09N1115   藤山拓哉
私は今回のインターンシップで神田に事務所を持つ OpenA という設計事務所に行ってきた。OpenA は馬場正尊さんという方が代表取締役をなさっていて、メンバーの人数が全員合わせて9人という非常に小規模な設計事務所である。しかしその人数からは考...
この住宅は実際に施主がいるわけではなかったが、いずれ施主に説明するときのプレゼンテーション用なのできれいに作ってほしいとのことだったので、軸組模型を作るのが初めてといっても過言ではない自分にとってはすごく大変ではあったが、模型を作ることで実際の...
やり方は、それぞれ挙げられている公共空間(役所・学校・図書館・地方空港・バスターミナル・公園・駅・百貨店・道路・港湾・河川・ビーチ・公民館)について今の状態ではどういうところがいけないのかという阻害要因を考え、それを打ち破るアイデアを考え A4...
方に驚きつつ、自分のアイデアがその本に載るかもしれないと考えると、もっと頑張ってアイデアを出してやるという気になった。 最後に関わったプロジェクトは実際にオーナーから依頼を受けたリノベーションのプランを考えるというものであった。自分なんかが任さ...
共用廊下                  玄関           W.C.                              DK        浴室           和室4.5帖                        ...
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  1. 1. 09N1115 藤山拓哉
  2. 2. 私は今回のインターンシップで神田に事務所を持つ OpenA という設計事務所に行ってきた。OpenA は馬場正尊さんという方が代表取締役をなさっていて、メンバーの人数が全員合わせて9人という非常に小規模な設計事務所である。しかしその人数からは考えられないほどの仕事に追われていて、暇さえあればコンペについて話し合ったりと、本当に建築が好きな人が集まっているのだというような印象を受けた。仕事は、建築設計・監理、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、都市計画、編集・執筆など多岐にわたり、特にリノベーションは OpenA を説明するうえでかかせないキーワードであるように感じた。 私は今回のインターンシップで主に3つのプロジェクトに参加させていただいた。それらの一つ一つについて写真や図面を交えて説明していく。 まず最初に『Canvas Project』というプロジェクトの模型作りをさせていただいた。このプロジェクトはまだ記憶に新しい”311”の東北地方太平洋沖地震を経て、ライフラインが止まっただけで生活ができなくなってしまうような住宅の脆弱さに疑問を感じ、これからの住宅には自律自給できることが必要であるということを提案したプロジェクトである。またこのプロジェクトでは住宅の規模で提案としては終わっておらず、そのようなミニマムな生活単位の家を自律自給できるようにすることで都市はたまた国家も自律自給できるようになっていくという展開をも提案している。建築自体はかろうじて建築である状態の家。構造体のみで断熱も壁在も床材もない。しかし、この木造軸組二階建てのシンプルな住宅に、ソーラーパネルをつけエネルギーを生み出す機構とし、雨水タンクや井戸をつくることで断水しても生活可能とし、また太陽熱温水器とガスファンヒーターをどちらも取り付けることで非常時にも柔軟に対応できるという盤石な住宅が出来上がった。
  3. 3. この住宅は実際に施主がいるわけではなかったが、いずれ施主に説明するときのプレゼンテーション用なのできれいに作ってほしいとのことだったので、軸組模型を作るのが初めてといっても過言ではない自分にとってはすごく大変ではあったが、模型を作ることで実際の木造がどのように作られるかを知ることができてとても勉強になった。また私は同席できなかったが、実際にこの Canvas House 模型を使って施主になるかもしれないひとにプレゼンテーションしたらしく、どう思われたのか少し不安に思う反面、自分の作った模型が仕事に使われることが率直にうれしかった。 次に携わったプロジェクトは、『公共空間をリノベーション』という本に載せるリノベーション案のアイデア出しである。これは馬場さんが書かれた『都市をリノベーション』の中の公共空間に特化して再び出版する本で、現在の公共性を失っている公共空間をどのようにリノベーションしたらより豊かな公共空間を生み出すことができるか、そのアイデアを提案するというものである。例えば今の役所はカウンターを境に市民と行政が断絶している。このカウンターを丸テーブルにすればまるでカフェで話しているような感覚になり役所空間はより市民に開放的になるのではないかという提案がある。
