印刷物へのカーボンフットプリント活用について

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印刷物へのカーボンフットプリント活用について

  1. 1. カーボンフットプリント(CFP)を 自治体の印刷物へ活用するための提案 ー 「印刷物のグリーン調達」による脱温暖化を目指して ー 清水宏和 博士(学術) 清水印刷紙工株式会社 代表取締役社長 早稲田大学環境総合研究センター 客員主任研究員ISO130 (印刷技術) WG11 (印刷物の環境影響評価) エキスパート(タイ王国)
  2. 2. CFPとは? CFPの概略CFP(カーボンフットプリント)とは, Carbon Footprint ofProductsの略称で, 商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して, 商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです. LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を活用し, 環境負荷を定量的に算定します.事業者と消費者の間でCO2排出量削減行動に関する「気づき」を共有し, 「見える化」された情報を用いて, 事業者がサプライチェーンを構成する企業間で協力して更なるCO2排出量削減を推進すること.「見える化」された情報を用いて, 消費者がより低炭素な消費生活へ自ら変革していくことを目指します. <(社)産業環境管理協会WEBサイト参照:http://www.cfp-japan.jp> 2
  3. 3. 世界のCFP普及状況は?世界各国で進展するCFP<(社)産業環境管理協会WEBサイト参照:http://www.cfp-japan.jp> 3
  4. 4. CFPに取り組む理由は? CFP利活用の目的1.印刷物の使用者(住民)に対し,日々の生活の中で目にする区の配布物(印刷物)にCO2を表示することで脱温暖化への行動を誘発させ,ライフスタイルの低炭素化を促進2.印刷会社は生産における”ホットスポット=環境負荷の高いポイント”を見つけ出し,資材の改良や生産方法の改変などをサプライチェーンのなかで改善を継続することにより脱温暖化を志向3.他の自治体では未だ一般化されていない”自治体印刷物へのCFPロゴの展開”を逸早く導入し,環境政策において先進的であることを内外に訴求しイメージ向上を推進 4
  5. 5. 印刷物のCFPとは?印刷物のCO2算定フロー<(社)産業環境管理協会WEBサイト参照:http://www.cfp-japan.jp> 5
  6. 6. 印刷物のCFPとは? (cont’d) 印刷物のCO2算定フロー1- 2-UV UV7C+ ( ) 5- 3- ( , (+) )FSC (-) ( , ( ) 4- ( ) ) CtP 6
  7. 7. 印刷サービスのCO2算定手法は? Printing-Goes-Green CLOUD (通称PGG CLOUD:印刷サービスCO2算定ソフトウエア)の運用調達・生産・配送・消費・廃棄/リサイクルの各段階のCO2発生量を規定のルールに従って算定が可能 7
  8. 8. CFPの印刷物への適用事例は?会社案内(A4サイズ・16ページ・2000部) 8
  9. 9. CFPの印刷物への適用事例は? (cont’d)会社案内(A4サイズ・16ページ・2000部)のCO2算定 800 kg-CO2e 2000部 0# 項目 kg-CO2e % 7001 紙 480.950 60.4 6002 インキ 25.845 3.2 5003 印刷版 60.675 7.6 4004 水及び添加剤 0.000 0.0 3005 デザイン NA NA 2006 印刷 111.676 14.0 1007 製本 12.934 1.6 中綴じ(16P)2000部 08 配送 67.024 8.4 紙 インキ9 廃棄・リサイクル 37.111 4.7 印刷版 水添加剤 デザイン 印刷 合計: 796.215 100.0 製本 配送 1部あたり: 0.398 - 廃棄・リサイクル 9
  10. 10. CFPの印刷物への普及は? 日本水なし印刷協会の挑戦1.水資源使用しない”水なし印刷”による印刷物づくりとCFPとのコラボレーションを推進するため,2012年9月に「水なし印刷による印刷物PCR(Product Category Rule)」を策定,認定済み2.毎年開催されるエコプロダクツ展に継続出展し,”環境にやさしい”という定性的な表現から一歩踏み込んだ共通CFPロゴ付きのパンフレット(会員7社合同)を発表3.環境配慮印刷で先端をいく会員50社に対しPGG-CLOUDを弊社が無償公開し,印刷サービスのCO2算定をベースとしたカーボンオフセット事業により2313トン(2013.03.24現在)をオフセット済み 10
  11. 11. ご提案 印刷物へのCFPロゴの付与及び水なし印刷への切り替え1.自治体で作成される印刷物の類型化(名刺・封筒・パンフなど)し,取り組みを集中的に行う品目を選択2.自治体で作成される印刷物のCO2排出量をシュミレーション,削減に向けた取り組みを検討3.環境特性(CO2削減)と経済特性(コストダウン)の双方についてバランス良く検討4.類型別にCFPの表示方法を検討(グラフや説明書きの入れ方を印刷物の大きさにより検討)5.試行的に幾つかの印刷物でトライアル 11
  12. 12. 清水宏和 経歴    早稲⽥田⼤大学系属早稲⽥田実業学校中学部・⾼高等部を卒業後,1990年年  早稲⽥田⼤大学教育学部教育学科社 会教育専修を卒業,  1992年年⽶米国  ダラス⼤大学⼤大学院経営学修⼠士(MBA,マーケティング・リサーチ 専攻)を修了了.2012年年  早稲⽥田⼤大学⼤大学院  環境・エネルギー研究科  博⼠士後期課程(永⽥田勝也研究 室)を修了了.博⼠士(学術).研究テーマは,“Environmental  improvement  methods  for   Printing  Service  by  utilizing  multilateral  LCA  approaches”(原⽂文は英⽂文,和⽂文タイトルは『印 刷サービスにおけるLCAを活⽤用した環境配慮⼿手法の構築に関する研究』).2009年年  第6回  LCA⽇日 本フォーラム会⻑⾧長賞,2010年年  ⽇日本印刷学会  論論⽂文賞など受賞.専⾨門分野は印刷サービスにおける UV硬化技術とLCA(ライフサイクルアセスメント).2010年年よりタイ王国  国⽴立立チュラルンコン⼤大 学理理学部イメージング・プリンティング学科と印刷サービスの環境影響評価の共同プロジェクトを 始め,現在では同校において修⼠士論論⽂文指導を⾏行行っている. 欧⽂文印刷株式会社(92年年〜~94年年)を経て,先代社⻑⾧長である第⼆二代  栄太郎郎社⻑⾧長の急逝に伴い1994年年   清⽔水印刷紙⼯工株式会社の代表取締役社⻑⾧長に就任,現在に⾄至る.2012年年4⽉月より早稲⽥田⼤大学環境総合 研究センター  客員主任研究員に嘱任される. 総合資源エネルギー調査会総合部会  電⼒力力需給検証⼩小委員会,  ⽇日本商⼯工会議所  中⼩小企業政策専⾨門委 員会,⽇日本商⼯工会議所  エネルギー・原⼦子⼒力力政策に関する研究会,東京商⼯工会議所  環境委員会, ISO130(Graphic  Technology)WG11(Environmental  impact  assessment  of  printed   matters),等各種委員会委員及びエキスパートを務める. 1967年年⽣生まれ,妻・⻑⾧長男・次男と⺟母の5⼈人家族.⽂文京区在住. 12

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