MEDLINE収録の日本の医学系雑誌       の電子化状況と     そのインパクトの変化               林 和弘    (日本化学会、科学技術政策研究所)                   研究成果報告会	「オープンアクセ...
■ 対象MEDLINE収録誌	     ‒ MEDLINEの採択基準をクリア	     ‒ PubMedを通じ、世界に開かれている	     → 一定のクオリティとビジビリティ			医学中央雑誌と比較	     	     	         ...
■電子化状況の調査方法■162誌を、医学中央雑誌刊行会が保有するリン ク情報と照合。結果、133誌のリンク情報が判明■残り29誌は、発行元のホームページを調査   ※ 162誌中、医中誌に収録されていないのは、    「Bioscience t...
■ 162誌の調査結果:言語日本語のみで発行されている雑誌が3割ある■ 162誌の調査結果:発行元の属性  「学会」「大学」「その他研究機関」で9割                         4
■ 162誌の調査結果:電子化状況■162誌中、149誌(93%)が電子化されている。    医中誌収録誌(カレント)は、3,052誌中、1,193誌  (39%)が電子化。大きな差がある。MEDLINE収録 国内医学雑誌162   医中誌収録...
■ 149誌のプラットフォーム:国内か海外か  149誌の電子ジャーナルプラットフォーム  の国内外内訳は、海外が26%、国内が74%■ 国内プラットフォーム110誌の内訳              ■J-STAGEまたは           ...
■ 海外プラットフォーム39誌の内訳海外プラットフォームの内訳∼ Springer が7割    インパクトの解析                              13                                 ...
■ インパクトファクター値概況■162誌中、トムソン・ロイターのScience CitationIndexに収録され、IFを持つ雑誌は62誌■62誌のIFの平均値は 1.42、中央値は 1.28 順位       IF             ...
■ 国内プラットフォーム37誌の内訳                        ■32誌がJ-STAGE                        ■「その他」3誌                         ・Acta medic...
■プラットフォーム別のIF          IF	  海 外プラットフォーム 43.5 32.5 2                                                        •  海外プラットフォーム25...
■2009年登載の論文誌を遡った結果                        IF2000     IF2003        IF2006       IF2009 2000-2009根岸調査 世界                  2...
■オープンアクセス化状況とプラットフォーム                All            国内          海外OA            34 54.8%        33 94.3%     1  3.7%要購読   ...
■「MEDLINE収録の日本の雑誌」とは■ 「place of publication」の決め方∼NLMに質問	(返信メール)	 The place of publication is determined by the catalogingd...
■MEDLINE登載で、IFを持つ発行国が日本以外の雑誌•  医中誌採録誌と比較     Title                                   発行学会、組織名         発行国           EJ 1  ...
謝辞•  医学中央雑誌 ‒ 松田真美、黒沢俊典•  根岸正光 国立情報学研究所名誉教授•  トムソン・ロイター社                       28                            15
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Analysis of medical journals published by Japan included in MEDLINE: Its Trend and Impact

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林 和弘、”MEDLINE収録の日本の医学系雑誌の電子化状況とそのインパクトの変化”, 研究成果報告会「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーション」平成20-22年度科学研究費補助金基盤研究(B) (2011年2月5日)

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Analysis of medical journals published by Japan included in MEDLINE: Its Trend and Impact

  1. 1. MEDLINE収録の日本の医学系雑誌 の電子化状況と そのインパクトの変化 林 和弘 (日本化学会、科学技術政策研究所) 研究成果報告会 「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」 平成20-22年度科学研究費補助金基盤研究(B) 2011年2月5日(土)13:00-17:00 ■ 背景と目的•  1990年代後半から始まった論文誌の電子ジャーナル化によ る研究者の情報流通環境の変化 •  電子ジャーナル化とインパクトの調査分析は、日本ではま だ少ない •  学術統計情報の取り扱いの注意と雑誌の多様性  ‒  雑誌の評価には一定のクラスタリングが必要 •  医学分野では、PubMed検索から電子ジャーナルの論文を 読む情報収集習慣が定着 •  今回日本の医学系論文誌の動向とインパクトをみることに ‒  日本:雑誌の性格がつかみやすい ‒  医学中央雑誌の存在:日本誌の状況が確認しやすい 1 1