  4. 4. やり方は、それぞれ挙げられている公共空間(役所・学校・図書館・地方空港・バスターミナル・公園・駅・百貨店・道路・港湾・河川・ビーチ・公民館)について今の状態ではどういうところがいけないのかという阻害要因を考え、それを打ち破るアイデアを考え A4 のコピー紙にアイデア名とラフスケッチと説明を書いて、そのアイデアをたくさんストックしていくというものだった。このプロジェクトはインターンシップの間中暇あれば考え、家に帰る電車の中でふと思いつくこともあった。私が出したアイデアはおそらく5,60あったと思うが、残念ながらそれらの紙は事務所においてきたので手元に残らなかった。ただ自分がラフスケッチで終わらせずレポートにまとめたものは手元にあるので、アイデアの一つとして紹介したい。これは地元の駅前の歩道橋が全く使われてないことに疑問を感じて、何かリノベーションして歩道橋の有効活用はできないものかと考えたものである。左上で現状の問題点を述べていて、右上にはリノベーションのアイデアが書かれている。簡単に説明すると、今の歩道橋は交通整備が進み横断歩道もあるため存在価値が希薄になっている。さらに歩道橋下に放置自転車が溢れかえり歩道空間が狭くなり危険と隣り合わせである。そもそも歩行者優先の交通ルールを完全に無視した必要のないものである。これらの阻害要因を、歩道橋の上に駐輪場を作ることで解決しようというアイデア。また歩道橋は錆による老朽化が進み危険も多いため、駐輪代で集まったお金をランニングコストに回すことで経済の循環も考えた。この仕事を通して改めて公共空間とは何かということを考え、広い視野が持てるようになった。また本ができる工程を初めて見て、今まで考えてもみなかった本の作られ
  5. 5. 方に驚きつつ、自分のアイデアがその本に載るかもしれないと考えると、もっと頑張ってアイデアを出してやるという気になった。 最後に関わったプロジェクトは実際にオーナーから依頼を受けたリノベーションのプランを考えるというものであった。自分なんかが任されてしまっていいものなのかと戸惑ったが、自分が考えたプランを参考にするということを言っていたので、もし友達の家に遊びに行ってこういう間取りだったら楽しいだろうなということを考えてプランを考えていった。部屋はおよそ5,000×8,000の40㎡で既存のプランも単調なものであった。3時間だけ与えられて3案考えてと言われ、大急ぎで書いたのが下の3案である。そしてベクターで書いた図面が下の図面である。
  6. 6. 共用廊下 玄関 W.C. DK 浴室 和室4.5帖 洋室 押入 和室6.0帖 押入 バルコニー 既存プラン 共用廊下 共用廊下 玄関 玄関 W.C. W.C. 浴室 浴室 収納 収納 キッチン 本棚・キッチン棚 本棚・キッチン棚1.5帖シアター 棚 1.5帖シアター 棚 壁にかけてあるダイニ ングキッチンと椅子 バルコニー バルコニー 案① 
  7. 7. 共用廊下 共用廊下 玄関 玄関 W.C. W.C. キッチン キッチン 浴室 浴室 寝室 寝室 リビング・ダイニング +450 リビング・ダイニング +450 クローゼット クローゼット ウォークイン ウォークイン クローゼット クローゼット 個室① 個室① 個室② 個室② バルコニー バルコニー 案②  共用廊下 玄関 W.C. キッチン 浴室 リビング・ダイニング 本棚クローゼット 寝室 案③ あまり予算がないということだったので、なるべく既存の壁を使いキッチンなどの水まわりもあまり動かさないように心掛けた。しかしこれを見せてから壁はすでに取り払っているということを言われ、既存の壁に着手した意味がなかったのだが、リノベーションするうえでそのようなことから考えることは大事と言ってくれたので、無駄ではなかったと感じた。自分の中では案①が一番気に入っていてキッチンを生活の中心に持っていくことで生活の質が向上するのではないかと提案した。実際にこの案を参考にしてくれたらしく、出来上がった図面を見せてもらうと、アイランド型のキッチンが玄関に入ってすぐのところに配置され、案①で玄関に入って左側のところを住み手がカスタマイズできる空間としていたのをヒントにその場所を収納にして全く新しいプランが出来上がっていた。確かに朝風呂に入って着替えてそのまま家を出たり、帰ってきて買い物袋をそのままキッチンに置いたりするシーンは容易に想像がつく。 どのプロジェクトもとても勉強になるものであった。

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