法人日本規格協会」のセクション) は規格を作る団体で、関連文書は作れない。- 日本の支援技術固有の問題により Techniques for WCAG 2.0 の適用には注意が必要である (たとえば、longdesc の読み上げなど)。上記の課題解決のため、WAIC (ウェブアクセシビリティ基盤委員会)を発足。http://www.ciaj.or.jp/access/web/
  • 14. JIS X8341-3:2010 必要に応じて随時 W3C がアップデート(改訂)する。JIS X8341-3:2010 本文 (規格票) WCAG 2.0 解説書 WCAG 2.0 実装方法集 クイック Understanding Techniques for リファレンス WCAG 2.0 WCAG 2.0 How to Meet WCAG 2.0 この部分を、WAIC が翻訳提供する
  • 15. JIS X8341-3:20101.  適用範囲2.  引用規格3.  用語及び定義4.  ウェブコンテンツのアクセシビリティ達成等級5.  一般的原則6.  ウェブアクセシビリティの確保・向上に関する要件7.  ウェブコンテンツに関する要件8.  試験方法付属書A (参考) この規格を満たすウェブコンテンツ技術及びその実装方法の選び方付属書B (参考) WCAG 2.0 との整合性付属書C (参考) JIS X8341-3:2004 と JIS X8341-3:2010 との比較付属書D (参考) 参考文献
  • 16. JIS X8341-3:20107. ウェブコンテンツに関する要件具体的なアクセシビリティ規定が記述されている、JIS X8341-3:2010 におけるメインのセクション。各箇条番号の頭の「7」を除けば、WCAG 2.0 の「原則」「ガイドライン」「達成基準」と一致する。関連文書 (「WCAG 2.0 解説書」および「WCAG 2.0 実装方法集」) と併せて読む必要がある。WAIC (ウェブアクセシビリティ基盤委員会) のサイトで、日本語訳が用意されている。http://www.ciaj.or.jp/access/web/docs/wcag2/understanding.htmlhttp://www.ciaj.or.jp/access/web/docs/wcag2/techs.html達成基準の意図、ユーザーのメリット、達成事例、実装方法、不適合事例、といった点に着目して読むとよい。
  • 17. JIS X8341-3:2010「達成基準」の考え方。達成基準「AAA」を完全に満たす、というのは、推奨されていない。(非現実的だし、すべての「AAA」を実現すると矛盾が出たりする。)現実的な対応としては:- 少なくとも達成基準「A」はすべて満たす姿勢で。-  アクセシビリティを重視しているという姿勢を示すなら、「AA」をを満たすことを目指すのもよい。- 一部、可能であれば、「AAA」を満たす事項があるとよい。
  • 18. JIS X8341-3:20108. 試験方法 ポイント - 試験の範囲の決定 (ウェブページ単位 / ウェブページ一式単位) -  「ウェブページ一式単位」で試験する際の対象選択方法の決定 -  実装チェックリストの作成 -  達成基準チェックリストの作成 試験の「合格の度合い」の表現 - 適合 (JIS Q 1000に則った厳密な試験プロセスを経る必要がある) - 準拠 (←恐らくここを目指すのが現実的) - 配慮 * WAIC より「試験実施ガイドライン」が公開されているので併せて参照のこと。 http://www.ciaj.or.jp/access/web/docs/jis2010-test-guidelines/
  • 19. アクセシビリティサポーテッドWCAG 2.0 および JIS X8341-3:2010 の中で使われている用語。英語表記は、 Accessibility Supported 。 -  Webコンテンツ自体が、標準仕様 (WCAG 2.0 や JIS X8341-3) で 定められたアクセシビリティに優れた方法で制作されていて ; - ユーザーエージェント (Webブラウザなど) や支援技術 (スクリーン リーダーや音声ブラウザなど) がそのアクセシブルな制作物 (コンテン ツ) を理解、解釈、出力できて ; - ユーザーがWebコンテンツをアクセシブルに利用することができる。コンテンツ側の実装技術と、ユーザーエージェント/支援技術側の対応状況の折り合いがついて、初めてアクセシビリティが実現する、という考えかた。
  • 20. ありがとうございました @caztchahttp://website-usability.info/