  2. 2. ■ 対象MEDLINE収録誌 ‒ MEDLINEの採択基準をクリア ‒ PubMedを通じ、世界に開かれている → 一定のクオリティとビジビリティ 医学中央雑誌と比較 2 ■「MEDLINE収録の日本の雑誌」の抽出■ 「JournalDatabase」にて、以下の条件で検索 「Place ofPublication」 が「Japan」 「Currently indexed in MEDLINE」   ー> 162件ヒット (2010年8月現在) 2
  3. 3. ■電子化状況の調査方法■162誌を、医学中央雑誌刊行会が保有するリン ク情報と照合。結果、133誌のリンク情報が判明■残り29誌は、発行元のホームページを調査   ※ 162誌中、医中誌に収録されていないのは、    「Bioscience trends」                   「Food and nutrition bulletin」など7誌のみ。   言語、発行元、電子化割合 5 3
  4. 4. ■ 162誌の調査結果:言語日本語のみで発行されている雑誌が3割ある■ 162誌の調査結果:発行元の属性 「学会」「大学」「その他研究機関」で9割 4
  5. 5. ■ 162誌の調査結果:電子化状況■162誌中、149誌(93%)が電子化されている。    医中誌収録誌(カレント)は、3,052誌中、1,193誌  (39%)が電子化。大きな差がある。MEDLINE収録 国内医学雑誌162 医中誌収録誌 (カレント誌) 3,052 誌の電子化状況 誌の電子化状況 電子化されている149誌の分析 9 5
  6. 6. ■ 149誌のプラットフォーム:国内か海外か 149誌の電子ジャーナルプラットフォーム の国内外内訳は、海外が26%、国内が74%■ 国内プラットフォーム110誌の内訳 ■J-STAGEまたは Journal@rchiveが63 誌と最多 ■「その他」21誌 ・HPで独自公開(17) ・MedicalFinder(2) ・PierOnline (1) ・Medical e-hon (1) 6
  7. 7. ■ 海外プラットフォーム39誌の内訳海外プラットフォームの内訳∼ Springer が7割 インパクトの解析 13 7
  8. 8. ■ インパクトファクター値概況■162誌中、トムソン・ロイターのScience CitationIndexに収録され、IFを持つ雑誌は62誌■62誌のIFの平均値は 1.42、中央値は 1.28 順位 IF 誌名 1 3.594 Plant & cell physiology 2 3.048 Journal of atherosclerosis and thrombosis 3 2.909 Journal of gastroenterology Circulation journal : official journal of the 4 2.692 Japanese Circulation Society Gastric cancer : official journal of the 5 2.614 International Gastric Cancer Association and the Japanese Gastric Cancer Association 6 2.568 Cell structure and function 7 2.547 Journal of human genetics 8 2.544 Drug metabolism and pharmacokinetics 9 2.28 Development, growth & differentiation■ 10 2.176 Journal of pharmacological sciences 62誌のプラットフォーム:国内か海外か■25誌(40%)が海外、37誌(60%)が国内 40% 26% 60% 74% MEDLINE収録、かつIFを持つ国内医 MEDLINE収録 国内医学雑誌162誌 学雑誌62誌のプラットフォーム のプラットフォーム 8
  9. 9. ■ 国内プラットフォーム37誌の内訳 ■32誌がJ-STAGE ■「その他」3誌 ・Acta medica Okayama   (岡山大学医学部) ・Food and nutrition bulletin   (United Nations University)  ・Japanese journal of        infectious diseases   (国立感染症研究所)■ 海外プラットフォーム25誌の内訳海外プラットフォーム25誌 海外プラットフォーム39誌(MEDLINE収録、かつIFを持つもの) (MEDLINE収録)の内訳の内訳 9
  10. 10. ■プラットフォーム別のIF IF  海 外プラットフォーム 43.5 32.5 2 •  海外プラットフォーム251.5 誌のIF平均値は 1.512 10.5 0 •  J-STAGE 32誌のIF平均値 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 は1.428 IF  J-­‐STAGE •  医学系のトップジャーナ 43.5 ルのIFが30以上であるこ 32.5 とを考えると、ほとんど 21.5 差は無い 10.5 0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 18■ 1993年の調査との比較■ 1993年当時、MEDLINEとトムソン・ロイターDB双方に収録されていた日本の雑誌は35誌、IFの平均値は 0.649、中央値は 0.45 であった。(深川光郎、吉田幸子:MEDLINE収録誌を対象としたインパクト・ファクターの分析、医学図書館、1996、43(1)、P.87-93) MEDLINEとトムソン・ロイター DB双方に収録される国内医 IF平均値 IF中央値 学雑誌 1993年 35誌 0.649 0.45 2009年 62誌 1.42 1.28 10
