統計解析ソフトMinitab 17による信頼性解析を紹介します。2種類の電源コードの信頼性を解析する事例を通して、それらの信頼性をMinitab 17でどのように比較するかを紹介します。 Minitab 17の製品情報やセミナー情報はこちら http://www.kke.co.jp/minitab/

1. 株式会社 構造計画研究所
スタッフ
株式会社 構造計画研究所
スタッフ
による
信頼性解析

2. 信頼性解析とは
品質を示す最も基本的な指標は、製品の交換や修復が必要になるまでにど
の程度の期間持ち堪えるかという情報 信頼性 です。
例えば、製品の信頼性を解析すると以下のことができます。
• 製品の寿命特性を知る
• 修復可能システム 故障した部品が交換ではなく、修理されるシステム の
平均保守コストや修理回数の推移を予測する
• 複数の故障原因に起因する故障時間を予測する

3. ストーリー
タービンアセンブリ用のエンジン巻揚部品を製造する会社で働い
ています。
エンジンの巻揚部品は、高温になると腐食が異常に早まることが
あります。 ℃と ℃の つの温度におけるエンジン巻揚部品
の故障時間を調べることにしました。

4. 試用版 ダウンロード
データ
サンプルデータ ダウンロード
• 温度 部品に ℃のストレスをかけた寿命
• 打ち切り 温度 に対する打ち切り情報
• 温度 部品に ℃のストレスをかけた寿命
• 打ち切り 温度 に対する打ち切り情報

5. 操作
メニューから、統計 信頼
性 生存時間 分布分析 右
打ち切り パラメトリック
分布分析 を選択

6. 操作
変数に 温度 と
温度 を入力
打ち切りボタンを
クリック

7. 操作
打ち切り列を使用する の
枠内に、 打ち切り と
打ち切り を入力
打ち切りの値に と入力
（テキスト値の場合、
ダブルクォーテーションで
囲むこと）
をクリック

8. 操作
グラフボタンをクリック

9. 操作
生存プロット、累積故障プ
ロット、ハザードプロット
にチェック
各画面で をクリック

10. 結果の解釈
確率密度曲線
データが特定の分布にどの程度当て
はまっているか データ点が予測線
にどの程度沿っているか を評価し
ています。
今回の場合、ワイブル分布への当て
はまりが分かります。 ワイブルプ
ロットと呼ばれるグラフです

11. 結果の解釈
確率密度曲線
各部品のデータ点は、それぞれの中
心線 平均的な予測線 に沿っているこ
とから、データはワイブル分布によ
く当てはまっていると考えられます。
形状パラメータを見ることで、これ
らの部品がどのような寿命特性をも
つものなのか判断することができま
す。

12. 結果の解釈
生存曲線
ある時点まで故障していない製
品の割合を表す曲線です。
今回の場合、 ℃のストレス下
にある部品の方が寿命が長いと
予測されます。

13. 結果の解釈
累積故障曲線
ある時点までに製品が故障する
割合を表す曲線です。
今回の場合、 ℃のストレス
下にある部品の方が故障が多く
なると予測されます。

14. 結果の解釈
故障率曲線
ある時点での故障率を表す曲線
です。
今回の場合、 ℃の温度スト
レス下で腐食が早くなることが
確認できます。
ただし、 時間を超えたあた
りから、 ℃のストレス下にあ
る部品の方が故障率が高くなる
と予測されます。

15. まとめ
• 高温下で故障率が高くなるのは間違いなさそうです。
• ただし、使用時間が長くなる 約 時間以上 と、 ℃の温度ス
トレス下の部品の方が故障率が高くなっています。

16. 株式会社 構造計画研究所 スタッフ
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