  11. 11. ■2009年登載の論文誌を遡った結果 IF2000 IF2003 IF2006 IF2009 2000-2009根岸調査 世界 2.451 2.616 2.751 3.020 123.2%根岸調査 日本誌 0.858 0.878 1.020 1.247 145.3%本調査日本誌all 0.807 0.896 1.139 1.419 175.8%海外PF 1.029 1.099 1.339 1.512 147.0%国内PF 0.696 0.795 1.038 1.356 194.7% J-STAGE 0.754 0.846 1.113 1.428 189.4% J-STAGE以外 0.381 0.489 0.514 0.895 234.9%誌数 39 42 48 62 PF:プラットフォーム *根岸調査 第8回 SPARC Japanセミナー2010 「世界における 日本の論文/日本の学術誌 のインパクト」 「日本の学術論文と学術雑誌の位置付けに関する計量的調査分析‐日 本の論文の『海外流出率』の動向を中心として」 http://www.nii.ac.jp/ sparc/event/2010/20110203.html 20■国内PF電子化によるビジビリティの向上 1.600   1.500   1.400   1.300   海外PF 1.200   国内PF 1.100   J-­‐STAGE 1.000   本調査日本誌all 0.900   0.800   根岸調査 日本誌全体 0.700   PF:プラットフォーム 0.600   IF2000 IF2003 IF2006 IF2009 11
  12. 12. ■オープンアクセス化状況とプラットフォーム All 国内 海外OA 34 54.8% 33 94.3% 1 3.7%要購読 28 45.2% 2 5.7% 26 96.3%計 62 35 27 All 要購 国内 海外 OA 読 4% 6% 要購 要購 読 OA OA 読 45% 55% 94% 96% 22 Place of Publication 23 12
  13. 13. ■「MEDLINE収録の日本の雑誌」とは■ 「place of publication」の決め方∼NLMに質問 (返信メール) The place of publication is determined by the catalogingdepartment when they create a record for a journal that weindex.・・・ the information concerning the place of publication isobtained from the journal itself. It might be on the cover, ormore commonly, it is found on an interior page. Thisinterior page may be the table of contents or the pageprovides the editorial information.”    (David Gillikin, Chief, Bibliographic Services Division, NLM)■「MEDLINE収録の日本の雑誌」とは (抄訳) •  「The place of publication」は、索引対象誌の recordを作成するカタロギングセクションによ り定められる。」 •  「the place of publication」を定めるための情報 は、雑誌自体ー表紙・目次・ editorial informationー などより得る。」  →NLMの担当者が判断し、人為的に決められてい るので、今回はこれを基準として採用とした。 13
  14. 14. ■MEDLINE登載で、IFを持つ発行国が日本以外の雑誌•  医中誌採録誌と比較 Title 発行学会、組織名 発行国 EJ 1 Cancer Science 日本癌学会 England Wiley 2 Hypertension Research 日本高血圧学会 England Nature 3 Journal of Biochemistry 日本生化学会 England OUP 4 Parasitology International 日本寄生虫学会 Netherlands Elsevier 5 Pathology International 日本病理学会 Australia Wiley 6 Japanese Journal of Clinical Oncology 国立がん研究センターから独立 England OUP 7 Psychogeriatrics 日本老年精神医学会  England Wiley 8 International Journal of Hematology 日本血液学会 US Springer 9 Heterocycles 日本複素環化学研究所 Netherlands 自サーバー10 The Journal of Dermatology 日本皮膚科学会 England Wiley11 Pediatrics International 日本小児科学会 Australia Wiley 26■ まとめ•  MEDLINE収録の日本医学誌の特徴 ‒  日本語だけの論文が3割、商業出版社発行が1割程度 ‒  電子化率が高い(対非収録、対科学誌全体) •  MEDLINE収録の日本誌電子ジャーナルの特徴  ‒  国内はJ-STAGE、国外はSpringerの比率が高い •  インパクト分析 ‒  1996年と比較して日本誌のIF値は倍増近く、全体からみても伸び率 が良い ‒  日本PFからの発信の伸び率が良い •  OA化分析 ‒  日本PFはほとんどOA,海外PFはほとんど要購読 日本PF誌の伸び 率に影響を与えたか? •  日本誌の基準の置き所には注意が必要 27 14
  15. 15. 謝辞•  医学中央雑誌 ‒ 松田真美、黒沢俊典•  根岸正光 国立情報学研究所名誉教授•  トムソン・ロイター社 28 15

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